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暗号資産カードtria利用時の税務Q&A:確定申告で知っておきたい3つの注意点

暗号資産(仮想通貨)を日常の支払いに使える次世代のカード「tria」。

その利便性の高さから利用を検討している方も多いのではないでしょうか。

しかし、同時に「triaで支払いをしたら、税金ってどうなるの?」という疑問も浮かびますよね。

暗号資産の税金計算は複雑で、不安に感じるのも無理はありません。

特に、日々の決済で暗号資産を利用するとなると、いつ、どのタイミングで、どれくらいの税金が発生するのか、正確に把握しておくことが重要です。

この記事では、triaを利用する上で避けては通れない税務の疑問について、Q&A形式で分かりやすく解説します。

確定申告で知っておきたい3つの注意点を押さえ、税金の不安を解消し、安心してtriaを最大限に活用するための知識を身につけましょう。

tria利用で税金が発生する?課税対象となる3つのタイミング

「triaカードでコーヒーを買っただけなのに、税金がかかるの?」と驚かれるかもしれません。結論から言うと、暗号資産を利用した決済は、税法上「資産の売却」と見なされるため、利益(所得)が発生した場合には課税対象となります。2025年10月時点の日本の税制では、暗号資産取引で得た利益は原則として「雑所得」に分類されます。具体的にどのようなタイミングで課税対象となるのか、3つの主要なケースを見ていきましょう。

1. 暗号資産で支払い(決済)した時

これが最も基本的で、triaユーザーが最も頻繁に遭遇するケースです。triaカードを使ってお店やオンラインで支払いを行う際、保有している暗号資産がその時点の時価で日本円に換金(売却)され、支払いに充てられます。この「売却」のタイミングで、暗号資産の購入時の価格と売却時(決済時)の価格との差額が利益または損失として認識されます。利益が出ていれば、その利益分が課税対象の所得となります。

具体例:

  • 1BTCを300万円で購入。
  • その後、BTCの価格が上昇し、1BTCが500万円になった。
  • このタイミングで、triaカードを使い、10万円分の商品の支払いをBTCで行った。

この場合、支払いに使われたBTCは0.02BTC(10万円 ÷ 500万円/BTC)です。この0.02BTCの取得価額は6万円(300万円/BTC × 0.02BTC)なので、差額の4万円(売却額10万円 – 取得価額6万円)が利益となり、この4万円が課税対象の所得に加算されます。日々の小さな買い物でも、取引のたびにこのような損益計算が発生することを理解しておく必要があります。

2. triaのキャッシュバックやリワード(Earn)を受け取った時

triaは、カード利用に応じたキャッシュバックや、保有資産を運用して利回りを得る「Earn」機能など、魅力的なリワードプログラムを提供しています。これらのキャッシュバックやリワードによって暗号資産を受け取った場合、その受け取った時点の時価が所得として認識され、課税対象となります。これは、給与や報酬を受け取るのと同じように考えられます。例えば、1%のキャッシュバックで1,000円相当のUSDCを受け取った場合、その1,000円が雑所得として計上されます。さらに、その受け取ったUSDCを後日利用(売却)して利益が出た場合は、その利益も別途課税対象となるため注意が必要です。

3. 暗号資産同士を交換(スワップ)した時

triaのアプリは「AI-Optimised Swaps & Bridges」機能を搭載しており、ユーザーにとって最も有利なレートで、異なるブロックチェーン上の暗号資産同士を簡単に交換できます。例えば、保有しているビットコイン(BTC)をイーサリアム(ETH)に交換したとします。この取引は、税法上「BTCを売却して、その売却代金でETHを購入した」と見なされます。したがって、BTCの売却時点で利益が出ていれば、その利益は課税対象となります。triaの便利な機能を使えば使うほど、裏側では課税対象となる取引が積み重なっていく可能性があることを覚えておきましょう。

確定申告は必要?triaユーザーのための損益計算ガイド

triaの利用で利益が発生する可能性があることは分かりましたが、次に気になるのが「確定申告は必要なのか?」という点です。利益が出たからといって、すべての人が確定申告をしなければならないわけではありません。ここでは、確定申告が必要になる条件と、そのために不可欠な損益計算の方法について解説します。

そもそも確定申告が必要になるのはどんな人?

確定申告の要否は、あなたの職業や所得の状況によって異なります。最も一般的なケースは以下の通りです。

  • 会社員などの給与所得者:給与所得や退職所得以外の所得(triaでの利益を含む雑所得など)の合計額が、年間で20万円を超える場合。
  • 専業主婦(主夫)や学生など、扶養に入っている方:triaでの利益を含む合計所得金額が、年間で48万円(基礎控除額)を超える場合。
  • 個人事業主やフリーランス:事業所得に加えてtriaでの利益がある場合、金額にかかわらず確定申告が必要です。

重要なのは、triaでの利益だけでなく、他の副業(アフィリエイト、Webライターなど)による雑所得も合算して20万円を超えるかどうかで判断する点です。triaを使い始める前に、ご自身の状況を確認しておくことが大切です。

損益計算の基本:「総平均法」と「移動平均法」

暗号資産の損益計算で最も頭を悩ませるのが「取得価額(いくらで買ったか)」の計算です。同じ暗号資産を異なるタイミング・価格で何度も購入した場合、売却したコインが「いつ、いくらで買ったものか」を特定する必要があります。その計算方法として、国税庁は主に「総平均法」と「移動平均法」の2つを認めています。

