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【徹底比較】SurfsharkのWireGuardは本当に速い?OpenVPN・IKEv2との違いを実測検証

VPNを選ぶとき、多くの人が最も気にするのが「通信速度」ではないでしょうか。

せっかくセキュリティを高めても、動画がカクカクしたり、Webページの表示が遅くなったりするのは避けたいですよね。

「Surfsharkは速い」という評判をよく聞くけれど、その速さの秘密がどこにあるのか、ご存知ですか。

実は、VPNの速度や安定性は「VPNプロトコル」という技術的な”ルール”によって大きく左右されるのです。

この記事では、Surfsharkで利用できる主要なプロトコル、特に最新技術である「WireGuard」に焦点を当てます。

長年の実績がある「OpenVPN」やモバイルに強い「IKEv2」と何が違うのか、実際の速度テストの結果も交えながら、専門的かつ分かりやすく徹底解説します。

この記事を読み終える頃には、あなたは自分の利用目的に合わせて最適なプロトコルを選べるようになり、Surfsharkの性能を最大限に引き出すことができるでしょう。

VPNプロトコルの基本とSurfsharkの3つの選択肢

「プロトコル」と聞くと、少し難しく感じるかもしれません。しかし、この基本を知るだけで、VPN選びや設定が格段に面白く、そして効果的になります。まずは、なぜプロトコルが重要なのか、そしてSurfsharkがどのような選択肢を提供しているのかを見ていきましょう。

そもそもVPNプロトコルとは?通信の「ルール」です

VPNプロトコルとは、一言で言えば「VPN通信を行う上での決まりごと(ルール)のセット」です。あなたのデバイスとVPNサーバーが、どのように安全なトンネルを作り、データをやり取りするかを定めています。

これを荷物の配送方法に例えると分かりやすいでしょう。

  • 速達便 (WireGuard): とにかく速く荷物を届けたい。最新の効率的なルートを使い、無駄を削ぎ落としてスピードを追求します。
  • 書留郵便 (OpenVPN): 多少時間はかかっても、確実に、安全に届けたい。厳重な梱包と追跡で、信頼性は抜群です。
  • バイク便 (IKEv2): 渋滞の多い都市部(モバイル環境)で、機動力を活かして素早く届ける。小回りが利き、状況変化に強いのが特徴です。

このように、どの「配送方法(プロトコル)」を選ぶかによって、通信の速度、安全性、安定性が大きく変わってくるのです。Surfsharkがただ速いだけでなく、状況に応じて最適なプロトコルを選べる柔軟性を持っている点が、多くのユーザーに支持される理由の一つです。

Surfsharkが提供する主要プロトコル3兄弟

Surfsharkアプリでは、主に以下の3つのプロトコルから選択できます。それぞれの特徴を理解しておきましょう。

1. WireGuard(ワイヤーガード)
2019年に登場した比較的新しいプロトコルです。コードの行数が非常に少なく(約4,000行)、従来のプロトコル(OpenVPNは約60万行)と比べて圧倒的にシンプル。このシンプルさが、監査のしやすさ(=セキュリティホールの発見しやすさ)と、何より圧倒的な通信速度を生み出しています。現代のインターネット利用に最適化された、次世代の標準プロトコルと言えるでしょう。

2. OpenVPN(オープンブイピーエヌ)
長年にわたりVPN業界の「ゴールドスタンダード」とされてきた、非常に信頼性の高いプロトコルです。オープンソースであるため、世界中の専門家によって安全性が検証され続けています。また、通信方式を「UDP」と「TCP」から選べる柔軟性も特徴です。

  • UDP: 高速性を重視した通信方式。ストリーミングやオンラインゲーム向き。
  • TCP: 確実性を重視した通信方式。速度は少し落ちますが、通信が不安定な環境や、厳しいファイアウォールを回避するのに役立ちます。

3. IKEv2/IPsec(アイケブイツー/アイピーセック)
MicrosoftとCiscoによって開発されたプロトコルで、特にモバイルデバイスとの相性に優れています。Wi-Fiとモバイルデータ通信を頻繁に切り替えても接続が切れにくい安定性が最大の強み。接続確立も非常に速く、スマホやタブレットでVPNを常時オンにしておきたいユーザーに最適です。一般的にWireGuardに次ぐ速度を誇ります。

なぜ「とりあえずWireGuard」ではダメなのか?

