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【見逃しゼロへ】Google Chatで「いいね!」に気づけるように!リアクション通知機能が登場

本記事はGoogle Workspace Updatesブログ( https://workspaceupdates.googleblog.com/ )の情報を基に、2025年9月8日に作成されました。

Google Workspaceをお使いの皆さん、こんにちは。

チームのコミュニケーションの中心である、Google Chat。

日々の業務報告、資料の共有、そしてちょっとした雑談まで、私たちの働き方は、このチャットを中心に回っていると言っても過言ではありません。

特に、メッセージに対する絵文字での「リアクション(👍, 😂, 🎉など)」機能は、私たちのコミュニケーションを、よりスピーディーで、豊かなものにしてくれました。

「了解しました」とタイピングする代わりに「👍」を送る。素晴らしいアイデアに「🎉」で祝福する。面白い投稿に「😂」で応える。この手軽な意思表示は、もはや欠かせないものとなっています。

しかし、その一方で、こんな「もどかしさ」を感じたことはありませんか。

「先ほど投稿した、あの重要な確認依頼。チームのみんなは、もう見てくれたかな?リアクションは付いているだろうか…」

「自分の渾身のアイデア投稿に、誰か反応してくれてるかな?」

このように、自分のメッセージに対するチームの「反応」が気になり、わざわざその会話をもう一度開きに戻る、という、小さな、しかし確実な一手間。この「確認しに戻る」という行為が、私たちの集中力を地味に削ぎ、思考の流れを中断させている、と感じたことはないでしょうか。

この度、その長年の「もどかしさ」を解消し、あなたのコミュニケーションを、よりスムーズで、確実なものへと進化させる、待望の新機能がGoogle Chatに搭載されました。今回は、あなたのメッセージへの「反応」を、もう絶対に見逃さない、「リアクション通知」機能について、詳しく解説していきます。

新機能の核心:あなたのメッセージへの「反応」が、リアルタイムで手元に届く

今回のアップデートの核心は、非常にシンプルでありながら、その効果は絶大です。

それは、「あなたが投稿したメッセージに対して、他のユーザーが絵文字でリアクションをすると、そのことが、あなたのスマートフォンやPCに、リアルタイムでプッシュ通知として届くようになった」という点にあります。

これまで、リアクションがあったかどうかを知るには、能動的にそのチャットルームを「見に行く」必要がありました。しかし、これからは、あなたが何もしなくても、リアクションという「情報」が、向こうからあなたのもとへ「届く」ようになるのです。

これにより、あなたは、わざわざ会話をチェックしに戻るという手間から完全に解放され、自分のメッセージがチームメンバーに読まれ、そして、それに対して何らかの反応があったことを、即座に、そして確実に知ることができるようになります。

なぜこれが重要なのか?チームのコミュニケーションを変える3つの大きなメリット

この一見小さな通知機能の追加が、私たちのチームの働き方や文化に、どれほど大きなプラスの影響を与えるか、3つの具体的なメリットから見ていきましょう。

メリット1:確認・承認の「完了」が即座に分かり、心理的安心感が向上する
ビジネスにおけるチャットの多くは、何らかの「確認」や「承認」を求めるものです。この機能は、そのプロセスの完了を、劇的にスムーズにします。

  • 活用シーン:
    あなたが、プロジェクトメンバーに向けて、「こちらの最終デザイン案で進めたいと思います。ご確認の上、問題なければ『👍』でリアクションをお願いします」と投稿したとします。

  • これまでの体験:
    投稿後、あなたは「みんな、確認してくれたかな?」と、そわそわしながら、何度もチャットルームを覗きに戻る必要がありました。

  • 新しい体験:
    メンバーがデザイン案を確認し、「👍」を押すたびに、あなたの手元に「田中さんがあなたのメッセージに👍でリアクションしました」「鈴木さんが…」と、通知が次々と届きます。これにより、あなたは、他の作業に集中しながらでも、合意形成の進捗状況をリアルタイムで把握できます。そして、全員の「👍」が揃った通知を受け取った瞬間、「よし、承認が完了したな」と、確信を持って次のアクションに移ることができるのです。
    この「確認しに戻らなくていい」という体験は、私たちの精神的な負担を大きく軽減し、日々の業務における心理的な安心感を、飛躍的に向上させます。

