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WISEの送金履歴をPDFでダウンロード・整理する方法

海外送金サービスとして広く利用されているWISE。

その便利さから、ビジネスでの支払いや海外在住の家族への送金、海外ECサイトでのショッピングなど、様々な場面で活用している方も多いのではないでしょうか。

しかし、確定申告や会社の経費精算、あるいは個人の資産管理を行う上で、「あの送金履歴、どうやって確認するんだっけ?」と困った経験はありませんか。

特に、公式な書類として提出が必要な場合、PDF形式での取引明細書が求められることも少なくありません。

この記事では、WISEの送金履歴(取引明細書)をPCやスマートフォンから簡単にPDF形式でダウンロードする方法から、その後の整理・活用術まで、2025年10月時点の最新情報をもとに、誰にでも分かりやすく徹底解説します。

なぜWISEの送金履歴(取引明細書)のダウンロードが必要なのか?

WISEで手軽に海外送金ができるのは大きな魅力ですが、その取引記録をきちんと保管しておくことは、さまざまな理由から非常に重要です。単なる記録としてだけでなく、公的な手続きや正確な財務管理において、WISEが発行する取引明細書は強力な証明書類となります。具体的にどのような場面で必要になるのか、3つの主要なケースを見ていきましょう。

1. 確定申告(個人事業主・法人)での経費証明

個人事業主やフリーランス、法人として海外のクライアントと取引がある場合、WISEは非常に便利なツールです。しかし、海外からの売上入金や、海外サービスへの支払い・外注費などは、すべて正確に帳簿に記録し、確定申告で報告する義務があります。

その際、税務署に取引の正当性を証明するための客観的な証拠として、WISEの取引明細書が役立ちます。明細書には、取引日、送金額、受け取り額、適用された為替レート、そして支払った手数料が明確に記載されています。これらの情報が一つにまとまっているため、会計ソフトへの入力や税理士への資料提出がスムーズに進みます。特にPDF形式でダウンロードしておけば、改ざんが難しく、信頼性の高い証明書類として扱うことができます。

2. 会社の経費精算での利用

海外出張時の経費や、海外製ソフトウェアの年間ライセンス料など、会社の経費をWISEで立て替え払いするケースも増えています。このような場合、会社の経理部門に経費精算を申請するために、支払いを証明する書類(領収書や利用明細)の提出が求められます。

WISEの取引明細書は、まさにこの「利用明細」として機能します。アプリやウェブサイトから必要な取引期間を指定してPDFでダウンロードし、経費精算システムにアップロードしたり、印刷して提出したりするだけで、手続きが完了します。両替レートや手数料も明記されているため、経理担当者にとっても分かりやすく、スムーズな精算処理につながります。

3. 個人の資産管理と収支の把握

公的な手続き以外にも、個人の資産管理において送金履歴は重要な役割を果たします。「今月は海外の友人にいくら送金したかな?」「海外のECサイトで使いすぎていないか?」といった日々の収支を正確に把握することは、健全な家計管理の第一歩です。

WISEの明細書を定期的にダウンロードし、内容を確認する習慣をつけることで、自分のお金の流れを可視化できます。また、CSV形式でダウンロードすれば、GoogleスプレッドシートやExcelで読み込み、独自のグラフを作成したり、特定のカテゴリー(例:「仕送り」「趣味」など)ごとに支出を分析したりすることも可能です。これにより、漠然とした不安がなくなり、より計画的な資産運用ができるようになるでしょう。

【PC編】WISEの送金履歴をPDFでダウンロードする全手順

確定申告や経費精算で最も一般的に利用されるのが、PC(パソコン)のウェブブラウザから取引明細書をダウンロードする方法です。ここでは、WISEの公式サイトにログインしてから、目的のPDFファイルをダウンロードするまでの一連の流れを、ステップバイステップで詳しく解説します。

