企業の代表者や個人事業主としてビジネスを成長させる中で、信頼性と実用性を兼ね備えた法人カードは不可欠なツールです。
特にプラチナクラスのカードは、経費管理の効率化だけでなく、出張や接待を豊かにする数々の特典が付帯しており、経営者の強力なパートナーとなります。
しかし、数あるプラチナ法人カードの中でも、特に人気が高いのが「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」と「JCBプラチナ法人カード」です。
「どちらも魅力的だけど、結局自分のビジネスにはどっちが合っているんだろう…」。
そんな悩みを抱える経営者のために、この記事では2025年10月時点の最新情報をもとに、両カードをあらゆる角度から徹底的に比較・解説します。
この記事を読めば、あなたのビジネスを次のステージへと押し上げる、最適な一枚が必ず見つかるはずです。
まずは基本スペックを徹底比較!年会費とステータスの違い
法人カードを選ぶ上で、まず気になるのがコストと、ビジネスシーンで信頼を得られるステータス性です。ここでは、両カードの年会費と国際ブランドが持つ特性を比較し、それぞれのコストパフォーマンスと提供価値を探ります。
年会費と追加カードのコストパフォーマンス
法人カードのコストは、本会員の年会費だけでなく、従業員に持たせる追加カードの費用まで含めて考える必要があります。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(以下、セゾンプラチナビジネス)の年会費は33,000円(税込)です。しかし、最大の魅力は初年度の年会費が無料であること。プラチナカードの豪華な特典を1年間リスクなく試せるのは、特に初めてプラチナカードを検討する経営者にとって大きなメリットです。追加カードは最大9枚まで発行可能で、1枚あたり3,300円(税込)の年会費がかかります。
一方、JCBプラチナ法人カード(以下、JCBプラチナ)の年会費は33,000円(税込)です。セゾンプラチナビジネスのような初年度無料特典はありませんが、追加カード(使用者カード)を3枚まで無料で発行できるという強みがあります。4枚目以降は1枚あたり3,300円(税込)です。役員や経理担当者など、複数名でカードを利用する予定がある企業にとっては、JCBプラチナの方がランニングコストを抑えられる可能性があります。
独自の視点: 設立間もないスタートアップや、まずはお試しでプラチナカードの実力を体感したい個人事業主であれば、初年度無料のセゾンプラチナビジネスが圧倒的におすすめです。一方で、すでに複数の従業員が経費精算を行っているような安定期の企業であれば、追加カード無料の恩恵が大きいJCBプラチナも有力な選択肢となるでしょう。
カードブランドとステータス性
カードフェイスは、企業の顔とも言えます。それぞれの国際ブランドが持つイメージも重要な選択基準です。
セゾンプラチナビジネスが採用するAmerican Expressは、世界的に高いステータスを誇るブランドです。「アメックスのプラチナ」というだけで、海外の取引先や高級ホテルのレセプションでも一目置かれる存在感を放ちます。特に、海外出張が多い経営者や、グローバルなビジネス展開を目指す企業にとって、その信頼性は大きな武器となるでしょう。
JCBプラチナが採用するJCBは、日本発唯一の国際ブランドです。国内での加盟店網は圧倒的で、地方での利用や公共料金の支払いなど、日常的な決済で困ることはまずありません。きめ細やかなサービスと安心感は、国内ビジネスを中心に展開する経営者にとって心強い味方です。近年は海外での加盟店も増えており、特にアジア圏での利便性が向上しています。
独自の視点: 見せ方として、海外での接待や会食が多いならAmerican Expressブランドのセゾンプラチナビジネスがスマートな印象を与えます。一方で、国内のクライアントとの信頼関係を重視し、堅実なイメージを大切にしたいのであれば、JCBプラチナが適していると言えるかもしれません。自社のビジネススタイルや取引先の特性に合わせて選ぶことが重要です。
ビジネスを加速させる!特典とサービスの実用度を比較
