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WISEアカウントの閉鎖・解約手順と再登録の可否について

海外送金や外貨決済の常識を覆したサービス、WISE。

しかし、生活スタイルの変化や他のサービスの利用開始など、様々な理由で「WISEアカウントを閉鎖・解約したい」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

いざ解約しようとすると、「手続きは面倒じゃないだろうか?」「残っているお金はどうなるの?」「もしまた使いたくなったら、再登録はできるの?」といった疑問が次々と浮かんでくるものです。

この記事では、そんなあなたの不安を解消するために、WISEアカウントの閉鎖・解約に関する具体的な手順と注意点、そして気になる再登録の可否について、分かりやすく徹底的に解説していきます。

手続きを進める前にぜひご一読いただき、スムーズなアカウント閉鎖を実現してください。

WISEアカウントを閉鎖・解約する前に確認すべき4つの重要事項

WISEのアカウント閉鎖は比較的簡単な手続きで完了しますが、いくつか事前に確認・対応しておくべき重要なポイントがあります。後で「しまった!」と後悔しないためにも、以下の4つの項目を必ずチェックしておきましょう。

1. 全ての通貨の残高をゼロにする

最も重要なのが、アカウント内の残高を完全にゼロにすることです。1円でも残高があると、アカウントを閉鎖することはできません。WISEでは複数の通貨を保持できるため、日本円だけでなく、米ドルやユーロなど、すべての通貨アカウント(バランス)を確認する必要があります。

  • 残高の確認方法: WISEにログイン後、ホーム画面に表示される各通貨の残高を確認します。
  • 残高の出金方法: 最も一般的なのは、ご自身の日本の銀行口座へ出金(送金)する方法です。WISE内の「送金」機能を使えば、簡単な手続きで出金できます。ただし、出金には所定の手数料がかかる場合があるため、少額の場合は注意が必要です。友人や家族のWISEアカウントに送金して残高をゼロにするという方法もあります。

特に忘れがちなのが、少額の外貨残高です。数十円程度の残高のために出金手続きをするのは少し面倒に感じるかもしれませんが、閉鎖のためには必須の作業となります。

2. 連携サービスや自動支払いの設定を確認する

WISEデビットカードをECサイトの支払いに登録していたり、何らかのサブスクリプションサービスの引き落とし口座として設定していたりしませんか?アカウントを閉鎖すると、当然これらの支払いはすべて失敗してしまいます。事前にWISEアカウントに連携しているサービスをリストアップし、支払い方法を別のクレジットカードや銀行口座に変更しておきましょう。これを怠ると、サービスの利用が停止されたり、延滞料金が発生したりする可能性があり、思わぬトラブルの原因となります。

3. 取引明細書(利用履歴)をダウンロードしておく

アカウントを一度閉鎖すると、そのアカウントの取引明細書や利用履歴にアクセスすることは一切できなくなります。確定申告などの税務処理や、ご自身の家計管理のために過去の取引履歴が必要になる可能性は十分に考えられます。後から「あの送金履歴が必要になったのに…」と困ることがないように、アカウントを閉鎖する前に、必ず必要な期間の取引明細書をPDFやCSV形式でダウンロードし、安全な場所に保管しておきましょう。明細書は、各通貨のページや「明細書」のセクションから簡単にダウンロードできます。

4. アカウント閉鎖に手数料はかかる?

WISEのアカウント閉鎖自体に手数料は一切かかりません。これはユーザーにとって非常に良心的な点です。ただし、前述の通り、アカウントに残っている残高をご自身の銀行口座などに出金する際には、通常の送金と同様に所定の手数料が発生します。閉鎖費用は無料ですが、残高をゼロにするためのコストはかかる可能性がある、と覚えておきましょう。

【画像付き】WISEアカウントの具体的な閉鎖・解約手順

事前の確認事項が完了したら、いよいよアカウントの閉鎖手続きに進みます。ここでは、パソコンのウェブサイトから手続きする場合と、スマートフォンのアプリから手続きする場合の2つの方法を、2025年11月時点のインターフェースを基に解説します。どちらの方法も数分で完了する簡単なものです。

ウェブサイトからの解約手順

  1. WISEの公式サイトにログインし、画面右上のご自身の名前が表示されている部分をクリックします。
  2. ドロップダウンメニューから「設定」を選択します。
  3. 設定画面の左側メニューの一番下にある「アカウントを閉鎖する」をクリックします。
  4. [ここに「アカウントを閉鎖する」ボタンの画像]
  5. 閉鎖理由を尋ねるアンケートが表示されます。差し支えなければ理由を選択し、「アカウント閉鎖手続きに進む」ボタンをクリックします。
  6. 最終確認画面が表示されます。残高がゼロであることなどを再確認し、パスワードを入力して「アカウントを閉鎖する」ボタンをクリックします。
  7. [ここに最終確認画面の画像]
  8. 以上で手続きは完了です。登録していたメールアドレスに、アカウント閉鎖の確認メールが届きます。

