「電話代行サービスって、月額料金は安そうに見えても、なんだかんだで初期費用や追加料金がかかって、結局高くなるんじゃないの?」
新しいサービスを導入する際、このようにトータルコストが不透明なことに不安を感じるのは、当然のことです。
特に、コスト管理にシビアな中小企業やスタートアップにとって、予算計画を立てる上で「隠れたコスト」の存在は大きな懸念材料となります。
この記事では、電話代行サービス「fondesk」の導入にかかる費用について、初期費用は本当に無料なのか、そして月額料金以外に発生する可能性のあるコストは何か、その全てを正直に、そして徹底的に解説します。
この記事を読めば、fondeskを利用するために必要な総コストの全体像が明確になり、あなたは安心して導入の検討を進めることができるようになります。
fondeskの基本的なサービス内容や評判といった全体像から確認したい方は、「fondeskとは?評判・料金・使い方から無料トライアルまで徹底解説!ビジネスを加速する電話代行の全て(fondesk完全ガイド記事)」で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
【結論】fondesk自体の初期費用は「0円」です
まず、読者の皆様が最も知りたいであろう結論からお伝えします。fondeskのサービスを利用開始するにあたり、fondeskに支払う初期費用は一切ありません。0円です。
多くのITサービスや電話代行サービスで発生しがちな「登録手数料」や「設定作業費」といった名目の初期費用が、fondeskには存在しません。これは、申し込みから設定までがウェブサイト上で完結し、特別な機器の設置や複雑なヒアリングが不要な、サービスのシンプルさゆえに実現できています。この「始めやすさ」と「低リスク」が、多くの企業、特にスタートアップや中小企業に選ばれている大きな理由です。
fondeskの月額料金の内訳を再確認
では、月々fondeskに支払う料金の内訳はどうなっているのでしょうか。基本は非常にシンプルです。
- 月額基本料金: 10,000円(税抜)
- 上記に含まれるもの:
- 50件までのオペレーターによる受電対応
- Slack、Chatwork、メールなどへのリアルタイム通知
- 超過料金: 51件目からの受電は、1件あたり200円(税抜)
月の受電件数が50件以内であれば、fondeskに支払うのは月額10,000円(税抜)ポッキリ、ということになります。
【最重要】月額料金「以外」に発生する可能性のあるコスト
ここからが本題です。fondeskに支払う料金以外に、別途発生する可能性のあるコストについて正直に解説します。これらは「隠れコスト」というよりは、電話代行サービスを利用する上で共通して発生しうる「周辺コスト」と理解してください。
コスト1:電話の「転送通話料」
これは、あなたの会社の電話番号にかかってきた電話を、fondeskが用意する専用の050番号へ「転送」する際にかかる通話料です。この料金は、fondeskではなく、あなたが契約している電話会社(NTTなど)へ支払うことになります。料金は契約プランによって異なりますが、一般的には3分8.8円~など、それほど高額ではありません。
コスト2:電話回線の「転送サービス利用料」
上記の「転送」機能そのものを利用するための、月額の基本料金です。これも、あなたが契約している電話会社へ支払います。代表的なサービスとしては、NTTの「ボイスワープ」があります。
【参考】NTTボイスワープの月額利用料(税込)
・住宅用(プッシュ回線用): 550円
・事務用(プッシュ回線用): 880円
つまり、月に約550円~880円程度の固定費が、fondeskの月額料金に加えて発生すると考えておくと良いでしょう。
コスト3:(必要な場合のみ)オプション料金
fondeskの標準サービス(平日9~19時対応)以外の機能が必要な場合、オプション料金が発生します。例えば、土日・祝日の電話対応が必要な場合は、「プレミアムオプション」を追加契約する必要があります。これは全てのユーザーに必須ではなく、自社のビジネスに合わせて選択するものです。
トータルコストのシミュレーション
では、実際にどれくらいのトータルコストがかかるのか、具体的なモデルケースで試算してみましょう。
【モデルケース】東京都内の小規模オフィス、NTTの事務用回線、月の受電70件
- fondesk利用料: 基本料金10,000円 + 超過料金(20件×200円=4,000円) = 14,000円
- ボイスワープ月額料: 880円(税込)
- 転送通話料(概算): 70件 × 平均通話時間1.5分と仮定し、3分9.9円(税込)で計算すると… 約347円
合計(月額概算): 14,000円 + 880円 + 347円 = 15,227円(税別・税込混在の概算)
この金額で、プロの電話対応体制が手に入ると考えれば、人を一人雇うコスト(月額数十万円)と比較して、いかに費用対効果が高いかがお分かりいただけるかと思います。
無料トライアルで、自社のコスト感覚を掴もう
「うちの会社だと、月に何件くらい電話があるんだろう?」「超過料金はどれくらいになるかな?」その疑問を解消する最善の方法が、14日間の無料トライアルです。
このトライアル期間中、fondeskの利用料金は一切かかりません。そして、この14日間であなたの会社が実際に受けた電話件数を知ることができます。その件数を基に、トライアル終了後にかかるであろう月々のトータルコストを、より正確に見積もることが可能になります。
無料トライアルの具体的な始め方は、「fondesk無料トライアルの始め方|登録から設定まで簡単解説」の記事で丁寧に解説しています。
まとめ:総コストを理解すれば、fondeskは怖くない
fondeskは、サービス自体の初期費用が無料で、非常に始めやすい料金体系です。月額料金以外に「電話の転送関連費用」が別途発生しますが、これは電話代行サービスを利用する上で一般的にかかるコストであり、それを合計してもなお、人材雇用に比べて圧倒的なコストメリットがあります。
ぜひ、この記事を参考にトータルコストの全体像を把握し、無料トライアルで自社のケースに当てはめて、その費用対効果を実感してください。