プラチナカードの真価は、年会費以上の価値を持つ特典にあります。ここでは、経営者の時間を創出し、ビジネスチャンスを広げるための実用的なサービスを比較します。
空港ラウンジと出張関連サービス
国内外を飛び回る経営者にとって、出張の快適性を左右する空港ラウンジサービスは必須の特典です。
セゾンプラチナビジネスの最大の武器は、世界1,700箇所以上の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」の最高ランク「プレステージ会員」(通常年会費469米ドル)に無料で登録できる点です。特筆すべきは、他社カード付帯のプライオリティ・パスでは利用が制限されがちな空港内の提携レストランやリフレッシュ施設(温浴施設など)も回数無制限で利用可能なこと。フライト前の食事や休憩を無料で楽しめるため、出張の質が劇的に向上します。
JCBプラチナも同様に、プライオリティ・パスのプレステージ会員に無料で登録できます。こちらも世界中のラウンジが利用可能で、出張の多い経営者には十分なサービスです。さらに、世界1,100カ所以上の空港ラウンジを同伴者も無料で利用できる「ラウンジ・キー」も付帯しており、利用シーンに応じて使い分けが可能です。ただし、レストランでの利用に関しては、JCB付帯のプライオリティ・パスは対象外となるケースが多いため、この点はセゾンプラチナビジネスに軍配が上がります。
独自の視点: 空港での待ち時間を単なる「待機時間」から「食事や仕事を快適に進める時間」に変えたいなら、レストラン利用も可能なセゾンプラチナビジネスが圧倒的に有利です。特に乗り継ぎが多い場合や、早朝・深夜便を利用する際には、その価値を実感するでしょう。
コンシェルジュサービスとグルメ優待
多忙な経営者の秘書代わりとなるコンシェルジュサービスや、重要な接待で失敗しないためのグルメ優待も比較の重要ポイントです。
両カードともに、24時間365日対応の専用コンシェルジュデスクが付帯しています。出張先のホテルや航空券の手配、接待に使うレストランの提案・予約、入手困難なチケットの手配まで、様々な要望に電話一本で応えてくれます。サービスの質に大きな差はありませんが、American Expressブランドのセゾンプラチナビジネスは海外案件に、JCBプラチナは国内の細やかな要望に強いという評判もあります。
グルメ優待では、セゾンプラチナビジネスに「セゾンプレミアムレストラン by 招待日和」が付帯。全国の対象レストランで2名以上利用時に1名分のコース料理が無料になります。一方、JCBプラチナにも同様のサービス「グルメ・ベネフィット」が付帯しており、こちらも1名分のコース料金が無料になります。どちらも接待や記念日の食事で絶大な効果を発揮する特典です。
独自の視点: これらのサービスは、経営者の貴重な時間を節約し、ビジネスの成功確率を高めるための投資と考えるべきです。例えば、「次の大阪出張で、個室があって静かに話せる日本料理店を予算2万円で探してほしい」といった具体的な依頼をコンシェルジュに丸投げできるだけで、リサーチにかかる数時間を他の重要な業務に充てることができます。
経費削減の要!ポイント・マイル還元率と付帯保険
日々の経費決済でどれだけお得になるか、そして万が一のリスクにどれだけ備えられるかは、カード選びの生命線です。ポイントプログラムと付帯保険を比較し、どちらが企業のキャッシュフローと安定経営に貢献するかを検証します。
ポイント・マイルプログラムの比較
経費決済で貯まるポイントやマイルは、実質的な経費削減につながります。
セゾンプラチナビジネスは、有効期限のない「永久不滅ポイント」が貯まります。そして、このカードが「マイル最強法人カード」と呼ばれる所以が、「SAISON MILE CLUB」(年会費5,500円/税込)に登録することで、JALマイル還元率が最大1.125%という驚異的な高さを実現する点です。広告費やサーバー代など、高額な経費決済で大量のJALマイルを貯め、特典航空券に交換して出張コストを削減する、というサイクルを構築できます。
JCBプラチナでは「Oki Dokiポイント」が貯まります。ポイントはJALやANAのマイルにも交換できますが、交換レートは0.3%〜0.6%程度と、セゾンプラチナビジネスには及びません。ただし、JCBはパートナー企業の利用でポイントアップする特典が豊富で、使い方によっては高い還元率を実現することも可能です。
