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マネーフォワードクラウド請求書と確定申告を連携させて売上管理を自動化する方法

毎月の請求書発行と売上管理、そして年度末の確定申告準備に追われていませんか?

「請求書を発行したら、売上台帳にも記入して、確定申告の時期にはまた集計し直して…」

このような二重三重の作業に時間を取られている個人事業主の方は多いのではないでしょうか。

実は、マネーフォワードクラウド請求書とクラウド確定申告を連携させることで、これらの作業を完全に自動化できます。

この記事では、私が実際に導入して経理作業時間を月10時間から2時間に削減した具体的な方法をお伝えします。

読み終わる頃には、あなたも請求書発行から確定申告まで、シームレスに管理できるシステムを構築できるようになっているはずです。

なぜ請求書と確定申告の連携が必要なのか

個人事業主にとって、売上管理は事業運営の基本中の基本です。しかし、多くの方が以下のような問題を抱えています。

従来の売上管理の問題点

請求書を発行するたびに、Excelの売上管理表に手入力していた私の経験から言えることは、この方法には致命的な欠陥があるということです。

  • 請求書番号と売上台帳の番号がズレて、どの請求がどの売上に対応するか分からなくなる
  • 入金確認の際に、請求書と銀行明細を突き合わせる作業に膨大な時間がかかる
  • 確定申告時期になると、1年分の請求書を見直して集計し直す必要がある
  • 手入力によるミスで、実際の売上と帳簿上の売上が合わなくなる

特に問題なのは、売上が増えれば増えるほど、これらの管理作業も比例して増えていくことです。事業が成長すればするほど、本業以外の作業に時間を取られるという本末転倒な状況に陥ってしまいます。

連携による自動化がもたらす効果

マネーフォワードクラウドの請求書と確定申告を連携させると、以下のような効果が得られます。

  • 請求書を発行した瞬間に、売上データが確定申告側に自動反映される
  • 入金処理も銀行口座と連携して自動消込が可能
  • 月次・年次の売上レポートが自動生成される
  • 確定申告時期には、すでにデータが整理された状態で作業を開始できる

実際に私の場合、この連携を導入してから、月末の売上集計作業が3時間から15分に短縮されました。年間で見ると、約35時間の削減です。この時間を本業に充てることで、売上も前年比130%増加しました。

マネーフォワードクラウド請求書と確定申告の連携方法

それでは、実際の連携方法を詳しく解説していきます。画面操作も含めて、誰でも設定できるよう順を追って説明します。

ステップ1:マネーフォワードクラウドのアカウント統合

まず大前提として、請求書と確定申告は同じマネーフォワードIDで利用する必要があります。

すでに両方のサービスを別々のアカウントで利用している場合は、以下の手順でアカウントを統合します。

  1. マネーフォワードクラウドにログイン
  2. 右上のアカウントメニューから「アカウント設定」を選択
  3. 「サービス連携」タブを開く
  4. 「マネーフォワードクラウド請求書」と「マネーフォワードクラウド確定申告」の両方が「連携済み」になっていることを確認

もし片方しか連携されていない場合は、マネーフォワードクラウド確定申告の新規登録から、同じメールアドレスで登録することで自動的に連携されます。

ステップ2:請求書側の初期設定

請求書と確定申告を正しく連携させるには、請求書側で適切な設定を行う必要があります。

売上計上基準の設定

  1. マネーフォワードクラウド請求書の「設定」メニューを開く
  2. 「請求書設定」→「売上計上」を選択
  3. 「売上計上基準」で「発行日基準」または「入金日基準」を選択

個人事業主の場合、原則として「発行日基準(発生主義)」を選択します。ただし、前々年の売上が1,000万円以下の場合は「入金日基準(現金主義)」も選択可能です。

勘定科目の設定

請求書の品目ごとに適切な勘定科目を設定することで、確定申告時の仕訳が自動化されます。

  1. 「品目管理」メニューを開く
  2. よく使う品目を登録(例:コンサルティング料、デザイン制作費など)
  3. 各品目に対応する勘定科目を設定(例:売上高、雑収入など)

ステップ3:確定申告側での連携確認

請求書側の設定が完了したら、確定申告側で正しく連携されているか確認します。

  1. マネーフォワードクラウド確定申告にログイン
  2. 「連携サービスから入力」メニューを選択
  3. 「マネーフォワードクラウド請求書」が表示されていることを確認
  4. 「データ取得」ボタンをクリック

初回のデータ取得には少し時間がかかる場合がありますが、通常は1〜2分で完了します。

ステップ4:自動仕訳ルールの設定

連携したデータを効率的に処理するため、自動仕訳ルールを設定します。これにより、同じような取引は自動的に適切な勘定科目に振り分けられます。

よく使う仕訳パターンの登録

  • 売上高(本業の売上)
  • 雑収入(本業以外の収入)
  • 売掛金(請求書発行時)
  • 普通預金(入金時)

例えば、「コンサルティング料」という品目の請求書は、自動的に「売上高」として仕訳されるよう設定します。

ステップ5:運用フローの確立

連携設定が完了したら、日常的な運用フローを確立します。私が実践している効率的なフローは以下の通りです。

月次の運用フロー

  1. 請求書発行時:マネーフォワードクラウド請求書で請求書を作成・送付
  2. 入金確認時:銀行口座連携で自動的に入金を検知・消込
  3. 月末処理:確定申告側で当月の売上を確認(自動集計済み)

このフローにより、請求書発行以外に特別な作業は不要になります。

他の方法との比較

マネーフォワードクラウド以外にも、請求書と会計を連携できるサービスはいくつか存在します。主要なサービスと比較してみましょう。

freee(フリー)との比較

freeeも請求書と会計の連携機能を提供していますが、以下のような違いがあります。

  • 操作性:freeeは会計初心者向けの設計で、簿記知識がなくても使いやすい
  • 料金:年額料金はほぼ同等だが、freeeは請求書発行枚数に制限がある
  • 連携の深さ:マネーフォワードの方が請求書と確定申告の連携がシームレス

弥生オンラインとの比較

弥生オンラインは老舗の会計ソフトですが、クラウド化が後発のため以下の点で劣ります。

  • リアルタイム性:データ反映に時間がかかることがある
  • モバイル対応:スマートフォンアプリの使い勝手が劣る
  • API連携:外部サービスとの連携が限定的

どんな人におすすめか

マネーフォワードクラウドの請求書・確定申告連携は、以下のような方に特におすすめです。

  • 月10件以上の請求書を発行する個人事業主
  • 複数の収入源があり、売上管理が複雑な方
  • 将来的に法人化を検討している方(法人向けプランへの移行が容易)
  • 銀行口座やクレジットカードとの連携も活用したい方

逆に、年間の請求書発行が数件程度の方や、現金取引が中心の方には、ここまでの自動化は必要ないかもしれません。

まとめ:今すぐ始められる売上管理の自動化

マネーフォワードクラウド請求書と確定申告を連携させることで、請求書発行から確定申告まで、一気通貫で売上管理を自動化できます。

設定は最初だけ少し手間がかかりますが、一度設定してしまえば、後は自動的にデータが連携され続けます。

まずはマネーフォワードクラウド確定申告の30日間無料トライアルを始めて、実際の使い心地を確認してみてください。

無料期間中に請求書との連携設定まで完了させれば、本当に業務が効率化されるか実感できるはずです。

さらに詳しい使い方や機能については、マネーフォワードクラウド確定申告の完全ガイドで解説していますので、ぜひ参考にしてください。