海外送金をもっと手軽に、そしてお得に利用したいと考えたとき、多くの方が候補に挙げるのがWISE(ワイズ)ではないでしょうか。
従来の銀行送金と比較して手数料が安く、手続きもオンラインで完結すると評判ですが、実際に利用するとなると「本当に自分に合っているのかな?」「何か見落としているデメリットはないだろうか?」と気になる点も出てくるはずです。
この記事では、WISEを利用する上での主なメリット5つと、知っておくべきデメリット3つを具体的かつ分かりやすく解説します。
海外送金の方法で迷っている方、WISEについてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧いただき、ご自身の海外送金ニーズにWISEが最適かどうかを見極めるための一助としてください。
WISE海外送金の5つの大きなメリット
WISEが世界中で多くのユーザーに選ばれているのには、明確な理由があります。ここでは、特に注目すべき5つのメリットをご紹介します。
1. 透明性が高く格安な手数料体系
WISEの最大のメリットの一つは、なんといってもその手数料の安さと透明性です。従来の銀行による海外送金では、送金手数料の他に「為替手数料(スプレッド)」や「中継銀行手数料」といった隠れたコストが発生し、最終的にいくらかかるのか分かりにくいことがよくありました。
しかし、WISEは手数料体系が非常にシンプルです。送金前に、支払う手数料の総額と相手が受け取る金額が明確に提示されます。これには、少額の固定手数料と送金額に対するパーセンテージで計算される変動手数料が含まれますが、合計額が事前にわかるため、安心して送金手続きを進めることができます。「隠れコストなし」を謳っている通り、不意な追加費用に驚くことはありません。
独自の視点:多くの海外送金サービスが「手数料無料」を謳っていても、実際には為替レートに手数料を上乗せしているケースが見受けられます。WISEのように手数料を明示してくれるのは、利用者にとって非常に誠実な姿勢と言えるでしょう。
2. 実際の為替レート(ミッドマーケットレート)を採用
WISEは、Googleなどで表示される実際の為替レート、いわゆる「ミッドマーケットレート」で両替を行います。これは、銀行が顧客に提示する上乗せされたレートとは異なり、手数料を含まない純粋な市場レートです。
多くの銀行や両替サービスは、このミッドマーケットレートに独自のスプレッド(手数料)を上乗せして利益を得ていますが、WISEはこのスプレッドがありません。そのため、より多くの金額を相手に届けられる可能性が高まります。特に大きな金額を送金する場合、この差は無視できないものになります。
3. 送金スピードの速さ
WISEの送金は非常にスピーディーです。送金先の国や通貨、支払い方法によって異なりますが、多くの場合、数時間以内、早ければ数分で相手の口座に着金します。従来の銀行送金では数日かかることも珍しくないため、この速さは大きな魅力です。
例えば、急な支払いが必要になった場合や、家族への仕送りなど、迅速な送金が求められるシーンでWISEは非常に役立ちます。送金状況はオンラインでリアルタイムに追跡できるため、いつ着金するかの目安も分かり安心です。
独自の視点:筆者も実際に利用した際、アメリカへの送金が数時間で完了した経験があり、そのスピード感には驚きました。特に時差がある国への送金では、この速さがコミュニケーションの円滑化にも繋がります。
4. オンラインで完結する手軽さと多通貨対応アカウント
WISEのサービスは、口座開設から送金手続き、入金確認まで、すべてオンライン(ウェブサイトまたはスマートフォンアプリ)で完結します。銀行の窓口に出向いたり、面倒な書類を郵送したりする必要はありません。時間や場所を選ばずに、思い立ったときにすぐに海外送金の手続きを始められるのは大きなメリットです。
さらに、WISEは「マルチカレンシー口座(旧ボーダレスアカウント)」という非常に便利な機能を提供しています。これにより、約50種類以上の通貨を一つのアカウントで保有・管理し、海外の銀行口座情報(一部通貨)を無料で取得して、まるで現地にいるかのように海外からの送金を受け取ることができます。海外通販の支払いや、海外からの収入受け取りなどに非常に便利です。
