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Wise個人アカウント登録後の初期設定チェックリスト

WISEの個人アカウント登録、お疲れ様でした。

しかし、安心してはいけません。

登録はあくまでスタートラインであり、WISEの真価を最大限に引き出し、安全かつお得に利用するためには「初期設定」が極めて重要になります。

この初期設定を怠ると、不正利用のリスクが高まったり、本来節約できるはずの手数料を無駄に支払ってしまったりする可能性があるのです。

この記事では、WISEアカウント登録後に必ず確認・設定すべき項目を、網羅的なチェックリスト形式で分かりやすく解説します。

セキュリティの強化から、手数料を賢く節約するコツ、そしてスムーズな海外送金を実現するための準備まで、この記事を読むだけでWISEの初期設定は完璧です。

さあ、一緒にWISEアカウントを最強の状態に育てていきましょう。

まずはコレ!セキュリティを鉄壁にする必須設定3選

WISEは海外送金や多通貨管理に非常に便利なサービスですが、お金を扱う以上、何よりも優先すべきはセキュリティの確保です。アカウント登録が完了したら、真っ先に以下の3つの設定を行い、不正アクセスや資産の盗難リスクを徹底的に排除しましょう。

1. 2段階認証(2FA)で不正ログインをブロック

2段階認証(Two-Factor Authentication)は、パスワードに加えて、スマートフォンアプリやSMSで発行される確認コードの入力を求めることで、本人以外の不正ログインを強力に防ぐ仕組みです。WISEでは、ログイン時や送金実行時など、重要な操作の際に2段階認証が求められます。2025年10月時点では、以下の3つの方法が提供されています。

  • 認証アプリ(推奨): Google AuthenticatorやAuthyなどの認証アプリを使用する方法です。スマートフォンがオフラインでもコードを生成でき、SMSの遅延や不達といったトラブルもありません。セキュリティ専門家の間でも最も安全性が高いと評価されており、特別な理由がない限り、認証アプリの利用を強く推奨します。
  • SMS認証: 登録した電話番号にSMSで認証コードが送られてくる方法です。手軽ですが、海外渡航中に現地のSIMカードに入れ替えるとSMSが受信できなくなる、通信状況によってSMSが届かない、といったデメリットがあります。
  • 音声通話認証: 登録した電話番号に自動音声で認証コードが通知される方法です。

設定は、WISEの「設定」メニューから「2段階認証」へ進み、画面の指示に従うだけです。特に認証アプリの設定は、QRコードをスキャンして数タップで完了するため、数分もかかりません。この一手間が、あなたの大切な資産を守るための最も重要な防壁となります。

2. 通知設定をカスタマイズして異変を即座に察知

WISEでは、アカウントに関する様々なアクション(ログイン、送金、カード利用など)があった際に、メールやプッシュ通知で知らせてくれます。この通知設定を適切にカスタマイズすることで、万が一の不正利用にも即座に気づき、被害を最小限に食い止めることが可能です。

「設定」内の「通知設定」を確認し、少なくとも以下の項目に関する通知は必ずONにしておきましょう。

  • 送金に関する通知: 送金の作成、実行、着金など、お金の動きに関する全ての通知。
  • WISEデビットカードに関する通知: カードでの支払い、ATMでの引き出しなど、カード利用に関する全ての通知。
  • ログインに関する通知: 新しいデバイスからのログインがあった場合の通知。

逆に、キャンペーン情報など不要だと感じる通知はOFFにしても構いません。自分にとって重要な通知だけを受け取るように設定することで、本当に注意すべきアラートを見逃すリスクを減らせます。

3. パスワードの定期的な見直しと安全な管理

基本中の基本ですが、パスワードの管理は非常に重要です。WISEのパスワードは、他のサービスで使っているものを使い回さず、必ず固有のものを設定してください。理想的なパスワードは、以下の要素を組み合わせた12文字以上の複雑な文字列です。

  • 大文字と小文字のアルファベット
  • 数字
  • 記号(!, @, #, $, %など)

