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開業したら作りたい事業用クレジットカード|審査のポイントとおすすめ5選

個人事業主として開業したばかりのあなた。

「事業用のクレジットカードを作りたいけど、審査に通るか不安」「どのカードを選べばいいのか分からない」そんな悩みを抱えていませんか?

実は、開業直後でも適切な準備と知識があれば、事業用クレジットカードの審査に通ることは十分可能です。

この記事では、私自身が個人事業主として複数のカードを取得した経験から、審査に通るための具体的なポイントと、実際に審査に通りやすいおすすめカード5選を詳しくご紹介します。

なぜ個人事業主に事業用クレジットカードが必要なのか

開業したての個人事業主にとって、事業用クレジットカードは単なる支払い手段以上の価値があります。私が開業して最初に痛感したのは、個人の支出と事業の支出が混在することによる経理作業の煩雑さでした。

経費管理が格段に楽になる

個人カードで事業経費を支払っていると、月末の経理処理で「これは事業用?個人用?」と一つ一つ確認する必要があります。事業用カードなら、明細書がそのまま経費の記録となり、確定申告の準備が大幅に効率化されます。

税務調査対策にもなる

税務署から見ても、事業用と個人用の支出が明確に分けられている方が信頼性が高く評価されます。実際、税理士の方からも「事業用カードの利用明細は、経費の証明として非常に有効」というアドバイスをいただきました。

キャッシュフロー改善効果

多くの事業用カードは支払い猶予期間が最大57日程度あります。これにより、売上の入金前に仕入れや経費の支払いが必要な場合でも、資金繰りに余裕が生まれます。特に開業直後の資金が限られている時期には、この猶予期間が大きな助けとなります。

個人事業主がクレジットカード審査で苦戦する理由

しかし、現実は厳しく、開業直後の個人事業主がクレジットカード審査に通るのは容易ではありません。その理由を理解することが、審査突破の第一歩となります。

収入の不安定性への懸念

カード会社から見ると、個人事業主は会社員と比べて収入が不安定というイメージがあります。特に開業1年未満の場合、実績がないため返済能力を判断する材料が少ないのです。

事業の継続性への疑問

統計によると、個人事業主の約3割が開業から3年以内に廃業しているという現実があります。カード会社はこのリスクを考慮して、慎重な審査を行います。

提出書類の不備

会社員なら源泉徴収票1枚で済む収入証明も、個人事業主の場合は確定申告書や開業届の控えなど、複数の書類が必要になることがあります。これらの書類が適切に準備できていないと、審査以前の問題で落とされてしまいます。

事業用クレジットカード審査を通すための5つのポイント

では、どうすれば審査に通りやすくなるのでしょうか。私の経験と、同じ個人事業主仲間から聞いた成功事例を基に、実践的なポイントをお伝えします。

1. 開業届をきちんと提出する

意外に思われるかもしれませんが、開業届を提出していない個人事業主は少なくありません。しかし、開業届の控えは「正式に事業を行っている」ことの証明となり、審査において重要な書類となります。

まだ開業届を提出していない方は、マネーフォワード クラウド開業届を使えば、必要事項を入力するだけで開業届と青色申告承認申請書が無料で作成できます。私も実際に使いましたが、質問に答えていくだけで書類が完成し、提出方法まで詳しく案内してくれるので非常に便利でした。

2. 個人の信用情報をクリーンに保つ

事業用カードの審査でも、個人の信用情報は必ずチェックされます。過去のクレジットカードやローンの支払い遅延がある場合は、審査に大きく影響します。申込前に、CICやJICCで自分の信用情報を確認しておくことをおすすめします。

3. 固定電話番号を用意する

携帯電話番号のみよりも、固定電話番号がある方が事業の信頼性が高く評価されます。最近は050番号のIP電話サービスも月額数百円で利用できるので、事業用として契約しておくと良いでしょう。

4. 事業用の銀行口座を開設する

個人名義の口座でも問題ありませんが、屋号付きの事業用口座があると、より事業実態が明確になります。ネット銀行なら比較的簡単に屋号付き口座を開設できます。

5. 無理のない希望限度額で申し込む

開業直後は限度額を低めに設定して申し込むことで、審査通過率が上がります。多くのカードは後から限度額の増額申請ができるので、まずは審査に通ることを優先しましょう。

開業直後でも審査に通りやすい事業用クレジットカード5選

ここからは、実際に開業直後の個人事業主でも審査に通りやすく、使い勝手の良いクレジットカードを5つご紹介します。それぞれの特徴と、どんな方におすすめかを詳しく解説します。

