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ハンドメイド作家の開業届|minne・Creemaでの販売、職業欄はどう書く?

「minneやCreemaでハンドメイド作品の販売を始めたいけど、開業届って必要なの?」

「職業欄には何て書けばいいの?『ハンドメイド作家』でいいの?」

そんな疑問をお持ちのあなたへ。

実は、ハンドメイド販売を始める多くの方が、開業届の提出について悩んでいます。

特に職業欄の記載方法は、明確な決まりがないため迷いがちです。

この記事では、ハンドメイド作家として活動を始める際の開業届について、実際の記載例を交えながら詳しく解説します。

読み終わる頃には、あなたも自信を持って開業届を提出できるようになるはずです。

ハンドメイド作家も開業届は必要?minneやCreemaで販売する場合の基準

ハンドメイド作品の販売を始めると、まず気になるのが「開業届を出すべきかどうか」という問題です。結論から言えば、継続的に収入を得る予定がある場合は、開業届を提出することをおすすめします

開業届が必要となる3つのケース

以下のいずれかに該当する場合は、開業届の提出を検討しましょう。

  • 月3万円以上の売上が見込まれる場合:年間36万円以上の収入になると、確定申告の必要性が高まります
  • 本格的にビジネスとして取り組む場合:屋号を持ち、事業用の銀行口座を開設したい方
  • 青色申告で節税したい場合:最大65万円の青色申告特別控除を受けられます

実際に私の知人のハンドメイド作家さんは、「趣味の延長」として始めたCreemaでの販売が、3ヶ月後には月5万円の売上になり、慌てて開業届を提出したそうです。

開業届を出すタイミング

開業届は、原則として事業開始から1ヶ月以内に提出することになっています。しかし、実際には遅れて提出してもペナルティはありません。

ただし、青色申告を希望する場合は、開業から2ヶ月以内に「青色申告承認申請書」も合わせて提出する必要があるため、早めの手続きがおすすめです。

「でも、開業届の書き方が分からない…」という方も多いでしょう。そんな方には、マネーフォワード クラウド開業届がおすすめです。質問に答えるだけで、必要な書類が自動で作成できます。

職業欄の書き方|「ハンドメイド作家」でOK?具体的な記載例

開業届で最も悩むのが「職業欄」の記載方法です。実は、職業欄に決まった書き方はありません。税務署が事業内容を把握できれば、どのような表現でも問題ありません。

ハンドメイド作家の職業欄記載例

以下のような記載方法があります。

  • 「ハンドメイド作家」:最もシンプルで分かりやすい表現
  • 「手工芸品製造・販売業」:より正式な印象を与える表現
  • 「アクセサリー製造・販売」:具体的な商品を明記する場合
  • 「雑貨製造・小売業」:幅広い商品を扱う場合

私が税務署で確認したところ、「ハンドメイド作家」という記載でも全く問題ないとのことでした。大切なのは、実際の事業内容と一致していることです。

事業の概要欄の書き方

職業欄と合わせて重要なのが「事業の概要」欄です。ここには、より具体的な事業内容を記載します。

記載例:

  • 「ハンドメイドアクセサリーの製作及びインターネット(minne、Creema等)での販売」
  • 「布小物、バッグ等の手工芸品の製作・販売。主にCreemaにて販売」
  • 「レジンアクセサリー、ビーズアクセサリーの製作。minneでのネット販売及びイベント出店」

このように、何を作って、どこで販売するかを明確に記載することで、税務署も事業内容を正確に把握できます。

開業届提出の具体的な手順|必要書類から提出方法まで

開業届の提出は、思っているより簡単です。ここでは、実際の提出手順を詳しく解説します。

必要な書類と準備するもの

開業届提出に必要なものは以下の通りです。

  • 個人事業の開業・廃業等届出書:税務署で入手するか、国税庁HPからダウンロード
  • 本人確認書類:マイナンバーカードまたは運転免許証+マイナンバー通知カード
  • 印鑑:認印で可(シャチハタは不可)
  • 青色申告承認申請書:青色申告を希望する場合のみ

