本記事はGoogle Workspace Updatesブログ( https://workspaceupdates.googleblog.com/ )の記事を元に、日本のGoogle WorkspaceユーザーおよびGoogle Workspaceに興味がある方々に向けて、2026年1月9日に公開された情報を分かりやすく解説したものです。
メールの返信で、「承知いたしました」「ありがとうございます」とだけ送るのが少し堅苦しい、あるいは面倒だと感じたことはありませんか?
チャットツールのように、絵文字一つで気軽に反応できたら…。
そんな要望に応えてGmailに導入された「絵文字リアクション」機能。
これまでは管理者が設定をオンにしないと使えませんでしたが、ついに全組織でデフォルト有効になることが決定しました。
2026年2月9日以降、Google Workspaceを利用するすべての組織で、Gmailの絵文字リアクション機能が自動的にオンになります。
「え、会社で絵文字はちょっと…」という管理者の方も、「もっと気軽に使いたい!」というユーザーの方も、この変更については事前に知っておく必要があります。
今回は、この仕様変更の詳細と、管理者が取るべき対応について詳しく解説します。
何が変わるのか?「オプトイン」から「オプトアウト」へ
Gmailの絵文字リアクション機能は、受信したメールに対して、スマイルマークやハート、拍手などの絵文字アイコンで反応できる機能です。
メール返信よりも手軽で、感情を伝えやすいコミュニケーション手段として、すでに一部のユーザーには好評を得ています。
これまでの仕様:
機能を使いたい組織の管理者が、管理コンソールで手動で「有効(オン)」にする必要がありました(オプトイン方式)。
2026年2月9日以降の仕様:
特に設定を変更していなければ、**自動的に「有効(オン)」**に切り替わります。
つまり、何もしなければ、従業員全員がGmailで絵文字リアクションを使えるようになります。
ただし、例外があります:
すでに管理者が管理コンソールでこの設定を「無効(オフ)」にしていたり、何らかの変更を加えて保存していたりする場合は、勝手にオンになることはありません。過去の設定(意思表示)が尊重されます。
絵文字リアクションのメリットと制限
絵文字リアクションは、単に楽しいだけではありません。
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返信の手間を削減: 「了解です」だけのメールを送受信する無駄が減り、メールボックスがすっきりします。
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チームの雰囲気向上: リモートワークなどで希薄になりがちなコミュニケーションに、温かみや感謝の気持ちを添えることができます。
一方で、使えないケースもあります。
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BCCで受信したメール
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Googleグループ(メーリングリスト)経由のメール
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20人を超える宛先があるメール
これらの場合は、リアクションボタンが表示されないか、機能しません。
管理者が今すぐすべきこと
組織の方針として、「Gmailでの絵文字リアクションは禁止したい」と考えている管理者は、2026年2月9日までに対応が必要です。
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Google管理コンソールにログインします。
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[アプリ] > [Google Workspace] > [Gmail] > [エンドユーザーのアクセス] に進みます。
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[絵文字リアクション(Emoji reactions)] という設定項目を探します。
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この項目のチェックが外れている(無効になっている)ことを確認し、必ず「保存」ボタンをクリックしてください。
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※もし現在すでにチェックが外れていても、念のためもう一度「保存」を押して設定を確定させておくことを強くお勧めします。これにより、2月9日の自動有効化を防ぐことができます。
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展開スケジュールと対象ユーザー
管理者設定:
管理コンソールでの設定変更は、今すぐ可能です(Available now)。
機能の自動有効化:
2026年2月9日より、即時リリースおよび計画的リリースドメインの両方で一斉に適用されます。
対象ユーザー:
すべてのGoogle Workspaceをご利用のお客様が対象です。
まとめ:メールコミュニケーションの新標準へ
チャット全盛の時代において、メールもよりカジュアルで効率的なコミュニケーションへと変化しています。
絵文字リアクションの標準化は、その流れを象徴するものです。
「便利そうだから使ってみよう」という組織も、「うちはまだ早い」という組織も、2月9日という期日を意識して、自社に合った設定を確認してみてください。