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Misocaの「合算請求書」機能が便利!複数案件をスマートに請求する手順

フリーランスや個人事業主として複数のプロジェクトを並行して進めていると、月末の請求書作成で頭を悩ませることはありませんか?

同じクライアントから複数の案件を受注している場合、案件ごとに請求書を作成するのは手間がかかるだけでなく、先方の経理担当者にも負担をかけてしまいます。

そんな悩みを解決してくれるのが、クラウド請求書作成サービス「Misoca(ミソカ)」の合算請求書機能です。

この記事では、実際にMisocaを活用している私の経験をもとに、合算請求書機能の使い方から活用のコツまで、具体的な手順を交えて詳しく解説します。

読み終わる頃には、複数案件の請求業務にかかる時間を半分以下に短縮できる方法が身についているはずです。

複数案件の請求書作成で直面する4つの課題

まず、複数案件を抱える事業者が請求書作成で直面する具体的な課題を整理してみましょう。

1. 請求書の枚数が増えることによる作成時間の増加

例えば、A社から月に5つの案件を受注している場合、通常であれば5枚の請求書を作成する必要があります。1枚あたり10分かかるとすると、A社向けだけで50分の作業時間が必要になります。

これが複数のクライアントになると、請求書作成だけで半日以上かかってしまうケースも珍しくありません。

2. クライアント側の経理処理の負担

請求書を受け取る側の立場で考えてみると、同じ取引先から複数の請求書が届くと、それぞれに対して承認フローを回し、個別に振込処理を行う必要があります。

実際、私のクライアントからも「できれば1枚にまとめてもらえないか」という要望を受けることが増えてきました。

3. 入金確認の複雑化

複数の請求書を発行すると、入金も分割されることがあります。どの請求書に対する入金なのかを確認する作業が煩雑になり、消込作業に時間がかかってしまいます。

4. 請求漏れのリスク

案件数が増えれば増えるほど、請求漏れのリスクも高まります。特に継続案件と単発案件が混在している場合、どの案件を請求済みでどれが未請求なのか、管理が難しくなってきます。

これらの課題は、事業が成長し案件数が増えるにつれて、より深刻な問題となってきます。私自身、起業当初は手作業でなんとか対応していましたが、月の請求件数が20件を超えたあたりから、効率化の必要性を痛感するようになりました。

Misocaの合算請求書機能で請求業務を効率化する方法

ここからは、Misocaの合算請求書機能を使って、複数案件の請求業務を効率化する具体的な手順を解説します。

合算請求書機能とは

合算請求書機能は、同一取引先に対する複数の請求内容を1枚の請求書にまとめることができる機能です。案件ごとに明細を分けて記載できるため、内訳も明確に表示できます。

合算請求書作成の基本手順

ステップ1:請求書の新規作成

Misocaにログイン後、「請求書」メニューから「請求書を作成する」をクリックします。通常の請求書作成と同じ手順でスタートします。

ステップ2:取引先情報の入力

合算請求書を発行する取引先を選択します。既に登録済みの取引先であれば、プルダウンから選択するだけで、住所や担当者名などの情報が自動入力されます。

ステップ3:品目の追加

ここがポイントです。1つ目の案件の品目を入力したら、「品目を追加」ボタンをクリックして、2つ目以降の案件を追加していきます。

例えば:

  • Webサイト制作費:300,000円
  • 月次保守費用(4月分):50,000円
  • バナー制作費(追加5点):25,000円

このように、案件ごとに品目を分けて入力することで、内訳が明確な請求書を作成できます。

ステップ4:備考欄の活用

各品目に対して備考欄を使用することで、案件番号や作業期間など、より詳細な情報を記載できます。これにより、クライアント側でも、どの案件に対する請求なのかが一目で分かります。

合算請求書作成時の注意点

実際に合算請求書を作成する際は、以下の点に注意が必要です。

1. 案件の締め日を統一する

合算請求書に含める案件は、締め日を統一しておく必要があります。月末締めの案件と15日締めの案件を混在させると、経理処理が複雑になってしまいます。

2. 源泉徴収の取り扱い

源泉徴収が必要な案件が含まれる場合、Misocaでは自動的に源泉徴収額を計算してくれます。ただし、案件によって源泉徴収の対象・非対象が混在する場合は、品目ごとに設定する必要があります。

3. 請求書番号の管理

合算請求書であっても、請求書番号は1つです。社内での案件管理のために、備考欄に個別の案件番号を記載しておくことをおすすめします。

テンプレート機能を活用した効率化

Misocaでは、よく使う請求書の内容をテンプレートとして保存できます。定期的に発生する案件の組み合わせがある場合は、合算請求書のテンプレートを作成しておくと、さらに効率化できます。

私の場合、以下のようなテンプレートを作成しています:

  • 月次保守 + スポット対応用テンプレート
  • コンテンツ制作(複数記事)用テンプレート
  • Webサイト制作 + 追加機能開発用テンプレート

請求書発行後の管理方法

合算請求書を発行した後の管理も重要です。Misocaでは、請求書にタグを付けることができるので、「合算請求書」というタグを作成して管理することで、後から検索しやすくなります。

また、入金消込の際も、1つの請求書に対して1回の入金確認で済むため、経理処理が大幅に簡素化されます。

Misocaの詳しい機能や導入メリットについては、【Misoca(ミソカ)完全ガイド】請求書・見積書・納品書作成の悩みを解決し、業務効率を劇的にアップする方法で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

他の請求書作成サービスとの比較

合算請求書機能は、他の請求書作成サービスでも提供されている場合がありますが、Misocaの特徴を他サービスと比較してみましょう。

操作性の違い

Misocaの合算請求書機能は、通常の請求書作成と同じインターフェースで操作できるため、特別な操作を覚える必要がありません。一方、他のサービスでは、合算請求書専用の画面に切り替える必要があるケースもあります。

料金体系の違い

Misocaでは、合算請求書も通常の請求書と同じく1通としてカウントされます。つまり、5つの案件を1枚の合算請求書にまとめれば、請求書の枚数を5分の1に削減できます。

無料プランでも月10通まで作成可能なので、合算請求書を活用すれば、より多くの案件に対応できます。

カスタマイズ性

Misocaでは、合算請求書でも通常の請求書と同様に、ロゴの挿入や印影の追加、レイアウトの調整が可能です。プロフェッショナルな見た目の請求書を作成できる点は、ビジネスの信頼性向上にもつながります。

どんな事業者におすすめか

Misocaの合算請求書機能は、特に以下のような事業者におすすめです:

  • 同一クライアントから複数案件を受注することが多いフリーランス
  • 月次契約とスポット案件が混在するコンサルタント
  • 複数のプロジェクトを並行して進めるWeb制作会社
  • 定期メンテナンスと追加作業がある保守サービス業者

まとめ:合算請求書で請求業務の時間を大幅削減

Misocaの合算請求書機能を活用することで、複数案件の請求業務にかかる時間を大幅に削減できます。私の場合、以前は月末の請求書作成に丸1日かかっていましたが、現在では2〜3時間で完了するようになりました。

特に重要なポイントは以下の3つです:

  • 同一取引先への請求は積極的に合算する
  • テンプレート機能を活用して作成時間を短縮する
  • 備考欄を使って案件の詳細を明確に記載する

まずは、来月の請求書作成から合算請求書機能を試してみてはいかがでしょうか。Misocaは無料プランでも月10通まで請求書を作成できるので、リスクなく始められます。

請求業務の効率化は、本業により多くの時間を割くための第一歩です。ぜひこの機会に、スマートな請求管理を始めてみてください。