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MakeとRSSフィードで情報収集を自動化!競合サイトやニュースを逃さずチェック

毎朝、競合サイトをチェックしたり、業界ニュースを探したりするのに時間を取られていませんか。

重要な情報を見逃さないように、複数のサイトを巡回する作業は意外と大変です。

しかし、MakeとRSSフィードを組み合わせれば、この面倒な作業を完全に自動化できます。

この記事では、プログラミング知識がなくても始められる、情報収集の自動化方法を詳しく解説します。

設定にかかる時間はわずか30分程度で、一度設定すれば24時間365日、あなたの代わりに情報を集め続けてくれる仕組みが作れます。

なぜ今、情報収集の自動化が必要なのか

現代のビジネスでは、情報の鮮度が競争力に直結します。特にWebマーケティングやコンテンツ制作に携わる方にとって、競合の動向や業界トレンドの把握は欠かせません。

しかし、手動での情報収集には大きな問題があります。まず、時間的なコストが膨大です。私の経験では、毎朝10〜15サイトをチェックするだけで30分以上かかっていました。年間で考えると180時間以上、つまり1ヶ月分の労働時間に相当します。

さらに深刻なのは、見逃しのリスクです。忙しい日や休暇中は、重要な情報を見逃してしまう可能性があります。競合が新サービスを発表したり、業界に大きな変化があったりしても、気づくのが遅れてしまうのです。

また、人間の集中力には限界があります。毎日同じサイトをチェックしていると、つい流し読みになってしまい、重要な変化を見落としてしまうこともあるでしょう。

これらの問題を解決するのが、MakeとRSSフィードを使った自動化です。一度設定すれば、指定したサイトの更新情報を自動で収集し、重要な情報だけを通知してくれます。人間が行う作業は、通知された情報を確認して判断するだけ。情報収集にかかる時間を90%以上削減できます。

MakeとRSSフィードで実現する情報収集の自動化

それでは、具体的にMakeとRSSフィードを使った自動化の方法を見ていきましょう。Makeは、様々なアプリやサービスを連携させて作業を自動化できるノーコードツールです。

必要なものと事前準備

自動化を始めるために必要なものは以下の3つだけです:

  • Makeのアカウント(無料プランで十分始められます)
  • 監視したいサイトのRSSフィードURL
  • 通知を受け取るためのツール(Slack、メール、LINEなど)

まず、Makeのアカウントを作成しましょう。Make完全ガイド記事では、アカウント作成から基本的な使い方まで詳しく解説していますので、初めての方はぜひ参考にしてください。

RSSフィードの見つけ方

RSSフィードは、多くのWebサイトで提供されている更新情報の配信形式です。以下の方法で見つけることができます:

1. サイトのフッターやヘッダーを確認
多くのサイトでは「RSS」「フィード」「Feed」といったリンクが設置されています。

2. URLに「/feed」や「/rss」を追加

3. ブラウザの拡張機能を使用
「RSS Feed Reader」などの拡張機能を使えば、自動でRSSフィードを検出してくれます。

Makeでの自動化シナリオ作成手順

それでは、実際にMakeで自動化シナリオを作成していきましょう。今回は「競合サイトの新着記事をSlackに通知する」シナリオを例に説明します。

ステップ1:新しいシナリオを作成

Makeにログインし、「Create a new scenario」をクリックします。空のキャンバスが表示されるので、ここに自動化の流れを組み立てていきます。

ステップ2:RSSモジュールを追加

「+」ボタンをクリックし、「RSS」を検索して「Watch RSS feed items」モジュールを選択します。このモジュールが、指定したRSSフィードを定期的にチェックする役割を担います。

設定画面では以下を入力します:

  • URL:監視したいサイトのRSSフィードURL
  • Maximum number of returned items:一度に取得する記事数(通常は5〜10で十分)

ステップ3:フィルターの設定(オプション)

