小泉進次郎氏が推進する「ポリテック」とは?政治とテクノロジーを組み合わせたポリテック(Politech)の解説と参考事例。

最近、ニュースや新聞などのメディアで「フィンテック」という言葉を見かけない日はないくらいよく使われている言葉です。

「フィンテック」とは、Finance(金融)とTechnology(技術)を組み合わせた造語であり、ファイナンス・テクノロジーの略です。

 

ここ数年でアナログだった金融業界が様々なテクノロジーの導入によって、多種多様な革新的なサービスが次々と生まれています。

モバイル決済、スマホの家計簿アプリから、ロボアドバイザー投資、等々、近年登場している便利なサービスは「フィンテック」の主流と言えるでしょう。

 

「フィンテック」に続けとばかりに、農業とテクノロジーを組み合わせた「アグリテック」という言葉も農業分野のニュースではよく見かけるようになりました。

「アグリテック」とは、Agriculture(農業)とTechnology(技術)を組み合わせた造語であり、テクノロジーを活用した農業の文脈で語られることが多い言葉です。

 

「フィンテック」「アグリテック」・・・

様々な分野にテクノロジーが活用されている昨今ですが、まだまだ手つかずの分野が「政治」。

 

2018年4月29日に、幕張メッセで開催されたイベント「ニコニコ超会議」で、政治家の小泉進次郎氏が、落合陽一氏、夏野剛氏と「テクノロジーと政治の未来」というテーマで対談をしました。

その対談で、小泉氏が政治とテクノロジーを掛け合わせた「ポリテック」がこれからの政治には必要、テクノロジーはこれからの政治家において必須の勉強分野であると発言したことが注目を集めています。

 

今回は、「ポリテック」の解説と参考事例について紹介したいと思います。

ポリテックとは?

「ポリテック」とは、小泉進次郎氏が2018年4月29日の「ニコニコ超会議」の対談イベントにおいて、提唱した造語です。

イベントの約2週間前に落合陽一氏と昼食を食べた時に、ポリテックの構想を語り意気投合して、対談イベントで発表するに至ったとのこと。

 

「ポリテック」とは、Politics(政治)とTechnology(技術)を組み合わせた造語であり、ポリティクス・テクノロジーの略というわけですね。

 

なぜ「ポリテック」? テクノロジーは今後の政治において必須の勉強分野

小泉氏が「ニコニコ超会議」で語った発言の一部です。

 

「テクノロジーは無視できない大きな分野になっている。今まで政治の世界で必須の勉強分野は、外交、防衛、外交、経済、社会保障だったが、加えてテクノロジーの分野が必要になる。必ず理解しないといけない時代に入った。」

 

「”テクノロジーで何ができるのか”という観点を政治・行政の中に確実に入れ込んでいきたい。」

 

「政治とテクノロジーがあたりまえに語られる環境をつくれば、政治の世界での意思決定や執行におけるスピードを増し、コストも減る。納税者の負担をなくすことにもつながる。」

 

政治の第一線で活躍する小泉氏が、政治におけるテクノロジーの重要性を語っています。

政治の世界に限ったことではないですが、どの業界、分野においても、テクノロジーの活用は成長、改善には不可避であると言えるでしょう。

 

「ポリテック」という言葉の重要性

金融業界において、「フィンテック」という言葉が、テクノロジーに理解のない役職の偉い人にもすんなりと受け入れはじめた時期から、一気に業界全体に「フィンテック」の波が行き渡りました。

 

AIをはじめとしたテクノロジーの活用が必須のこれからの未来において重要なことは、

あらゆる業界、分野において、

「あたりまえにテクノロジーが語られること」

「テクノロジーを前提に物事を捉えること」

ではないかと、小泉進次郎氏の発言から読み取れます。

 

まだまだアナログな政治の世界においても、「フィンテック」同様「ポリテック」という言葉が先行してひとり歩きしてもいいから、テクノロジーに理解のない政治家でもあたりまえに「ポリテック」という言葉を使い始めた時には、政治にもテクノロジーを活用するのがあたりまえという空気が生まれ、日本の政治でもテクノロジーを使った改革が見れるようになるのでないでしょうか。

 

主なポリテックの参考事例

ポリテックの参考事例として小泉氏が語ったのは、農地に水路を引く土地改良の話。

米国のとある事例では、AIを使って農地でどのように水路を引けば無駄が少なく効率的に実現できるかを測定しています。

それに比べて、日本ではテクノロジーを使った計測はせずに、担当者の経験と知識による水路の工事をして年間で数千億のコストをかけています。米国のAI活用を導入したとすれば大幅なコスト削減が期待できると。

 

次の参考事例は電子投票。

人口減少が顕著に現れる地方では、選挙の投票所を運営するだけでも人手が少ない地域では非常に効率が悪いです。

これもテクノロジーを活用すれば、電子投票が可能になり、投票所の開設や運営も不要で人手不足を心配することもありません。効率は劇的に向上します。

 

他にも、小さなことでは、小泉氏は自民党内の会議で資料をFacebookにアップして共有することでペーパーレス化を推進しているそうです。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

 

「ポリテック」という言葉。「フィンテック」の盛り上がりを考えると、今後あたりまえにニュースや新聞で目にする可能性は高いかもしれません。

金融業界はここ数年で便利なサービスがたくさん登場してきているように、政治や行政サービスにおいてもテクノロジーがもっと活用されて、私たち一般人の生活に恩恵と、今後の日本の政治に良い効果をもたらしてほしいものです。

 

以上、「小泉進次郎氏が推進する「ポリテック」とは?政治とテクノロジーを組み合わせたポリテック(Politech)の解説と参考事例。」でした。

それではまた。

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