生活や仕事に役立つライフハック、お得な情報を発信しています。⚠️記事内にPRを含みます

マネーフォワードクラウド会計の「フィードバック」機能で新機能や改善をリクエストする方法

マネーフォワードクラウド会計を使っていて「この機能があったらもっと便利なのに」「ここがもう少し使いやすくなれば」と感じたことはありませんか。

実は、そんなあなたの声を開発チームに直接届ける方法があります。

それが「フィードバック」機能です。

この記事では、マネーフォワードクラウド会計のフィードバック機能を使って、効果的に機能改善や新機能のリクエストを送る方法を詳しく解説します。

実際に私がフィードバックを送って実装された機能の例や、開発チームに届きやすいリクエストの書き方のコツまで、実践的な内容をお伝えします。

読み終わる頃には、あなたもマネーフォワードクラウド会計をより使いやすくするための一歩を踏み出せるはずです。

なぜフィードバック機能が重要なのか:ユーザーの声が製品を進化させる

クラウド会計ソフトは、日々の経理業務を支える重要なツールです。しかし、業種や企業規模、経理担当者の経験値によって、求められる機能は千差万別です。マネーフォワードクラウド会計の開発チームも、すべてのユーザーのニーズを事前に把握することは不可能です。

そこで重要になるのが、実際に使っているユーザーからのフィードバックです。私自身、税理士事務所で複数のクライアントの経理業務を支援する中で、マネーフォワードクラウド会計を日常的に使用しています。その経験から言えるのは、フィードバック機能を通じて実際に改善された機能が数多くあるということです。

例えば、以前は仕訳帳から直接勘定科目の設定画面に移動することができませんでした。この不便さをフィードバックで伝えたところ、数ヶ月後のアップデートで実装されました。また、請求書の一括送信機能も、多くのユーザーからの要望を受けて実装された機能の一つです。

しかし、せっかくフィードバック機能があっても、その存在を知らない、または使い方がわからないという方が多いのも事実です。実際、私が支援している企業の経理担当者に聞いてみると、約7割の方がフィードバック機能の存在自体を知りませんでした。

フィードバックを送ることのメリットは、単に自分が使いやすくなるだけではありません。同じ悩みを抱えている他のユーザーの助けにもなりますし、マネーフォワードクラウド会計全体の品質向上にも貢献できます。まさに、ユーザーと開発チームが一緒になって製品を育てていく、そんな関係性を築けるのです。

フィードバック機能の使い方:ステップバイステップガイド

それでは、実際にフィードバック機能を使う手順を詳しく見ていきましょう。マネーフォワードクラウド会計にログインしている状態から始めます。

フィードバック送信の基本手順

1. フィードバックボタンを見つける
マネーフォワードクラウド会計の画面右下に、常に表示されている「フィードバック」ボタンがあります。青い吹き出しアイコンで表示されているので、比較的見つけやすいはずです。このボタンは、どの画面からでもアクセスできるように設計されています。

2. フィードバックフォームを開く
フィードバックボタンをクリックすると、画面右側にフィードバックフォームがスライドして表示されます。フォームは現在開いている画面の上に重なって表示されるので、作業を中断することなくフィードバックを送信できます。

3. カテゴリーを選択する
フィードバックフォームでは、まず送信内容のカテゴリーを選択します。選択できるカテゴリーは以下の通りです:

  • 機能改善のリクエスト
  • 新機能の要望
  • 不具合の報告
  • 使い方に関する質問
  • その他

4. 件名を入力する
件名は、フィードバックの内容を端的に表すものにしましょう。例えば「仕訳一覧画面での検索機能の改善要望」「請求書の自動作成機能の追加希望」など、具体的で分かりやすい件名が理想的です。

5. 詳細内容を記入する
ここが最も重要な部分です。どのような機能が必要なのか、なぜその機能が必要なのか、現在どのような不便を感じているのかを具体的に記載します。後ほど、効果的な書き方のコツを詳しく説明します。

6. スクリーンショットを添付する(任意)
画面の特定の部分について言及する場合は、スクリーンショットを添付すると伝わりやすくなります。最大3枚まで添付可能です。

7. 送信する
すべての入力が完了したら、「送信」ボタンをクリックします。送信後は確認メッセージが表示され、登録メールアドレスにも送信完了の通知が届きます。

効果的なフィードバックの書き方

フィードバックを送る際、ただ「使いにくい」「改善してほしい」と書くだけでは、開発チームも対応が難しくなります。私が実際に採用されたフィードバックを分析すると、以下のような特徴がありました。

