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【コピペで使える】Makeで毎日の天気予報をSlackに通知するシナリオ

毎朝の天気確認、もっと楽にできませんか?

毎朝、スマホで天気予報アプリを開いて確認する。

これって地味に面倒じゃないですか?

特にリモートワークが増えた今、Slackを開いたタイミングで今日の天気が分かったら便利だと思いませんか?

実は、Make(旧Integromat)を使えば、毎日決まった時間に天気予報を自動でSlackに通知する仕組みが、プログラミング知識ゼロでも10分で作れるんです。

この記事では、実際に私が毎日使っている天気予報通知シナリオの作り方を、コピペで使えるテンプレート付きで詳しく解説します。

設定が終われば、もう天気アプリを開く必要はありません。

なぜ天気予報の自動通知が必要なのか

天気予報の確認は、私たちの日常生活に欠かせない習慣です。しかし、この単純な作業にも実は多くの課題が潜んでいます。

毎日の天気確認で失われる時間とエネルギー

1日1回、天気予報アプリを開いて確認する時間は約30秒。年間で計算すると、なんと約3時間もの時間を天気確認に費やしていることになります。

さらに、忙しい朝の時間帯に「天気を確認し忘れた」という経験はありませんか?急な雨で濡れて帰ったり、暑い日に厚着をしてしまったり。こうした小さなミスが、1日の生産性や気分に影響することもあります。

チーム全体で天気情報を共有するメリット

リモートワークが主流となった現在、チームメンバーが異なる地域で働いていることも珍しくありません。例えば、東京本社と大阪支社、福岡の在宅勤務メンバーなど、それぞれの地域の天気情報を共有することで、以下のようなメリットがあります。

  • 出張や外回りの計画が立てやすくなる
  • 台風や大雨などの気象災害への対応が迅速になる
  • チーム内のコミュニケーションのきっかけになる
  • 服装や持ち物の準備がスムーズになる

実際に私のチームでは、毎朝9時に各拠点の天気予報がSlackに自動投稿されるようになってから、「今日は雨だから早めに帰ろう」「明日は晴れるから外でミーティングしましょう」といった会話が自然に生まれるようになりました。

Makeで天気予報通知を自動化する完全ガイド

それでは、実際にMakeを使って天気予報の自動通知シナリオを作成していきましょう。初心者の方でも迷わないよう、画面キャプチャを交えながら詳しく解説します。

事前準備:必要なアカウントとAPIキー

まず、以下の3つを準備します。

  • Makeアカウントこちらから無料で作成できます
  • Slackワークスペース:通知を送りたいワークスペースへの管理者権限
  • OpenWeatherMap APIキー:無料プランで十分です(1日1,000回まで無料)

OpenWeatherMap APIキーの取得方法は以下の通りです。

  1. OpenWeatherMapにアクセスして無料アカウントを作成
  2. メールアドレスを確認後、ダッシュボードにログイン
  3. 「API keys」タブから「Generate」をクリックしてAPIキーを生成
  4. 生成されたAPIキーをコピーして安全な場所に保存

ステップ1:Makeでシナリオを作成する

Makeにログインしたら、以下の手順でシナリオを作成します。

  1. ダッシュボードから「Create a new scenario」をクリック
  2. 空のキャンバスが表示されたら、中央の「+」ボタンをクリック
  3. 検索バーに「Schedule」と入力し、スケジュールトリガーを選択

スケジュールの設定では、以下のように設定します。

  • Run scenario:Every Day
  • Time:09:00(お好みの時間に変更可能)
  • Days of the week:月曜日から金曜日にチェック(週末は除外)

ステップ2:天気情報を取得するモジュールを追加

次に、OpenWeatherMap APIから天気情報を取得するモジュールを追加します。

  1. スケジュールモジュールの右側の「+」をクリック
  2. 「HTTP」モジュールを検索して「Make a request」を選択
  3. 以下の設定を入力します

HTTPモジュールの設定内容:

