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【予告】Google Meet ハードウェアの操作性が劇的向上!タッチコントローラーの新UIをプレビュー版で体験しよう

本記事はGoogle Workspace Updatesブログ( https://workspaceupdates.googleblog.com/ )の情報を基に、2025年8月18日に作成されました。

ハイブリッドワークが浸透し、会議室に設置されたGoogle Meet ハードウェアは、今や組織のコラボレーションを支える、なくてはならない存在です。

そして、そのハードウェアを直感的に操作するための「頭脳」とも言えるのが、テーブルの上に置かれた「タッチコントローラー」です。

会議の開始、マイクのミュート、カメラの操作、参加者の管理。すべての操作が、この小さな画面へのタッチで行われます。

しかし、その一方で、「普段PCで使っているMeetの画面と、コントローラーの画面のデザインが微妙に違っていて、たまに操作に戸惑う…」「もっとよく使うボタンが、分かりやすい場所にあればいいのに…」といった、小さなストレスを感じたことはありませんか。

会議という、集中力が求められる場面だからこそ、操作パネルは、誰にとっても、思考を妨げることなく、空気のように自然に使えるべきです。

この度、Googleは、そんな理想の会議体験を実現するため、Google Meet ハードウェアのタッチコントローラーのユーザーインターフェース(UI)を、全面的に刷新することを発表しました。

今回は、近日中に正式リリースが予定されている、この新しいUIの全貌と、いち早くその進化を体験できる「プレビュープログラム」への参加方法について、詳しく解説していきます。管理者の方は、ぜひ最後までご覧ください。

何が変わるのか?「探させない」デザインへの進化

今回のUI刷新の根底にある設計思想は、非常に明確です。「ユーザーが、操作ボタンを探すことに意識を割くことなく、会議そのものに集中できるようにする」ことです。そのために、デザインは3つの大きな点で進化を遂げます。

1. 主要なコントロールへの、よりシンプルなアクセス
会議中に、私たちが最も頻繁に使う機能は何でしょうか。おそらく、「マイクのミュート/解除」や「挙手」といった機能でしょう。
新しいUIでは、これらの最重要機能が、これまで以上に大きく、目立つ場所に配置されます。これにより、急に発言を求められた時や、質問がある時に、焦ってボタンを探す必要がなくなります。ワンタップで、確実かつ迅速な操作が可能です。

2. 直感的に整理された機能配置
よく使う機能は手前に、たまにしか使わない高度な機能は奥に。新しいUIは、機能の使用頻度に基づいて、メニュー構造がインテリジェントに再設計されています。

  • 会議中の体験:
    「カメラの操作(パン・チルト・ズーム)」や「レイアウトの変更」といった、少し高度な機能は、「その他の操作」メニューの中にスマートに格納されます。これにより、メイン画面は常にスッキリと整理され、必要な時にだけ、奥の機能を引き出す、という直感的な操作が可能になります。

  • 会議参加前の体験:
    会議に参加する前の待機画面も、より分かりやすくリフレッシュされます。「会議コードまたはニックネームを入力」するオプションが最も目立つ場所に配置され、さらにWebexやZoomといった、他のプラットフォームの会議に参加するためのドロップダウンメニューも、分かりやすく整理されます。

3. PC版Meetとの、一貫性のあるデザイン
今回の刷新で最も嬉しいポイントの一つが、タッチコントローラーのUIが、私たちが普段ノートPCやデスクトップPCで使い慣れているGoogle MeetのUIと、見た目も操作感も、非常によく似たデザインになることです。
ボタンのアイコン、色の使い方、メニューの配置などが統一されることで、ユーザーは新しい操作を学習する必要がほとんどありません。PC版Meetの経験を基に、初めてコントローラーに触れる人でも、ごく自然に、そして直感的にメニューを操作できるようになります。この一貫性が、ユーザーの認知的な負担を大きく軽減します。

管理者必見!「早期プレビュー」に参加して、組織の準備を万全に

この大規模なUIの変更は、すべてのユーザーの会議体験を向上させるものですが、一方で、組織にとっては事前の準備が重要になります。
「新しいUIになったけど、使い方が分かりません」といった、ヘルプデスクへの問い合わせが殺到する事態は避けたいものです。

そこでGoogleは、管理者の皆様が、この変更に余裕を持って備えることができるよう、「早期プレビュープログラム(Early Preview Rooms)」を用意しました。

早期プレビューに参加する3つのメリット

  1. テストできる (Test):
    正式リリースの数週間前から、組織内の一部のデバイスに限定して、新しいUIを先行導入できます。これにより、管理者は、実際の自社のネットワーク環境や利用シーンで、新しいUIがどのように機能するかを、誰よりも早く体験し、評価することができます。

  2. 準備できる (Prepare):
    約4〜6週間と見込まれるプレビュー期間を利用して、社内のトレーニング資料や、サポート用のドキュメント(マニュアルやFAQなど)を、新しいUIに合わせて更新する時間を確保できます。また、社員への告知やコミュニケーションプランを、余裕を持って計画・実行することができます。

  3. フィードバックできる (Provide feedback):
    プレビュー期間中に発見した問題点や、改善の提案などを、Googleに直接フィードバックすることができます。あなたの組織からの貴重な意見が、正式リリース版のさらなる品質向上に繋がるかもしれません。

プレビューへの参加方法(管理者向け)
プレビュープログラムへの参加は、管理コンソールから、ごく簡単な操作で行えます。

  1. Google管理コンソールにログインします。

  2. [デバイス] > [Google Meet ハードウェア] > [デバイス設定] へと進みます。

  3. [機能プレビュー] という項目で、「早期プレビュー」を選択します。

【重要】プレビュー参加にあたっての推奨事項
Googleは、プレビューに参加させるデバイスの数を、組織が保有する全デバイスの「10%以内」に留めることを推奨しています。まずは、情報システム部門が管理するテスト用の会議室や、新しいものへの関心が高い一部の部署のデバイスから、スモールスタートするのが賢明です。
このプレビュープログラムは、2025年8月18日から開始されます。準備期間を最大限に活用するためにも、早めの参加登録をお勧めします。

今後の展開と対象デバイス

今回のUI刷新は、まず以下のタッチコントローラーを対象に開始されます。

  • Mimo Vue HD, Mimo Mist

  • Logitech Tap, Logitech Tap IP

  • Lenovo Series One Touch Controller

しかし、Googleは将来的には、AOSP(Android Open Source Project)ベースのデバイスを含む、すべてのGoogle Meetタッチコントローラーに、この新しいUIのサポートを拡大する計画です。

まとめ

近日中に予定されているGoogle Meet ハードウェアのタッチコントローラーUIの刷新は、会議室でのコラボレーション体験を、よりスムーズで、より直感的で、そしてより快適なものへと進化させる、非常に重要なアップデートです。

そして、その変化に組織として万全の体制で臨むために用意されたのが、「早期プレビュープログラム」です。

管理者の皆様は、ぜひこの機会を最大限に活用してください。一部のデバイスで先行して新UIを体験し、その知見を基に、社内のドキュメントを更新し、ユーザーへの丁寧なコミュニケーションを計画する。この proactive(積極的)な準備が、全社展開時のスムーズな移行と、ユーザー満足度の向上に、間違いなく繋がります。

ぜひ、あなたの組織の会議室を、未来のコラボレーション空間へとアップデートする準備を、今日から始めてみてはいかがでしょうか。