海外送金サービスとして多くの人に利用されているWISE(ワイズ)。
手数料の安さや送金スピードの速さで人気ですが、「海外のサービスって本当に安全なの?」「個人情報を登録しても大丈夫?」と、セキュリティ面で不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
特に、大切なお金を預け、国境を越えて送金するわけですから、その安全性が気になるのは当然のことです。
過去にはオンラインサービスでの情報漏洩や不正利用のニュースを見聞きすることもあり、新しいサービスを利用する際には慎重になるものです。
そこでこの記事では、WISEがどのようなセキュリティ対策を行っているのか、本当に安心して利用できるのかを徹底的に解説します。
WISEの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
WISEは信頼できる企業なの?
まず、WISEがどのような企業によって運営されているかを確認しましょう。
WISEは、2011年にイギリスで設立されたWise Payments Limitedによって運営されています。日本では、ワイズ・ペイメンツ・ジャパン株式会社として関東財務局により資金移動業者として登録されており(登録番号:関東財務局長第00040号)、金融庁の監督下でサービスを提供しています。
世界中で1,600万人以上の利用者がおり、毎月の送金額は90億ポンド(約1.7兆円 ※2025年5月時点の為替レートで換算)を超えるなど、国際的に信頼されている企業と言えるでしょう。日本国内でも、多くのユーザーに支持され、その利便性と透明性の高い手数料体系が評価されています。
WISEの主なセキュリティ対策
WISEは、ユーザーが安心してサービスを利用できるよう、多層的なセキュリティ対策を講じています。主な対策を見ていきましょう。
1. 各国の金融当局による規制とライセンス
WISEは、サービスを提供する各国において、それぞれの国の法律に基づき金融当局から認可を受け、その監督下で運営されています。日本では前述の通り、関東財務局から資金移動業者としての認可を受けています。
これは、WISEが日本の法律や規制を遵守し、適切な事業運営を行っていることの証明であり、利用者保護の観点からも非常に重要です。認可を受けるためには、財務状況やセキュリティ体制など、厳しい基準をクリアする必要があります。
2. 顧客資金の分別管理(セーフガーディング)
WISEは、顧客から預かった資金を自社の運転資金とは完全に分離して管理しています。これを「セーフガーディング」と呼びます。
これは非常に重要なポイントで、万が一、WISEが経営的に困難な状況に陥ったとしても、顧客の資金は守られる仕組みになっています。分別管理された資金は、低リスクの金融機関の口座に保管されたり、安全性の高い流動資産で運用されたりしています。つまり、私たちユーザーのお金はWISEの事業資金とは切り離されて保護されているのです。
3. 2段階認証
WISEでは、アカウントのセキュリティを強化するために2段階認証(2FA)を導入し、その利用を強く推奨しています。
ログイン時や送金手続きの際に、パスワードに加えて、SMSで送信される認証コードや認証アプリ(Google Authenticator、Authyなど)によって生成されるコードの入力を求めることで、不正アクセスを格段に困難にしています。これにより、万が一パスワードが第三者に知られてしまった場合でも、アカウントへの不正な侵入を防ぐことができます。
4. 通信の暗号化
WISEのウェブサイトやアプリでのデータ通信は、HTTPS(SSL/TLS)という業界標準の技術によって暗号化されています。これにより、ユーザーが入力した個人情報(氏名、住所、生年月日など)や口座情報、取引履歴といった重要なデータが、インターネット上で第三者に傍受されたり、改ざんされたりするのを防ぎます。ブラウザのアドレスバーに表示される鍵マークが、通信が暗号化されている証です。
5. 不正行為の監視体制
WISEには、不正な取引やアカウントの乗っ取りを検知し、未然に防ぐための専門チームが24時間365日体制で監視を行っています。AI技術も活用しながら、通常とは異なるパターンでのログイン試行や送金指示など、疑わしいアクティビティが検知された場合には、迅速に調査し、必要に応じてアカウントの一時停止やユーザーへの連絡といった措置を講じることで、被害の発生や拡大を防ぎます。
6. 定期的なセキュリティ監査と脆弱性診断
WISEは、自社のセキュリティ体制の信頼性を維持・向上させるため、独立した外部のセキュリティ専門家による定期的なセキュリティ監査や脆弱性診断を受けています。これにより、潜在的なセキュリティリスクを客観的に評価し、発見された課題に対しては迅速に対策を講じることで、継続的なセキュリティ強化に努めています。
それでも不安な方へ:自分でできるセキュリティ対策
WISE自体が高いセキュリティ対策を講じていますが、利用者自身もセキュリティ意識を持ち、対策を講じることで、より安全にサービスを利用することができます。以下に、基本的ながら非常に重要な対策を挙げます。
- 推測されにくい複雑なパスワードを設定する:
誕生日や単純な文字列を避け、大文字・小文字・数字・記号を組み合わせた、他のサービスでは使用していないユニークなパスワードを設定しましょう。パスワードマネージャーの利用も有効です。 - パスワードを定期的に変更し、他のサービスと使い回さない:
万が一どこかでパスワードが漏洩した場合の影響を最小限に抑えるためです。 - 2段階認証を必ず有効にする:
これは非常に強力な保護策です。WISEにログインし、設定画面から簡単に有効化できます。 - 公共のWi-Fiなど、セキュリティの低いネットワーク環境での利用は慎重に:
重要な情報を入力する際は、信頼できるネットワーク環境(自宅のWi-Fiやスマートフォンのテザリングなど)を利用しましょう。 - WISEからのメールや通知を注意深く確認する:
フィッシング詐欺の可能性も念頭に置き、送信元アドレスや内容に不審な点があれば、メール内のリンクはクリックせず、必ず公式サイトやアプリから直接アクセスして確認するか、WISEのカスタマーサポートに問い合わせましょう。 - OSやブラウザ、WISEアプリを常に最新の状態に保つ:
ソフトウェアのアップデートには、セキュリティ脆弱性の修正が含まれていることが多いため、常に最新版を利用することが重要です。
これらの対策を併せて行うことで、ご自身のアカウントの安全性をさらに高めることができます。
まとめ:WISEは安心して利用できる海外送金サービス
ここまで見てきたように、WISEは各国の金融当局の規制のもと、顧客資金の分別管理、2段階認証、通信の暗号化、不正監視体制、定期的なセキュリティ監査といった多岐にわたる厳格なセキュリティ対策を実施しています。これにより、ユーザーは安心して海外送金サービスを利用できる環境が整備されていると言えるでしょう。
もちろん、どのようなオンラインサービスであっても「100%絶対安全」と言い切ることは難しいですが、WISEは業界標準以上の高いセキュリティレベルを維持・強化し続けており、国際的にも信頼性の高いサービスの一つです。その上で、私たち利用者自身も基本的なセキュリティ対策を怠らないことが、安全な利用に繋がります。
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この記事を読んで、WISEの安全性についての疑問や不安が解消され、安心してWISEを利用するための一助となれば幸いです。
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