「マリオットアメックスの年会費、2年目も払い続ける価値はあるのだろうか?」
初年度の興奮が落ち着いた今、冷静に費用対効果を考え始めているあなたの気持ち、よく分かります。
年会費23,100円(通常カード)または49,500円(プレミアムカード)は決して安い金額ではありません。
しかし、2年目の継続特典である「無料宿泊特典」を上手く活用すれば、年会費以上の価値を生み出すことができるのです。
この記事では、実際にマリオットアメックスを3年以上利用している筆者が、2年目継続の判断基準と、年会費の元を確実に取る方法を具体例付きで解説します。
読み終わる頃には、あなたにとって継続が「得」なのか「損」なのか、明確な答えが見つかるはずです。
マリオットアメックス2年目継続で直面する3つの悩み
1. 年会費の高さへの不安
マリオットアメックスの年会費は、一般的なクレジットカードと比較して高額です。通常カードで23,100円、プレミアムカードでは49,500円という金額は、多くの人にとって「本当にペイできるのか」という不安を抱かせます。
特に、初年度は入会特典のポイントで年会費分を回収できた方も、2年目以降は「普段使いだけで元が取れるのか」という現実的な問題に直面します。実際、カード利用額が月10万円程度の方の場合、ポイント還元だけでは年会費をカバーすることは困難です。
2. 無料宿泊特典の使い道に迷う
2年目の更新時にもらえる無料宿泊特典は、確かに魅力的です。しかし、「いつ使えばいいのか」「どこで使えば最もお得なのか」という具体的な活用方法に悩む方が多いのも事実です。
通常カードの場合は35,000ポイントまで、プレミアムカードでは50,000ポイントまでのホテルに宿泊できますが、この範囲内でどのホテルを選べば最大の価値を得られるのか、判断に迷うケースが少なくありません。
3. ライフスタイルの変化による利用頻度の低下
コロナ禍を経て、旅行や出張の頻度が変化した方も多いでしょう。「以前ほどホテルを利用しなくなった」「マイルを貯めても使う機会がない」といった状況では、カードの継続価値を見出しにくくなります。
また、家族構成の変化や転職などにより、カードの特典を活用する機会が減少することもあります。このような場合、高額な年会費を払い続けることに疑問を感じるのは当然のことです。
マリオットアメックス2年目継続の価値を最大化する5つの方法
1. 無料宿泊特典を戦略的に活用する
2年目の最大のメリットである無料宿泊特典を最大限に活用することが、年会費回収の鍵となります。具体的な活用戦略をご紹介します。
繁忙期の高級ホテルを狙う
例えば、年末年始やゴールデンウィーク、お盆などの繁忙期は、ホテルの宿泊料金が通常の2〜3倍に跳ね上がります。この時期に無料宿泊特典を使用することで、実質的な価値を最大化できます。
具体例として、京都のザ・リッツ・カールトン京都は、通常時でも1泊5万円以上しますが、桜の季節には10万円を超えることもあります。プレミアムカードの50,000ポイント特典を使えば、この高額な宿泊費を無料にできるのです。
ポイントとの併用で連泊を実現
無料宿泊特典は、保有ポイントと組み合わせて使用することも可能です。例えば、2泊3日の旅行を計画している場合、1泊目は無料宿泊特典、2泊目は貯めたポイントを使用することで、宿泊費を大幅に節約できます。
2. 日常の支払いを集約してポイントを効率的に貯める
マリオットアメックスのポイント還元率は、通常カードで100円につき2ポイント、プレミアムカードで100円につき3ポイントです。この還元率を最大限に活用するため、日常のあらゆる支払いをこのカードに集約することが重要です。
固定費の支払いに活用
- 電気・ガス・水道などの公共料金
- 携帯電話・インターネット料金
- 生命保険・損害保険の保険料
- 定期購読サービス(Netflix、Amazonプライムなど)
- 家賃(クレジットカード払い可能な場合)
これらの固定費だけでも月10万円を超える方は多く、年間で24,000〜36,000ポイントを獲得できます。
税金・社会保険料の支払い
自動車税、固定資産税、国民年金保険料なども、クレジットカード払いが可能です。手数料がかかる場合もありますが、獲得ポイントを考慮すると、多くの場合でメリットがあります。
3. マリオット系列ホテルでの特典を徹底活用
マリオットアメックスカード保有者は、自動的にマリオットボンヴォイのゴールドエリート会員(プレミアムカードはプラチナエリート会員)となります。この特典を活用することで、宿泊時の満足度と実質的な価値を高められます。
ゴールドエリート特典(通常カード)
