「海外旅行に行きたいけど、航空券やホテル代が高くてなかなか手が出せない…」
「少しでも旅行費用を安く抑える方法はないかな?」
そんな悩みを抱えているあなたに、VPNを使ったお得な予約テクニックをご紹介します。
VPNを使えば、日本からアクセスするよりも航空券やホテルを安く予約できる可能性があることをご存知でしたか?
この記事では、VPNで宿泊費や交通費が安くなる仕組みから、実際にSurfshark VPNを使ってお得に予約する具体的な手順、そして注意点まで、あなたの疑問をすべて解決します。
この記事を読めば、あなたも次の旅行からVPNを活用して、賢く旅費を節約できるようになります。
なぜ予約サイトで料金が変わる?価格変動の仕組み
航空券やホテルの予約サイトを見ていると、同じ便や同じ部屋でもタイミングや見る人によって料金が違うことがあります。これには「ダイナミックプライシング」という仕組みが関係しています。
ダイナミックプライシングとは?
ダイナミックプライシングとは、需要と供給のバランスに応じて価格を変動させる仕組みのことです。例えば、航空券であれば、空席が多い場合は価格を下げて販売し、空席が少なくなってくると価格を上げて利益を最大化しようとします。
これに加えて、予約サイトはユーザーの様々な情報をもとに、個別に価格を調整している場合があります。その判断材料となるのが「IPアドレス」と「Cookie」です。
IPアドレスとCookieが価格に与える影響
IPアドレス
IPアドレスとは、インターネットに接続されたデバイスに割り当てられる、いわば「インターネット上の住所」です。このIPアドレスから、ユーザーがどの国や地域からアクセスしているかを特定できます。
一般的に、物価の高い国(例:スイス、ノルウェー、シンガポールなど)からのアクセスは、購買力が高いと判断され、航空券やホテルの料金が高く表示される傾向があります。逆に、物価の安い国(例:東南アジア諸国、東ヨーロッパ諸国など)からのアクセスは、料金が安く表示されることがあります。
Cookie
Cookieとは、ウェブサイトがユーザーのブラウザに保存する小さなデータファイルのことです。これには、ログイン情報や閲覧履歴などが記録されています。
予約サイトは、このCookieを利用してユーザーの行動を追跡しています。例えば、何度も同じ航空券を検索していると、「このユーザーはこの航空券に強い関心がある」と判断され、価格が吊り上げられることがあります。これは、「早く予約しないと売り切れてしまうかも」というユーザーの焦りを誘い、購入を促すための戦略です。
つまり、私たちは知らず知らずのうちに、予約サイト側から「高くても買ってくれるだろう」と判断され、割高な料金を提示されている可能性があるのです。
Surfshark VPNで格安航空券・ホテルを予約する具体的な手順
では、どうすればこの「ダイナミックプライシング」の網をかいくぐり、お得な料金で予約できるのでしょうか?そこで活躍するのがVPNです。
VPN(Virtual Private Network)は、インターネット上に仮想的な専用線を構築し、安全な通信を確保する技術です。VPNサーバーを経由してインターネットに接続することで、自分のIPアドレスを隠し、サーバーがある国のIPアドレスに偽装することができます。
この仕組みを利用すれば、物価の安い国からアクセスしているように見せかけ、より安い料金で航空券やホテルを予約できる可能性があるのです。
ここでは、数あるVPNサービスの中でも、特にコストパフォーマンスに優れた「Surfshark」を使った具体的な手順を解説します。
STEP1: Surfshark VPNを契約する
まずは、Surfsharkの公式サイトからVPNサービスを契約します。
Surfsharkは、100カ国以上に3,200台以上のサーバーを設置しており、接続できる国が豊富です。また、1つの契約で接続できるデバイス数が無制限という大きなメリットもあります。家族全員のスマホやPCにインストールして、みんなで利用することも可能です。
料金プランは、24ヶ月プランが最もお得で、月額わずか数百円から利用できます。30日間の返金保証もあるので、万が一満足できなくても安心です。
詳しい登録方法や使い方は、こちらの記事で解説しています。
【完全ガイド】Surfshark VPNとは?メリット・デメリットからお得な始め方まで徹底解説
STEP2: 予約サイトにアクセスする前にCookieを削除する
前述の通り、Cookieにはあなたの閲覧履歴が保存されています。VPNでIPアドレスを変更しても、Cookieが残っていると「日本からのアクセスだ」と判断されてしまう可能性があります。
そのため、予約サイトにアクセスする前には、必ずブラウザのCookieを削除しておきましょう。
ChromeでのCookie削除方法
- Chromeを開き、右上のメニュー(点が3つ縦に並んだアイコン)をクリックします。
- 「設定」を選択します。
- 左側のメニューから「プライバシーとセキュリティ」を選択します。
- 「閲覧履歴データの削除」をクリックします。
- 「Cookieと他のサイトデータ」にチェックを入れ、「データを削除」をクリックします。
毎回Cookieを削除するのが面倒な場合は、ブラウザの「シークレットモード」や「プライベートウィンドウ」を利用するのもおすすめです。シークレットモードを使えば、閲覧履歴やCookieが自動的に削除されるため、手間が省けます。
STEP3: Surfshark VPNで物価の安い国のサーバーに接続する
Cookieを削除したら、いよいよSurfshark VPNを使って海外のサーバーに接続します。
どの国に接続すれば最も安くなるかは、路線や時期によって異なるため一概には言えませんが、一般的には物価の安い国や、航空会社の拠点がある国を選ぶと良いでしょう。
おすすめの接続先
- 東南アジア: マレーシア、ベトナム、タイなど
- 東ヨーロッパ: ハンガリー、ポーランド、チェコなど