  • URL:https://api.openweathermap.org/data/2.5/weather
  • Method:GET
  • Query String
    • q:Tokyo,jp(取得したい都市名)
    • appid:[あなたのAPIキー]
    • units:metric(摂氏表示)
    • lang:ja(日本語表示)

ステップ3:天気情報を整形する

APIから取得した生データは、そのままではSlackに投稿するには不適切です。Tools > Set variableモジュールを使って、見やすい形式に整形します。

変数の設定例:

  • Variable name:weather_message
  • Variable value:以下のテキストをコピーして使用
:sunny: 今日の東京の天気 :sunny:
現在の天気:{{1.weather.0.description}}
気温:{{1.main.temp}}°C
体感温度:{{1.main.feels_like}}°C
最高気温:{{1.main.temp_max}}°C
最低気温:{{1.main.temp_min}}°C
湿度:{{1.main.humidity}}%
風速:{{1.wind.speed}}m/s
今日も一日頑張りましょう!

ステップ4:Slackに投稿する

最後に、整形した天気情報をSlackに投稿します。

  1. 新しいモジュールとして「Slack」を追加
  2. 「Create a Message」アクションを選択
  3. Slackアカウントを連携(初回のみ)
  4. 以下の設定を行います
  • Channel:#general(投稿したいチャンネル)
  • Text:{{3.weather_message}}(先ほど設定した変数)
  • Bot name:天気予報Bot(任意)
  • Icon emoji::sun_with_face:(任意)

エラー処理と改善のヒント

シナリオを実行する際によくあるエラーと対処法をまとめました。

よくあるエラー:

  • 401 Unauthorized:APIキーが正しくない、または有効化されていない
  • 404 Not Found:都市名のスペルミスや、存在しない都市名を指定している
  • 429 Too Many Requests:API制限に達している(無料プランは1分60回まで)

改善のヒント:

  • 複数の都市の天気を取得したい場合は、HTTPモジュールを並列に配置
  • 週間天気予報も取得したい場合は、forecast APIエンドポイントを使用
  • 雨の予報の時だけ通知したい場合は、Routerモジュールで条件分岐を設定

他の自動化ツールとの比較

天気予報の自動通知は、Make以外のツールでも実現できます。主要な選択肢を比較してみましょう。

Zapierとの比較

Zapierの特徴:

  • UIがシンプルで初心者向け
  • 連携可能なアプリ数は6,000以上
  • 無料プランは月100タスクまで
  • 天気情報の取得には有料プランが必要

Makeの優位性:

  • 無料プランでも月1,000オペレーション
  • 複雑な条件分岐やループ処理が可能
  • データの加工・整形機能が充実
  • HTTPモジュールで任意のAPIと連携可能

IFTTTとの比較

IFTTTの特徴:

  • スマートフォンアプリが充実
  • IoTデバイスとの連携が得意
  • シンプルなIF-THEN構造
  • 無料プランは2つのアプレットまで

Makeが向いている人:

  • ビジネス用途で本格的な自動化を行いたい
  • 複数のアプリケーションを組み合わせた複雑な処理が必要
  • データの加工や条件分岐を細かく制御したい
  • コストパフォーマンスを重視する

まとめ:今すぐ始める天気予報の自動化

Makeを使った天気予報の自動通知は、日々の小さな手間を省くだけでなく、チーム全体の生産性向上にも貢献します。

この記事で紹介した設定は、基本的な構成ですが、あなたのニーズに合わせて自由にカスタマイズできます。例えば、降水確率が50%以上の時だけ傘の絵文字を追加したり、気温によって服装のアドバイスを変えたりすることも可能です。

次のステップとして、まずはMakeの無料アカウントを作成して、実際にシナリオを作ってみてください。もしMakeの基本的な使い方から学びたい場合は、Make完全ガイド記事で詳しい解説をご覧いただけます。

自動化は最初の一歩が肝心です。この記事を参考に、ぜひ今日から天気予報の自動化を始めてみてください。きっと毎朝の習慣が、もっと楽しく効率的になるはずです。