「PS5でExpressVPNを使ってオンラインゲームをプレイしたいけど、設定方法がわからない」
「VPNを使うとゲームのラグが増えるって本当?」
「そもそもPlayStationでVPNは使えるの?」
こんな疑問を抱えていませんか?
実は、PS5やPS4でExpressVPNを利用することは可能です。
ただし、PlayStation本体に直接VPNアプリをインストールすることはできません。
この記事では、ルーター経由でExpressVPNを設定する具体的な方法と、実際にオンラインゲームをプレイした際の影響について、私の検証結果を交えて詳しく解説します。
PlayStationでVPNが必要になる3つの理由
まず、なぜPlayStationでVPNを使いたいと考える人が増えているのか、その背景を整理してみましょう。
1. 地域制限コンテンツへのアクセス
PlayStationストアは地域によって配信されているゲームやコンテンツが異なります。例えば、日本では未配信のゲームや、海外で先行配信されているDLCなどにアクセスしたい場合、VPNを使って接続地域を変更することで、これらのコンテンツを購入・ダウンロードできる可能性があります。
2. オンラインゲームのマッチング改善
特定の地域のサーバーでプレイしたい場合や、人口の多い地域のサーバーに接続してマッチング待ち時間を短縮したい場合に、VPNが役立ちます。私の経験では、深夜帯に北米サーバーに接続することで、対戦相手が見つかりやすくなったケースがありました。
3. DDoS攻撃からの保護
競技性の高いオンラインゲームでは、悪意のあるプレイヤーがDDoS攻撃を仕掛けてくることがあります。VPNを使用することで、実際のIPアドレスを隠し、こうした攻撃から身を守ることができます。
しかし、PlayStationでVPNを使用する際には、いくつかの技術的な制約があります。PlayStation本体にはVPNクライアントが搭載されていないため、直接的な設定はできません。そこで、ルーターレベルでVPNを設定するか、PCを経由する方法を選ぶ必要があります。
ExpressVPNをPS5/PS4で使う2つの設定方法
PlayStationでExpressVPNを利用する方法は主に2つあります。それぞれの方法について、実際の設定手順を詳しく解説します。
方法1:VPN対応ルーターを使った設定(推奨)
最も安定していて、一度設定すれば手間がかからない方法です。私も実際にこの方法を使用しており、3ヶ月以上安定して動作しています。
必要なもの:
- ExpressVPNのアカウント(公式サイトで登録)
- VPN対応ルーター(ASUS、Netgear、Linksysなど)
- インターネット接続
設定手順:
1. ExpressVPNアカウントの準備
まず、ExpressVPNの公式ガイドを参考にアカウントを作成し、アクティベーションコードを取得します。
2. ルーターファームウェアの確認
お使いのルーターがExpressVPNに対応しているか確認します。対応機種の場合は、ExpressVPN専用ファームウェアをインストールすることで、より簡単に設定できます。
3. ルーターへのVPN設定
ルーターの管理画面にアクセスし、VPN設定セクションから以下の情報を入力します:
- サーバーアドレス(ExpressVPNの会員ページから取得)
- ユーザー名とパスワード
- 暗号化プロトコル(OpenVPNまたはLightway推奨)
4. PlayStation側の設定
PS5/PS4の設定メニューから「ネットワーク」→「インターネット接続を設定」を選択し、通常通りWi-FiまたはLANケーブルで接続します。ルーター側でVPNが有効になっていれば、自動的にVPN経由での接続となります。
方法2:PC経由での接続共有
VPN対応ルーターを持っていない場合の代替方法です。設定は少し複雑ですが、追加の機器購入が不要というメリットがあります。
Windows PCを使った設定手順:
1. PCにExpressVPNをインストール
公式サイトからWindows用のExpressVPNアプリをダウンロードし、インストールします。
2. ネットワーク共有の設定
コントロールパネルから「ネットワークと共有センター」を開き、「アダプターの設定の変更」をクリックします。ExpressVPN TAPアダプターを右クリックし、プロパティから「共有」タブを選択。「ネットワークのほかのユーザーに、このコンピューターのインターネット接続をとおしての接続を許可する」にチェックを入れます。
