本記事はGoogle Workspace Updatesブログ( https://workspaceupdates.googleblog.com/ )の記事を元に、日本のGoogle WorkspaceユーザーおよびGoogle Workspaceに興味がある方々に向けて、2026年2月5日に公開された情報を分かりやすく解説したものです。
Google WorkspaceのAI機能は、この1年で飛躍的に進化しました。
「Nano Banana Pro」による画像生成や、「Deep Research」による詳細な調査レポート作成など、革新的な機能が次々と追加されています。
しかし、標準プランではAIの使用量に制限があり、もっとガッツリ使いたいパワーユーザーや専門チームにとっては物足りない場面もあったかもしれません。
そんな「もっとAIを使いたい」という声に応える新しい選択肢、「AI Expanded Access」アドオンが登場しました。
標準プランと最上位プランの間を埋める、コストパフォーマンスに優れた新しいAI拡張プランです。
今回は、この新プランで何ができるのか、既存プランとの違いを含めて詳しく解説します。
AIプランの選択肢が「3段階」に
これまでの標準的なAI利用に加え、組織のニーズに合わせて2つのアドオンを選べるようになりました。
-
Business / Enterpriseプラン(標準):
追加料金なしで利用できる標準的なAI機能。一般的な業務利用には十分な制限枠が設定されています(「メモを作成」や「Help me write」など)。 -
AI Expanded Access アドオン(新登場!):
今回追加されたプラン。標準よりも高い利用上限枠を提供し、チーム単位でのAI活用をさらに加速させます。 -
AI Ultra Access アドオン(旧 Google AI Ultra for Business):
最上位プラン。制限を極限まで緩和し、最高峰のAIモデルへのアクセスを提供する、プロフェッショナル向けのプランです。
Expanded / Ultraプランで「解禁」されること
これらのアドオンを購入すると、以下の高度なAI機能の利用上限が大幅に引き上げられます。
-
高度な画像生成(Nano Banana Pro): スライドやGeminiアプリで、より多くの高品質な画像を生成・編集できます。
-
動画生成(Veo 3.1): VidsやFlowで、AIアバターを含めたプロ品質の動画を量産できます。
-
Geminiアプリの推論能力: Gemini 3 Proなどの高性能モデルを使って、複雑な戦略的課題を解決できます。
-
NotebookLMの強化: より多くの資料を読み込み、音声オーバービューやインフォグラフィックを作成できます。
-
Workspace Studio(自動化): 業務自動化エージェントをより多く実行できます。
-
音声翻訳(Speech Translation): 会議でのリアルタイム音声翻訳をより長時間利用できます。
ユーザーには、GeminiアプリやNotebookLMの画面上に「Expanded」などのバッジが表示され、特別なライセンスが付与されていることがわかります。
導入のタイミングは?(重要)
現在、多くのBusiness/Enterpriseユーザーには、プロモーションとして一時的に高い利用枠が提供されています。
しかし、2026年3月1日以降、このプロモーション期間が終了し、通常の制限枠に戻ります。
引き続き高度なAI機能をフル活用したい場合は、それまでに「AI Expanded Access」などのアドオン購入を検討する必要があります。
まとめ:AI活用を次のステージへ
「標準プランでは足りないけれど、Ultraまでは必要ない」
そんな企業にとって、今回の「Expanded Access」は最適な選択肢となるでしょう。
まずは管理コンソールのレポートで自社のAI利用状況を確認し、必要なユーザーにだけアドオンを割り当てるという賢い運用がおすすめです。