ヒルトンアメックスカードの年会費更新時期が近づくと、多くの方が「このまま継続すべきか」と悩むのではないでしょうか。
ヒルトンアメックスの通常カード年会費16,500円(税込)、または、プレミアムカード年会費66,000円(税込)という金額は決して安くありません。
しかし、更新時には魅力的な継続特典が用意されており、使い方次第では年会費以上の価値を得ることができます。
この記事では、実際にヒルトンアメックスカードを5年以上使い続けている私が、更新時の特典内容と年会費に見合う価値があるのかを詳しく解説します。
ヒルトンアメックスカード更新時の主な特典
ヒルトンアメックスカードには、通常カードとプレミアムカードの2種類があり、それぞれ更新時の特典が異なります。
通常カード(年会費16,500円)の更新特典
通常カードの最大の魅力は、年間150万円以上の利用でウィークエンド無料宿泊特典が1泊分もらえることです。この特典は、金曜・土曜・日曜のいずれかの夜に、世界中のヒルトン系列ホテルで利用できます。
対象ホテルは、スタンダードルーム1泊分の必要ポイント数が最大40,000ポイントまでのホテルです。日本国内では、ヒルトン東京、ヒルトン大阪、ヒルトン福岡シーホークなど、人気の高いホテルが対象に含まれています。
プレミアムカード(年会費66,000円)の更新特典
プレミアムカードの場合、カードを継続するだけでウィークエンド無料宿泊特典が1泊分もらえます。年間利用額の条件はありません。
さらに、年間300万円以上利用すると、もう1泊分のウィークエンド無料宿泊特典が追加されます。つまり、最大で年間2泊分の無料宿泊が可能になります。
対象ホテルも通常カードより幅広く、最大95,000ポイントまでのホテルが利用可能です。これにより、コンラッド東京やウォルドーフ・アストリア京都などの最高級ホテルも選択肢に入ります。
更新特典の実際の価値を検証
ウィークエンド無料宿泊特典の価値は、利用するホテルによって大きく変わります。実際の宿泊料金と比較してみましょう。
通常カードの場合
ホテル名 | 週末の平均宿泊料金 | 必要ポイント数 |
---|---|---|
ヒルトン東京 | 35,000円〜45,000円 | 40,000ポイント |
ヒルトン大阪 | 25,000円〜35,000円 | 35,000ポイント |
ヒルトン小田原 | 30,000円〜40,000円 | 40,000ポイント |
通常カードの年会費16,500円に対して、人気ホテルの週末料金は軽く2倍以上になることが分かります。年間150万円の利用条件をクリアできれば、十分に元が取れる計算です。
プレミアムカードの場合
ホテル名 | 週末の平均宿泊料金 | 必要ポイント数 |
---|---|---|
コンラッド東京 | 60,000円〜80,000円 | 95,000ポイント |
コンラッド大阪 | 50,000円〜70,000円 | 85,000ポイント |
ウォルドーフ・アストリア大阪 | 80,000円〜120,000円 | 95,000ポイント |
プレミアムカードの場合、高級ホテルでの宿泊が可能になるため、年会費66,000円を上回る価値を得やすくなります。特に年間300万円以上利用して2泊分の特典を獲得できれば、10万円以上の価値になることも珍しくありません。
更新を判断する5つのポイント
1. 年間利用額の実績
通常カードの場合、年間150万円の利用が更新特典獲得の条件です。月平均12.5万円の利用が必要になります。光熱費や携帯料金、日常の買い物をカード払いにすれば、意外と達成しやすい金額です。
プレミアムカードは継続だけで1泊分もらえますが、2泊目を狙うなら年間300万円(月平均25万円)の利用が必要です。事業費の支払いや大きな買い物がある方に向いています。
2. ヒルトン系列ホテルの利用頻度
年に1回以上ヒルトン系列ホテルに宿泊する予定があるなら、更新特典だけで年会費の元は取れます。旅行や出張でヒルトンを利用する機会がない場合は、更新を見送ることも検討すべきでしょう。
3. ヒルトンオナーズのステータス
通常カードはゴールド会員資格、プレミアムカードはダイヤモンド会員資格が自動付与されます。これらのステータスによる朝食無料、部屋のアップグレード、レイトチェックアウトなどの特典も考慮に入れましょう。
特にダイヤモンド会員の朝食無料特典は、家族旅行では大きな節約になります。1泊あたり1万円以上の朝食代が浮くこともあります。
4. マイルへの交換価値
ヒルトンポイントは、ANAマイルやJALマイルへの交換も可能です。交換レートは良くありませんが、マイルを貯めている方には追加のメリットになります。
5. その他の付帯サービス
空港ラウンジ利用、手荷物無料宅配、海外旅行保険など、アメックスならではの充実した付帯サービスも年会費に含まれています。これらのサービスを活用できるかも判断材料になります。
更新特典を最大限活用する方法
特典の有効期限に注意
ウィークエンド無料宿泊特典の有効期限は、発行から1年間です。計画的に利用しないと失効してしまうので注意が必要です。
私の経験では、特典が発行されたらすぐに1年後の旅行計画を立て、人気ホテルの予約を確保することをおすすめします。特に繁忙期の予約は早めに埋まってしまいます。
ポイントとの併用で連泊も可能
無料宿泊特典は1泊分ですが、通常のポイントと組み合わせれば連泊も可能です。例えば、土曜日は無料宿泊特典を使い、日曜日はポイントで予約するという使い方ができます。
家族カードの活用
プレミアムカードの場合、家族カードは1枚目が無料、2枚目以降は13,200円です。家族カードの利用分も本会員の年間利用額に合算されるため、300万円の条件達成が楽になります。
更新前にチェックすべきこと
カード更新を迷っている方は、まず現在の利用状況を確認しましょう。アメックスのオンラインサービスで、年間利用額や獲得ポイント数を簡単に確認できます。
また、更新月の3ヶ月前から利用額を増やすことで、条件達成を目指すことも可能です。大きな買い物の予定があれば、更新特典獲得のために時期を調整するのも賢い方法です。
より詳しいヒルトンアメックスカードの特典内容や申込方法については、ヒルトンアメックス完全ガイド記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ:更新特典で年会費以上の価値を
ヒルトンアメックスカードの更新特典は、使い方次第で年会費を大きく上回る価値があります。特に以下の条件に当てはまる方には、更新をおすすめします。
- 年1回以上ヒルトン系列ホテルに宿泊する
- 通常カードなら年間150万円、プレミアムカードなら年間300万円以上の利用が見込める
- ヒルトンオナーズのステータス特典を活用できる
- アメックスの付帯サービスを利用する機会がある
私自身、5年間使い続けてきた経験から言えることは、更新特典の無料宿泊だけで年会費の元は十分に取れるということです。さらに、日常の利用で貯まるポイントや、ステータス特典を含めれば、トータルでの満足度は非常に高いカードだと感じています。
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カード選びは個人の利用スタイルによって最適解が異なります。この記事が、あなたのヒルトンアメックスカード更新判断の参考になれば幸いです。