経理業務を家族に任せたいけれど、パソコン操作が心配なあなたへ
「経理作業を家族に手伝ってもらいたいけど、パソコンが苦手だから無理かな…」
そんな悩みを抱えている経営者の方は多いのではないでしょうか。
実は私も同じ悩みを抱えていました。
母に経理の一部を手伝ってもらおうと思ったものの、「エクセルすら使えないのに会計ソフトなんて…」と最初は諦めかけていました。
しかし、マネーフォワード クラウド会計なら、パソコンが苦手な家族でも最低限の操作で経理作業ができることがわかりました。
この記事では、実際に私が母に教えた「これだけ覚えれば大丈夫」という5つの基本操作を、画面の流れに沿って解説します。
読み終わる頃には、「うちの家族でもできそう」と思えるはずです。
なぜ家族に経理を任せたいのか?その背景と課題
個人事業主や中小企業の経営者にとって、経理作業は避けて通れない重要な業務です。しかし、本業に集中したい経営者にとって、日々の記帳作業は大きな負担となっています。
税理士に丸投げする方法もありますが、月額3万円〜5万円の顧問料は小規模事業者には重い負担です。そこで多くの経営者が考えるのが、「家族に手伝ってもらう」という選択肢です。
家族に経理を任せる際の3つの大きな課題
しかし、いざ家族に経理を任せようとすると、以下のような課題に直面します。
- パソコン操作への苦手意識:特に50代以上の家族の場合、「マウスのダブルクリックがうまくできない」「画面のどこを見ればいいかわからない」といった基本的な部分でつまずきます
- 会計知識の不足:「借方・貸方って何?」「勘定科目がわからない」など、会計の基礎知識がないため、何から教えればいいか途方に暮れます
- ミスへの不安:「間違えたらどうしよう」「データを消してしまったら…」という不安から、なかなか作業に取り組めません
実際、私の母も最初は「パソコンなんて触ったこともないのに、会計ソフトなんて使えるわけがない」と完全に拒否反応を示していました。エクセルどころか、メールを送ることすらできない状態でした。
従来の会計ソフトが抱える問題点
従来のインストール型会計ソフトは、パソコンが苦手な人にとってハードルが高すぎました。複雑な画面構成、専門用語だらけのメニュー、直感的でない操作方法…。これでは、パソコンに慣れていない家族に使ってもらうのは現実的ではありません。
しかし、クラウド会計ソフトの登場により、この状況は大きく変わりました。特にマネーフォワード クラウド会計の使いやすさは、パソコンが苦手な人でも扱えるレベルまで進化しています。
最低限覚えるべき5つの基本操作
ここからは、パソコンが苦手な家族に最初に教えるべき5つの基本操作を解説します。これらの操作さえマスターすれば、日常的な経理作業の8割はカバーできます。
1. ログインとホーム画面の見方(所要時間:5分)
まず最初に教えるのは、ログイン方法とホーム画面の見方です。
ステップ1:ブックマークからアクセス
ブラウザのブックマークバーに「マネーフォワード」を登録しておき、「ここをクリックするだけ」と教えます。URLを入力させる必要はありません。
ステップ2:ログイン情報の保存
パスワードはブラウザに保存させ、毎回入力する手間を省きます。セキュリティが心配な場合は、家族専用のユーザーアカウントを作成しましょう。
ステップ3:ホーム画面の3つのボタン
ログイン後のホーム画面では、以下の3つのボタンだけ覚えてもらいます。
- 「取引入力」:領収書や請求書を入力する時に使う
- 「取引一覧」:入力した内容を確認する時に使う
- 「レポート」:月の集計を見る時に使う
他のメニューは最初は無視してOKです。必要最小限から始めることが、挫折を防ぐコツです。
2. 領収書の写真を撮って取り込む(所要時間:10分)
マネーフォワード クラウド会計の最大の強みは、領収書をスマホで撮影するだけで自動的に仕訳が作成される機能です。
準備:スマホアプリのインストール
家族のスマホに「マネーフォワード クラウド会計」アプリをインストールし、ログイン設定を済ませておきます。
実際の操作手順:
- アプリを開いて「領収書撮影」をタップ
- 領収書全体が画面に収まるように撮影(ピントが合うまで待つ)
- 「送信」ボタンをタップ
これだけで、AIが自動的に日付、金額、取引先を読み取り、適切な勘定科目まで推測してくれます。私の母も「写真を撮るだけなら私でもできる!」と、この機能には感動していました。
よくある失敗と対処法:
- ピンボケ写真:「緑の枠が出るまで待って」と教える
