MacでNordVPNを使いたいけれど、設定方法がわからずに困っていませんか。
実は、多くのMacユーザーが「VPNの設定は難しそう」という先入観を持っています。
しかし、NordVPNなら初心者でも5分程度で設定が完了し、すぐに安全なインターネット環境を手に入れることができます。
この記事では、Mac専用の設定手順から、接続できない時の対処法、さらにMacユーザーだからこそ活用したい便利機能まで、実際の画面を見ながら詳しく解説します。
読み終わる頃には、あなたもNordVPNを使いこなせるようになっているでしょう。
なぜMacユーザーにとってVPN設定が重要なのか
Macは確かにセキュリティ面で優れたOSですが、それだけでは完全に安全とは言えません。特に、公共Wi-Fiを利用する機会が多い現代では、VPNによる追加の保護層が必要不可欠です。
Macユーザーが直面する3つのリスク
1つ目は、カフェや空港などの公共Wi-Fiでの情報漏洩リスクです。暗号化されていないネットワークでは、パスワードやクレジットカード情報が第三者に盗まれる可能性があります。実際、2024年の調査では、公共Wi-Fi利用者の約23%が何らかのセキュリティ被害を経験しているというデータもあります。
2つ目は、ISP(インターネットサービスプロバイダー)による閲覧履歴の追跡です。日本でも2022年からISPによる利用者情報の外部提供が可能になり、プライバシーへの懸念が高まっています。
3つ目は、地域制限によるコンテンツアクセスの制限です。海外のストリーミングサービスや、日本からアクセスできないウェブサイトなど、情報格差が生じています。
VPN導入前と導入後の違い
私自身、NordVPNを導入する前は、カフェでの作業時にオンラインバンキングを控えたり、重要なメールの送信を後回しにしたりしていました。しかし、VPNを導入してからは、どこでも安心して作業ができるようになりました。
具体的には、通信速度の低下を心配していましたが、NordVPNの場合、通常のブラウジングではほとんど速度差を感じません。むしろ、ISPによる帯域制限を回避できるため、動画ストリーミング時の速度が改善されるケースもあります。
MacでNordVPNを設定する具体的な手順
ここからは、実際にMacでNordVPNを設定する手順を、画面を見ながら解説していきます。M1/M2チップ搭載のMacでも、Intel Macでも基本的な手順は同じです。
ステップ1:NordVPNアカウントの作成
まず、NordVPN公式サイトにアクセスし、アカウントを作成します。料金プランは、長期契約ほどお得になりますが、まずは1ヶ月プランで試してみるのもおすすめです。30日間の返金保証があるため、リスクなく試すことができます。
アカウント作成時のポイントは、パスワードを強固なものにすることです。VPNアカウントは、あなたのオンライン活動を保護する重要なものなので、他のサービスとは異なる独自のパスワードを設定しましょう。
ステップ2:Mac用アプリのダウンロードとインストール
アカウント作成後、ダッシュボードから「Download VPN」をクリックし、Mac用アプリをダウンロードします。ファイルサイズは約100MBで、通常のインターネット環境なら1〜2分でダウンロードが完了します。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、表示される指示に従ってインストールを進めます。途中で管理者パスワードの入力を求められますが、これはVPNがネットワーク設定にアクセスするために必要な権限です。
ステップ3:初期設定と最適化
アプリを初めて起動すると、ログイン画面が表示されます。先ほど作成したアカウント情報でログインすると、自動的に最寄りのサーバーに接続されます。
しかし、デフォルト設定のままでは、NordVPNの真価を発揮できません。以下の設定を行うことで、より快適で安全な環境を構築できます。
- Kill Switch機能の有効化:VPN接続が切断された際に、インターネット接続を自動的に遮断する機能です。設定→Kill Switch→「Enable Kill Switch」をオンにします。
- CyberSec機能の有効化:広告やマルウェアをブロックする機能です。設定→CyberSec→「Block ads and malicious websites」をオンにします。
