「従業員の経費精算が毎月大変」。
「出張や備品購入のたびに発生する立替払いをなくしたい」。
多くの経営者や個人事業主が、このような経費管理の課題を抱えています。
その強力な解決策となるのが、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの「追加カード」です。
追加カードを社員に持たせることで、経費の支払いを一本化し、面倒な精算業務から解放されます。
この記事では、セゾンプラチナビジネスアメックスの追加カードに焦点を当て、そのメリットから具体的な活用法、導入する上での注意点までを詳しく解説します。
経費管理を効率化し、ビジネスをさらに加速させるヒントがここにあります。
セゾンプラチナビジネスアメックス「追加カード」の基本と3つのメリット
まずは、セゾンプラチナビジネスアメックスの追加カードがどのようなもので、導入することでどんなメリットが得られるのか、基本から確認していきましょう。年会費以上の価値を実感できるはずです。
追加カード(社員カード)とは?
追加カードとは、本カード会員の利用枠内で発行できる、従業員や家族向けのカードです。セゾンプラチナビジネスアメックスでは、最大9枚まで発行可能で、一般的に「社員カード」として活用されます。
本カード会員(代表者)の口座から一括で引き落とされるため、従業員一人ひとりが経費を立て替え、後日精算するといった手間が一切不要になります。年会費は1枚あたり3,300円(税込)と、プラチナカードの付帯サービスとしては非常にリーズナブルな設定です。
申し込み対象は、本カード会員の配偶者、親、子供(18歳以上)に加え、企業の従業員も含まれます。これにより、個人事業主が家族に業務を手伝ってもらうケースから、法人が従業員に経費決済用として持たせるケースまで、幅広く対応できます。
メリット1:経費精算業務の劇的な効率化
追加カード導入の最大のメリットは、経費精算業務の効率化です。従業員が経費を立て替える場合、「申請書の作成」「領収書の糊付け」「上長の承認」「経理担当者のチェックと振込」といった多くのステップが発生します。これは従業員、管理者、経理担当者全員にとって大きな負担です。
追加カードを使えば、支払いはカードに集約されます。利用明細はオンラインで一元管理でき、CSV形式でダウンロードも可能です。これを会計ソフト(freeeやマネーフォワード クラウドなど)に取り込むだけで、面倒な入力作業のほとんどを自動化できます。これにより、経理部門は月末月初の繁忙期から解放され、より生産性の高い業務に集中できるようになります。
メリット2:キャッシュフローの改善とガバナンス強化
セゾンプラチナビジネスアメックスは「毎月10日締め、翌月4日払い」です。カードを利用した日から支払いまで最長で約2ヶ月の猶予が生まれるため、キャッシュフローにゆとりを持たせることができます。これは資金繰りが重要な中小企業やスタートアップにとって大きな利点です。
また、誰が・いつ・何に経費を使ったかが利用明細で明確になるため、経費の「見える化」が実現します。これにより、不要な経費の削減や不正利用の防止につながり、コーポレート・ガバナンスの強化にも貢献します。従業員ごとに追加カードの利用限度額を設定することも可能で、健全な経費管理体制を構築できます。
メリット3:ポイントが合算されてマイルも貯まる
追加カードの利用で貯まる永久不滅ポイントは、すべて本カード会員のポイントとして合算されます。つまり、会社全体の経費決済をカードに集約することで、効率的にポイントを貯めることができるのです。
さらに、人気の「SAISON MILE CLUB」に登録すれば、ショッピング利用1,000円につき10マイルという高還元率でJALマイルが貯まります(年間移行上限あり)。貯まったポイントやマイルは、航空券への交換やオフィス用品の購入に充当でき、実質的な経費削減につながります。
【実践編】追加カードを活用した経費管理テクニック
追加カードのメリットを理解したところで、次に具体的な活用方法を見ていきましょう。ここでは、経費管理をさらにスマートにするための実践的なテクニックを3つご紹介します。
テクニック1:部門やプロジェクトごとにカードを使い分ける
セゾンプラチナビジネスアメックスの追加カードは最大9枚まで発行できるため、単に「従業員に持たせる」だけでなく、管理単位で使い分けるのがおすすめです。
- 営業部用カード:接待交際費や交通費の決済に利用。
- マーケティング部用カード:Web広告費やサーバー代の支払いに利用。
- 特定のプロジェクト用カード:期間限定のプロジェクトで発生する経費を管理。
このようにカードを分けることで、利用明細を見るだけで部門やプロジェクトごとのコストを正確に把握できます。予算管理が容易になり、費用対効果の分析にも役立ちます。
テクニック2:利用明細のCSVダウンロードと会計ソフト連携
経費管理効率化の要となるのが、利用明細のデータ活用です。セゾンプラチナビジネスアメックスの会員サイト(Netアンサー)からは、過去の利用明細をCSV形式でダウンロードできます。
