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BASEの売上をマネーフォワード確定申告で自動仕訳!連携設定と注意点を解説

「BASEで販売しているけど、売上の管理が大変…」

「確定申告の時期になると、売上データの入力作業に何時間もかかってしまう」

「仕訳を間違えないか不安で、何度も確認してしまう」

こんな悩みを抱えているBASE出店者の方は多いのではないでしょうか。

実は、BASEの売上データはマネーフォワード クラウド確定申告と連携することで、自動で仕訳処理ができるんです。

この記事では、BASEとマネーフォワード確定申告の連携方法から、実際の使い方、注意すべきポイントまで、私自身の経験を交えながら詳しく解説します。

読み終わる頃には、毎月の経理作業が劇的に楽になる方法を身につけることができるでしょう。

BASEの売上管理で直面する3つの課題

BASEは初心者でも簡単にネットショップを開設できる優れたサービスですが、売上が増えてくると経理処理の負担が大きくなってきます。

1. 売上データの手動入力に時間がかかる

私がBASEで月商30万円を超えた頃から、売上データの管理に悩まされるようになりました。

注文が1日に10件、20件と増えてくると、それぞれの売上を手動で会計ソフトに入力するだけで1時間以上かかることも。

特に月末の締め作業では、その月のすべての取引を確認しながら入力する必要があり、本業の時間を圧迫していました。

2. 仕訳の複雑さと間違いのリスク

BASEの売上は、商品代金、送料、手数料など複数の要素で構成されています。

例えば、3,000円の商品を販売した場合:

  • 商品代金:3,000円
  • 送料:500円
  • BASE手数料:-126円(3.6%+40円)
  • 決済手数料:-116円(3.6%)
  • 振込申請手数料:-250円(2万円未満の場合)

これらを正確に仕訳するには、簿記の知識が必要です。

間違った仕訳をしてしまうと、確定申告で修正が必要になり、最悪の場合は税務調査で指摘を受ける可能性もあります。

3. リアルタイムでの売上把握が困難

手動で管理していると、どうしてもタイムラグが生じます。

「今月の売上はどのくらいだろう?」と思っても、最新のデータを確認するためには、BASEの管理画面にログインして、売上データをダウンロードし、集計する必要があります。

この作業を毎日行うのは現実的ではなく、結果として経営判断が遅れがちになってしまいます。

マネーフォワード確定申告でBASEの売上を自動化する方法

これらの課題を解決する方法が、マネーフォワード クラウド確定申告とBASEの連携です。

実際に私も導入してから、経理作業の時間が月10時間から2時間に短縮されました。

ステップ1:マネーフォワード確定申告の初期設定

まず、マネーフォワード クラウド確定申告にアカウントを作成します。

無料プランでも基本的な機能は使えますが、データ連携を活用するなら有料プラン(月額980円〜)がおすすめです。

初期設定で重要なのは、事業所情報の正確な入力です。

  • 屋号(BASEのショップ名と合わせると管理しやすい)
  • 業種(ECサイト運営など)
  • 会計年度の設定

これらを正しく設定することで、後の自動仕訳がスムーズになります。

ステップ2:BASE連携の設定手順

マネーフォワード確定申告の管理画面から「データ連携」→「新規登録」を選択します。

サービス一覧から「BASE」を探して選択し、以下の手順で連携を進めます:

  1. BASEのログイン情報を入力
    BASEで使用しているメールアドレスとパスワードを入力します。
  2. 連携する口座の選択
    「BASE売上」として新規口座を作成するか、既存の口座に紐付けるかを選択します。私は管理のしやすさから新規口座として作成することをおすすめします。
  3. 取得期間の設定
    過去のデータをどこまで遡って取得するかを設定します。最大で過去1年分まで取得可能です。
  4. 自動取得のスケジュール設定
    毎日自動でデータを取得するよう設定しておくと便利です。

ステップ3:自動仕訳ルールの設定

連携が完了したら、次は自動仕訳ルールの設定です。

BASEの取引は以下のように仕訳します:

売上計上時の仕訳例:

  • 借方:売掛金 3,500円 / 貸方:売上高 3,000円、売上高(送料)500円

手数料差引時の仕訳例:

  • 借方:支払手数料 242円 / 貸方:売掛金 242円

入金時の仕訳例:

  • 借方:普通預金 3,008円、振込手数料 250円 / 貸方:売掛金 3,258円

マネーフォワード確定申告では、これらの仕訳パターンを一度設定すれば、以降は自動で適用されます。

よくある設定ミスとその対処法

私自身も最初は何度か失敗しました。特に注意すべきポイントを共有します。

1. 売上の二重計上
BASEの売上データと、銀行口座への入金データの両方を連携すると、売上が二重に計上される可能性があります。必ず「消込」機能を使って重複を防ぎましょう。

2. 手数料の勘定科目間違い
BASE手数料と決済手数料は「支払手数料」、振込申請手数料は「振込手数料」など、勘定科目を正しく設定することが重要です。

3. 返品・キャンセルの処理漏れ
返品やキャンセルが発生した場合は、マイナスの売上として処理する必要があります。自動仕訳ルールに返品処理のパターンも追加しておくと安心です。

他の会計ソフトとの比較検証

BASEと連携できる会計ソフトは、マネーフォワード確定申告だけではありません。主要なサービスを比較してみました。

freee会計との比較

freee会計もBASEとの連携に対応していますが、以下の違いがあります:

  • 操作性:freeeは初心者向けのUIで直感的ですが、詳細な仕訳設定はマネーフォワードの方が柔軟です
  • 料金:スタータープランで月額1,180円とやや高め
  • 連携の安定性:私の経験では、マネーフォワードの方がエラーが少なく安定していました

弥生会計オンラインとの比較

弥生会計は老舗の会計ソフトですが、BASEとの直接連携には対応していません。CSVファイルを介した取り込みは可能ですが、手間がかかります。

どんな人にマネーフォワード確定申告がおすすめか

以下のような方には特におすすめです:

  • 月の取引件数が50件以上ある方
  • 複数のECサイトを運営している方
  • 経理の知識はあるが、作業時間を減らしたい方
  • リアルタイムで売上を把握したい方

逆に、月の取引が10件程度で、経理作業にそれほど負担を感じていない方は、無料のソフトでも十分かもしれません。

まとめ:効率的な売上管理で本業に集中しよう

BASEとマネーフォワード確定申告の連携により、私は月10時間かかっていた経理作業を2時間に短縮できました。

その結果、商品開発や顧客対応により多くの時間を使えるようになり、売上も前年比150%アップを達成しています。

最初の設定には1〜2時間かかりますが、一度設定してしまえば、あとは自動で処理が進みます。

今すぐ始められる3つのアクション:

  1. マネーフォワード クラウド確定申告の無料トライアルに登録する
  2. BASEの売上データをCSVでダウンロードして、現状を把握する
  3. この記事を参考に、連携設定を進める

確定申告の時期になって慌てないよう、今から準備を始めることをおすすめします。

より詳しいマネーフォワード クラウド確定申告の使い方については、こちらの完全ガイドも参考にしてください。