海外送金といえば、銀行口座が必須だと思っていませんか。
その常識はもう過去のものかもしれません。
革新的な海外送金サービスWISEは、相手の銀行口座を知らなくても、携帯電話番号だけで資金を送れる「モバイルウォレット送金」に対応しています。
これにより、これまで海外送金が難しかった地域や人々にも、より迅速かつ手軽に送金できるようになりました。
この記事では、WISEのモバイルウォレット送金の仕組みから、2025年12月時点での対応国、そして具体的な送金手順までを、誰にでも分かるように詳しく解説します。
手数料を節約し、スマートに海外送金を行いたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
WISEのモバイルウォレット送金とは?銀行口座なしで海外送金する新しい方法
WISEが提供する「モバイルウォレット送金」は、海外送金のあり方を大きく変える可能性を秘めたサービスです。従来の銀行中心の送金システムとは一線を画し、より多くの人々に金融アクセスの機会を提供します。まずは、この新しい送金方法の基本を理解していきましょう。
モバイルウォレット送金の基本概念
モバイルウォレットとは、スマートフォンアプリを利用した電子的な財布のことです。日本ではPayPayやLINE Payがお馴染みですが、海外、特に東南アジアやアフリカ諸国では、銀行口座よりも普及している地域も少なくありません。モバイルウォレット送金は、この電子の財布に直接お金を送る仕組みです。
従来の銀行送金では、受取人の銀行名、支店名、口座番号、SWIFTコードなど、多くの正確な情報が必要でした。一つでも間違えると送金が失敗したり、遅延したりするリスクがありました。しかし、モバイルウォレット送金で必要なのは、基本的に受取人の「携帯電話番号」と「氏名」だけです。これにより、送金手続きが劇的に簡素化され、誰でも簡単に利用できるようになったのです。
なぜWISEはモバイルウォレット送金で選ばれるのか?
数ある送金サービスの中で、なぜWISEのモバイルウォLETット送金が注目されるのでしょうか。その理由は、WISEが持つ3つの大きな強みにあります。
- 透明性の高い手数料と実際の為替レート: WISEは、多くの銀行が採用する為替レートに上乗せされた「隠れ手数料」を一切請求しません。常にミッドマーケットレート(実際の市場レート)を適用し、手数料は事前に明確に提示されます。これにより、送金者はいくら送金し、受取人がいくら受け取るのかを正確に把握できます。
- 圧倒的な送金スピード: WISEの送金は非常に高速です。モバイルウォレットへの送金の場合、多くは数分以内、場合によっては数秒で完了します。銀行の営業時間に左右されず、24時間365日いつでも迅速に着金が確認できるのは大きなメリットです。
- 高い安全性と信頼性: WISEは世界中の金融当局から認可を受けており、日本でも関東財務局に資金移動業者として登録されています。高度なセキュリティ対策を講じており、ユーザーの資金は安全に管理されています。
これらの強みにより、WISEは安く、速く、安全にモバイルウォレットへ送金したいユーザーにとって、最適な選択肢となっています。
モバイルウォレット送金のメリットとデメリット
便利なモバイルウォレット送金ですが、利用する前にメリットとデメリットの両方を理解しておくことが重要です。
メリット:
- 銀行口座が不要: 受取人が銀行口座を持っていなくても送金できるため、金融インフラが未発達な地域に住む人々への送金に非常に有効です。
- 手続きが簡単: 必要な情報が少ないため、送金手続きのミスが減り、手軽に利用できます。
- 着金が速い: 銀行を介さないため、着金までの時間が大幅に短縮されます。
デメリット:
- 対応国やサービスが限定的: 全ての国やモバイルウォレットサービスに対応しているわけではありません。(対応国は次章で詳しく解説します)
- 送金限度額: 多くのモバイルウォレットサービスには、1回あたりや1日あたりの受取限度額が設定されています。高額な送金には向かない場合があります。
- 受取人の準備が必要: 受取人が対象のモバイルウォレットアプリをインストールし、アカウントを有効化しておく必要があります。
【2025年最新版】WISEでモバイルウォレット送金が可能な国と対応サービス一覧
WISEのモバイルウォレット送金は、世界中の多くの国で利用可能になっています。ここでは、2025年12月時点の主な対応国とサービスを地域別に紹介します。ただし、対応状況は随時更新されるため、送金前には必ずWISE公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
