VPNサービスを選ぼうとすると、必ずと言っていいほど候補に挙がるのがPureVPNとNordVPNではないでしょうか。
どちらも世界的に知名度が高く、多くのユーザーに利用されている人気のVPNプロバイダですが、「結局のところ、どっちが自分に合っているの?」「機能や料金、セキュリティ面でどんな違いがあるの?」と悩んでしまう方も多いはずです。
この記事では、PureVPNとNordVPNという二大VPNサービスを、料金プラン、セキュリティ機能、サーバーネットワーク、使いやすさ、カスタマーサポートなど、あらゆる角度から徹底的に比較・検証します。
それぞれの強みや特徴を明らかにし、どのような利用目的の方にどちらのVPNがより適しているのか、具体的な選び方の指針を独自の視点も交えながら提示します。
この記事を最後まで読めば、あなたにとって最適なVPNサービスがきっと見つかるはずです。
なお、PureVPNのより詳細な使い方や評判、料金プランの深掘り情報については、当サイトの総合ガイド「【PureVPN完全ガイド】使い方・評判・料金プランを徹底解説!始め方からお得な情報まで網羅」も併せてご覧いただくと、理解が一層深まります。
PureVPNとNordVPN:まずは基本情報を押さえよう
比較を始める前に、PureVPNとNordVPNそれぞれの基本的な情報を確認しておきましょう。
項目 | PureVPN | NordVPN |
---|---|---|
運営会社 | GZ Systems Limited | Nord Security (前Tefincom S.A.) |
設立年 | 2007年 | 2012年 |
拠点(法務上) | 英領ヴァージン諸島(プライバシーポリシーによる) / 香港(企業登録) | パナマ |
サーバー数 | 6,500以上 | 6,000以上 (2025年5月14日現在) |
サーバー設置国 | 70カ国以上 | 約111カ国 (2025年5月14日現在) |
同時接続台数 | 10台 | 10台 (2025年5月14日現在、プランにより異なる場合あり) |
ノーログポリシー監査 | KPMG (複数回) | PwC, Deloitte (複数回) |
拠点の法務上の位置は、データ保持法の影響を受けにくい国(例:パナマ、英領ヴァージン諸島)にある方がプライバシー保護上有利とされています。両社ともこの点を意識した拠点選択をしていますが、企業の実態や運営ポリシー全体を見ることが重要です。
徹底比較!PureVPN vs NordVPN 7つのポイント
それでは、具体的な比較ポイントを見ていきましょう。
1. 料金プランとコストパフォーマンス
VPN選びで最も気になるのが料金でしょう。PureVPNとNordVPNの料金体系とコストパフォーマンスを比較します。(2025年5月14日現在の一般的な傾向です。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。)
- PureVPN: 長期プラン(特に2年プランなど)での割引率が非常に高く、月額換算で非常に手頃な価格になることが多いです。頻繁にキャンペーンも実施しており、コストを抑えたいユーザーには魅力的です。プランによってはパスワードマネージャーなどの付加機能も含まれます。具体的な料金プランの詳細は、PureVPNの料金プランやお得な契約方法を解説した完全ガイドで詳しくご確認いただけます。
- NordVPN: こちらも長期プランほどお得になりますが、PureVPNの最安値プランと比較すると若干高めになる傾向があります。ただし、NordVPNも頻繁にキャンペーンを行っており、多機能性やブランド力を考慮すると納得の価格設定と言えます。「スタンダード」「プラス」「コンプリート」といった多段階のプランがあり、上位プランにはパスワードマネージャー(NordPass)やオンラインストレージ(NordLocker)が含まれます。
返金保証:PureVPNは31日間、NordVPNは30日間の返金保証を提供しており、どちらも安心して試すことができます。
料金を比較する際は、単純な月額料金だけでなく、契約期間全体の総支払額、更新時の料金、そして何よりも「その価格で得られる機能や信頼性」を総合的に評価するコストパフォーマンスの視点が重要です。最安値が必ずしも自分にとって最適とは限りません。利用頻度や必要な機能を考慮して選びましょう。
2. セキュリティ機能とプライバシー保護
セキュリティはVPNの核となる機能です。両社の取り組みを見てみましょう。
- 共通する高水準のセキュリティ:
- 強力な暗号化: 両社ともAES-256bit暗号化を採用。
- 主要プロトコル対応: OpenVPN, IKEv2/IPSecに対応。NordVPNは独自のNordLynx (WireGuard®ベース)、PureVPNもWireGuard®に対応し、高速かつ安全な通信を提供。
- キルスイッチ: VPN接続が切れた際に情報漏洩を防ぐ必須機能。
- DNS漏洩対策: 標準装備。
- ノーログポリシー: 両社とも厳格なノーログポリシーを掲げ、PwCやKPMG、Deloitteといった独立した第三者機関による監査を受けてその実効性を証明しています。PureVPNのセキュリティに関するより詳しい情報は、こちらの完全ガイド内の安全性検証セクションも参考にしてください。