多くの比較サイトでは「WireGuardが最速・最強」と結論付けられています。それは多くの場合事実です。しかし、あなたの利用環境や目的によっては、それが常に最善の選択とは限りません。

例えば、以下のようなケースが考えられます。

  • ネットワーク制限が厳しい環境: 会社のネットワークや一部の国のファイアウォールは、特定のVPN通信をブロックすることがあります。このような場合、Webブラウジングと同じポート(443番)を使用できるOpenVPNのTCPモードが、通信を確立できる唯一の選択肢になることがあります。
  • 古いデバイスの利用: 最新のプロトコルであるWireGuardは、非常に古いOSやルーターではサポートされていない場合があります。その際は、互換性の高いOpenVPNが活躍します。
  • 接続の安定性を最優先したい: 頻繁に移動する新幹線の中など、電波が不安定な場所では、接続の再確立に強いIKEv2の方が快適な場合があります。

このように、各プロトコルの特性を理解し、自分の状況に合わせて使い分けることが、Surfsharkを真に「使いこなす」ための鍵となるのです。

【実測】Surfsharkプロトコル別スピードテスト

理論上の話だけでは、実際の使用感が分かりにくいですよね。そこで、同じ環境下で各プロトコルの速度を実際に測定してみました。一体どれほどの差が出るのでしょうか。

検証環境と測定方法

公平性を保つため、以下の環境でテストを実施しました。

  • インターネット回線: NURO光 (下り最大2Gbps)
  • 測定デバイス: MacBook Air (M2, 2022)
  • OS: macOS Sonoma
  • Surfsharkアプリ: 最新バージョン
  • 測定サーバー: Speedtest.net by Ookla (東京サーバー)
  • VPNサーバー: Surfsharkの日本(東京)サーバーに接続
  • 測定項目: ダウンロード速度 (Mbps)、アップロード速度 (Mbps)、Ping値 (ms)

※速度は時間帯やサーバーの混雑状況によって変動するため、あくまで参考値としてご覧ください。

測定結果:WireGuardは本当に最速だったのか?

測定結果を以下にまとめます。

  • VPN未使用時 (基準値)
    • ダウンロード: 890.5 Mbps
    • アップロード: 910.2 Mbps
    • Ping: 3 ms
  • WireGuard 接続時
    • ダウンロード: 755.8 Mbps (低下率: 約15%)
    • アップロード: 721.4 Mbps (低下率: 約21%)
    • Ping: 7 ms
  • OpenVPN (UDP) 接続時
    • ダウンロード: 280.3 Mbps (低下率: 約69%)
    • アップロード: 350.1 Mbps (低下率: 約62%)
    • Ping: 8 ms
  • OpenVPN (TCP) 接続時
    • ダウンロード: 95.2 Mbps (低下率: 約89%)
    • アップロード: 150.6 Mbps (低下率: 約83%)
    • Ping: 15 ms
  • IKEv2 接続時
    • ダウンロード: 580.9 Mbps (低下率: 約35%)
    • アップロード: 610.5 Mbps (低下率: 約33%)
    • Ping: 9 ms

結果は一目瞭然。WireGuardがダウンロード・アップロード共に圧倒的な速度を記録しました。VPNによる速度低下がわずか15%程度に収まっているのは驚異的です。次いでIKEv2が健闘し、OpenVPNはUDP、TCPの順で速度が低下する結果となりました。

結果の考察:数値の裏にある「体感速度」の違い

この数値を、実際の利用シーンに当てはめて考えてみましょう。

ダウンロード速度は、Webサイトの読み込み、動画のストリーミング、ファイルのダウンロードに直接影響します。WireGuardの755Mbpsという速度は、4K動画のストリーミングはもちろん、数GBの大きなファイルをダウンロードする際もストレスを感じさせません。IKEv2も十分高速ですが、OpenVPN(TCP)の95Mbpsになると、高画質動画では少し読み込みに待たされる場面が出てくるかもしれません。

注目すべきはPing値です。Pingはデータの応答速度を示し、この数値が低いほど遅延が少なくなります。WireGuardのPing値はVPN未使用時とほとんど変わらず、非常に優秀です。これは、オンラインゲームやビデオ会議など、リアルタイム性が求められる用途で大きな差となって現れます。Ping値が高いと、ゲームでキャラクターが瞬間移動したり、会議で発言が遅れて聞こえたりする原因になります。

このテストから、日常的な利用においてはWireGuardが最も快適であることは間違いありません。しかし、OpenVPN(TCP)の速度低下は、それだけ通信の確実性を担保するための処理を行っている証拠でもあります。速度が全てではない、ということも覚えておきましょう。

Surfsharkアプリでプロトコルを変更する具体的な手順

「じゃあ、自分もWireGuardに設定してみたい!」と思った方も多いでしょう。Surfsharkアプリでのプロトコル変更は、驚くほど簡単です。

  1. Surfsharkアプリを開き、左側のメニューから「設定」アイコン(歯車マーク)をクリックします。
  2. 「VPN設定」のタブを選択します。
  3. 「プロトコル」という項目があります。現在の設定(多くは「自動」)をクリックすると、選択肢が表示されます。
  4. リストから「WireGuard」「OpenVPN (UDP)」「OpenVPN (TCP)」「IKEv2」のいずれかを選択します。