誕生日や名前、簡単な英単語などを組み合わせただけのパスワードは簡単に推測されてしまいます。パスワード管理ツール(例: 1Password, Bitwardenなど)を利用して、ランダムで複雑なパスワードを生成・管理するのも非常に有効な手段です。また、セキュリティ意識の表れとして、半年に一度など定期的にパスワードを見直す習慣をつけることをおすすめします。

手数料を賢く節約!通貨管理とチャージの最適化

WISEの最大の魅力は、なんといっても業界最安水準の送金手数料です。しかし、そのメリットを最大限に享受するには、いくつかの設定と知識が必要です。ここでは、手数料をさらに節約し、WISEをよりお得に使うための設定をご紹介します。

1. マルチカレンシー口座(残高)を有効化して活用する

WISEの「マルチカレンシー口座(海外口座情報)」は、米ドル、ユーロ、英ポンドなど、主要な通貨をまるで現地の銀行口座のように受け取ったり、保有したりできる画期的な機能です。この機能を有効化すると、以下のメリットがあります。

  • 外貨のまま受け取れる: 海外のクライアントからの報酬や、友人からの送金を、両替手数料なしで外貨のまま受け取れます。
  • 有利なレートで両替できる: 受け取った外貨は、為替レートが良いタイミングを狙って日本円や他の通貨に両替できます。
  • WISEデビットカードで直接使える: 保有している外貨は、後述するWISEデビットカードを使って、海外での買い物やATMでの引き出しにそのまま利用できます。

有効化は、WISEにログイン後、「残高」タブから希望の通貨を選択し、「口座情報を取得する」をクリックするだけです。本人確認が完了していれば、すぐにあなた専用の海外口座情報が発行されます。海外との金銭のやり取りがある方は、必須の機能と言えるでしょう。

2. WISEデビットカードを申し込んで賢く使う

WISEデビットカードは、WISEアカウント内の残高を使って、世界中で買い物やATMからの現金引き出しができる非常に便利なカードです。年会費は無料で、発行手数料も比較的安価(2025年10月時点で1,200円)です。このカードを持つべき理由は以下の通りです。

  • 驚異的に低い海外利用手数料: 一般的なクレジットカードで海外決済すると2%前後の海外事務手数料がかかりますが、WISEデビットカードなら、アカウントに保有している通貨での決済は手数料無料。もし保有していない通貨でも、WISEの格安な両替手数料(0.41%〜)で自動両替して決済されるため、圧倒的にお得です。
  • リアルタイムの為替レート適用: 決済時には常にミッドマーケットレート(本当の為替レート)が適用されるため、銀行やカード会社が上乗せする隠れコストの心配がありません。

海外旅行や出張が多い方はもちろん、海外のネットショップで買い物をする方にとっても必携の1枚です。まだWISEアカウントをお持ちでない方は、ぜひこの機会に検討してみてください。賢く使えば、発行手数料はすぐに元が取れるはずです。
>>WISEで海外送金やデビットカード利用を始める

3. 最適な入金(チャージ)方法を理解する

WISEアカウントに日本円をチャージ(入金)する方法は、主に「銀行振込」と「デビットカード/クレジットカード」の2つがあります。ここで注意したいのが、入金方法によって手数料が異なるという点です。

  • 銀行振込(推奨): WISEが指定する日本の銀行口座(現在は三菱UFJ銀行など)に振り込む方法です。WISE側でかかる手数料は無料で、あなたが利用する銀行の振込手数料のみでチャージできます。ネット銀行など振込手数料が無料の銀行を使えば、コストはゼロです。
  • デビットカード/クレジットカード: 手数料が割高になるため、基本的には推奨しません。急いでいる場合など、限定的な利用に留めるのが賢明です。

少しでも手数料を節約したいなら、WISEへのチャージは「銀行振込」一択と覚えておきましょう。送金手続きの際に、入金方法を選択する画面で意識して選ぶようにしてください。

海外送金をスムーズに!受取人情報と送金限度額の事前準備

いざ海外送金が必要になったときに、「受取人の口座情報が分からない!」「送金上限額に引っかかって送れない!」といった事態に陥るのは避けたいものです。ここでは、送金手続きをスムーズに進めるための事前準備について解説します。