独自の視点: JALマイルを戦略的に貯めて経費削減を狙うなら、セゾンプラチナビジネス以外の選択肢は考えにくいでしょう。年間1,000万円の経費を決済すれば112,500マイルが貯まり、これは東京-ハワイ間のビジネスクラス往復特典航空券に匹敵します。一方で、特定の航空会社にこだわらず、ポイントを幅広い商品に交換したい場合は、JCBプラチナも選択肢に入ります。
万が一に備える付帯保険
ビジネスには予期せぬトラブルがつきものです。充実した保険は、経営の安定化に直結します。
両カードとも、最高1億円の海外・国内旅行傷害保険が付帯しており、非常に手厚い補償内容です。ただし、セゾンプラチナビジネスは「利用付帯」(旅行代金をカード決済することが適用条件)であるのに対し、JCBプラチナは一部「自動付帯」(カードを持っているだけで適用)が含まれるなど、適用条件に違いがあります。
注目すべきは、セゾンプラチナビジネスに2025年から追加されたユニークな保険です。情報漏洩時の損害賠償などを補償する「サイバー保険」や、ゴルフ中の事故を補償する「ゴルファー保険」が付帯します。これらは現代のビジネスリスクや経営者のライフスタイルに即した非常に実用的な保険と言えます。
独自の視点: IT関連の事業を行っている、あるいは個人情報を扱うビジネスを展開している経営者にとって、セゾンプラチナビジネスの「サイバー保険」は年会費を払ってでも手に入れたい価値のある特典です。また、接待ゴルフの機会が多い経営者にとっても「ゴルファー保険」は心強い備えとなるでしょう。
【結論】あなたのビジネスにはどちらのカードが最適か?
これまで様々な角度から両カードを比較してきましたが、最終的にどちらを選ぶべきか、ビジネスのスタイル別におすすめを提案します。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードがおすすめな経営者
- 設立間もないスタートアップ経営者や個人事業主: 決算書不要で申し込みやすく、初年度年会費無料で試せるのは最大のメリットです。
- JALマイルを効率的に貯めたい経営者: 最大1.125%のマイル還元率は他を圧倒しており、出張コストの削減に直結します。
- 海外出張が多く、空港での時間を快適に過ごしたい経営者: レストランも利用できるプライオリティ・パスは非常に強力な武器になります。
- IT関連事業や個人情報を扱うビジネスの経営者: 付帯するサイバー保険が万が一のリスクをカバーしてくれます。
JCBプラチナ法人カードがおすすめな経営者
- 複数の従業員に追加カードを持たせたい経営者: 3枚まで追加カードが無料なため、ランニングコストを抑えられます。
- 国内ビジネスが中心で、堅実な信頼性を重視する経営者: 日本ブランドの安心感と国内での圧倒的な利便性が魅力です。
- カードを持っているだけで適用される保険を重視する方: 自動付帯の旅行傷害保険は、いざという時の安心につながります。
- バランスの取れたサービスを求める経営者: 特定の分野で突出しているわけではありませんが、全ての特典がハイレベルでまとまっています。
まとめ:最初の一枚にはセゾンプラチナビジネスが最適解か
セゾンプラチナビジネスとJCBプラチナ、どちらも経営者のビジネスを力強くサポートする優れたプラチナ法人カードです。JCBプラチナは国内での信頼性とバランスの取れたサービスが魅力ですが、これから事業を拡大していく経営者にとって、より多くのメリットを提供してくれるのはセゾンプラチナビジネスかもしれません。
初年度年会費無料でプラチナカードの価値をリスクなく試せる手軽さ、最大1.125%という圧倒的なJALマイル還元率、そしてレストランまで利用可能なプライオリティ・パスは、他のカードにはない強力なアドバンテージです。
もし、あなたがセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードに少しでも魅力を感じたなら、その詳細をさらに深く掘り下げてみてはいかがでしょうか。
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