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Backlogの検索機能を120%活用!高度な検索クエリで欲しい情報を一瞬で見つける方法

「あの課題、確かBacklogに登録したはずなのに見つからない…」

「期限が迫っている課題だけを抽出したいけど、どうすればいいの?」

「特定のメンバーが担当している未完了タスクを一覧で確認したい」

こんな悩みを抱えていませんか?

実は、Backlogには強力な検索機能が搭載されており、適切な検索クエリを使えば、数千件の課題の中から必要な情報を数秒で見つけ出すことができます。

この記事では、Backlogの検索機能を最大限に活用するための高度な検索テクニックを、実例を交えながら詳しく解説します。

読み終わる頃には、あなたも検索のプロフェッショナルとして、チームの生産性向上に貢献できるようになるでしょう。

なぜBacklogの検索機能をマスターすべきなのか

プロジェクトが大規模になればなるほど、課題の数は増えていきます。私が以前携わったWebサービス開発プロジェクトでは、リリース前の3ヶ月間で登録された課題数が2,500件を超えました。この膨大な情報の中から必要な課題を見つけ出すのに、毎回10分以上かかっていたのです。

しかし、検索機能を使いこなせるようになってからは、状況が一変しました。例えば「今週期限の自分のタスク」を抽出するのに30秒もかからなくなり、1日あたり30分以上の時間短縮を実現できたのです。年間で考えると、なんと130時間もの削減になります。

さらに重要なのは、必要な情報にすぐアクセスできることで、意思決定のスピードが格段に向上することです。クライアントからの問い合わせに対して、関連する課題の進捗状況を即座に回答できるようになり、信頼関係の構築にも大きく貢献しました。

多くのチームで見られる課題として、以下のような問題があります:

  • キーワード検索だけに頼っているため、関連する課題を見逃してしまう
  • フィルタ機能の存在は知っているが、使い方がわからない
  • 検索条件の保存方法を知らず、毎回同じ条件を手動で設定している
  • AND/OR検索などの論理演算子を活用できていない

これらの問題は、適切な知識さえあれば簡単に解決できます。次のセクションから、具体的な解決方法を見ていきましょう。

Backlog検索機能の基本から応用まで

1. 基本的なキーワード検索の効果的な使い方

まずは基本となるキーワード検索から始めましょう。Backlogの検索ボックスに入力したキーワードは、以下の項目から検索されます:

  • 課題の件名
  • 課題の詳細
  • コメント内容
  • 課題キー(例:PROJ-123)

ここで重要なのは、部分一致検索が基本となることです。例えば「ログイン」と検索すると、「ログイン機能」「自動ログイン」「ログイン画面」などがすべてヒットします。

効果的な検索のコツとして、以下の点を意識しましょう:

  • 漢字・ひらがな・カタカナの表記ゆれを考慮する(「ログイン」「ろぐいん」「Login」)
  • 略語と正式名称の両方で検索する(「DB」「データベース」)
  • 関連語句も含めて検索する(「エラー」「不具合」「バグ」)

2. 高度な検索演算子の活用法

Backlogでは、より精度の高い検索を行うために、以下の検索演算子が使用できます:

AND検索(スペース区切り)
複数のキーワードをスペースで区切ることで、すべてのキーワードを含む課題を検索できます。

例:ログイン エラー
→「ログイン」と「エラー」の両方を含む課題のみがヒット

OR検索(パイプ記号 | )
いずれかのキーワードを含む課題を検索したい場合に使用します。

例:バグ | 不具合 | エラー
→いずれかの単語を含む課題がすべてヒット

NOT検索(マイナス記号 – )
特定のキーワードを除外したい場合に使用します。

例:テスト -完了
→「テスト」を含むが「完了」を含まない課題のみがヒット

フレーズ検索(ダブルクォート ” ” )
複数の単語を1つのフレーズとして検索します。

例:"ユーザー登録機能"
→「ユーザー登録機能」という連続した文字列を含む課題のみがヒット

3. 詳細検索フィルタの完全ガイド

検索ボックスの右側にある「詳細」ボタンをクリックすると、より細かい条件で検索できます。主なフィルタ項目は以下の通りです:

プロジェクト
特定のプロジェクトに絞って検索できます。複数プロジェクトを横断して検索する場合は、Ctrlキー(Macの場合はCommandキー)を押しながら選択します。

種別
課題の種別(タスク、バグ、要望など)で絞り込めます。バグ対応を優先したい場合などに便利です。

状態
未対応、処理中、処理済み、完了の4つの状態から選択できます。進行中のタスクを確認したい場合は「処理中」を選択します。

担当者
特定のメンバーが担当している課題を抽出できます。チームメンバーの負荷状況を確認する際に重宝します。

期限日
期限日の範囲を指定して検索できます。「今週中」「今月中」などの相対的な指定も可能です。

優先度
高、中、低の優先度で絞り込めます。緊急対応が必要な課題を見つける際に活用します。

4. カスタム属性を使った高度な検索

Backlogでは、プロジェクトごとにカスタム属性を設定できます。これらの属性も検索条件として利用できるため、より業務に特化した検索が可能になります。

例えば、以下のようなカスタム属性を設定している場合:

  • 影響範囲(フロントエンド/バックエンド/インフラ)
  • 顧客重要度(S/A/B/C)
  • 推定工数(時間)

これらの条件を組み合わせることで、「顧客重要度がSで、バックエンドに影響する、推定工数8時間以上の課題」といった複雑な検索も可能になります。

5. 検索条件の保存と共有

頻繁に使用する検索条件は、「検索条件を保存」機能を使って保存しておきましょう。保存した検索条件は、ダッシュボードやプロジェクトホームに表示させることもできます。

私のチームでは、以下のような検索条件を保存して活用しています:

  • 「今週の自分のタスク」:担当者が自分、期限日が今週中、状態が完了以外
  • 「レビュー待ち」:状態が処理済み、担当者が自分以外
  • 「緊急対応案件」:優先度が高、状態が未対応または処理中

これらの検索条件をチーム全体で共有することで、情報の可視化と業務効率化を実現できます。

他のプロジェクト管理ツールとの検索機能比較

Backlogの検索機能を他の主要なプロジェクト管理ツールと比較してみましょう。

Jiraとの比較
JiraはJQL(Jira Query Language)という独自のクエリ言語を使用します。より高度な検索が可能ですが、学習コストが高いのが難点です。一方、Backlogは直感的なUIで、プログラミング知識がなくても高度な検索ができます。

Trelloとの比較
Trelloの検索機能は比較的シンプルで、キーワード検索とラベルでのフィルタリングが中心です。Backlogの方が、期限日や優先度など、より多くの条件で絞り込みができます。

Asanaとの比較
Asanaも高度な検索機能を持っていますが、カスタム属性での検索はプレミアムプラン以上で利用可能です。Backlogは標準プランでもカスタム属性検索が使えるため、コストパフォーマンスに優れています。

このように、Backlogの検索機能は、使いやすさと機能性のバランスが取れており、特に日本のビジネス環境に最適化されています。詳しい機能比較については、Backlog完全ガイド記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

まとめ:今すぐ実践できる3つのステップ

Backlogの検索機能を最大限に活用するために、以下の3つのステップから始めてみましょう:

ステップ1:基本的な検索演算子をマスターする
まずはAND、OR、NOT検索を使いこなせるようになりましょう。これだけでも検索効率が大幅に向上します。

ステップ2:よく使う検索条件を3つ保存する
自分の業務でよく使う検索条件を洗い出し、最低3つは保存しておきましょう。毎日の業務開始時にワンクリックで確認できるようになります。

ステップ3:チームで検索テンプレートを共有する
効果的な検索条件をチーム内で共有し、全体の生産性向上を図りましょう。週次ミーティングなどで、新しい検索テクニックを共有する時間を設けるのもおすすめです。

Backlogの検索機能は、使いこなせば使いこなすほど、その真価を発揮します。今回紹介したテクニックを実践することで、情報検索にかかる時間を大幅に削減し、より創造的な業務に時間を割けるようになるでしょう。

まだBacklogを使ったことがない方は、30日間の無料トライアルで、その使いやすさを体験してみてください。検索機能だけでなく、プロジェクト管理に必要なすべての機能を試すことができます。