アジア圏で対応している国
アジアはモバイルウォレットが非常に普及している地域であり、WISEの対応国も豊富です。
- バングラデシュ: bKash
- 中国: Alipay, Weixin(WeChat Pay)
- インドネシア: Dana, GoPay, OVO, ShopeePay, LinkAja
- ネパール: eSewa, Khalti
- フィリピン: GCash, GrabPay, PayMaya, Starpay, Bayad, ShopeePay
- スリランカ: eZ Cash, mCash
- タイ: PromptPay(銀行口座に紐づくモバイル決済システム)
- ベトナム: MoMo, Viettel Pay, ZaloPay
特にフィリピンやインドネシアでは複数のサービスに対応しており、受取人が利用しているアプリに合わせて柔軟に送金先を選べます。中国向けのAlipayやWeixinへの送金は、ビジネスや個人間の送金で非常に重宝するでしょう。
アフリカ・南米圏で対応している国
アフリカでは「リープフロッグ現象」により、固定電話や銀行口座を飛び越えてモバイルマネーが爆発的に普及しました。WISEもこの動きに対応しています。
- ガーナ: MTN Mobile Money, AirtelTigo Money, Vodafone Cash
- ケニア: M-PESA
- ルワンダ: MTN Mobile Money, Airtel Mobile Money
- タンザニア: M-PESA, Airtel Money, Tigo Pesa, Halopesa
- ウガンダ: MTN Mobile Money, Airtel Mobile Money
- ザンビア: MTN Mobile Money, Airtel Mobile Money
- コロンビア: DaviPlata, Nequi
ケニアのM-PESAはモバイルマネーの草分け的存在であり、国民の生活に深く根付いています。WISEを使えば、日本からでも簡単にM-PESAアカウントへ送金が可能です。
送金前に確認すべきこと
モバイルウォレットへ送金する際は、以下の点を確認しておきましょう。
- 受取人のアカウント情報: 氏名と電話番号が、受取人のモバイルウォレットに登録されている情報と完全に一致している必要があります。
- 受取限度額: 受取人のモバイルウォレットのアカウントレベルによっては、1日に受け取れる金額に上限が設けられている場合があります。事前に受取人に確認してもらうとスムーズです。
- サービスプロバイダーの選択: 1つの国で複数のモバイルウォレットサービスが利用できる場合、正しいサービスプロバイダーを選択することが重要です。間違えると送金が失敗する原因になります。
図解で簡単!WISEでモバイルウォレットへ送金する5つのステップ
ここからは、実際にWISEを使ってモバイルウォレットへ送金する手順を5つのステップで解説します。非常に簡単なので、ぜひ一緒に試してみてください。
Step 1: WISEにログインし、「送金する」を選択
まずはWISEのアカウントにログインし、ホーム画面にある「送金する」ボタンをクリックします。まだWISEのアカウントをお持ちでない方は、【完全ガイド】WISE個人口座の登録から初めての海外送金まで徹底解説!の記事を参考に、まずは無料で口座を開設しましょう。最初の送金が割引になる特典もあります。
Step 2: 送金額と通貨を設定
送金画面が表示されたら、送金したい金額と通貨(日本円)、そして受取人が受け取る通貨を選択します。この画面で、適用される為替レートと手数料、受取人が実際に受け取る金額が明確に表示されます。金額を確認したら、「続行」をクリックします。
Step 3: 受取人情報を入力 – 「モバイルウォレット」を選択
次に受取人を選択します。初めて送る相手の場合は、「新しい受取人を追加」を選びます。ここで最も重要なのが、受取人の口座種別を選ぶ画面です。通常は「銀行口座」が選択されていますが、ここで「モバイルウォレット」のタブをクリックしてください。
Step 4: 受取人のモバイルウォレット情報を入力
「モバイルウォレット」タブを選ぶと、入力項目が変わります。
- 受取人の氏名(フルネーム): ローマ字で入力します。
- 受取人の携帯電話番号: 国番号から正しく入力します。
- サービスプロバイダーを選択: 送金先の国で利用可能なモバイルウォレットサービスの一覧が表示されるので、受取人が利用しているサービスを選択します。(例: GCash, M-PESA, bKashなど)
