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1枚のレシートに複数品目がある時の入力法!マネーフォワード確定申告で複合仕訳を活用するコツ

個人事業主の皆さん、日々の経費精算、お疲れ様です。

特に、スーパーやホームセンターで買い物をした際のレシート処理は悩みの種ではないでしょうか。

「事業用の備品と、プライベートの食料品を一緒に買ってしまった…」。

「この1枚のレシート、どうやって入力すればいいんだろう…」。

そんな経験、きっと一度はあるはずです。

多くの会計ソフトでは1取引1仕訳が基本ですが、マネーフォワード クラウド確定申告には、こうした状況を一発で解決してくれる「複合仕訳」という便利な機能があります。

この記事では、1枚のレシートに複数の勘定科目や税率が混在している場合に、マネーフォワードの「複合仕訳」を使いこなし、確定申告の作業を圧倒的に効率化する具体的な方法を、ステップバイステップで詳しく解説します。

この記事を読めば、もうレシートの前で固まることはありません。

正確かつスピーディーな帳簿付けを実現し、本業に集中する時間を手に入れましょう。

複合仕訳とは?基本を理解すれば確定申告は怖くない

「複合仕訳」と聞くと、何やら難しそうだと身構えてしまうかもしれません。しかし、その基本は非常にシンプルです。まずは複合仕訳がどのようなもので、なぜ必要なのかを理解することから始めましょう。

単一仕訳と複合仕訳の違い

会計の仕訳には、「単一仕訳」「複合仕訳」の2種類があります。

  • 単一仕訳: 借方(左側)と貸方(右側)の勘定科目が一つずつの、最もシンプルな仕訳です。例えば、「現金で1,000円の消耗品を買った」場合、「(借方)消耗品費 1,000円 / (貸方)現金 1,000円」となります。多くの取引はこの形で記録されます。
  • 複合仕訳: 借方か貸方、あるいはその両方に複数の勘定科目が登場する仕訳のことです。これにより、1つの取引内容を1つの仕訳としてまとめて表現できます。今回のテーマである「1枚のレシートに複数品目」のケースは、まさにこの複合仕訳が活躍する典型的な場面です。

例えば、スーパーで事業用の事務用品(消耗品費)3,300円と、プライベート用の食料品(事業主貸)2,160円を、まとめて現金5,460円で支払ったとします。これを単一仕訳で処理しようとすると、

1. (借方)消耗品費 3,300円 / (貸方)現金 3,300円

2. (借方)事業主貸 2,160円 / (貸方)現金 2,160円

と、2つの仕訳を登録する必要があり、手間がかかる上に、実際の現金の動き(1回の支払いで5,460円)と帳簿上の記録がズレてしまいます。一方、複合仕訳を使えば、

(借方)消耗品費 3,300円
(借方)事業主貸 2,160円
/ (貸方)現金 5,460円

このように、1つの仕訳で取引を完結させることができます。これが複合仕訳の最大のメリットです。

なぜ複合仕訳が重要なのか

複合仕訳は、単に手間を省くだけでなく、会計の正確性を保つ上でも非常に重要です。

  • 正確な経費計上: 軽減税率(8%)と標準税率(10%)が混在する取引も、複合仕訳なら正確に分けて記録できます。これにより、消費税の計算ミスを防ぎます。
  • 資金の流れの明確化: 実際の現金の動きと帳簿上の記録が一致するため、後から取引を見返したときに、何にいくら使ったのかが一目瞭然になります。
  • 税務調査への備え: 正確な帳簿は、万が一の税務調査の際にも、あなたの正当性を証明する強力な武器となります。「この支払いは、事業用とプライベート用が混ざっています」と明確に説明できるため、信頼性が格段に向上します。

特に個人事業主は事業とプライベートの境界が曖昧になりがちです。複合仕訳をマスターすることは、どんぶり勘定から脱却し、健全な事業運営を行うための第一歩と言えるでしょう。

実践!マネーフォワードでの複合仕訳入力ステップバイステップ

それでは、実際にマネーフォワード クラウド確定申告の画面を使いながら、複合仕訳の入力方法を見ていきましょう。今回は、よくある2つのケースを例に挙げて、具体的な手順を解説します。

ケース1:ホームセンターで事業用の工具とプライベートの雑貨を購入

ホームセンターで以下の買い物をし、事業用のクレジットカードで支払ったとします。

  • 事業用の電動ドライバー(工具器具備品): 22,000円(課税10%)
  • プライベートで使う収納ボックス(事業主貸): 3,300円(課税10%)
  • 合計支払額: 25,300円