  • 移動平均法:暗号資産を購入するたびに、それまでの取得価額の平均を計算し直す方法です。取引の都度、正確な損益を把握できるメリットがありますが、計算が非常に煩雑になります。
  • 総平均法:1年間(1月1日〜12月31日)に購入した暗号資産の総額を、その年に購入した総量で割り、年間の平均取得単価を算出する方法です。計算は比較的簡単ですが、年が終わるまで正確な損益が確定しないというデメリットがあります。

一度選択した計算方法は、原則として継続して使用する必要があります。triaでの少額決済が頻繁に行われることを考えると、手計算でこれらの管理を行うのは現実的ではありません。

損益計算ツールを活用しよう

triaのような暗号資産カードを利用する上で、損益計算ツールの導入はもはや必須と言えるでしょう。「Gtax」「Cryptact(クリプタクト)」といった主要なツールは、国内外の多くの暗号資産取引所やウォレットの取引履歴に対応しています。

これらのツールを使えば、triaから出力した取引履歴ファイル(CSV形式など)をアップロードするだけで、選択した計算方法(移動平均法または総平均法)に基づき、年間の損益を自動で計算してくれます。ツールによっては、確定申告用の書類形式でデータを出力してくれる機能もあり、申告作業を大幅に効率化できます。ツールの利用には年間数千円〜数万円の費用がかかりますが、これは後述する「経費」として計上可能です。正確な申告と手間を考えれば、十分に価値のある投資と言えるでしょう。

見落としがち!tria利用者が確定申告で注意すべき3つのポイント

triaの利用に伴う税務処理は、単に損益を計算して申告するだけでは終わりません。申告内容を正確なものにし、かつ少しでも税負担を軽減するためには、いくつか知っておくべき重要なポイントがあります。ここでは、特に見落としがちな3つの注意点を詳しく解説します。

注意点1:経費として認められる費用を把握する

暗号資産取引で得た利益(雑所得)は、「総収入金額 − 必要経費」で計算されます。つまり、利益を得るために直接かかった費用は経費として計上し、課税対象となる所得から差し引くことができるのです。これにより節税効果が期待できます。triaユーザーが経費として計上できる可能性のある費用の例は以下の通りです。

  • 損益計算ツールの年間利用料:正確な損益計算に不可欠なツールの費用は、代表的な経費です。
  • 税理士への相談・依頼費用:確定申告を税理士に依頼した場合の報酬も経費になります。
  • 情報収集のための費用:暗号資産に関する書籍の購入代金や、有料セミナーの参加費など。
  • 取引にかかる手数料:triaの利用自体に手数料はかかりにくいですが、他の取引所で暗号資産を購入した際の取引手数料や、銀行からの入金手数料なども経費に含めることができます。

何が経費として認められるかについては、必ず領収書やレシートを保管し、その費用が「暗号資産取引のために必要であった」ことを説明できるようにしておくことが重要です。不明な点があれば、税務署や税理士に確認しましょう。

注意点2:年間取引報告書を必ず保管する

確定申告が無事に終わっても、安心はできません。損益計算の根拠となった取引履歴データや、損益計算ツールが作成した「年間取引報告書」は、法律で保管が義務付けられています。申告内容に誤りがないかなどを確認する「税務調査」が行われる可能性に備えるためです。

保管期間は、個人の場合、原則として申告期限の翌日から7年間です。triaアプリからダウンロードした取引履歴や、利用している取引所のデータ、損益計算ツールの計算結果ファイルなどを、年度ごとに整理してPCやクラウドストレージに保管しておきましょう。万が一の際に、申告内容の正当性を証明するための重要な証拠となります。

注意点3:税金の専門家(税理士)に相談する

「取引が多くて自分では計算しきれない」「利益が大きくなり、税金の負担が心配」といった状況になったら、迷わず税金の専門家である税理士に相談することをおすすめします。特に、暗号資産の税務は法改正も多く、専門知識が求められる分野です。自己判断で誤った申告をしてしまうと、後から延滞税や過少申告加算税といった追徴課税が発生するリスクがあります。

暗号資産に詳しい税理士に依頼すれば、正確な申告はもちろん、経費の計上や節税に関する的確なアドバイスも期待できます。triaが提供する「キャッシュバック」や「10%を超えるAPYでの運用」といったメリットを最大限に享受するためにも、その裏側にある税務の基盤を専門家の力も借りながらしっかりと固めておくことが、賢いtriaユーザーの選択と言えるでしょう。

まとめ:税務を理解し、triaを賢く使いこなそう

この記事では、暗号資産カード「tria」を利用する際の税務に関するQ&Aと、確定申告における3つの注意点について解説しました。

要点をまとめると以下の通りです。

  • triaでの決済、リワードの受け取り、暗号資産同士の交換は、利益が出れば課税対象となる。
  • 年間の利益(雑所得)が一定額を超えると確定申告が必要。損益計算ツールの活用が不可欠。
  • 経費の計上、取引履歴の保管、専門家への相談が、正確で有利な申告の鍵となる。

税金の話は少し複雑に感じられたかもしれませんが、一度基本を理解してしまえば、過度に恐れる必要はありません。むしろ、税務の知識を身につけることで、triaが提供するキャッシュバックや高い利回りといったパワフルな機能を、安心して最大限に活用できるようになります。

triaの具体的な使い方や、さらに詳細な機能について知りたい方は、triaの全てを網羅したこちらの完全ガイド記事もぜひご覧ください。登録方法から日々の活用術まで、あなたのtriaライフを強力にサポートします。

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