ステップ1: WISE公式サイトにログイン

まず、お使いのウェブブラウザ(Google Chrome, Safariなど)でWISEの公式サイトにアクセスし、登録したメールアドレスとパスワードでログインします。2段階認証を設定している場合は、SMSや認証アプリで表示されるコードを入力してください。

ステップ2: 「取引」セクションへ移動

ログインすると、アカウントのホーム画面(ダッシュボード)が表示されます。画面左側にあるメニューの中から「取引」をクリックします。ここでは、過去のすべての送金や資金の受け取り、両替の履歴が一覧で表示されます。

ステップ3: 明細書(ステートメント)のダウンロード設定

取引履歴の一覧画面の右上あたりに、「明細書をダウンロード」というボタン(またはアイコン)がありますので、これをクリックします。すると、明細書を生成するための設定画面が表示されます。

ここで以下の項目を設定します。

  • 期間: 明細書が必要な期間を選択します。特定の月(例: 2025年10月)や、特定の年(例: 2024年)、あるいは「カスタム」を選んで開始日と終了日を自由に指定することも可能です。確定申告であれば、対象となる年の1月1日から12月31日までを指定します。
  • 通貨: どの通貨の取引履歴が必要かを選択します。例えば、日本円の口座から米ドルを送金した場合、日本円(JPY)の明細書と米ドル(USD)の明細書の両方を取得できます。通常は、資金の動きがあったすべての通貨について確認すると良いでしょう。
  • ファイル形式: ここで「PDF」を選択します。WISEでは、会計ソフトへのインポートに便利な「CSV」形式も選択できますが、公的な証明書類として提出する場合は、改ざんが難しく、見た目が整っているPDFが最適です。

ステップ4: PDFの生成とダウンロード

すべての設定が完了したら、「ダウンロード」ボタンをクリックします。WISEのシステムが指定された条件に基づいて明細書を生成し、しばらくするとPDFファイルが自動的にダウンロードされます。

ダウンロードしたPDFファイルを開き、記載されている内容(氏名、住所、取引日、金額、手数料など)に誤りがないか必ず確認しましょう。これで、PCでのダウンロード作業は完了です。

【スマホアプリ編】いつでもどこでも送金履歴をダウンロード

外出先や移動中でも、手元のスマートフォンから手軽に送金履歴を確認・ダウンロードできるのがWISEアプリの魅力です。PCが手元にない場合でも、アプリを使えば数タップで簡単に明細書を取得できます。ここでは、WISEのスマートフォンアプリ(iOS/Android共通)を使ったダウンロード手順を解説します。

ステップ1: WISEアプリを開き、該当の口座を選択

スマートフォンにインストールされているWISEアプリを起動し、ログインします。ホーム画面には、保有している各通貨の残高が表示されています。履歴を確認したい通貨(例: 日本円)をタップして、その通貨の詳細画面に移動します。

ステップ2: 「明細書」メニューへアクセス

通貨の詳細画面では、その通貨に関する最近の取引履歴が表示されています。画面の右上にある「…」(その他)のアイコンをタップし、表示されるメニューの中から「明細書」を選択します。

アプリのバージョンやOSによってUIが若干異なる場合がありますが、「明細書」や「ステートメント」といった項目を探してください。

ステップ3: 期間と形式を選択してエクスポート

明細書の画面に移動したら、PC版と同様に、取得したい期間(月、年、カスタム期間)を選択します。確定申告などで1年分のデータが必要な場合は、対象の年を選択しましょう。

次に、ファイル形式を選択します。ここで「PDF」を選び、「ダウンロード」または「エクスポート」といったボタンをタップします。

ステップ4: PDFの保存または共有

PDFが生成されると、スマートフォン上でプレビューが表示されます。画面下部(または右上)にある共有アイコンをタップすると、ファイルをどのように扱うかを選択できます。

