「Notionでタスク管理してるけど、Googleカレンダーにも同じ予定を入力するのが面倒…」
「会議の予定変更があるたびに、NotionとGoogleカレンダーの両方を更新するのが大変」
「チームメンバーがバラバラのツールを使っていて、スケジュールの共有がうまくいかない」
こんな悩みを抱えていませんか?
実は私も同じような悩みを抱えていました。
NotionでプロジェクトのタスクとスケジュールをGoogleカレンダーで管理していたのですが、両方に同じ情報を入力する手間が本当に面倒で…
そんなときに出会ったのが、ノーコードで自動化ができる「Make」というツールでした。
このツールを使うことで、NotionとGoogleカレンダーを完全に同期させることができ、二重入力の手間から解放されました。
今回は、NotionとGoogleカレンダーを双方向に同期する方法を、実際の設定画面を交えながら詳しく解説していきます。
なぜNotionとGoogleカレンダーの同期が必要なのか?
まず、なぜ多くの人がNotionとGoogleカレンダーの同期を求めているのか、その理由を整理してみましょう。
1. 二重管理の手間を削減
Notionでプロジェクトやタスクのマネジメントをしながら、Googleカレンダーで日々のスケジュール管理をしている人は多いはずです。しかし、同じ情報を2つのツールに入力するのは時間の無駄ですよね。
2. チーム全体の情報共有を円滑に
チームメンバーによって使用するツールが異なる場合、情報の共有がスムーズに行えません。NotionとGoogleカレンダーを同期させることで、どちらのツールを使っていても最新の情報にアクセスできます。
3. 通知機能の活用
Googleカレンダーの通知機能は非常に優秀です。Notionで管理しているタスクの締切をGoogleカレンダーに反映させることで、適切なタイミングでリマインダーを受け取ることができます。
従来の同期方法とその問題点
NotionとGoogleカレンダーを同期する方法として、これまでは以下のような手段が使われていました。
手動でのコピー&ペースト
最も原始的な方法ですが、ミスが起こりやすく、更新忘れも頻発します。
Zapierなどの自動化ツール
自動化は可能ですが、料金が高額になりがちで、設定も複雑です。
専用の同期アプリ
一部存在しますが、機能が限定的で、カスタマイズ性に欠けることが多いです。
Makeを使った同期がおすすめな理由
そこで私がおすすめしたいのが、Make(旧Integromat)というノーコード自動化ツールです。
Makeには以下のような特徴があります:
- 視覚的にわかりやすいインターフェース
- 無料プランでも月1,000回の実行が可能
- NotionとGoogleカレンダーの両方に対応
- 複雑な条件分岐も簡単に設定可能
- エラー処理も充実
実際に使ってみると、プログラミングの知識がなくても直感的に自動化の設定ができることに驚きます。詳しい機能や料金については、Make完全ガイド記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
実際の同期設定手順
それでは、実際にMakeを使ってNotionとGoogleカレンダーを同期する手順を解説していきます。
Step 1: Makeアカウントの作成
まずはMakeの公式サイトから無料アカウントを作成します。メールアドレスとパスワードを入力するだけで、すぐに使い始めることができます。
Step 2: Notionの準備
Notion側で同期したいデータベースを準備します。以下のようなプロパティを持つデータベースを作成しましょう:
- タイトル(Title)
- 開始日時(Start Date)
- 終了日時(End Date)
- 場所(Location)
- 説明(Description)
- Google Calendar ID(テキスト型)
最後の「Google Calendar ID」は、Googleカレンダーのイベントと紐付けるために必要なプロパティです。
Step 3: シナリオの作成
Makeにログインしたら、新しいシナリオを作成します。シナリオとは、自動化の流れを定義したものです。
Notion → Googleカレンダーの同期
- トリガーモジュールとして「Notion」を選択
- 「Watch Database Items」を選択
- NotionのAPIキーとデータベースIDを設定
- アクションモジュールとして「Google Calendar」を選択
- 「Create an Event」を選択
- Notionのデータを各フィールドにマッピング
Googleカレンダー → Notionの同期
- トリガーモジュールとして「Google Calendar」を選択
- 「Watch Events」を選択
- 同期したいカレンダーを指定
- アクションモジュールとして「Notion」を選択
- 「Update Database Item」を選択
- Googleカレンダーのデータを各フィールドにマッピング
Step 4: フィルターの設定
重複を避けるため、フィルターを設定することが重要です。例えば:
- Notion側:Google Calendar IDが空の場合のみ新規作成
- Googleカレンダー側:特定のキーワードを含むイベントのみ同期
Step 5: テストと実行
設定が完了したら、必ずテストを実行しましょう。問題なく動作することを確認したら、シナリオを有効化します。
より高度な同期設定
基本的な同期ができるようになったら、以下のような高度な設定にもチャレンジしてみましょう。
条件分岐による選択的同期
すべてのアイテムを同期するのではなく、特定の条件を満たすものだけを同期することも可能です。例えば:
- 優先度が「高」のタスクのみ同期
- 特定のタグが付いているアイテムのみ同期
- 締切が1週間以内のタスクのみ同期
複数カレンダーへの振り分け
Notionのカテゴリーに応じて、異なるGoogleカレンダーに振り分けることも可能です。仕事用、プライベート用など、用途に応じて使い分けることができます。
定期的なタスクの自動生成
毎週の定例会議など、定期的なタスクを自動的に生成することも可能です。Makeのスケジュール機能を使えば、決まった時間に自動でタスクを作成できます。
トラブルシューティング
同期がうまくいかない場合は、以下の点を確認してみてください。
APIキーの権限
NotionのAPIキーに適切な権限が付与されているか確認しましょう。データベースへの読み書き権限が必要です。
タイムゾーンの設定
NotionとGoogleカレンダーのタイムゾーンが一致しているか確認してください。異なる場合は、時間がずれて表示される可能性があります。
実行履歴の確認
Makeの実行履歴を確認することで、どこでエラーが発生しているか特定できます。エラーメッセージを参考に、設定を見直しましょう。
他の自動化ツールとの比較
Makeの他にも、いくつか自動化ツールが存在します。それぞれの特徴を比較してみましょう。
n8n
n8nは、オープンソースの自動化ツールです。セルフホスティングが可能で、より技術的な知識がある方におすすめです。
Power Automate
Microsoft製のツールで、Office 365との連携に優れています。ただし、NotionやGoogleサービスとの連携は限定的です。
IFTTT
シンプルな自動化には向いていますが、複雑な条件分岐や複数のアクションの組み合わせには対応していません。
これらと比較すると、Makeは使いやすさと機能性のバランスが取れており、NotionとGoogleカレンダーの同期には最適なツールだと言えるでしょう。
まとめ:今すぐ始める自動化生活
NotionとGoogleカレンダーの同期は、日々の業務効率を大幅に向上させる第一歩です。Makeを使えば、プログラミングの知識がなくても簡単に実現できます。
この記事で紹介した内容は、Makeでできることのほんの一部に過ぎません。他にも:
- Slackへの自動通知
- Gmailの自動返信
- スプレッドシートへのデータ集約
- SNSの自動投稿
など、様々な自動化が可能です。
もっと詳しくMakeについて知りたい方は、Make完全ガイド記事をご覧ください。基本的な使い方から応用テクニックまで、幅広く解説しています。
まずは無料プランから始めて、自動化の便利さを体験してみてください。Makeの無料アカウント作成はこちらから可能です。
きっと、今まで手作業に費やしていた時間が、より創造的な仕事に使えるようになるはずです。ぜひ、この機会に自動化の世界に足を踏み入れてみてください。