海外送金サービスとして人気のWISE(ワイズ)を使っていると、引っ越しやキャリア変更などで登録したメールアドレスや電話番号が変わることがありますよね。
その際、「どうやって登録情報を変更すればいいんだろう?」「手続きは面倒じゃないかな?」「セキュリティは大丈夫?」といった不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
特に、WISEのような金融サービスでは、個人情報の更新はセキュリティを維持するために非常に重要です。
放置してしまうと、重要なお知らせが届かなかったり、最悪の場合アカウントにログインできなくなったりする可能性も。
そこでこの記事では、2025年12月時点の情報に基づき、WISEに登録したメールアドレスや電話番号を安全かつスムーズに変更する手順、そしてそれに伴うSMS認証の再設定方法を、誰にでも分かるように丁寧に解説します。
この記事を最後まで読めば、もうWISEの登録情報変更で迷うことはありません。
なぜWISEの登録情報更新が重要なのか?セキュリティの観点から解説
WISEのメールアドレスや電話番号といった登録情報を、なぜ常に最新の状態に保つ必要があるのでしょうか。単に「お知らせを受け取るため」だけではありません。そこには、あなたの大切な資産を守るための、極めて重要なセキュリティ上の理由が存在します。
不正アクセスや乗っ取りのリスクを回避する
最も大きな理由は、アカウントの不正アクセスや乗っ取りを防ぐためです。WISEでは、ログイン時や送金実行時など、重要な操作を行う際に2段階認証が求められます。この認証方法として、登録した電話番号へのSMS(ショートメッセージサービス)や、認証アプリを利用するのが一般的です。
もし、使わなくなった古い電話番号を登録したままだとどうなるでしょうか。その電話番号を第三者が新たに契約してしまった場合、あなたのWISEアカウント宛ての認証コードがその第三者に届いてしまうリスクが生まれます。パスワードが万が一漏洩していた場合、認証コードさえあれば簡単にアカウントが乗っ取られてしまうのです。これは、メールアドレスについても同様で、古いメールアドレスのアカウントが乗っ取られれば、パスワードリセットなどを通じてWISEアカウントに不正アクセスされる危険性があります。
重要な通知や取引連絡を確実に受け取る
WISEからは、送金状況のアップデート、規約の変更、新しい機能の追加など、利用者にとって重要な通知が登録メールアドレス宛に届きます。また、取引に問題が発生した場合の連絡などもメールで来ることがほとんどです。これらの情報を見逃してしまうと、送金が遅れたり、意図しないトラブルに巻き込まれたりする可能性があります。古いメールアドレスのままだと、これらの重要な連絡を一切受け取ることができなくなり、不利益を被るリスクが高まります。
本人確認(KYC)のスムーズな進行
WISEでは、法規制に基づき、定期的な本人確認(KYC: Know Your Customer)や、取引内容の確認が求められることがあります。その際、登録されている電話番号やメールアドレスに連絡が来ることがあります。連絡が取れなかったり、本人情報との齟齬があったりすると、アカウントの機能が一時的に制限されることも考えられます。常に最新の情報を登録しておくことは、こうした手続きをスムーズに進めるためにも不可欠です。海外での生活やビジネスでWISEを頼りにしている方にとって、アカウントの機能制限は大きな痛手となります。だからこそ、登録情報の更新は先延ばしにせず、変更があった時点ですぐに行う習慣をつけることが、WISEを安全・快適に利用し続けるための鍵となるのです。
【画像で解説】WISEの登録メールアドレスを変更する具体的な手順
ここからは、実際にWISEの登録メールアドレスを変更する手順を具体的に見ていきましょう。パソコンのブラウザ版での操作を例に解説しますが、スマートフォンのアプリでも同様の操作が可能です。事前に新しいメールアドレスを使える状態にしてから始めるとスムーズです。
ステップ1: WISEにログインし、「アカウント情報」へアクセス
まず、WISEにログインします。ログイン後、画面右上にある自分の名前が表示されている部分をクリックし、表示されたメニューから「アカウント情報」を選択します。
(ここにWISEのダッシュボード画面で「アカウント情報」を指し示しているスクリーンショット画像を挿入)
すると、現在登録されている氏名や住所などの個人情報が表示されたページに移動します。ここで、アカウントに関する様々な情報の確認・編集が可能です。
ステップ2: メールアドレスの変更を開始する