スマートフォンアプリからの解約手順

  1. WISEアプリを開き、左上のプロフィールアイコンをタップします。
  2. 「個人アカウント」のセクションにある「プライバシーと通知」を選択します。
  3. [ここにアプリの「プライバシーと通知」画面の画像]
  4. 画面の一番下までスクロールし、「お客さまのアカウントを閉鎖する」をタップします。
  5. ウェブサイト版と同様に、閉鎖理由のアンケートと最終確認画面が表示されます。指示に従って操作を進め、パスワードを入力して閉鎖を確定します。
  6. 手続き完了後、確認メールが届けば無事に解約されています。

手続き中にエラーが出た場合の対処法

もし「アカウントを閉鎖できません」といったエラーメッセージが表示された場合、最も一般的な原因はアカウントに残高が残っていることです。もう一度、すべての通貨の残高が完全にゼロになっているかを確認してください。それでも解決しない場合は、未完了の送金手続きが残っている、あるいはアカウントに何らかの制限がかかっている可能性があります。その際は、焦らずにWISEのヘルプセンターに問い合わせてみましょう。日本語でのサポートにも対応しているため、状況を説明すれば解決策を提示してくれます。

WISEアカウント解約後の再登録は可能?知っておきたいルール

アカウントを閉鎖した後、「やっぱりWISEが必要になった」という状況も考えられます。一度解約したユーザーは、果たしてもう一度WISEに登録することができるのでしょうか。結論から言うと、WISEアカウントの再登録は可能です。

原則として再登録はいつでも可能

WISEでは、一度アカウントを閉鎖したユーザーが、将来的に再度アカウントを作成することを禁止していません。そのため、必要になったタイミングで、新規登録者と全く同じ手順で新しいアカウントを開設することができます。

ただし、注意点として、閉鎖したアカウントを復活させることはできません。再登録とは、あくまでも新しい情報で新規アカウントを作成することを意味します。したがって、過去の取引履歴や登録していた受取人情報などは引き継がれず、すべてゼロからのスタートとなります。だからこそ、前述したように、解約前の取引明細書のダウンロードが非常に重要になるのです。

再登録時の本人確認(KYC)について

WISEでは、マネーロンダリング防止などの観点から、厳格な本人確認(Know Your Customer, KYC)が義務付けられています。過去に一度本人確認を完了していたとしても、新しいアカウントを再登録する際には、原則として再度、本人確認手続きが必要となります。マイナンバーカードや運転免許証などの本人確認書類を準備して、新規登録時と同様の手続きを行いましょう。

これからWISEを初めて利用する方や、再登録の手順を詳しく知りたい方は、必要な書類から登録、最初の送金までを網羅した下記の完全ガイドが非常に参考になります。ぜひご活用ください。

» 【完全ガイド】WISE個人口座の登録から初めての海外送金まで徹底解説!手数料を抑えるコツも紹介

独自の視点:なぜ人々は解約し、そして再登録するのか?

単に「使わなくなったから」という理由以外にも、解約と再登録が行われるケースがあります。例えば、最初は個人利用目的で「個人アカウント」を作成したものの、後にフリーランス活動などで海外からの報酬受け取りが必要になり、「ビジネスアカウント」に切り替えたい場合です。2025年11月現在、既存の個人アカウントをビジネスアカウントにアップグレードする直接的な方法は提供されておらず、一度個人アカウントを閉鎖し、新たにビジネスアカウントとして登録し直すという手順が一般的です。また、登録した国を変更したい場合なども、同様に再登録が必要になることがあります。このように、WISEの利用目的の変化が、アカウントの閉鎖と再登録の動機となることは珍しくありません。

まとめ:WISEアカウントの閉鎖は慎重に、でも再登録も可能

この記事では、WISEアカウントの閉鎖・解約手順と、その後の再登録について詳しく解説しました。要点をまとめると以下の通りです。

  • 閉鎖前の準備: 全通貨の残高をゼロにし、連携サービスを確認し、必ず取引明細書をダウンロードしておく。
  • 閉鎖手順: ウェブサイト・アプリのどちらからでも数分で完了。手数料は無料。
  • 再登録: いつでも可能だが、新規アカウント扱いとなり、再度本人確認が必要。過去のデータは引き継がれない。

WISEは非常に優れたサービスですが、利用しなくなった場合にアカウントを整理するのは賢明な判断です。本記事で解説した注意点をしっかり押さえておけば、手続きは決して難しくありません。

そして、もし将来的に再び海外送金や外貨管理が必要になった際には、WISEが有力な選択肢であることに変わりはないでしょう。その際は、ぜひ新しいアカウントを開設して、再びその利便性を活用してください。

これからWISEの利用を再開する、あるいは新規にアカウントを作成する方は、以下の公式リンクから手続きを進めることをお勧めします。キャンペーンによっては、初回送金手数料が割引になるなどの特典を受けられる場合があります。

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