- PureVPNの独自性・強み:
- Quantum-Resistant Encryption Keys(量子耐性暗号鍵)への対応を一部で開始しており、将来的なセキュリティ脅威への備えも意識しています。
- ポートフォワーディングやDDoS防御といった高度なアドオン機能(有料)も提供。
- NordVPNの独自性・強み:
- 脅威保護 (Threat Protection): マルウェア、トラッカー、悪意のある広告をブロックする機能。VPN接続なしでも一部機能が利用可能。
- Double VPN (マルチホップ): 通信を2つのVPNサーバーを経由させることで、さらに匿名性を高める機能。
- Onion Over VPN: Torネットワーク経由でVPNサーバーに接続し、匿名性を強化。
- ダークウェブモニター:個人情報がダークウェブに漏洩していないか監視する機能(プランによる)。
基本的なセキュリティレベルはどちらも非常に高いと言えます。選択のポイントは、NordVPNが提供するような統合的な脅威対策や多段VPNといった「プラスアルファのセキュリティ機能」を重視するか、PureVPNのような「将来の技術への対応や特定用途向けアドオン」に魅力を感じるか、という点になるでしょう。どちらも一般的な利用には十分すぎるほどのセキュリティを提供しています。
3. サーバーネットワークと通信速度
サーバー数や設置国、そして通信速度はVPNの快適性を左右します。
- PureVPN: 70カ国以上に6,500以上のサーバーを保有。特にサーバー設置国の多さが特徴で、ニッチな国のサーバーもカバーしている場合があります。
- NordVPN: 約111カ国に6,000以上のサーバーを保有(2025年5月14日現在)。国数、サーバー数ともに業界トップクラスです。
通信速度: VPNの通信速度は、利用するプロトコル、サーバーの混雑状況、ユーザーの地理的位置、元の回線速度など多くの要因に左右されます。一般的に、NordVPNのNordLynxプロトコルやPureVPNのWireGuard®プロトコルは高速であると評価されていますが、独立系の速度テストサイトの結果やユーザーレビューも参考にしつつ、最終的には自身の環境で試してみるのが確実です。
サーバー数は確かに多い方が選択肢は広がりますが、「数より質」も重要です。特定の国や地域に強いVPN、ストリーミングに最適化されたサーバーの有無などもチェックポイントです。また、自宅のインターネット環境がボトルネックになっている場合、どんな高性能VPNを使っても期待した速度が出ないこともあります。
4. アプリの使いやすさ (UI/UX) と対応デバイス
日常的に使うものだからこそ、アプリの使いやすさは重要です。
- PureVPN: Windows, Mac, Android, iOS, Linux, ブラウザ拡張機能など幅広く対応。アプリのUIは比較的シンプルで直感的に操作できることを目指していますが、機能が豊富な分、設定項目は多めです。日本語にも対応しています。
- NordVPN: こちらも主要なOS、デバイス、ブラウザ拡張機能に完全対応。アプリのデザインは洗練されており、地図ベースのサーバー選択画面などが特徴的で、初心者にも分かりやすいと評判です。日本語にも完全対応しています。
アプリのUI/UXの好みは非常に主観的です。PureVPNのアプリは機能へのアクセスしやすさを重視するユーザーに、NordVPNのアプリは視覚的な分かりやすさや洗練されたデザインを好むユーザーに、それぞれ評価される傾向があるかもしれません。幸い、両社とも返金保証があるので、実際にアプリをダウンロードして操作感を試してみることを強くおすすめします。PureVPNの具体的な使い方については、「PureVPNの使い方を画面イメージも交えて解説した完全ガイド」をご参照ください。
5. カスタマーサポート
問題が発生した際のサポート体制も確認しておきましょう。
- PureVPN: 24時間年中無休のライブチャットサポート、メールサポートを提供。公式サイトのFAQやヘルプセンターも充実しています。ライブチャットは英語が基本ですが、翻訳ツールを使って日本語でコミュニケーションを取ることも可能です。
- NordVPN: こちらも24時間年中無休のライブチャットサポート、メールサポートを提供。サポートの質が高いと評判です。ヘルプセンターも非常に充実しており、多くの問題は自己解決可能です。日本語でのサポートも対応が進んでいます。
どちらのVPNもサポート体制は整っていますが、特にVPN初心者の方や英語に不安がある方は、日本語サポートの質や対応時間を事前に確認しておくと安心です。ライブチャットの応答速度や問題解決能力は、実際のトラブル時に大きな差となって現れます。
6. ストリーミングサービスへの対応
海外の動画配信サービスを楽しみたいユーザーにとって重要な比較ポイントです。
- PureVPN: Netflix(複数地域のライブラリ)、BBC iPlayer、Huluなど、多くの主要ストリーミングサービスへのアクセスに対応しているとされています。ストリーミングに最適化されたサーバーも提供。
- NordVPN: こちらもNetflix(複数地域)、Amazon Prime Video、Disney+など、主要なストリーミングプラットフォームへのアクセス能力が高いことで知られています。SmartPlay機能により、設定不要でスムーズな視聴をサポート。