- 客室アップグレード(空室状況による)
- 14時までのレイトチェックアウト
- ウェルカムギフト(250〜500ポイント)
- 滞在ごとに25%のボーナスポイント
プラチナエリート特典(プレミアムカード)
- スイートルームを含む客室アップグレード
- 16時までのレイトチェックアウト
- 朝食無料(2名分)
- ラウンジアクセス(対象ホテル)
- 滞在ごとに50%のボーナスポイント
特に朝食無料特典は、1人3,000〜5,000円相当の価値があり、2名で年間10泊すれば、それだけで6〜10万円分の価値となります。
4. ポイントの有効な交換先を知る
マリオットボンヴォイポイントは、ホテル宿泊以外にも様々な用途があります。特に価値が高い交換先を把握しておくことで、ポイントの価値を最大化できます。
航空会社マイルへの移行
マリオットポイントは、40以上の航空会社のマイルに交換可能です。特に60,000ポイントをまとめて移行すると、25,000マイル(通常は20,000マイル)になるボーナスが付きます。
JALやANAのマイルに交換すれば、国内線の特典航空券や、アジア圏へのビジネスクラス航空券として利用できます。マイルの価値を1マイル2〜5円と考えると、60,000ポイントが5〜12.5万円相当の価値になることもあります。
5. 年間利用額に応じた追加特典を狙う
プレミアムカードには、年間400万円以上の利用で「プラチナエリート資格」が付与される特典があります。また、両カードとも年間利用額に応じて以下の特典があります。
通常カード
- 年間150万円以上の利用:エリートナイトクレジット5泊分
プレミアムカード
- 年間200万円以上の利用:エリートナイトクレジット15泊分
- 年間400万円以上の利用:プラチナエリート資格
エリートナイトクレジットは、実際に宿泊しなくても宿泊実績として加算されるため、上位会員資格の維持に役立ちます。
他のカードとの比較で見えてくる継続価値
マリオットアメックスの継続価値を客観的に判断するため、他の高級カードと比較してみましょう。
アメックスゴールドとの比較
アメックスゴールド(年会費31,900円)と比較すると、マリオットアメックス通常カード(年会費23,100円)の方が年会費が安く、かつホテル特化の特典が充実しています。旅行好きな方にとっては、マリオットアメックスの方が価値が高いと言えるでしょう。
他社ホテル系カードとの比較
ヒルトンアメックスやIHGカードと比較しても、マリオットの世界的なホテルネットワーク(139の国と地域に8,000以上のホテル)は圧倒的です。また、ポイントの使い勝手や移行先の豊富さでも、マリオットアメックスが優位に立っています。
年会費無料カードとの比較
確かに年会費無料のカードと比較すると、マリオットアメックスの年会費は高額です。しかし、無料宿泊特典1回で年会費以上の価値を得られること、エリート会員資格による様々な特典を考慮すると、旅行頻度が年2〜3回以上ある方なら十分にペイできます。
2年目継続の判断基準チェックリスト
以下のチェックリストで、あなたにとってマリオットアメックスの継続が適切かどうか判断できます。
継続をおすすめする方
- 年間2回以上、ホテルに宿泊する機会がある
- マリオット系列ホテルを利用することがある
- 年間のカード利用額が100万円以上
- マイルを貯めて特典航空券を利用したい
- ホテルでの優遇サービスに価値を感じる
継続を見直した方が良い方
- 年間のホテル宿泊が1回以下
- ビジネスホテルで十分と考えている
- 年間のカード利用額が50万円未満
- ポイントやマイルの管理が面倒に感じる
- 年会費の支払いが家計の負担になっている
まとめ:賢い継続判断で年会費以上の価値を手に入れる
マリオットアメックスの2年目継続は、使い方次第で「大きな得」にも「損」にもなります。重要なのは、あなたのライフスタイルに合った活用方法を見つけることです。
無料宿泊特典を繁忙期に使用し、日常の支払いを集約してポイントを貯め、エリート会員特典を活用すれば、年会費の2〜3倍以上の価値を生み出すことも十分可能です。
もし、まだマリオットアメックスをお持ちでない方や、より詳しい入会特典について知りたい方は、マリオットアメックス完全ガイド記事で、最大45,000ポイントを獲得できる紹介キャンペーンの詳細をご確認ください。
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2年目の継続判断は、今後のカード活用方針を見直す良い機会でもあります。この記事を参考に、あなたにとって最適な選択をしていただければ幸いです。