すべての更新を通知する必要がない場合は、フィルターを設定できます。例えば、特定のキーワードを含む記事だけを通知したい場合は、RSSモジュールの後にフィルターを追加し、条件を設定します。

ステップ4:通知モジュールを追加

次に、通知を送るためのモジュールを追加します。Slackの場合は「Slack」を検索し、「Create a message」モジュールを選択します。

接続設定を行った後、以下を設定します:

  • Channel:通知を送るチャンネル
  • Text:通知メッセージの内容(RSSモジュールから取得したタイトル、URL、概要などを含める)

ステップ5:スケジュールの設定

シナリオの実行頻度を設定します。リアルタイムに近い監視が必要なら15分ごと、1日1回で十分なら朝9時など、用途に応じて設定しましょう。

実践的な活用事例

私が実際に運用している自動化の例をいくつか紹介します:

1. 競合分析の自動化
主要競合5社のブログを監視し、新着記事があればその内容をスプレッドシートに自動記録。週次でレポートを自動生成し、チームに共有しています。

2. 業界ニュースのキュレーション
IT系ニュースサイト10社のRSSを監視し、AIやノーコードに関する記事だけを抽出。毎朝8時にその日の重要ニュースとしてメールで受信しています。

3. 顧客の声の収集
自社サービスに関する言及をGoogleアラートのRSSで監視し、ポジティブ・ネガティブを問わず即座にカスタマーサポートチームに通知しています。

よくあるトラブルと解決方法

自動化を設定する際によく遭遇する問題と、その解決方法を紹介します:

問題1:RSSフィードが見つからない
解決策:すべてのサイトがRSSを提供しているわけではありません。その場合は、Makeの「HTTP」モジュールを使ってWebスクレイピングを行うか、「Apify」などの専門サービスと連携する方法があります。

問題2:重複した通知が届く
解決策:Makeの「Data store」機能を使って、すでに通知した記事のURLを記録し、重複チェックを行うフィルターを追加します。

問題3:通知が多すぎる
解決策:フィルター条件を厳しくするか、複数の記事をまとめて1つの通知にする集約処理を追加します。

他の方法との比較

情報収集を自動化する方法は、MakeとRSSフィード以外にもいくつか存在します。それぞれの特徴を比較してみましょう。

Googleアラート
メリット:無料で簡単に設定できる、キーワードベースの監視に強い
デメリット:カスタマイズ性が低い、通知方法がメールのみ、更新頻度の調整が限定的

IFTTT(イフト)
メリット:設定が簡単、多くのサービスに対応
デメリット:複雑な条件設定ができない、無料プランの制限が厳しい

Zapier(ザピアー)
メリット:高機能、多くのアプリに対応
デメリット:料金が高い、学習コストが高い

カスタム開発(Python等)
メリット:完全にカスタマイズ可能
デメリット:プログラミング知識が必要、保守の手間がかかる

Makeは、これらの中間的な位置づけで、適度なカスタマイズ性と使いやすさのバランスが取れています。特に、無料プランでも月1,000回の実行が可能で、小規模な自動化なら十分運用できます。また、ビジュアルエディタで直感的に設定できるため、プログラミング知識がなくても複雑な自動化が実現できるのが大きな魅力です。

まとめ:今すぐ始める情報収集の自動化

MakeとRSSフィードを組み合わせることで、毎日の情報収集作業を大幅に効率化できます。設定にかかる30分の投資で、年間180時間以上の時間を節約できる可能性があります。

まずは、最も頻繁にチェックしているサイト1つから始めてみてください。慣れてきたら、徐々に監視対象を増やし、フィルターや通知方法をカスタマイズしていきましょう。

次のステップとして、Makeの無料アカウントを作成し、この記事で紹介した手順に沿って最初の自動化シナリオを作成してみてください。より詳しい使い方については、Make完全ガイド記事も参考になるでしょう。

情報収集の自動化は、単なる時間短縮以上の価値があります。人間にしかできない創造的な仕事に集中できる環境を作ることで、ビジネスの成長を加速させることができるのです。