「インドのコンテンツにアクセスしたいけど、NordVPNでインドのサーバーはまだ使えるの?」。
そんな疑問をお持ちではありませんか。
数年前、インド政府の新しい法律の影響で、多くのVPNサービスがインドから物理的なサーバーを撤去しました。
そのため、VPNを使ってインドに接続できるのか、不安に思う方も多いでしょう。
結論から言うと、2026年2月現在、NordVPNを使えばインドへの接続は可能です。
ただし、その裏には「仮想ロケーション」という少し特殊な技術が使われています。
この記事では、NordVPNがどのようにしてインドへの接続を提供しているのか、仮想ロケーションの仕組みや安全性、そして実際にインドサーバーへ接続する具体的な手順まで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。
この記事を読めば、安心してNordVPNでインドのサーバーを利用できるようになります。
NordVPNのインドサーバーはなぜ「仮想」になったのか?
現在、NordVPNのサーバーリストでインドを選択すると、「仮想ロケーション」経由で接続されます。なぜ、以前のように物理的なサーバーが置かれなくなったのでしょうか。その背景には、インド政府によるデータ保持に関する法改正が大きく関わっています。
インド政府の新しいデータ保持法とは
2022年、インド政府は国内で事業を行うIT企業に対し、ユーザーの個人情報を最低5年間保持することを義務付ける新しい法律(CERT-In指令)を導入しました。対象となる情報には、氏名、メールアドレス、IPアドレス、利用パターンなどが含まれます。
この法律の目的は、サイバー犯罪の捜査を容易にすることですが、VPNサービスの根幹を揺るがす大きな問題となりました。VPNの最も重要な役割の一つは、ユーザーのプライバシーを保護し、インターネット上での匿名性を確保することです。政府の命令によってユーザーデータを記録・保持することは、プライバシー保護を掲げるVPNプロバイダーの理念と真っ向から対立します。
特にNordVPNは、ユーザーのオンラインアクティビティを一切記録しない「ノーログポリシー」を厳格に遵守しています。これは、第三者機関による監査を複数回受け、その正当性が証明されているNordVPNの大きな強みです。インドの新しい法律に従うことは、このポリシーを破棄することを意味し、ユーザーのプライバシーを危険に晒すことになりかねません。
プライバシー保護のためのサーバー撤去
この状況を受け、NordVPNをはじめとする多くの大手VPNプロバイダーは、ユーザーのプライバシーを守るため、インド国内から物理的なサーバーをすべて撤去するという決断を下しました。物理サーバーが国内に存在しなければ、インド政府の法律の管轄外となり、データ保持の義務を負う必要がなくなるからです。
しかし、インドのIPアドレスを必要とするユーザーが多いのも事実です。インド限定のストリーミングサービスを視聴したり、現地の価格でサービスを利用したりするためには、インドのサーバーへの接続が欠かせません。そこでNordVPNが解決策として導入したのが、「仮想ロケーション」というわけです。
仮想ロケーション(仮想サーバー)の仕組みと安全性
物理サーバーを撤去したにもかかわらず、なぜインドに接続できるのでしょうか。その鍵を握るのが「仮想ロケーション」技術です。ここでは、その仕組みと安全性について詳しく解説します。
仮想ロケーションの仕組み
仮想ロケーション(または仮想サーバー)とは、簡単に言うと「サーバーの物理的な設置場所と、割り当てられるIPアドレスの国が異なるサーバー」のことです。
NordVPNのインドサーバーの場合、物理的なサーバー自体は、インド国外のデータセンター(例えば、通信インフラが整っているシンガポールなど)に設置されています。しかし、そのサーバーに接続すると、ユーザーにはインドのIPアドレスが割り当てられます。これにより、外部のウェブサイトやサービスからは、あたかもインド国内からアクセスしているように見えるのです。
この技術により、NordVPNは以下の2点を両立させています。
- プライバシーの保護: サーバーがインド国外にあるため、インド政府のデータ保持法に従う必要がない。
- インドへのアクセス提供: ユーザーはインドのIPアドレスを取得でき、地域制限のあるコンテンツにアクセスできる。
つまり、ユーザーのプライバシーを守りながら、利便性も損なわないための最適なソリューションが仮想ロケーションなのです。
仮想ロケーションは安全?