ストリーミングサービス側のVPN対策は日々強化されており、昨日まで見られたサービスが今日は見られない、といった状況は頻繁に発生します。VPNプロバイダもこれに対応すべく努力していますが、「100%確実に見られる」という保証はありません。最新の対応状況は、各社の公式サイトやユーザーコミュニティで確認するのが良いでしょう。
7. 付加機能と特徴
基本的なVPN機能以外にも、各社独自の便利な機能を提供しています。
- PureVPN:
- P2P(ファイル共有)に最適化されたサーバー。
- 前述のポートフォワーディングやDDoS防御などのアドオン(有料)。
- プランによってはPureKeep(パスワードマネージャー)やPureEncrypt(ファイル暗号化)がバンドル。
- NordVPN:
- P2P専用サーバー。
- 前述の脅威保護、Double VPN、Onion Over VPN。
- メッシュネットワーク機能(安全なプライベートネットワークを簡単に作成)。
- プランによってNordPass(パスワードマネージャー)やNordLocker(暗号化クラウドストレージ)がバンドル。
これらの付加機能は、VPNの基本的な利用目的(IPアドレスの秘匿、通信の暗号化)に加えて、さらなる利便性やセキュリティ強化を求めるユーザーにとっては魅力的な選択肢となります。ただし、これらの機能が必要ないユーザーにとっては、料金を押し上げる要因にもなりかねないので、自分にとって本当に必要な機能かを見極めることが大切です。
PureVPNがおすすめな人、NordVPNがおすすめな人
これまでの比較を踏まえ、それぞれどのようなユーザーにおすすめできるかをまとめました。
PureVPNがおすすめな人
- 徹底的にコストを抑えたい方: 特に長期契約でのコストパフォーマンスは業界トップクラス。
- 非常に多くのサーバー設置国にアクセスしたい方: ニッチな国・地域のサーバーが必要な場合に有利。
- ポートフォワーディングなど、特定の高度な機能(アドオン)を利用したい方。
- 10台同時接続をフル活用したい方(NordVPNも同等ですが、PureVPNも安定して提供)。
- パスワードマネージャーなどのバンドルソフトにも魅力を感じる方。
NordVPNがおすすめな人
- 業界での高い知名度と実績、ブランド力を重視する方。
- 「脅威保護」のような包括的なセキュリティ機能や、Double VPN、Onion Over VPNといった高度なプライバシー機能を活用したい方。
- 洗練された使いやすいアプリ(特に地図ベースのUI)を好む方。
- 日本語サポートの充実度をより重視する方。
- パスワードマネージャーや暗号化ストレージとの連携(上位プラン)に魅力を感じる方。
比較まとめ表:PureVPN vs NordVPN
比較項目 | PureVPN | NordVPN |
---|---|---|
価格帯(長期プラン) | 非常に安価 | 比較的安価~標準 |
セキュリティ機能 | 高水準、量子耐性暗号鍵対応 (一部) | 非常に高水準、脅威保護など独自機能多数 |
サーバー数/国数 | 6,500+/70+カ国 | 6,000+/約111カ国 |
アプリの使いやすさ | シンプルで直感的(機能多め) | 洗練され直感的(地図UI) |
日本語サポート | 対応あり(翻訳ツール併用の場合も) | 充実した日本語サポート |
独自機能・特徴 | ポートフォワーディング(アドオン)、多数の国 | 脅威保護、Double VPN、NordLynx |
返金保証 | 31日間 | 30日間 |
結論:あなたにとって最適なVPNはどっち?
PureVPNとNordVPNは、どちらも非常に優れたVPNサービスであり、多くのユーザーにとって満足のいく選択肢となり得ます。どちらを選ぶべきかは、あなたの利用目的、予算、そして何を最も重視するかによって異なります。
コストを最優先しつつ、基本的なVPN機能と豊富なサーバーロケーションを求めるならPureVPN。
ブランド力と、脅威保護などの統合的で高度なセキュリティ機能、より洗練された使い勝手を求めるならNordVPN。
「完璧なVPN」というものは存在せず、「あなたにとって最適なVPN」を見つけることが重要です。この記事で提示した比較情報や独自の視点が、その一助となれば幸いです。そして、どちらのサービスも返金保証期間を設けていますので、最終的には実際に試してみて、ご自身の環境や使い方に合うかどうかを確認することをおすすめします。特にPureVPNに興味を持たれた方は、「PureVPNの始め方や設定方法を解説した完全ガイド」を参考に、スムーズに利用を開始してみてください。
PureVPNに関する使い方、評判、料金プランの詳細など、より包括的な情報については、当サイトのピラー記事「【PureVPN完全ガイド】使い方・評判・料金プランを徹底解説!始め方からお得な情報まで網羅」を引き続きご参照ください。
※この記事の情報は2025年5月14日現在のものです。最新の価格やプラン内容、キャンペーン情報は必ず各VPNサービスの公式サイトにてご確認ください。
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