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AI議事録が神進化!Meetの会議後メールに「要約」と「次のアクション」が追加。共有範囲も制御可能に

出典: Google Workspace Updates Blog
元記事の投稿日: 2025年7月7日

Google MeetのAI機能「議事録の作成(Take notes for me)」。
ボタン一つで会議の内容をドキュメントにまとめてくれる、多忙なビジネスパーソンにとっての救世主です。
しかし、これまでは会議後に送られてくるメールには、議事録ドキュメントへのリンクが記載されているだけでした。
会議に参加できなかった人が、内容を素早く把握するには、結局ドキュメントを開く必要がありました。

本日ご紹介するのは、そんな「あと一歩」の利便性を実現し、会議後のフォローアップを劇的に効率化する、待望のアップデートです。

何が変わった?会議後の通知メールが「最強のサマリー」に進化

今回のアップデートにより、「議事録の作成」機能を使った後に送られてくる通知メールの内容が、大幅にアップグレードされます。

1. メールの本文だけで、会議のすべてが分かる
これまでドキュメントへのリンクだけだったメール本文に、新たに以下の2つの情報がAIによって自動で追加されるようになります。

  • 会議の要約:
    AIが会議全体の議論を理解し、そのエッセンスを簡潔なサマリーとして記載します。もうドキュメントを開かなくても、メールを読むだけで「この会議で何が話され、何が決まったのか」を瞬時に把握できます。

  • 推奨される次のステップ(ネクストアクション):
    さらに賢いことに、AIは議論の内容から「次に誰が何をすべきか」を推測し、具体的なアクションアイテムとして提案してくれます。「〇〇さんは、7月15日までにA案件の資料を更新する」といった形で、タスクを明確化。会議後のタスク漏れを防ぎ、プロジェクトの推進を加速させます。

2. 議事録の共有範囲を主催者がコントロール可能に
機密性の高い会議では、「議事録を誰に共有するか」を慎重に判断する必要があります。今回のアップデートで、会議の主催者(および共同主催者)が、議事録の共有先を事前に選択できるようになります。

「議事録の作成」ボタンを押す前に、以下の3つの選択肢から共有範囲を選べます。

  • すべての招待者

  • 組織内の招待者のみ(デフォルト設定)

  • 主催者と共同主催者のみ

例えば、社外のゲストを含む会議でも、議事録はまず社内メンバーだけで確認・編集したい場合、「組織内の招待者のみ」を選択することで、意図しない情報共有を防げます。この設定は、一度変更するとその会議シリーズ(定期的な会議)で保持されるため、毎回設定し直す手間もありません。

日本のビジネスパーソンにとっての大きなメリット

このアップデートは、日々の会議運営に多くのポジティブな影響をもたらします。

  • 会議欠席者のキャッチアップ時間を劇的に短縮:
    他の会議と重なって参加できなかった同僚も、このサマリーメールだけで議論の要点を素早く把握できます。情報格差がなくなり、チーム全体の連携がスムーズになります。

  • 「言った言わない」の防止とタスク管理の徹底:
    AIが客観的に「次のアクション」をリストアップしてくれるため、誰が何を担当するのかが明確になります。会議後のタスク管理が格段に楽になり、プロジェクトの遅延を防ぎます。

  • 情報セキュリティの向上:
    共有範囲を柔軟にコントロールできることで、機密情報を含む会議の議事録も、安心してAIに作成を任せられるようになります。セキュリティと利便性の両立が可能です。

ご利用可能なプラン

この機能は、以下のGoogle Workspace有料プランおよびアドオンをご利用のユーザーに提供されます。

  • Business Standard / Plus

  • Enterprise Standard / Plus

  • Gemini Education Premium アドオン など

まとめ

Google MeetのAI議事録機能は、今回のアップデートで単なる「記録係」から、会議の成果を最大化するための「賢いファシリテーター」へと進化を遂げました。

会議の内容を的確に要約し、次の行動を促し、そして情報を安全に管理する。この強力なサポートを活用することで、私たちの会議はもっと生産的で、価値のあるものになるはずです。