なぜ、グルメな人なのに、新しくオープンした飲食店には行かないのか?

こんにちは、小松由和(@komaty)です。

 

あなたは会社や自宅の近くに新しくオープンした飲食店に行きたいと思うタイプですか?

 

私はあまり行きたいとは思いません。

 

もちろん、「どういう味なんだろう?」「あまりないコンセプトだしどういう料理があるんだろう?」など興味はそそられますが、飲食店経営者として飲食店の裏事情を知っているので、新しくオープンした飲食店に積極的に行くことはありません。

 

私はグルメなわけではなく、飲食店の裏事情を把握しているから積極的に行かないわけですが、

 

グルメな人でも、新しくオープンした飲食店には行かないようにしている人もいます。

それはなぜか?

 

その理由について、今回はご紹介したいと思います。

今回の情報を良い飲食店を見分けるためのヒントにしてもらえたら幸いです。

なぜ、グルメな人なのに、新しくオープンした飲食店に行かないのか?

あなたの周りにも、「新しい店ができると必ず行ってみる」という人っていますよね。

その人が、新しい体験ができる、新鮮な経験ができる、といった欲求のもとに行動していたり、ブログでグルメ情報を発信するため、飲食店の情報通になりたい、など独自の目的があればまったく問題ありません。

 

しかし、もし「美味しい料理」や「コストパフォーマンスの良い飲食店」「良い飲食店」を探すために、新しい飲食店に次々と行っているとしたら、それは非常に効率が悪い行動と言わざるをえません。

 

「良い飲食店を探すには、新しいお店も含めて次々と行くのが手っ取り早い」と思うかもしれませんが、非常に効率が悪いと断言するのはなぜなのか。

 

新しいお店は欠点だらけ?

お店の状況、環境によって、期間の度合いは様々だと思いますが、基本的に新しいお店は欠点が多く、100%のサービスを提供できるお店はないと思います。(チェーン店も含めて)

機械やロボットだけで提供するようなお店が出てきたら話は別ですが、人が介在する飲食店であれば、新しい場所で100%のサービスを提供できる人はいません。

どんな経験を積んだシェフだとしても、オープン初日の提供した料理やサービスよりも、数日、1ヶ月、半年、1年、経験した時点で提供する料理やサービスの方がオープン当初よりも高いパフォーマンスが発揮できるでしょう。

 

要は、慣れるからです。設備、オペレーション、等々、やりながら改善点があれば改善していきます。

さらには、多くの場合、新しくオープンしたお店は、物珍しさからの来店が多く、たいていの場合混んでいます。

慣れない環境の中、多くの来店するお客さんがいて、飲食店が本来発揮できるパフォーマンスを100%発揮することがはたして可能なのか。

オペレーションがマニュアル化されているチェーン店だとしても、慣れるまでは当然バタバタですよね。

 

新しくオープンした飲食店に行かない方がよい理由の1つは、

「新しい環境に慣れていなくて100%のサービスを提供してもらえないから」

 

これを回避するには、オープンしたての時期に行くのは避けて、チェーン店なら数日、数週間程度経った頃、個人経営や小規模店舗の場合は、数週間、数ヶ月経った頃が、オープンラッシュも落ち着いて、お店も慣れてきて高いパフォーマンスを提供してくれる可能性が高いと思います。

でも、お店に行く時期を少しずらしただけだと、まだ失敗する可能性は非常に高いです。

 

グルメな人だからこそ新しい飲食店に行かない本当の理由

「飲食店の半分は開店から2年以内に閉店する。」

「飲食店の7割は開店から3年以内に閉店する。」

「飲食店の9割は開店から10年以内に閉店する。」

と飲食業界では言われています。

飲食店は、開業率よりも廃業率の方が高い統計もあります。近年は、新規オープンするお店よりも閉店してしまうお店の数の方が多いんです。

統計調査のデータなので、地域や業種によっても誤差はあると思いますが、私の体感でも「遠からずあってるのかな」という印象です。

 

「たまに通る道にある飲食店がいつのまにか新しいお店に変わっていた」

「ついこないだできたと思ってた飲食店がもう閉店してしまった」

という経験はしょっちゅうあります。

 

つまり、閉店してしまう原因、事情は様々だと思いますが、

2年や3年で閉店してしまう可能性が高いオープンしたばかり飲食店に足を運ぶことは非常に効率が悪いのです。(確率だけで考えたら2年で2つに1つは閉店してしまう原因や欠点があるのだから)

 

だから、初めて足を運ぶなら、数年は営業している飲食店に行く方が、ハズレをひく可能性は劇的に下がると言えます。

 

5年、10年、営業し続けている飲食店には、なにかしら生き残っている理由があります。料理の味以外にも、店内の雰囲気が抜群に良いとか、マスターやオーナーのキャラが良いなど、様々な理由が。

いわゆる老舗と言われる何十年も営業している飲食店は、老舗たる理由があるのです。

 

何を目的に飲食店に行くかは人それぞれですが、

新しい飲食店に行くときは、「数年営業しているお店の中から」、自分の目的に合うお店をチョイスするのが効率の良い選択方法だと思います。

 

<飲食店の廃業情報の情報元>
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000090.000001049.html

総務省統計局:http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_toGL08020103_&tclassID=000001008300&cycleCode=0&requestSender=search

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO51907400Z10C13A2L83000/

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

 

「新しい飲食店には行くな」という流れで書いてきましたが、決して「行くな」とは思いませんし、私自身も、当然行きたい理由ができれば、新しい飲食店にも足を運ぶことはあります。

要は、無知なまま、新しい飲食店に行くのをオススメしないということです。

 

やはり気をつけるべきは、「新しいから」「目新しいから」という理由だけで、飲食店の実力を見誤り、結果としてコストパフォーマンスの悪い時間を過ごしてしまうのを避けるべき。

今回ご紹介した側面が飲食店ビジネスにはあるということを頭に入れておけば、間違った飲食店選びや、「このお店期待してたのに残念だったな〜」ということが減らせるはずです。

 

新しくオープンした飲食店に行く場合も、「過大な期待はせずに(オープン当初がそのお店の100%ではない)」、「オープンしたては慣れてないだろうから料理も待たされる可能性高いだろうし、接客も雑かもしれないな〜」と期待のハードルを下げてお店に行くことで、「オープン当初でこのパフォーマンスなら半年後はもっと楽しみなお店!」というポジティブなスタンスでとらえることができます。

 

まぁでも、それでも新しい飲食店は、ハズレをひく可能性が高いので、、

数年営業していて実績のある飲食店の中から行きたいお店を探すのがやはりオススメです。

 

参考文献

今回の内容のインスピレーションを受けた本はこちら。

マイクロソフトの日本支社の社長の経験がある著者が、たらふく美味しいご飯、高級なご飯を食べ歩いてきた経験をもとにコスパのよいご飯の紹介から、食に対しての独自の考えが展開されていて、食に興味がある人、食べることが好きな人、グルメな人におすすめな本です。

 

以上、「なぜ、グルメな人なのに、新しくオープンした飲食店には行かないのか?」でした!

それではまた!

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