- 南米: ブラジル、アルゼンチン、メキシコなど
- 航空会社の拠点国: 例えば、エミレーツ航空ならUAE、カタール航空ならカタールなど
Surfsharkのアプリを開き、ロケーション一覧から接続したい国を選んでクリックするだけで、簡単にその国のサーバーに接続できます。
STEP4: 予約サイトで価格を比較・検証する
VPNで海外のサーバーに接続した状態で、航空券やホテルの予約サイトにアクセスし、価格を調べてみましょう。
今回は、例として東京(NRT)からバンコク(BKK)への往復航空券(2025/1/10 – 2025/1/17)を、Google Flightsで検索してみました。
日本のIPアドレスで検索した場合
最安値はZIPAIRの52,970円でした。
マレーシアのIPアドレスで検索した場合
同じ便が1,608リンギット(約49,848円)と表示されました。(1リンギット=31円で計算)
このケースでは、マレーシアのサーバーに接続することで、約3,000円安く航空券を予約できる可能性があることがわかります。
このように、複数の国のサーバーに接続して価格を比較することで、最もお得な料金を見つけ出すことができます。
VPN利用時の注意点とよくある質問
VPNを使えば確実にお得になるわけではなく、注意すべき点もいくつかあります。
為替レートと決済通貨
海外のサーバー経由で予約する場合、表示される通貨が現地通貨(例:マレーシアならリンギット)になります。実際に決済する際には、クレジットカード会社が定める為替レートが適用されるため、表示価格と実際の請求額が異なる場合があります。
また、クレジットカードによっては、海外での利用に際して事務手数料(1.5%〜2.5%程度)がかかることもあります。これらの手数料も考慮した上で、本当にお得かどうかを判断しましょう。
言語の壁
海外の予約サイトにアクセスすると、サイトの言語が英語や現地の言語で表示されることがあります。多くのサイトでは言語を切り替えることができますが、対応していない場合もあります。
その場合は、Google Chromeの翻訳機能などを活用すると良いでしょう。右クリックして「日本語に翻訳」を選択するだけで、ページ全体を日本語に翻訳してくれます。
必ず安くなるわけではない
VPNを使えば必ず安くなるというわけではありません。路線や時期、予約サイトによっては、日本からのアクセスと料金が変わらない、あるいは逆に高くなってしまうケースもあります。
複数の国のサーバーに接続して価格を比較し、手間をかけてでも安くしたいという人向けのテクニックと言えるでしょう。
VPNの利用は違法?
日本国内でVPNを利用することは合法であり、全く問題ありません。しかし、一部の国(中国、ロシア、イラクなど)ではVPNの利用が制限または禁止されている場合がありますので、渡航先での利用には注意が必要です。
また、予約サイトによってはVPNの利用を規約で禁止している場合があります。アカウントを停止されるなどのリスクもゼロではないため、利用規約を確認した上で、自己責任で利用するようにしましょう。
他の選択肢との比較
他のVPNサービスとの比較
VPNサービスはSurfshark以外にも多数存在します。代表的なものとしては、ExpressVPNやNordVPNなどが挙げられます。
- ExpressVPN: 通信速度が速く、安定性が高いのが特徴。ただし、料金は比較的高め。
- NordVPN: サーバー数が多く、セキュリティ機能が充実している。Surfsharkと並んで人気が高い。
これらのサービスと比較した場合、Surfsharkの最大の強みはやはり「同時接続台数が無制限」であることと、「コストパフォーマンスの高さ」でしょう。家族で利用したり、複数のデバイスで利用したりする場合には、Surfsharkが最もお得な選択肢となります。
VPNを使わない場合との比較
もちろん、VPNを使わなくても航空券やホテルを安く予約する方法はあります。
- 比較サイトの活用: SkyscannerやGoogle Flights、トリバゴなどの比較サイトを利用して、複数の予約サイトの価格を一覧で比較する。
- LCCのセールを狙う: PeachやJetstarなどのLCC(格安航空会社)が実施するセールを狙う。
- パッケージツアーを利用する: 航空券とホテルがセットになったパッケージツアーの方が、個別に予約するよりも安くなる場合がある。
これらの基本的な節約術に加えて、VPNを組み合わせることで、さらにお得に旅行できる可能性が広がります。例えば、比較サイトで最安値を見つけた後、さらにVPNを使って海外のサーバーからアクセスしてみる、といった使い方が考えられます。
まとめ:VPNを活用してお得に旅行しよう!
今回は、VPNを使って航空券やホテルを安く予約する方法について解説しました。
今回のまとめ
- 航空券やホテルの価格は、ユーザーのIPアドレスやCookieによって変動する「ダイナミックプライシング」が採用されている場合がある。
- VPNを使ってIPアドレスを偽装することで、より安い価格で予約できる可能性がある。
- Surfsharkは、接続台数が無制限でコストパフォーマンスが高く、海外旅行の予約におすすめのVPN。
- 予約前にはCookieを削除し、複数の国のサーバーに接続して価格を比較することが重要。
- 為替レートや言語の壁、利用規約など、注意すべき点もある。
VPNは、旅行の予約だけでなく、海外の動画配信サービスを楽しんだり、フリーWi-Fiを安全に利用したりと、様々な場面で役立つツールです。
Surfsharkには30日間の返金保証があるので、まずは一度試してみてはいかがでしょうか?次の旅行は、VPNを活用して賢く、そしてお得に計画してみてください。
より詳しい使い方や設定方法は、こちらの記事で解説しています。
【完全ガイド】Surfshark VPNとは?メリット・デメリットからお得な始め方まで徹底解説
この記事が、あなたの旅行計画の参考になれば幸いです。