開業届の記入方法

開業届の主な記入項目は以下の通りです。

  1. 納税地:自宅住所を記入(自宅で作業する場合)
  2. 氏名・生年月日:戸籍通りに記入
  3. 個人番号:マイナンバーを記入
  4. 職業:前述の例を参考に記入
  5. 屋号:任意(後から変更も可能)
  6. 開業日:販売を開始した日または開始予定日
  7. 事業の概要:具体的な事業内容を記入

記入に不安がある方は、マネーフォワード クラウド開業届を利用すれば、質問に答えるだけで自動的に正しい書類が作成できます。

提出方法は3つ

開業届の提出方法は以下の3つから選べます。

  • 税務署の窓口で提出:その場で受理印をもらえるため安心
  • 郵送で提出:返信用封筒を同封すれば控えが返送される
  • e-Taxで提出:マイナンバーカードとICカードリーダーが必要

初めての方は、税務署の窓口での提出がおすすめです。不明点があればその場で質問でき、記入漏れもチェックしてもらえます。

minneやCreemaでの販売と確定申告|売上管理のポイント

開業届を提出したら、次に重要なのが売上管理です。確定申告に向けて、日頃からしっかりと記録を残しておきましょう。

売上と経費の管理方法

ハンドメイド作家として記録すべき項目は以下の通りです。

売上として記録するもの:

  • 作品の販売金額(送料含む)
  • オーダーメイドの受注金額
  • イベント出店での現金売上

経費として記録するもの:

  • 材料費(ビーズ、布、金具など)
  • 梱包資材費(箱、緩衝材、テープなど)
  • 販売手数料(minneは10.56%、Creemaは11%)
  • 送料(お客様負担分を除く)
  • イベント出店料
  • 作業スペースの家賃(自宅の場合は按分)

確定申告が必要になる基準

以下の場合は確定申告が必要です。

  • 専業の場合:年間所得が48万円を超える場合
  • 副業の場合:年間所得が20万円を超える場合

ここでいう「所得」は、売上から経費を引いた金額です。例えば、年間売上が100万円でも、材料費などの経費が60万円かかっていれば、所得は40万円となります。

実際にハンドメイド作家として活動している方の例では、売上の30〜40%程度が経費になることが多いようです。

開業届提出のメリット・デメリット|提出前に知っておくべきこと

開業届の提出には、メリットとデメリットの両面があります。提出前にしっかりと理解しておきましょう。

開業届提出の5つのメリット

  1. 青色申告で最大65万円の控除が受けられる:大幅な節税効果があります
  2. 屋号付き銀行口座が開設できる:事業の信頼性が向上します
  3. 小規模企業共済に加入できる:将来の退職金を積み立てられます
  4. 事業用クレジットカードが作れる:経費管理が楽になります
  5. 補助金・助成金の申請資格を得られる:事業拡大のチャンスが広がります

開業届提出のデメリット

  • 失業保険が受給できなくなる:会社員を辞めて開業する場合は要注意
  • 扶養から外れる可能性がある:配偶者の扶養に入っている場合は事前確認が必要
  • 確定申告の義務が生じる:赤字でも申告が必要になります

特に扶養の問題は重要です。健康保険の扶養は年収130万円未満が基準ですが、開業届を出すと収入に関わらず扶養から外れる健保組合もあります。事前に確認しておきましょう。

まとめ|ハンドメイド作家として一歩を踏み出すために

ハンドメイド作家として開業届を提出することは、趣味から事業への大きな一歩です。職業欄には「ハンドメイド作家」と堂々と記載して問題ありません。

開業届の提出により、青色申告での節税や事業用口座の開設など、様々なメリットを享受できます。一方で、扶養の問題など注意すべき点もあるため、自分の状況に合わせて検討することが大切です。

開業届の作成に不安がある方は、マネーフォワード クラウド開業届を利用すれば、簡単に正確な書類を作成できます。無料で利用でき、青色申告承認申請書も同時に作成可能です。

あなたの素敵な作品を、より多くの人に届けるために。今日から個人事業主として、新たな一歩を踏み出してみませんか。