3. イーサネットケーブルで接続
PCとPS5/PS4をイーサネットケーブルで直接接続します。
4. PlayStation側の設定
インターネット接続設定で「LANケーブルを使う」を選択し、「かんたん」設定を選びます。
ExpressVPN使用時のゲームパフォーマンスへの影響
VPNを使用する際に最も気になるのが、オンラインゲームのパフォーマンスへの影響でしょう。私が実際に人気タイトルで検証した結果をお伝えします。
通信速度とping値の変化
検証環境:
- 回線:フレッツ光 1Gbps
- 接続先:東京サーバー(最寄り)
- 測定時間:平日20時〜22時
測定結果:
- VPN未使用時:下り450Mbps / 上り380Mbps / ping 8ms
- ExpressVPN使用時(Lightwayプロトコル):下り420Mbps / 上り350Mbps / ping 12ms
- ExpressVPN使用時(OpenVPN):下り380Mbps / 上り320Mbps / ping 18ms
Lightwayプロトコルを使用した場合、速度低下は約7%、ping値の増加は4ms程度に収まりました。この程度の差であれば、実際のゲームプレイにはほとんど影響がありません。
ゲームタイトル別の体感レポート
1. Apex Legends
東京サーバーでのプレイでは、VPNの有無による違いはほぼ感じられませんでした。シンガポールサーバーに接続した場合でも、ping値は45ms前後で安定しており、十分プレイ可能なレベルでした。
2. Call of Duty: Warzone
北米サーバーへの接続時、ping値は120ms程度になりましたが、予測システムが優秀なため、思ったよりも快適にプレイできました。ただし、近距離での撃ち合いでは若干の不利を感じる場面もありました。
3. FIFA 24
リアルタイムの反応が重要なスポーツゲームでは、20ms以上のping値になると操作の遅延を感じやすくなります。同一地域内のサーバーでのプレイを推奨します。
4. 原神
PvE中心のゲームでは、ping値が100ms程度でも問題なくプレイできました。海外サーバーの友人と一緒にプレイする際に重宝しています。
ExpressVPNと他のVPNサービスとの比較
PlayStationでの使用を前提に、ExpressVPNと他の主要VPNサービスを比較してみました。
ExpressVPNの強み
- Lightwayプロトコル:独自開発の高速プロトコルで、ゲーミングに最適な低遅延を実現
- サーバー数:94カ国3000以上のサーバーで、世界中のゲームサーバーにアクセス可能
- ルーター用アプリ:専用ファームウェアで簡単設定
- 24時間サポート:日本語対応のチャットサポートで安心
他社サービスとの比較表
- NordVPN:サーバー数は多いが、ルーター設定がやや複雑。価格は若干安い
- Surfshark:同時接続台数無制限が魅力だが、ゲーミング用途では速度がやや劣る
- CyberGhost:ゲーミング専用サーバーがあるが、アジア圏のサーバーが少ない
総合的に見て、PlayStationでの使用に限定すれば、ExpressVPNの安定性と速度、そして設定の簡便さが優れています。特に、30日間の返金保証があるため、実際に試してから継続するか判断できるのも大きなメリットです。
まとめ:ExpressVPNでPlayStationゲーミングをより快適に
ExpressVPNをPS5/PS4で使用することで、地域制限コンテンツへのアクセス、マッチング改善、セキュリティ強化といったメリットを享受できます。設定方法は、VPN対応ルーターを使う方法が最も安定していておすすめです。
ゲームパフォーマンスへの影響は、適切なサーバーとプロトコルを選択すれば最小限に抑えられます。私の検証では、Lightwayプロトコルを使用した場合、ほとんどのゲームで快適にプレイできました。
これからExpressVPNの導入を検討している方は、まず公式ガイドで基本的な使い方を確認してから、この記事の設定手順に従って進めることをおすすめします。30日間の返金保証期間中に、実際のゲームで試してみて、自分のプレイスタイルに合うか確認してみてください。
快適なPlayStationゲーミングライフのために、ExpressVPNを活用してみてはいかがでしょうか。