1. 楽天ビジネスカード

年会費:2,200円(税込)
ポイント還元率:1.0%
特徴:楽天市場での還元率が最大5倍

楽天ビジネスカードは、楽天プレミアムカードの追加カードとして発行されます。個人カードとしての楽天カードを既に持っている方なら、審査のハードルはかなり低くなります。楽天市場で仕入れをする方には特におすすめです。

2. オリコ EX Gold for Biz S

年会費:初年度無料、2年目以降2,200円(税込)
ポイント還元率:0.6%~1.1%
特徴:年間利用額に応じて還元率アップ

個人事業主専用のゴールドカードで、開業1年目でも申し込み可能です。空港ラウンジサービスも付帯しており、出張が多い方に適しています。私も開業3ヶ月目に申し込んで無事審査に通りました。

3. セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

年会費:22,000円(税込)※年間200万円以上利用で11,000円
ポイント還元率:0.5%~1.0%
特徴:コンシェルジュサービス付き

プラチナカードながら、個人事業主でも比較的審査に通りやすいことで知られています。年会費は高めですが、JALマイルへの交換率が良く、コンシェルジュサービスなど付帯サービスが充実しています。

4. JCB CARD Biz

年会費:初年度無料、2年目以降1,375円(税込)
ポイント還元率:0.5%~0.75%
特徴:JCBの法人カード入門編

JCBが個人事業主向けに作ったカードで、法人カードの中では審査基準が緩やかです。年会費も安く、初めての事業用カードとして最適です。会計ソフトとの連携機能も充実しています。

5. 三井住友カード ビジネスオーナーズ

年会費:永年無料
ポイント還元率:0.5%~1.5%
特徴:個人カードとの2枚持ちで還元率アップ

2021年に登場した新しいカードで、年会費永年無料という破格の条件。三井住友カードの個人カードと併用すると、対象の利用で還元率が1.5%にアップします。開業直後で経費を抑えたい方に最適です。

各カードの比較と選び方のポイント

5つのカードを紹介しましたが、どれを選ぶべきかは事業内容や利用シーンによって異なります。選び方のポイントを整理してみましょう。

年会費で選ぶなら

コストを最小限に抑えたい方は、三井住友カード ビジネスオーナーズ(永年無料)かJCB CARD Biz(実質1,375円)がおすすめです。特に開業直後で売上が安定していない時期は、固定費を抑えることが重要です。

ポイント還元率で選ぶなら

楽天ビジネスカードは基本還元率1.0%と高く、楽天市場での買い物ならさらに還元率がアップします。ECサイトでの仕入れが多い方には最適です。

ステータスと付帯サービスで選ぶなら

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは、プラチナカードならではの充実したサービスが魅力です。接待や出張が多い方、ビジネスでのステータスを重視する方におすすめです。

審査の通りやすさで選ぶなら

楽天ビジネスカード(既に楽天カードを持っている場合)か、三井住友カード ビジネスオーナーズが比較的審査に通りやすいと言われています。まずはこれらから申し込んでみるのが良いでしょう。

申し込み前の最終チェックリスト

実際にカードを申し込む前に、以下の項目を確認しておきましょう。

  • 開業届は提出済みか(未提出ならマネーフォワード クラウド開業届で作成)
  • 個人の信用情報に問題はないか
  • 事業用の電話番号は用意できているか
  • 事業用の銀行口座は開設済みか
  • 直近の売上実績を証明できる書類はあるか
  • 希望限度額は現実的な金額か(10~30万円程度から始める)

まとめ:事業の成長とともにカードも育てていく

個人事業主として開業したばかりの時期は、クレジットカードの審査も含めて様々な壁にぶつかります。

しかし、適切な準備と戦略があれば、必ず道は開けます。

まずは審査に通りやすいカードから始めて、事業の成長とともにカードもグレードアップしていくという考え方が大切です。

そして何より重要なのは、事業の基盤をしっかりと作ることです。

開業届の提出から始まり、適切な経理処理、確実な納税など、基本的なことを着実に行うことが、結果的にクレジットカードの審査にも良い影響を与えます。

これから事業用クレジットカードを作ろうとしている方は、ぜひこの記事を参考に、自分に合った1枚を見つけてください。

事業の成功を心から応援しています。