5. 高い安全性と信頼性
前回の記事「WISEの安全性は大丈夫?セキュリティ対策を徹底解説」でも詳しく解説しましたが、WISEは各国で金融当局の認可を受け、顧客資金の分別管理や2段階認証、通信の暗号化など、厳格なセキュリティ対策を講じています。日本においても関東財務局から資金移動業者として登録されており、安心して利用できる体制が整っています。
大切なお金を扱うサービスだからこそ、この安全性と信頼性は非常に重要なポイントです。
WISE海外送金の3つのデメリットと対策
多くのメリットがあるWISEですが、利用する上で知っておくべきデメリットも存在します。これらを理解し、対策を考えることで、より賢くWISEを活用できます。
1. 現金での送金・受け取りができない
WISEは完全にオンラインベースのサービスであるため、銀行の窓口や提携店舗での現金による送金や、現金での受け取りには対応していません。送金も受け取りも、銀行口座やWISEアカウント間で行われます。
対策・考え方: 現金でのやり取りを希望する方にとってはデメリットですが、近年はキャッシュレス化が進んでおり、銀行振込が主流となっているため、多くの方にとっては大きな問題にならないかもしれません。送金相手が銀行口座を持っていない場合には、他のサービスを検討する必要があります。
2. 一部の国・通貨には非対応の場合がある
WISEは非常に多くの国と通貨に対応していますが、全世界のすべての国や通貨を網羅しているわけではありません。マイナーな通貨や、金融規制が厳しい一部の国への送金はできない場合があります。
対策・考え方: 送金したい国・通貨がWISEで対応しているかどうかは、公式サイトで事前に確認できます。もし非対応の場合は、他の送金サービスを探す必要があります。しかし、主要な国や通貨はほとんどカバーされているため、多くの一般的な海外送金ニーズには応えられるでしょう。
3. 初回利用時の本人確認に時間がかかることがある
マネーロンダリング防止などの観点から、WISEを初めて利用する際には厳格な本人確認手続きが必要です。これには、身分証明書のアップロードなどが含まれ、承認までに数日かかる場合があります。
対策・考え方: これはセキュリティを確保するためには必要なプロセスです。急ぎで送金が必要な場合は、事前にアカウントを作成し、本人確認を済ませておくことをお勧めします。一度本人確認が完了すれば、その後の送金はスムーズに行えます。
独自の視点: サポートは基本的にオンライン(メール、チャット)が中心となります。電話サポートもありますが、対応言語や時間に限りがある場合があります。迅速な問題解決を求める場合や、複雑な問い合わせをしたい場合には、この点を少し不便に感じるかもしれません。しかし、FAQは充実しており、一般的な疑問はそこで解決できることが多いです。
WISEはこんな人におすすめ!
上記のメリット・デメリットを踏まえると、WISEは以下のような方に特におすすめです。
- 海外送金の手数料をとにかく抑えたい方
- 実際の為替レートで透明性の高い取引をしたい方
- オンラインで手軽かつ迅速に海外送金を済ませたい方
- 複数の通貨を一つのアカウントで管理したい、または海外から資金を受け取りたいフリーランサーやビジネスオーナー
- 留学中の家族への仕送りや、海外在住者への送金を頻繁に行う方
逆に、現金での送金・受け取りを希望する方や、非常にマイナーな国・通貨への送金を希望する方、手厚い電話サポートを常に求める方には、他の選択肢も検討する余地があるかもしれません。
まとめ:賢く使えばWISEは海外送金の強い味方
WISEは、透明性の高い格安な手数料、実際の為替レートの採用、送金スピードの速さなど、多くのメリットを持つ優れた海外送金サービスです。いくつかのデメリットも存在しますが、それらを理解し、ご自身のニーズと照らし合わせることで、非常に便利でお得なツールとなり得ます。
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