- 自動接続の設定:Wi-Fiネットワークに接続した際に、自動的にVPNに接続する設定です。特に公共Wi-Fiを頻繁に利用する方には必須の設定です。
接続できない時の対処法
設定は正しく行ったのに接続できない場合、以下の方法を順番に試してください。
1. プロトコルの変更:設定→接続→VPNプロトコルから、別のプロトコルを選択します。通常はNordLynxが最速ですが、接続が不安定な場合はOpenVPN(TCP)を試してみてください。
2. DNSの設定確認:システム環境設定→ネットワーク→詳細→DNSで、DNSサーバーが正しく設定されているか確認します。
3. ファイアウォールの確認:システム環境設定→セキュリティとプライバシー→ファイアウォールで、NordVPNが許可されているか確認します。
4. アプリの再インストール:上記の方法でも解決しない場合は、アプリを完全にアンインストールしてから再インストールすることで、多くの問題が解決します。
Macユーザーにおすすめの活用方法
基本的な設定が完了したら、次はMacならではの便利な使い方を紹介します。
メニューバーからのクイックアクセス
NordVPNアプリは、Macのメニューバーに常駐させることができます。これにより、ワンクリックでサーバーの切り替えや接続・切断が可能になります。特に、複数の国のサーバーを頻繁に切り替える必要がある場合は、この機能が非常に便利です。
Safari拡張機能の活用
MacユーザーならSafariを使っている方も多いでしょう。NordVPNはSafari用の拡張機能も提供しており、ブラウザレベルでの保護が可能です。アプリとは別に動作するため、特定のブラウジングだけを保護したい場合に便利です。
Time Machineバックアップの高速化
意外と知られていませんが、Time MachineでネットワークドライブにバックアップをとっているMacユーザーは、VPNを使うことで転送速度が向上する場合があります。ISPによる帯域制限を回避できるためです。
他のVPNサービスとの比較
NordVPNを選ぶ前に、他の選択肢も検討したいという方のために、主要なVPNサービスとの比較をまとめました。
速度面での比較
2025年1月時点での実測値では、NordVPNは日本国内サーバーで平均ダウンロード速度95Mbps(元の速度の約92%)を記録しています。これは、ExpressVPNの88Mbps、Surfsharkの82Mbpsと比較しても優秀な数値です。
Mac対応機能の充実度
NordVPNの強みは、Mac専用の機能が充実していることです。例えば、macOS Monterey以降で利用できるプライベートリレー機能との併用も可能で、二重の保護層を構築できます。また、M1/M2チップへの最適化も進んでおり、バッテリー消費を最小限に抑えながら高速通信を実現しています。
価格面での優位性
長期契約時の価格を比較すると、NordVPNは2年プランで月額約450円と、大手VPNサービスの中では最もコストパフォーマンスに優れています。さらに、30日間の返金保証があるため、実質的にリスクなく試すことができます。
より詳しい比較情報や料金プランについては、NordVPN完全ガイドでも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ:今すぐNordVPNで安全なインターネット環境を
この記事では、MacでNordVPNを設定する具体的な手順から、トラブルシューティング、さらにMacユーザーならではの活用方法まで詳しく解説しました。
重要なポイントをまとめると、設定自体は5分程度で完了し、Kill SwitchやCyberSecなどの追加機能を有効にすることで、より安全な環境を構築できます。また、接続できない場合も、プロトコルの変更やDNS設定の確認で解決できることがほとんどです。
今すぐ行動を起こしたい方は、まずNordVPN公式サイトから30日間の無料トライアルを始めてみてください。実際に使ってみることで、この記事で紹介した機能の便利さを実感できるはずです。
さらに詳しい情報や、他のデバイスでの設定方法については、私のブログの他の記事も参考にしていただければ幸いです。安全で快適なインターネット環境を、今日から始めましょう。