2025年5月14日、Googleは、Microsoft Exchangeオンプレミスサーバー(Exchange 2010、2013、2016など)からのデータ移行に関する重要な変更を発表しました。これにより、2025年5月31日以降、従来のデータ移行サービス(Data Migration Service)を使用してのメール、カレンダー、連絡先データの移行がサポートされなくなります。
変更の概要
- 対象外となるサービス: Microsoft Exchangeオンプレミスサーバー(Exchange 2010、2013、2016など)からのデータ移行
- サポート終了日: 2025年5月31日
- 代替手段: Google Workspace Migration for Microsoft Exchange(GWMME)ツールの使用
なお、進行中の移行プロセスは完了まで継続されますが、新たな移行の開始はできなくなります。
日本の企業・教育機関への影響
日本国内でMicrosoft Exchangeオンプレミスサーバーを使用している組織は、以下の点に注意が必要です。
- 移行計画の再検討: 既存の移行計画を見直し、GWMMEツールへの切り替えを検討する必要があります。
- 技術的な準備: GWMMEツールはWindowsマシン上で動作するため、対応する環境の整備が求められます。
- スケジュールの調整: サポート終了日までに移行を完了させるため、スケジュールの調整が必要です。
推奨される対応策
- GWMMEツールの導入: Google Workspace Migration for Microsoft Exchangeツールを使用して、データ移行を実施してください。
- 管理者のトレーニング: 管理者向けにGWMMEツールの使用方法に関するトレーニングを実施し、スムーズな移行をサポートします。
- ユーザーへの周知: ユーザーに対して、移行に関する情報を適切に周知し、混乱を避けるようにします。
詳細な情報やサポートについては、Google Workspaceのヘルプセンターをご参照ください。