すべての情報を入力したら、「確認」をクリックします。
Step 5: 送金目的を選択し、入金手続きを完了
最後に、送金の目的(例:「家族への生活費の援助」)を選択し、WISEへの入金方法を選びます。銀行振込やデビットカード、クレジットカードなど、複数の入金方法が用意されています。手数料を最も安く抑えたい場合は銀行振込がおすすめです。画面の指示に従って入金を完了させれば、送金手続きは完了です。あとはWISEが迅速に相手のモバイルウォレットへ資金を届けてくれます。
WISEモバイルウォレット送金を最大限活用するヒントと注意点
WISEのモバイルウォレット送金は非常に便利ですが、いくつかのポイントを押さえることで、さらに賢く、安全に活用することができます。ここでは、手数料を節約するコツやトラブルを未然に防ぐための注意点を解説します。
手数料をさらに抑えるコツ
WISEの手数料はもともと低いですが、少しの工夫でさらに節約が可能です。
- 為替レートアラートを活用する: WISEには、目標の為替レートになった際に通知してくれる「レートアラート」機能があります。円高のタイミングを狙って送金することで、より多くの外貨に両替できます。
- まとめて送金する: WISEの手数料は、固定手数料と変動手数料で構成されています。少額の送金を何度も繰り返すより、ある程度まとまった金額を一度に送金する方が、総手数料を抑えられる場合があります。
- 入金方法を工夫する: WISEへの入金方法は、銀行振込が最も手数料が安く設定されています。デビットカードやクレジットカードは利便性が高いですが、追加の手数料がかかるため、コストを重視するなら銀行振込を選びましょう。
送金トラブルを防ぐためのチェックリスト
「送金したはずなのに届かない」といったトラブルを避けるために、手続きの前に以下の点を確認しましょう。
- ☑ 受取人の情報は正確か?: 携帯電話番号と氏名が、モバイルウォレットの登録情報と一字一句違わず一致しているか、受取人本人に再確認してもらいましょう。特にミドルネームの有無など、細かい部分も見落とさないように注意が必要です。
- ☑ 受取人のアカウントは有効か?: アカウントが凍結されていたり、長期間利用されていなかったりすると、送金を受け取れない場合があります。事前にアカウントがアクティブな状態か確認してもらいましょう。
- ☑ 送金限度額を超えていないか?: 受取人のアカウントの受取限度額、およびWISEの送金限度額の両方を確認し、上限を超えないようにしましょう。高額な場合は、複数回に分けるなどの対応が必要です。
- ☑ サービスプロバイダーは正しいか?: 国によっては見た目が似ているサービス名もあります。アイコンや正式名称をよく確認し、正しいプロバイダーを選択してください。
ビジネス利用の可能性と注意点
モバイルウォレット送金は、個人間の送金だけでなく、ビジネスシーンでも活用できます。例えば、海外のフリーランサーへの業務委託報酬の支払いや、小規模な商品の仕入れ代金の決済などです。銀行を介さずに迅速に支払いができるため、ビジネスのスピードを加速させることができます。
ただし、ビジネスで利用する際は、WISEの法人アカウント(WISE Business)の利用を検討することをおすすめします。個人アカウントでの商用利用は規約で制限されている場合があるほか、法人アカウントには請求書発行機能や複数ユーザーでの管理機能など、ビジネスに便利な機能が備わっています。モバイルウォレット送金をビジネスに活用する際は、利用規約をよく確認し、適切なアカウントを利用するようにしましょう。
まとめ:WISEで始める、新しい海外送金体験
本記事では、銀行口座不要で海外へ送金できるWISEの「モバイルウォレット送金」について、その仕組みから対応国、具体的な手順までを詳しく解説しました。携帯電話番号さえあれば、世界中の人々と瞬時にお金のやり取りができるこの仕組みは、まさに海外送金の新しいスタンダードと言えるでしょう。
海外に住む家族や友人への仕送り、留学中のお子さんへの生活費の送金、あるいはグローバルなビジネスでの少額決済など、あなたの海外送金がもっと身近で、簡単で、公平なものになるはずです。複雑な手続きや不透明な手数料に悩まされる日々は、もう終わりです。
もしあなたがまだWISEを体験したことがないなら、ぜひこの機会に一歩を踏み出してみてください。以下のリンクから登録すれば、初回送金の手数料が割引になる特典を受けられます。まずは無料でアカウントを作成し、新しい海外送金の世界を体験してみましょう。