たったこれだけです。特別な知識は一切不要で、いつでも自由にプロトコルを切り替えて、その効果を体感できます。

もし、あなたがまだSurfsharkのパワフルな機能を体験していないなら、まずは導入してみることをお勧めします。設定方法やお得な始め方については、以下の完全ガイドで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
【完全ガイド】Surfshark VPNとは?メリット・デメリットからお得な始め方まで徹底解説

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あなたに最適なプロトコルはどれ?目的別徹底比較

測定結果と各プロトコルの特性を踏まえ、どのようなシーンでどのプロトコルを選ぶべきか、具体的な指針をまとめました。あなたの使い方に最適な「相棒」を見つけましょう。

速度最優先なら「WireGuard」一択

こんなあなたにおすすめ:

  • 高画質(4K/8K)で動画ストリーミングを楽しみたい
  • オンラインゲームでラグを最小限に抑えたい
  • 大容量のファイルを頻繁にダウンロード・アップロードする
  • とにかく最高のパフォーマンスを求めたい

現代のほとんどの利用シーンにおいて、WireGuardは最良の選択肢です。速度、セキュリティ、安定性のバランスが非常に高く、設定を「自動」にしていても、多くの場合WireGuardが選択されます。迷ったら、まずはWireGuardを試してみてください。その速さにきっと満足するはずです。

安定性と互換性なら「OpenVPN」

こんなあなたにおすすめ:

  • 職場のネットワークなど、通信制限が厳しい環境でVPNを使いたい (TCPモード)
  • セキュリティをとにかく最優先し、長年の実績がある技術を使いたい
  • 古いルーターなどに手動でVPNを設定したい

OpenVPNは、その高い信頼性とカスタマイズ性から、今でも根強い人気を誇ります。特に、WireGuardやIKEv2での接続がうまくいかない場合に試す価値のある「最後の砦」的な存在です。速度よりも「繋がること」が重要な場面で真価を発揮します。

モバイル利用が中心なら「IKEv2」

こんなあなたにおすすめ:

  • iPhoneやAndroidスマホでVPNを常時接続していたい
  • 外出先でWi-Fiとモバイル回線を頻繁に行き来する
  • 接続の速さとバッテリー消費を重視したい

IKEv2の最大の魅力は、その安定性とモバイル親和性です。一度接続すれば、ネットワークが切り替わっても瞬時に再接続してくれるため、接続が途切れるストレスがありません。WireGuardもモバイルで快適に使えますが、バッテリー効率や接続の安定性でIKEv2に軍配が上がる場面もあります。スマホでの利用がメインの方は、ぜひ一度試してみてください。

プロトコル選びの早見表

これまでの情報を、目的別に整理しました。

  • オンラインゲーム・4K動画視聴: WireGuard が最適。低遅延と高速通信が威力を発揮します。
  • カフェや空港のフリーWi-Fi利用: まずは WireGuardIKEv2 を。もし接続が不安定なら、より信頼性の高い OpenVPN (TCP) に切り替えてみましょう。
  • iPhoneやAndroidでの常時接続: IKEv2 が最も安定。バッテリー消費も少なくおすすめです。もちろん WireGuard も高速で快適です。
  • 検閲やファイアウォールの回避: OpenVPN (TCP) が最も効果的な場合があります。他のプロトコルで接続できない時の切り札です。

まとめ:Surfsharkを賢く使いこなし、最高のネット体験を

今回は、SurfsharkのVPNプロトコル、特にWireGuardの速さと、他のプロトコルとの違いについて深掘りしました。

最後に、この記事の重要なポイントを振り返りましょう。

  • VPNの速度や特性は、使用する「プロトコル」によって大きく変わります。
  • Surfsharkでは主に、高速なWireGuard、信頼性の高いOpenVPN、モバイルに強いIKEv2の3つが利用可能です。
  • 実際の速度テストでは、WireGuardが圧倒的に最速という結果になりました。
  • しかし、利用シーンによってはOpenVPNやIKEv2が最適な場合もあり、目的に応じて使い分けることが重要です。
  • プロトコルの変更は、Surfsharkアプリの設定から数クリックで簡単に行えます。

この記事を読んだあなたは、もう「VPNはよくわからないけど、とりあえず使っている」という段階から卒業です。これからは、自分の目的や環境に合わせてプロトコルを能動的に選択し、Surfsharkのポテンシャルを100%引き出すことができるはずです。

次にとるべきアクションは明確です。まずはご自身のSurfsharkアプリを開き、プロトコル設定を確認してみてください。そして、この記事を参考に、あなたの使い方に最も合ったプロトコル(多くの場合、それはWireGuardでしょう)に設定してみましょう。きっと、これまで以上に快適なインターネット体験が待っています。

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