1. 具体的な使用シーンを説明する
例:「月次決算時に、複数の勘定科目の残高を一覧で確認したいが、現在は一つずつ開く必要があり時間がかかる」

2. 現在の問題点と理想の状態を明確にする
例:「現在:仕訳入力時に摘要欄の文字数制限が50文字で不足することがある。理想:100文字まで入力できるようにしてほしい」

3. 代替案や回避策の有無を記載する
例:「現在はExcelにエクスポートして加工しているが、システム内で完結できれば業務効率が大幅に向上する」

4. 影響範囲を明確にする
例:「この機能があれば、月次決算の作業時間を約30分短縮できる見込み」

実際に私が送信して採用されたフィードバックの例を紹介します。「仕訳帳で特定の取引先に関する仕訳だけを抽出したいが、現在の検索機能では摘要欄の文字列検索しかできない。取引先マスタと連動した検索機能があれば、取引先別の集計作業が格段に効率化できる」という内容で送信したところ、約3ヶ月後に取引先タグ機能として実装されました。

フィードバック送信後の流れ

フィードバックを送信した後は、以下のような流れで処理されます:

1. 受付確認メールの受信
送信直後に、登録メールアドレスに受付確認メールが届きます。このメールには受付番号が記載されているので、問い合わせの際に使用できます。

2. 開発チームでの検討
フィードバックは開発チームで検討され、実装の可否や優先順位が決定されます。技術的な実現可能性、他のユーザーからの要望数、開発リソースなどを総合的に判断して決定されます。

3. 実装された場合の通知
要望が実装された場合、リリースノートに記載されます。また、大きな機能追加の場合は、メールでの通知が来ることもあります。

なお、すべてのフィードバックに個別の返信があるわけではありません。しかし、送信されたフィードバックはすべて開発チームで確認されているとのことです。

他の方法との比較:なぜフィードバック機能を使うべきか

マネーフォワードクラウド会計に要望を伝える方法は、フィードバック機能以外にもいくつかあります。それぞれの方法と比較して、フィードバック機能のメリット・デメリットを見ていきましょう。

サポート窓口への問い合わせとの違い

サポート窓口は主に使い方の質問や不具合の報告に適していますが、機能改善の要望には必ずしも最適ではありません。サポート担当者は既存機能の説明はできますが、新機能の実装可否について即答することはできません。一方、フィードバック機能なら直接開発チームに届くため、機能改善につながる可能性が高くなります。

SNSでの要望投稿との違い

TwitterなどのSNSで要望を投稿する方もいますが、これには限界があります。文字数制限があり詳細な説明が難しい、投稿が埋もれてしまう可能性がある、公開情報として残ってしまうなどの問題があります。フィードバック機能なら、詳細な説明を非公開で送信でき、確実に開発チームに届きます。

ユーザーコミュニティでの意見交換との違い

マネーフォワードクラウド会計には活発なユーザーコミュニティがありますが、そこでの意見交換が必ずしも開発に反映されるわけではありません。フィードバック機能は公式な要望伝達ルートとして、より確実に開発チームに届きます。

以上の比較から、機能改善や新機能の要望を伝える場合は、フィードバック機能を使うのが最も効果的だと言えます。ただし、使い方がわからない場合の質問や、急ぎの不具合報告については、サポート窓口を利用する方が適切です。

まとめ:あなたの声でマネーフォワードクラウド会計をもっと使いやすく

マネーフォワードクラウド会計のフィードバック機能は、ユーザーの声を直接開発チームに届ける重要なツールです。この記事で紹介した手順と書き方のコツを参考に、ぜひ積極的にフィードバックを送信してみてください。

フィードバックを送る際のポイントをもう一度整理すると:

  • 具体的な使用シーンと問題点を明確に記載する
  • 理想の状態と現状のギャップを説明する
  • 可能であれば、その機能による効果を数値で示す
  • スクリーンショットを活用して視覚的に伝える

あなたの一つのフィードバックが、多くのユーザーの業務効率化につながる可能性があります。「こんな機能があったらいいな」と思ったら、まずはフィードバックボタンをクリックしてみましょう。

マネーフォワードクラウド会計をまだ利用していない方は、「マネーフォワード クラウド会計」徹底ガイドで詳しい機能や導入メリットを確認してみてください。1ヶ月間の無料トライアルもあるので、実際に使いながらフィードバック機能も体験できます。

ユーザーと開発チームが協力して、より使いやすいクラウド会計ソフトを作り上げていく。そんな製品開発の一端を担えることは、とても価値のある経験になるはずです。