「アカウント情報」のページ内に、「メールアドレス」という項目があります。その右側にある「編集」ボタンをクリックしてください。
(ここに「メールアドレス」項目の「編集」ボタンを指し示しているスクリーンショット画像を挿入)
クリックすると、パスワードの入力を求められます。これは、第三者が勝手にメールアドレスを変更するのを防ぐためのセキュリティ措置です。WISEのログインパスワードを入力して、「続行」をクリックしましょう。
ステップ3: 新しいメールアドレスの認証と最終確認
パスワード認証が完了すると、新しいメールアドレスを入力する画面に切り替わります。ここで、今後使用したい新しいメールアドレスを正確に入力し、「メールアドレスを更新する」ボタンをクリックします。
(ここに新しいメールアドレス入力欄のスクリーンショット画像を挿入)
ボタンをクリックすると、入力した新しいメールアドレス宛てにWISEから認証用のメールが送信されます。そのメールを開き、中に記載されている「メールアドレスを認証」のようなボタンやリンクをクリックしてください。これで、WISE側で新しいメールアドレスが有効であることが確認され、変更手続きは完了です。
注意点として、古いメールアドレスにアクセスできなくなってからでは、パスワード忘れの際などに手続きが非常に煩雑になります。メールアドレスの変更を検討している段階で、早めに対応することをおすすめします。この手順で、WISEアカウントの重要な連絡先を最新の状態に保つことができます。
【画像で解説】WISEの電話番号を変更し、SMS認証を再設定する手順
次に、WISEの登録電話番号を変更し、それに伴ってSMS認証(2段階認証)を再設定する手順を解説します。電話番号の変更は、セキュリティに直結する重要な手続きです。新しいスマートフォンのSIMカードを手元に用意してから始めましょう。
ステップ1: 「2段階認証」設定画面に移動
WISEにログイン後、画面右上の名前が表示されている部分をクリックし、メニューから「設定」を選択します。設定ページが開いたら、左側のメニューから「2段階認証」をクリックします。
(ここに設定画面で「2段階認証」を指し示しているスクリーンショット画像を挿入)
現在設定されている2段階認証の方法(電話番号や認証アプリなど)が表示されます。ここで「設定を変更する」や「電話番号を変更する」といったボタンをクリックして、変更手続きを開始します。
ステップ2: 新しい電話番号の登録と認証コードの入力
変更手続きを開始すると、まず本人確認のためにパスワードや既存の認証方法(古い電話番号へのSMSなど)での認証を求められます。画面の指示に従って認証を完了させてください。
その後、新しい電話番号を入力する画面が表示されます。国番号を選択し、続けて新しい電話番号を入力して「認証コードを送信」ボタンをクリックします。
(ここに新しい電話番号の入力と認証コード送信ボタンのスクリーンショット画像を挿入)
すぐに、入力した新しい電話番号のスマートフォンにWISEから6桁の認証コードが記載されたSMSが届きます。そのコードを画面の入力欄に入力し、確定させてください。
ステップ3: SMS認証の再設定とバックアップコードの確認
新しい電話番号の認証が完了すると、その番号が新しい2段階認証の手段として登録されます。これで、次回以降のログインや送金時には、新しい電話番号に認証コードが届くようになります。
このタイミングで、必ず「バックアップコード」も確認・保存しておきましょう。バックアップコードは、スマートフォンを紛失したり、SMSが受信できなかったりといった緊急時に、認証を突破するための重要なコードです。スクリーンショットを撮るか、印刷して安全な場所に保管しておくことを強く推奨します。
WISEのセキュリティ設定は、海外送金を安全に行うために非常に重要です。これからWISEを使い始める方や、登録方法の基本から詳しく知りたいという方は、WISEの口座開設から送金方法までを網羅的に解説した「【完全ガイド】WISE個人口座の登録から初めての海外送金まで徹底解説!手数料を抑えるコツも紹介」の記事もぜひ参考にしてください。アカウント作成の段階からセキュリティを意識することが、安心してサービスを使い続ける秘訣です。
WISEの登録情報変更でよくある質問(FAQ)とトラブルシューティング
WISEのメールアドレスや電話番号の変更は基本的にスムーズに進みますが、時には予期せぬ問題が発生することもあります。ここでは、よくある質問とその解決策をまとめました。
Q1. 古いメールアドレスや電話番号にアクセスできません。どうすればいいですか?