1. よく使う送金先の「受取人」を登録しておく

家族への仕送りや、海外の取引先への支払いなど、定期的に同じ相手に送金する場合は、事前に「受取人」として情報を登録しておきましょう。一度登録しておけば、次回からはリストから選択するだけで済み、面倒な口座情報の入力を省略できます。

登録は、WISEの「受取人」メニューから行います。必要な情報は送金先の国や通貨によって異なりますが、一般的には以下の通りです。

  • 受取人のフルネーム
  • 銀行名
  • 口座番号(IBANコード、SWIFT/BICコードなど)
  • 受取人の住所

特に、IBANコードやSWIFT/BICコードは馴染みがなく、入力ミスが起こりやすいポイントです。事前に相手に正確な情報を確認し、間違いなく登録しておくことが、送金エラーを防ぐための鍵となります。

2. 本人確認(KYC)を完了させ、送金限度額を確認する

WISEでは、マネーロンダリング防止などの観点から、法律に基づき全てのユーザーに本人確認(KYC – Know Your Customer)を義務付けています。初回送金時などに手続きを求められますが、事前に済ませておくと、いざという時にスムーズです。本人確認が完了しないと、利用できる機能や送金額に制限がかかります。

本人確認には、マイナンバーカードや運転免許証、パスポートなどの本人確認書類が必要です。手続きはオンラインで完結し、書類のアップロードと顔写真の撮影などを行います。通常1〜3営業日ほどで審査が完了します。

また、WISEの送金には1回あたり、または年間での限度額が設定されています(例: 1回あたりの送金上限は100万円)。この限度額は、本人確認の状況や送金先の国によって異なります。「設定」メニューの「口座リミット」から、ご自身の現在の限度額を確認しておきましょう。高額な送金を予定している場合は、事前に限度額を引き上げるための追加手続きが必要かどうかも確認しておくと安心です。

WISEの登録方法や本人確認の具体的な手順で不明な点がある場合は、以下のガイド記事で画面キャプチャ付きで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
>>【完全ガイド】WISE個人口座の登録から初めての海外送金まで徹底解説!

3. 自動送金設定の活用(オプション)

毎月決まった額を海外の口座に送金する必要がある場合、WISEの「自動送金(Scheduled transfer)」機能が便利です。送金額、送金サイクル(毎月、毎週など)、開始日を設定しておくだけで、WISEが自動的に送金手続きを行ってくれます。

ただし、この機能を利用するには、送金に必要な資金が常にWISEアカウントの残高にある状態にしておく必要があります。残高不足の場合は送金が失敗してしまうため、注意が必要です。家賃の支払いや定期的な仕送りなど、用途が明確な場合に活用を検討してみましょう。

まとめ:初期設定を制する者がWISEを制す

今回は、WISEの個人アカウント登録後に必ず実施すべき初期設定を、チェックリスト形式で詳しく解説しました。最後に、重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • セキュリティ設定: 2段階認証(アプリ認証が推奨)、通知設定、強固なパスワードでアカウントを鉄壁に守る。
  • 手数料節約: マルチカレンシー口座とデビットカードを活用し、チャージは銀行振込で行うことで手数料を最小化する。
  • 送金の事前準備: 受取人情報の事前登録と、本人確認を済ませて送金限度額を把握しておくことで、スムーズな送金を実現する。

これらの初期設定は、少し面倒に感じるかもしれませんが、一度設定してしまえば、その後はWISEの利便性と低コストという恩恵を、安全かつ最大限に享受できるようになります。この記事をブックマークし、一つずつ着実に設定を完了させてください。

まだWISEのアカウントを持っていないけれど、この記事を読んでその魅力に気づいたという方は、ぜひ以下のリンクから登録を検討してみてください。海外とのやり取りがある方なら、きっとあなたの強力な味方になってくれるはずです。

>>WISE公式サイトで詳細を確認し、お得に海外送金を始める

もし登録手順に不安がある場合は、初心者の方でも迷わないように徹底解説した「【完全ガイド】WISE個人口座の登録から初めての海外送金まで徹底解説!」も併せてご覧ください。