  • 「ファイルに保存」: スマートフォン本体やiCloud Drive、Google Driveなどのクラウドストレージに直接PDFを保存します。
  • メールで送信: 自分のPCのメールアドレス宛に送信して、後でPCから確認・整理することができます。
  • チャットアプリで送信: SlackやLINEなどで自分自身や関係者に送ることも可能です。

このように、スマホアプリを使えば、必要な時にすぐ明細書を取得して関係各所に共有できるため、非常に効率的です。

ダウンロードした送金履歴の整理・活用術

取引明細書をダウンロードするだけで満足してはいけません。後から「あのファイルはどこだっけ?」と探す手間を省き、必要な時にすぐに取り出せるように、適切に整理・管理することが重要です。ここでは、少しの工夫で管理が格段に楽になる、実践的な整理・活用術を3つご紹介します。

1. ファイル名のルール化で検索性を向上

ダウンロードしたPDFファイルは、デフォルトでは「statement.pdf」のような汎用的な名前になっていることがあります。これでは後から中身を判別できません。ダウンロードしたら、すぐにファイル名を変更する習慣をつけましょう。

おすすめの命名規則は「サービス名_期間_通貨.pdf」という形式です。

例:

  • WISE_2025-10_JPY.pdf (2025年10月分の日本円の明細)
  • WISE_2024_Annual_USD.pdf (2024年一年分のアメリカドルの明細)

このようにルールを統一しておけば、ファイル名で検索するだけで目的の明細書を瞬時に見つけ出すことができます。

2. クラウドストレージでの一元管理

ダウンロードしたファイルは、PCのデスクトップやダウンロードフォルダに散乱させず、Google DriveやDropbox、OneDriveといったクラウドストレージで一元管理することをおすすめします。

クラウドストレージ内に「確定申告」というフォルダを作成し、さらにその中に「2025年」というサブフォルダを作ります。そして、その中に「WISE明細」「クレジットカード明細」といった形で、関連書類をまとめて保存します。こうすることで、どのデバイスからでもアクセスでき、PCの故障によるデータ紛失のリスクも防げます。税理士とフォルダを共有すれば、資料の受け渡しもスムーズです。

3. CSV形式の活用でデータ分析をさらに深く

WISEの明細書はPDFだけでなく、CSV形式でもダウンロードできます。CSVファイルは、GoogleスプレッドシートやMicrosoft Excelなどの表計算ソフトで開くことができるデータ形式です。

CSV形式でダウンロードすると、以下のような高度な活用が可能になります。

    • グラフ化: 月ごとの送金額や手数料の推移をグラフにして、支出の傾向を視覚的に把握できます。
    • フィルタリングと並べ替え: 特定の送金先だけの取引を抽出したり、金額の大きい順に並べ替えたりして、重要な取引を素早く確認できます。

家計簿アプリへのインポート: 多くの家計簿アプリや会計ソフトはCSVインポート機能に対応しており、手入力をせずとも取引データを一括で取り込めます。

証明書類としてはPDF、データ分析や会計ソフトとの連携にはCSV、というように目的に応じて使い分けることで、WISEの取引データを最大限に活用できます。

まとめ

今回は、WISEの送金履歴(取引明細書)をPDF形式でダウンロードし、整理・活用する方法について詳しく解説しました。

最後に要点をまとめます。

  • WISEの取引明細書は、確定申告や経費精算、個人の資産管理に不可欠な証明書類となる。
  • PCのウェブサイトからでも、スマートフォンのアプリからでも、簡単なステップでPDF形式の明細書をダウンロードできる。
  • ダウンロードしたファイルは、ファイル名をルール化し、クラウドストレージで一元管理することで、後の管理が格段に楽になる。
  • データ分析や会計ソフトとの連携には、CSV形式でのダウンロードが非常に便利。

WISEは非常に便利なサービスですが、その真価は送金機能だけでなく、こうした透明性の高い履歴管理機能にもあります。定期的に取引履歴を確認し、適切に管理する習慣をつけることで、より安心してWISEを活用することができるでしょう。

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