「仮想」と聞くと、物理的なサーバーに比べて安全性が低いのではないかと心配になるかもしれません。しかし、その心配は不要です。
NordVPNのような信頼性の高いプロバイダーは、仮想ロケーションに対しても、物理サーバーと全く同じ厳格なセキュリティ基準を適用しています。
- 強力な暗号化: すべての通信は、AES-256ビット暗号化によって保護されます。これは、政府や軍事機関でも採用されている非常に強固な暗号化方式です。
- 厳格なノーログポリシー: 仮想サーバーであっても、ユーザーの接続ログやアクティビティログは一切記録されません。これは第三者機関の監査によって証明済みです。
- RAMディスクサーバー: NordVPNのサーバーは、ハードディスクではなくRAM(メモリ)上で動作しています。これにより、サーバーが再起動されるたびにすべてのデータが自動的に消去され、物理的にデータを抜き取られるリスクがありません。
このように、仮想ロケーションだからといってセキュリティレベルが下がることは一切ありません。むしろ、データ保持法のような現地の法律からユーザーを保護するという観点では、物理サーバーよりも安全性が高いとさえ言えるでしょう。
【簡単3ステップ】NordVPNでインドの仮想サーバーに接続する方法
それでは、実際にNordVPNを使ってインドの仮想サーバーに接続する手順を見ていきましょう。アプリを使えば、誰でも簡単に接続できます。
ステップ1: NordVPNアプリを開く
まず、お使いのデバイス(PC、スマートフォン、タブレットなど)でNordVPNのアプリを起動します。まだNordVPNを導入していない方は、まずはアカウントを作成し、アプリをインストールする必要があります。
NordVPNの始め方や料金プランについて詳しく知りたい方は、以下のガイド記事が参考になります。
→ 【2026年最新版】NordVPN完全ガイド:始め方から料金、メリット・デメリットまで徹底解説!
ステップ2: サーバーリストで「India」を検索
アプリを開くと、地図やサーバーリストが表示されます。左側の検索バー(虫眼鏡アイコン)に「India」と入力してください。すると、候補としてインドが表示されます。
この時、サーバー名の横に「Virtual」という表示があることを確認できます。これが仮想ロケーションであることを示しています。
ステップ3: 接続ボタンをクリックして完了
表示された「India」をクリック(またはタップ)するだけで、自動的に最適なサーバーへの接続が開始されます。数秒待つと、接続ステータスが「接続済み(Connected)」に変わり、緑色のランプが点灯します。
これで、あなたのデバイスはインドのIPアドレスでインターネットに接続された状態になりました。インド国内限定のウェブサイトやサービスにアクセスして、問題なく利用できるか確認してみましょう。接続を切断したい場合は、再度「切断(Disconnect)」ボタンをクリックするだけです。
NordVPNでインドサーバーを使うメリットと注意点
NordVPNを使ってインドの仮想サーバーに接続することで、様々なメリットが得られます。しかし、いくつか注意すべき点も存在します。ここでは、具体的なメリットと注意点を解説します。
メリット: インド限定のコンテンツやサービスが利用可能に
最大のメリットは、地理的制限(ジオブロック)を回避し、インド国内でのみ利用可能なコンテンツやサービスにアクセスできることです。
- 動画ストリーミングサービス: Hotstar、Voot、SonyLIVなど、インドで人気のプラットフォームで配信されている映画、ドラマ、スポーツ中継(特にクリケット)などを楽しめます。
- 音楽ストリーミングサービス: GaanaやJioSaavnといったインドの音楽配信サービスで、ボリウッドミュージックなどを聴くことができます。
- お得なショッピング: インド国内向けのオンラインストアやサービスでは、他の国よりも安価に商品やデジタルコンテンツ(YouTube Premiumなど)が提供されている場合があります。
注意点: 一部のサービスで利用できない可能性
多くのメリットがある一方で、いくつか注意点も理解しておく必要があります。
- VPN規制が厳しいサービス: NetflixのようにVPN検出技術が進んでいるサービスでは、仮想サーバーからのアクセスがブロックされ、利用できない場合があります。これは常に変動するため、特定のサービスで利用できるかは、その都度試してみる必要があります。
- 通信速度の低下: サーバーの物理的な場所がユーザーから遠い場合、通信速度が通常より遅くなる可能性があります。NordVPNは高速な通信に定評がありますが、動画ストリーミングなどで遅延を感じる場合は、一度接続を切り、再接続して別のサーバーを試してみると改善されることがあります。
これらの注意点はありますが、NordVPNの高速で安定したインフラと、60カ国以上に広がる広大なサーバーネットワークを考慮すれば、インドサーバーの利用価値は非常に高いと言えるでしょう。
まとめ:NordVPNなら安全・簡単にインドへ接続できる
この記事では、NordVPNにおけるインドサーバーの現状と、仮想ロケーションの仕組みについて解説しました。
最後に要点をまとめます。
- インドへの接続は可能: NordVPNでは「仮想ロケーション」を通じてインドのIPアドレスを取得できます。
- 高い安全性: 仮想サーバーは物理サーバーと同様の強固なセキュリティで保護されており、ノーログポリシーも適用されるため安全です。
- プライバシー保護: サーバー本体がインド国外にあるため、インド政府のデータ保持法の影響を受けず、プライバシーが守られます。
- 簡単な接続: アプリから「India」を検索してクリックするだけで、誰でも簡単に接続できます。
インド政府の規制強化という背景がありながらも、ユーザーのプライバシーと利便性を両立させるNordVPNの姿勢は、高く評価できます。インド限定のコンテンツを楽しみたい方や、安全にインドのウェブサイトを閲覧したい方にとって、NordVPNは非常に信頼できる選択肢です。
まだVPNを使ったことがない方も、この機会にNordVPNで安全かつ自由なインターネットの世界を体験してみてはいかがでしょうか。
