WISEアカウント、海外送金や外貨での支払いに非常に便利ですよね。
しかし、その利便性の裏側で、あなたの大切な資産を守るためのセキュリティ対策は万全でしょうか?
オンラインサービスへの不正アクセスが後を絶たない現代において、IDとパスワードだけの管理では不十分な場合があります。
この記事では、2025年10月時点の最新情報に基づき、WISEアカウントのセキュリティを劇的に向上させる「二段階認証(2FA)」の設定方法を、図解(イメージ)を交えながらステップ・バイ・ステップで徹底的に解説します。
この記事を最後まで読めば、誰でも簡単かつ確実に二段階認証を設定でき、不正アクセスのリスクを大幅に軽減できます。
なぜWISEの二段階認証が今すぐ必要なのか?
「面倒だから後でやろう」と思っていませんか?しかし、二段階認証の設定は、WISEを安全に利用するための生命線とも言える重要なステップです。なぜなら、WISEアカウントは単なるサービスではなく、あなたの「お金」を直接管理するデジタルな銀行口座だからです。
万が一、悪意のある第三者にIDとパスワードが漏洩してしまった場合を想像してみてください。パスワードだけでログインできる状態だと、アカウント内の資金が不正に送金されたり、個人情報が盗まれたりする可能性があります。特に、フィッシング詐欺や他のサービスからのパスワードリスト攻撃など、手口は年々巧妙化しています。
ここで活躍するのが二段階認証です。二段階認証とは、ログイン時に「知識情報(パスワードなど)」と「所持情報(スマートフォンなど)」の2つの異なる要素を組み合わせることで、本人確認の精度を高める仕組みです。たとえパスワードが破られても、あなたのスマートフォンがなければログインできないため、不正アクセスの大部分を防ぐことができます。WISEでは、大切な資産を守るためにこの二段階認証の設定を強く推奨しており、設定は数分で完了します。このわずかな手間で得られる安心感は、計り知れないものがあるでしょう。
WISEで利用できる2種類の二段階認証
WISEでは、主に2種類の二段階認証方法が提供されています。それぞれにメリットとデメリットがあるため、ご自身の利用スタイルに合った方法を選ぶことが重要です。ここでは、それぞれの特徴を詳しく比較・解説します。
1. SMS認証(電話番号)
SMS認証は、ログイン時に登録した携帯電話番号宛てに、6桁の確認コードが記載されたショートメッセージ(SMS)が届く方式です。特別なアプリは不要で、携帯電話さえあれば誰でも手軽に設定できるのが最大のメリットです。しかし、手軽さの裏にはセキュリティ上の懸念も存在します。例えば、「SIMスワップ詐欺」と呼ばれる攻撃により電話番号が乗っ取られた場合、SMS認証は突破されるリスクがあります。また、海外滞在中や電波の届かない場所にいるとSMSを受信できず、ログインできなくなる可能性がある点もデメリットと言えるでしょう。
2. 認証アプリ(推奨)
認証アプリは、「Google Authenticator」や「Authy」といった専用アプリをスマートフォンにインストールし、30秒ごとに生成される一時的な確認コードを使って認証する方式です。セキュリティ面ではSMS認証よりも格段に強固であり、WISEもこちらの方法を推奨しています。コードはオフラインで生成されるため、電波状況に左右されずに利用できるのが大きな利点です。設定時にQRコードをスキャンする手間はありますが、一度設定してしまえば、より高い安全性と利便性を両立できます。当ガイドでは、この認証アプリを利用した設定を強くお勧めします。
【完全解説】WISEの二段階認証 設定手順
それでは、実際にWISEの二段階認証を設定していきましょう。ここでは、最も推奨される「認証アプリ」を使った設定方法を中心に、ステップ・バイ・ステップで詳しく解説します。
準備するもの
- WISEにログインするためのPCまたはスマートフォン
- 認証アプリをインストールするスマートフォン(Google AuthenticatorやMicrosoft Authenticatorなど、事前にインストールしておくとスムーズです)
認証アプリを利用した設定手順
- WISEにログインし、「設定」へアクセス
まず、WISEの公式サイトまたはアプリからアカウントにログインします。画面右上(PCの場合)の氏名やアイコンをクリックし、メニューから「設定」を選択します。 - 「二段階認証」を選択
設定画面の左側メニューから「二段階認証」をクリックします。現在の設定状況が表示されるので、「二段階認証を設定する」といったボタンを押して次に進みます。 - 認証方法として「認証アプリ」を選択
「SMS」か「認証アプリ」かを選択する画面が表示されます。ここで「認証アプリを使用する」を選びます。 - QRコードをスキャン
画面にQRコードが表示されます。スマートフォンの認証アプリを起動し、「アカウントを追加」や「+」ボタンをタップして、このQRコードをスキャンしてください。 - 生成されたコードを入力
QRコードをスキャンすると、認証アプリにWISE用のアカウントが追加され、6桁の数字が表示されます。この数字をWISEの画面に入力し、「有効化して続行」をクリックします。 - リカバリーコードを必ず保存する
このステップが最も重要です。認証が完了すると、10個の「リカバリーコード」が表示されます。これは、スマートフォンを紛失したり、アプリが使えなくなったりした際に、アカウントにアクセスするための命綱です。必ずスクリーンショットを撮る、印刷する、パスワード管理ツールに保存するなど、安全な場所に保管してください。
以上の手順で、あなたのWISEアカウントは格段に安全になりました。ログイン時や送金時に認証アプリのコードが求められるようになります。
二段階認証のよくある質問とトラブルシューティング
二段階認証を設定・運用する上で、多くの人が疑問に思う点や遭遇しがちなトラブルがあります。ここでは、それらの解決策をQ&A形式でまとめました。
Q1. スマートフォンを紛失・機種変更した場合はどうすればいいですか?
A. 最も重要なのは、設定時に保存したリカバリーコードを使用することです。リカバリーコードがあれば、新しいスマートフォンで認証を再設定するまでの間、アカウントにアクセスできます。もしリカバリーコードも紛失してしまった場合は、WISEのサポートチームに連絡し、本人確認手続きを行う必要があります。時間と手間がかかるため、リカバリーコードの保管がいかに重要かが分かります。
Q2. 認証アプリのコードを入力してもログインできません。
A. いくつか原因が考えられます。まずは、スマートフォンの時刻が正確であることを確認してください。認証コードは時刻に基づいて生成されるため、時刻がずれていると正しいコードが生成されません。多くの認証アプリには「時刻の同期」機能があるので、試してみてください。それでも解決しない場合は、一度アプリを再起動するか、別のリカバリーコードを使ってみましょう。
Q3. 認証方法をSMSからアプリ(またはその逆)に変更したいです。
A. WISEの設定画面から変更可能です。「設定」→「二段階認証」と進み、現在の認証方法を一度無効にします。その際、現在有効な認証方法(SMSまたはアプリ)での本人確認が求められます。無効化が完了したら、改めて新しい方法で二段階認証を設定し直してください。
まとめ:二段階認証で賢く安全な海外送金ライフを
この記事では、WISEアカウントのセキュリティを飛躍的に向上させる二段階認証の設定方法について、その重要性から具体的な手順、トラブルシューティングまで詳しく解説しました。二段階認証は、あなたの大切な資産を不正アクセスから守るための、最も効果的で基本的な防御策です。特に、より安全な認証アプリの使用と、万が一の事態に備えたリカバリーコードの保管は絶対に忘れないでください。
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