この場合の入力手順は以下の通りです。

  1. マネーフォワードにログインし、左メニューから「手動で仕訳」>「振替伝票入力」を選択します。(「簡単入力」画面でも可能ですが、複合仕訳は「振替伝票入力」の方が直感的で分かりやすいです)
  2. まず、借方(左側)の1行目に、事業用の工具を入力します。
    • 勘定科目: 工具器具備品
    • 税区分: 課対仕入10%
    • 金額: 22,000
    • 摘要: ホームセンターA 電動ドライバー代
  3. 次に、「行追加」ボタンをクリックして借方の2行目を表示させ、プライベート用の雑貨を入力します。
    • 勘定科目: 事業主貸
    • 税区分: 対象外
    • 金額: 3,300
    • 摘要: ホームセンターA 収納ボックス代
  4. 最後に、貸方(右側)に支払方法を入力します。今回は事業用のクレジットカードなので「未払金」です。
    • 勘定科目: 未払金
    • 税区分: 対象外
    • 金額: 25,300
    • 摘要: ホームセンターA 〇月分
  5. 借方の合計金額(22,000 + 3,300 = 25,300円)と、貸方の合計金額(25,300円)が一致していることを確認し、「登録」ボタンをクリックします。これで完了です。

摘要欄には、後から見返しても内容が分かるように「何を買ったか」を具体的に記載しておくのがポイントです。

ケース2:スーパーで事業用の飲料とプライベートの食料品を購入

次に、軽減税率が絡んでくるケースです。スーパーで以下の買い物をし、現金で支払ったとします。

  • 事務所で来客用に出すお茶(接待交際費): 540円(軽減税率8%)
  • 自宅で消費する野菜や肉(事業主貸): 3,240円(軽減税率8%)
  • 事務所で使う洗剤(消耗品費): 440円(標準税率10%)
  • 合計支払額: 4,220円

この場合の入力手順です。

  1. 同様に「振替伝票入力」画面を開きます。
  2. 借方1行目に、来客用のお茶を入力します。
    • 勘定科目: 接待交際費
    • 税区分: 課対仕入(軽)8%
    • 金額: 540
    • 摘要: スーパーB 来客用お茶
  3. 借方2行目に、プライベートの食料品を入力します。
    • 勘定科目: 事業主貸
    • 税区分: 対象外
    • 金額: 3,240
    • 摘要: スーパーB 食料品
  4. 借方3行目に、事務所の洗剤を入力します。
    • 勘定科目: 消耗品費
    • 税区分: 課対仕入10%
    • 金額: 440
    • 摘要: スーパーB 洗剤
  5. 貸方に支払方法(現金)を入力します。
    • 勘定科目: 現金
    • 税区分: 対象外
    • 金額: 4,220
    • 摘要: スーパーB
  6. 借方合計(540 + 3,240 + 440 = 4,220円)と貸方合計(4,220円)の一致を確認し、「登録」します。

このように、税率が異なる品目があっても、行ごと個別に税区分を設定できるため、正確な消費税計算が可能になります。

複合仕訳を使いこなす応用テクニックと注意点

基本操作をマスターしたら、次はもう少し応用的なテクニックと、陥りがちな注意点について見ていきましょう。これらを意識することで、あなたの帳簿はさらに正確で洗練されたものになります。

家事按分との組み合わせ方

個人事業主にとって、家事按分は経費処理の重要なポイントです。例えば、自宅兼事務所の家賃や光熱費などが該当します。この家事按分も、複合仕訳と組み合わせることで効率的に処理できます。

例えば、事業用銀行口座から家賃10万円が引き落とされ、事業使用割合が40%の場合、複合仕訳は以下のようになります。

(借方)地代家賃 40,000円
(借方)事業主貸 60,000円
/ (貸方)普通預金 100,000円

このように、毎月の引き落としに合わせて複合仕訳を登録するルールにしておけば、期末にまとめて計算する手間が省け、按分忘れも防げます。家事按分の比率を摘要欄に「家賃按分40%」のようにメモしておくと、さらに親切です。

「諸口」は使わない方がベター

会計ソフトによっては、複合仕訳の相手勘定科目として「諸口(しょくち)」という科目が自動的に使われることがあります。これは「複数の勘定科目の合計」を一時的に示す便利な科目ですが、最終的な帳簿に残すべきではありません。