このCSVデータを、お使いの会計ソフトにインポートするだけで、仕訳作業の大部分が完了します。多くの会計ソフトには、一度取り込んだ取引内容から勘定科目を自動で推測する学習機能が備わっています。最初は手動での設定が必要ですが、使えば使うほど自動化の精度が向上し、手入力の手間がほぼゼロに近づきます。
このフローを確立することで、月次の締め作業にかかる時間を大幅に短縮できるでしょう。
テクニック3:経費規程と利用ルールの明確化
追加カードを導入する際は、事前に社内での利用ルールを明確にしておくことが成功の鍵です。これにより、公私混同や意図しない不正利用を防ぎ、スムーズな運用を実現します。
<ルール設定の例>
- 利用可能な費用の種類:交通費、宿泊費、接待交際費、事務用品費など、具体的な勘定科目をリストアップする。
- 1回あたりの利用上限額:高額な決済には事前承認を必要とするルールを設ける。
- 私的利用の禁止:業務外での利用は一切禁止することを明記する。
- 領収書の保管ルール:電子帳簿保存法に対応する場合は、領収書の写真撮影とアップロードを義務付けるなど。
- 紛失・盗難時の報告手順:万が一の事態に備え、速やかな連絡先と手順を周知する。
これらのルールを経費規程として明文化し、追加カードを渡す際に従業員へしっかりと説明することが重要です。
追加カード導入時の注意点と本カード会員との違い
非常に便利な追加カードですが、本カードと全く同じ機能が使えるわけではありません。導入後に「知らなかった」と後悔しないために、いくつかの注意点を押さえておきましょう。
注意点1:一部の特典は本カード会員のみ対象
セゾンプラチナビジネスアメックスの魅力的な特典の多くは、本カード会員向けに提供されています。追加カード会員は利用できないサービスがあるため注意が必要です。
<追加カード会員が利用できない主な特典>
- プライオリティ・パス:世界中の空港ラウンジが使えるこの特典は、本カード会員のみ無料付帯。追加カード会員は利用できません。
- コンシェルジュサービス:24時間365日対応の秘書サービスも本カード会員限定です。
- 旅行傷害保険:海外最高1億円、国内最高5,000万円の旅行傷害保険は、本カード会員にのみ適用されます。追加カード会員は対象外です。
従業員の海外出張が多い場合は、別途出張者向けの保険に加入するなどの対策が必要になります。一方で、国内主要空港のラウンジは追加カード会員も無料で利用可能です。
注意点2:利用限度額は本カードと合算
追加カードの利用可能額は、本カードの利用限度額の範囲内となります。例えば、本カードの限度額が500万円の場合、本カードとすべての追加カードを合わせた利用額の合計が500万円を超えることはできません。
納税や高額な設備投資などで大きな決済が重なると、予期せず限度額に達してしまう可能性があります。Netアンサーでこまめに利用状況を確認し、必要であれば事前にカード会社へ連絡して一時的な増枠を相談するなどの対応を検討しましょう。
注意点3:カード券面に会社名は印字されない
セゾンプラチナビジネスアメックスは「個人与信型」のカードであり、申し込みの際に登記簿謄本や決算書は不要です。そのため、カード券面には個人名のみが印字され、会社名は入りません。
会社の経費として利用することに法的な問題はありませんが、「会社のカード」としての見た目を重視する場合には、少し物足りなく感じるかもしれません。ただし、その分審査がスピーディーで、設立間もない法人や個人事業主でも申し込みやすいという大きなメリットがあります。
まとめ:追加カードを制する者が経費管理を制する
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの追加カードは、単なる支払い手段ではありません。経費精算の効率化、キャッシュフローの改善、ガバナンス強化を実現する、強力な経営ツールです。
年会費3,300円(税込)で従業員の立替払いをなくし、経理担当者の負担を大幅に軽減できるなら、その投資価値は計り知れないでしょう。本カードと合わせて活用することで、会社全体の生産性向上に大きく貢献します。
セゾンプラチナビジネスアメックス自体、初年度年会費が無料で、世界1,700箇所以上の空港ラウンジが使える「プライオリティ・パス」のプレステージ会員資格が付帯するなど、魅力的な特典が満載です。
今回の記事で追加カードの魅力に触れ、セゾンプラチナビジネスアメックスそのものについてもっと詳しく知りたくなった方もいるのではないでしょうか。カード全体のメリット・デメリット、審査基準、ユニークな保険までを網羅的に解説した完全ガイド記事を用意しています。ぜひそちらもご覧いただき、導入を検討してみてください。
さらに、2025年11月時点の情報として、下記の完全ガイド記事を経由して申し込むと、12,000円分のAmazonギフト券がもらえる特別なプログラムが用意されています。この機会を逃さず、お得にカードを手に入れて、ビジネスの経費管理を次のステージへと進めましょう。