A1. この状況が最も厄介です。古い連絡先にアクセスできないと、パスワードリセットや2段階認証コードの受け取りができず、自力でのログインが困難になります。この場合は、速やかにWISEのカスタマーサポートに連絡する必要があります。サポートに連絡する際は、本人であることを証明するために、身分証明書(パスポートや運転免許証など)の画像の提出や、過去の取引に関する質問に答えることを求められます。手続きには時間がかかる場合があるため、連絡先が使えなくなる前に情報を更新しておくことが最善です。
Q2. SMS認証コードが届きません。
A2. まずは以下の点を確認してみてください。
- 入力した電話番号が正しいか(特に国番号)
- スマートフォンの電波状況が良いか
- SMSの受信拒否設定がされていないか
- 機内モードになっていないか
海外の携帯電話番号を登録している場合、通信事業者の都合で国際SMSがブロックされている可能性もあります。何度試しても届かない場合は、少し時間を置いてから再度試すか、認証方法を「認証アプリ(Google Authenticatorなど)」に切り替えることを検討しましょう。アプリ認証はSMSに比べて安定性が高く、おすすめです。
Q3. 登録情報の変更にはどのくらい時間がかかりますか?
A3. ご自身でオンラインで手続きが完了できる場合、メールアドレス・電話番号の変更は即時反映されます。新しい連絡先への認証が完了した瞬間から、新しい情報が有効になります。ただし、Q1のようにカスタマーサポートを介した手続きが必要になった場合は、本人確認のプロセスに数営業日かかることがあります。
Q4. 法人口座(WISE Business)の登録情報も同じ手順で変更できますか?
A4. 基本的な手順は同じですが、法人口座の場合は管理者権限を持つユーザーのみが情報を変更できます。また、会社の登記情報に関わるような重要な変更の場合は、追加の書類提出を求められる可能性があります。不明な点があれば、WISE Businessのヘルプセンターを確認するか、サポートに問い合わせるのが確実です。
これらのFAQを参考に、落ち着いて対処してください。もし問題が解決しない場合は、一人で悩まずにWISEのヘルプページを参照するか、カスタマーサポートに連絡しましょう。
まとめ:WISEの登録情報は常に最新に保ち、安全に利用しよう
今回は、WISEの登録メールアドレスと電話番号を変更する具体的な手順、そしてそれに伴うSMS認証の再設定方法について詳しく解説しました。
記事のポイントをまとめます。
- 登録情報の更新はセキュリティの要:不正アクセスを防ぎ、重要な通知を受け取るために不可欠。
- メールアドレスの変更手順:「アカウント情報」→「編集」から、新しいメールアドレスを認証するだけ。
- 電話番号とSMS認証の変更手順:「設定」→「2段階認証」から、新しい電話番号でSMS認証を行えば完了。
- バックアップコードの保管:万が一の事態に備え、バックアップコードは必ず安全な場所に保管する。
WISEのような便利な海外送金サービスを安心して使い続けるためには、こうした地道なアカウント管理が非常に重要になります。特に連絡先の情報は、変更があったらすぐに更新する習慣をつけましょう。
この記事を参考に、あなたのWISEアカウントを常に最新の状態に保ち、安全で快適な海外送金サービスを利用しましょう。まだWISEアカウントをお持ちでない方は、この機会にぜひ世界中で利用されている便利なサービスを体験してみてください。以下のリンクから登録すると、初回送金時に手数料の割引が適用される場合があります。