- 一部が切れる:「領収書の周りに少し余白を作って」と伝える
- 光の反射:「窓際は避けて、机の上で撮る」とアドバイス
3. 簡単な仕訳入力(現金取引)(所要時間:15分)
領収書がない取引や、現金での支払いは手動で入力する必要があります。ここでは、最もシンプルな現金取引の入力方法を説明します。
基本の入力画面の使い方:
- 「取引入力」→「支出」をクリック
- 日付:カレンダーから選ぶ(手入力不要)
- 勘定科目:よく使う5つだけ覚える
- 消耗品費:文房具や小物
- 交通費:電車やバス代
- 会議費:打ち合わせの飲食代
- 通信費:電話やインターネット代
- 雑費:どれにも当てはまらないもの
- 金額:数字だけ入力(カンマは自動)
- 摘要:「何を買ったか」を簡単に入力
間違いを防ぐコツ:
「登録」ボタンを押す前に、必ず金額を指差し確認してもらいます。これだけで入力ミスの9割は防げます。
4. 銀行口座の同期と確認(所要時間:20分)
銀行口座を連携させれば、入出金が自動的に取り込まれます。初回設定は少し複雑ですが、一度設定すれば後は自動です。
初回設定の手順:
- 「口座連携」→「金融機関を追加」
- 使っている銀行を選択
- インターネットバンキングのID・パスワードを入力
- 連携完了の確認
日常的な確認作業:
週に1回、以下の確認をしてもらいます。
- 「未仕訳」の件数をチェック
- 金額と取引内容が合っているか確認
- 勘定科目を選んで「登録」
自動取得された取引は、勘定科目を選ぶだけで仕訳が完成します。「銀行の通帳を見る感覚」で作業できるため、パソコンが苦手でも抵抗感が少ないようです。
5. 月次の確認作業(所要時間:10分)
月末には、その月の入力内容を確認してもらいます。難しい帳票は見なくてOK。以下の2つだけチェックします。
確認ポイント1:取引一覧で漏れがないか
- 「取引一覧」を開く
- 期間を「今月」に設定
- 領収書の枚数と件数が合っているか確認
確認ポイント2:現金残高の確認
- 「レポート」→「キャッシュフロー」
- 現金の残高が実際の手元現金と合っているか
- 大きくズレていたら入力漏れの可能性
これらの確認作業を習慣化することで、大きなミスを防げます。
他の会計ソフトとの比較検証
パソコンが苦手な家族に使ってもらうという観点で、主要な会計ソフトを比較してみました。
マネーフォワード クラウド会計の優位性
- 直感的な画面設計:アイコンが大きく、次に何をすればいいかが視覚的にわかる
- AI-OCR機能の精度:領収書の読み取り精度が96%以上と非常に高い
- スマホアプリの完成度:パソコンを使わなくても基本操作が完結する
- サポート体制:チャットサポートが丁寧で、初心者の質問にも親切に対応
他社ソフトとの違い
弥生会計オンライン:機能は豊富だが、画面が複雑で初心者には難しい印象。特に勘定科目の選択画面が階層的で、パソコンが苦手な人には使いづらい。
freee:自動化は進んでいるが、独特の用語(「取引」を「収入」「支出」と表現)に慣れが必要。また、画面遷移が多く、どこで何をすればいいか迷いやすい。
会計王:インストール型のため、パソコントラブル時の対応が大変。また、アップデートの度に操作を覚え直す必要がある。
どんな人におすすめか
マネーフォワード クラウド会計は、以下のような方に特におすすめです。
- 50代以上の家族に経理を手伝ってもらいたい個人事業主
- パソコンよりスマホの方が使い慣れている家族がいる方
- 領収書の枚数が月100枚以下の小規模事業者
- 銀行口座やクレジットカードの取引が中心の事業者
まとめ:今すぐ始められる第一歩
パソコンが苦手な家族でも、マネーフォワード クラウド会計なら経理作業を手伝えます。大切なのは、最初から完璧を求めないこと。まずは領収書の撮影だけ、次に簡単な入力、そして徐々にできることを増やしていけばいいのです。
私の母も、最初は「絶対無理」と言っていましたが、今では「領収書の整理が楽しい」とまで言うようになりました。スマホで撮影した領収書が自動で仕訳になる様子は、まるで魔法のようだと喜んでいます。
今すぐできる3つのアクション:
- マネーフォワード クラウド会計の1ヶ月無料お試しに申し込む
- 家族と一緒に、この記事を見ながら基本操作を練習する
- 最初の1週間は横について、わからないことをすぐにフォローする
経理作業を家族と分担できれば、あなたは本業により集中できます。最初の一歩を踏み出すのは今です。まずは無料お試しから始めて、家族と一緒に新しい経理スタイルを作っていきましょう。