「諸口」が残っていると、後から見返したときに何の取引だったのかが非常に分かりにくくなります。マネーフォワードの「振替伝票入力」では、そもそも「諸口」を使わずに直接複数の勘定科目を入力できるため、この問題は起こりにくいです。もし他の画面で「諸口」が表示された場合は、必ず正しい勘定科目に振り替えるようにしましょう。

摘要欄を最大限に活用する

複合仕訳において、摘要欄は「未来の自分への申し送り事項」です。数ヶ月後、あるいは数年後に帳簿を見返したとき、仕訳の内容を即座に思い出せるかどうかは、摘要欄の書き方にかかっています。

  • 取引相手と内容を具体的に: 「消耗品費」だけでなく、「〇〇店 ボールペン、ノート代」のように具体的に書きます。
  • 按分比率を記載: 家事按分した場合は「家賃 按分40%」のように比率を明記します。
  • 関連情報をメモ: 例えば、高額な備品であれば「保証書保管場所:Aファイル」など、関連情報をメモしておくと、資産管理にも役立ちます。

2026年2月現在、電子帳簿保存法への対応も重要度を増しています。スキャンしたレシート画像と、内容が詳細に書かれた摘要欄が紐づいていれば、帳簿の信頼性は飛躍的に高まります。

複合仕訳で確定申告はもっと楽になる!マネーフォワードで実現する経理DX

ここまで複合仕訳の具体的な方法を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。「面倒そう」という最初の印象が、「意外と合理的で便利かも」に変わっていれば幸いです。

複合仕訳に慣れることは、単に帳簿付けが速くなるだけではありません。

  • ミスの減少: 1つの取引を1つの仕訳で完結させるため、入力漏れや二重計上のリスクが減ります。
  • 経営状況の可視化: 正確な費用がリアルタイムで反映されるため、月次の損益把握が容易になり、経営判断の精度が上がります。
  • 精神的な余裕: 「あのレシート、どうしよう…」と悩む時間がなくなり、確定申告前の焦りやストレスから解放されます。

そして、マネーフォワード クラウド確定申告の真価は、この複合仕訳機能だけにとどまりません。銀行口座やクレジットカードとの「自動連携機能」を組み合わせることで、経理業務はさらに自動化されます。

例えば、事業用カードの明細が自動で取り込まれた後、複合仕訳を使ってプライベート利用分を「事業主貸」に振り分ける、といった使い方が可能です。これにより、手入力の手間そのものを大幅に削減できます。

マネーフォワード クラウド確定申告が提供する多彩な機能を総合的に活用することで、あなたの経理業務は劇的に効率化されるでしょう。もし、あなたがマネーフォワードの全体像や、さらに詳しい使い方、料金プランについて知りたいなら、ぜひ以下のガイド記事を参考にしてください。きっとあなたの事業の強力な味方になってくれるはずです。

【完全ガイド】マネーフォワード クラウド確定申告とは?使い方・評判・料金まで個人事業主向けに徹底解説

まとめ:複合仕訳をマスターして、スマートな経理を実現しよう

今回は、1枚のレシートに複数品目が混在する場合の対処法として、マネーフォワード クラウド確定申告の「複合仕訳」機能について詳しく解説しました。

複合仕訳は、一見複雑に見えますが、実際には取引の実態を正確に、そして効率的に記録するための非常に合理的な方法です。

この記事で紹介したポイントは以下の通りです。

  • 複合仕訳を使えば、1つの取引を1つの仕訳で完結できる。
  • 勘定科目や税率が異なる品目も、行を分けて入力すればOK。
  • 家事按分も複合仕訳で処理すると、月々の管理が楽になる。
  • 摘要欄には、未来の自分のために具体的な内容を記載する。

日々の小さな「面倒くさい」を放置していると、確定申告直前に巨大なストレスとなって襲いかかってきます。ぜひ、今日の買い物からでも、この複合仕訳を試してみてください。最初は少し戸惑うかもしれませんが、数回繰り返すうちに、その便利さをきっと実感できるはずです。

もし、あなたがまだ会計ソフトを導入していなかったり、今のソフトに不満を感じていたりするなら、この機会にマネーフォワード クラウド確定申告を検討してみてはいかがでしょうか。無料プランから始められるので、まずはその使い勝手を気軽に体験してみることをお勧めします。

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