メリット2:コミュニケーションの「温度感」が伝わり、チームの一体感が向上する
リアクションは、単なる業務上の確認だけではありません。それは、チームの「感情」や「温度感」を伝える、重要な非言語コミュニケーションです。

  • 活用シーン:
    あなたが、困難なプロジェクトの成功を、チームのスペースで報告したとします。その投稿に対して、メンバーから「🎉」や「👏」といった祝福のリアクションが付けられる。その一つひとつの温かい反応が、即座にあなたの手元に通知として届く。
    この体験は、投稿者にとって、大きな喜びと達成感をもたらし、モチベーションの向上に直結します。リモートワークで希薄になりがちな、こうしたポジティブな感情のやり取りを、通知機能が可視化し、増幅させることで、チーム全体の心理的安全性が高まり、一体感が醸成されます。会話が、もっと楽しく、もっと活発になるきっかけを、この機能は提供してくれるのです。

メリット33:重要な意思決定のプロセスを、見逃さない
時に、リアクションは、重要な意思決定の「投票」としても機能します。

  • 活用シーン:
    「次回のチームランチ、A案が良い人は👍、B案が良い人は❤️でお願いします」といった、簡易的な投票が行われたとします。
    誰が、どちらの案に、いつリアクションしたか、という情報が、通知によって時系列で把握できることで、意思決定のプロセスがより透明になります。特に、多数のメンバーが参加する大規模なスペースでの合意形成において、重要な流れを見逃すリスクを低減します。

通知は多すぎる?心配ご無用!ユーザーによる柔軟なコントロールも可能

「便利そうだけど、リアクションのたびに通知が来たら、逆に集中できないかも…」
そう心配になった方もいるかもしれません。ご安心ください。

Googleは、この新しい通知機能が、すべてのユーザーにとって快適なものとなるよう、ユーザー自身が、そのオン/オフを簡単にコントロールできる設定を用意しています。

設定方法:
Google Chat の画面 > 右上の歯車アイコン(設定) > 通知 > リアクションの通知

この設定画面で、チェックボックスのオン/オフを切り替えるだけです。

  • デフォルトでは「オン」:
    Google Chat自体の通知を有効にしているユーザーの場合、この機能はデフォルトでオンになっています。

  • いつでもオフにできる:
    通知が不要だと感じた場合は、いつでも簡単にオフにできます。

  • 状況に応じて使い分け:
    非常に活発なスペースに参加している時は一時的にオフにし、重要な意思決定が行われている期間だけオンにする、といった、あなたの働き方や、参加しているコミュニティの性質に合わせた、柔軟なカスタマイザーションが可能です。

利用開始にあたって(全ユーザー向け情報)

  • 管理者向けの情報:
    この機能に関して、管理者側で行うべき設定や操作は一切ありません。

  • 利用可能なユーザー:
    この改善は、一部のユーザー限定ではありません。

    • すべてのGoogle Workspaceプランの顧客

    • Google Workspace Individual契約者

    • 個人のGoogleアカウントを持つユーザー
      上記のすべてのユーザーが利用できます。

まとめ

今回ご紹介した、Google Chatの「リアクション通知」機能。
これは、アップデートリストの中では、一行で終わってしまうような、非常に「地味」な変更に見えるかもしれません。しかし、その影響は、私たちのコミュニケーションのスピード、確実性、そして何より、その「質」を、静かに、しかし確実に向上させる、非常に重要な一歩です。

Google Workspaceが、単なる業務をこなすためのツールから、チームのつながりを深め、コラボレーションを加速させるための、生きたプラットフォームへと、進化し続けていることの、何よりの証と言えるでしょう。

ぜひ、この新しい機能を活用して、あなたのチームのコミュニケーションを、よりスムーズで、より温かいものへと、進化させてみてはいかがでしょうか。