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Google スプレッドシートに新関数「=SHEET」と「=SHEETS」が登場!複数シートの管理が劇的に効率化

この記事は https://workspaceupdates.googleblog.com/ の記事をもとに作成しています。
元記事の作成年月日:2026年2月23日

日本のGoogle Workspaceユーザーの皆様、そしてこれからGoogle Workspaceの導入を検討されている皆様、こんにちは。
日々の業務でGoogle スプレッドシートを活用していると、データが増えるにつれて「シート(タブ)」の数がどんどん増えていくことはありませんか。
月別の売上データ、プロジェクトごとの進捗管理、拠点別の集計表など、複数シートにまたがるデータを扱うのは日常茶飯事です。
しかし、シート数が増えすぎると「今いくつのシートがあるのか」「このシートは左から何番目なのか」を把握したり、それらを数式に組み込んだりするのが難しくなるという課題がありました。
今回Googleから発表されたのは、まさにそんな複数シートの管理や参照を劇的にスムーズにする、スプレッドシートの新しい「関数」に関するアップデートです。
本記事では、新たに追加された2つの関数「=SHEET」と「=SHEETS」の機能と、実際のビジネスシーンでどのように役立つのかを分かりやすく解説いたします。
日々の集計業務やデータ分析をさらに自動化・効率化したい方は、ぜひ最後までお読みいただき、明日からの業務にお役立てください。

1. アップデートの概要:スプレッドシートの「構造」を読み取る新関数

Google スプレッドシートには、SUM(合計)やVLOOKUP(検索)など、数百種類もの便利な関数が用意されています。今回、そこに新たに2つの関数が仲間入りしました。

それが「=SHEET」「=SHEETS」です。(※末尾にSがつくかどうかの違いです)

これまで、セルの「値」を計算したり操作したりする関数はたくさんありましたが、今回の新関数はスプレッドシート自体の「構造(シートの数や順番)」を取得して計算に組み込むことができるという特徴を持っています。これにより、シートの増減や並べ替えに強い、より動的で柔軟な表計算やデータ管理が可能になります。

2. 新関数「=SHEET」と「=SHEETS」の詳しい使い方

それでは、それぞれの関数が具体的にどのような動きをするのか、詳しく見ていきましょう。

① =SHEET(value) :指定したシートの「番号(インデックス)」を返す

この関数は、特定のシートが、スプレッドシート全体の左から数えて「何番目にあるか」を数字で教えてくれます。

  • 引数(カッコの中身)を指定した場合:
    特定のシート名やセル参照を入力すると、そのシートの番号(1, 2, 3…)を返します。例えば、左から3番目にある「4月売上」というシートを参照した場合、「3」という結果が返ってきます。
  • 引数を省略した場合「=SHEET()」:
    カッコの中に何も入れずに入力した場合は、その数式が入力されている「現在のシート」の番号を返します。自分が今いるシートの位置を自動的に把握したい時に便利です。

② =SHEETS() :スプレッドシート内の「すべてのシート数」を返す

こちらは非常にシンプルです。現在開いているスプレッドシートのファイル内に、タブ(シート)が全部でいくつ存在するかを数えて、その合計数を返してくれます。例えば、1月から12月までのシートと、集計用のシートが1つあれば、結果は「13」となります。

これらの関数は、ファイル内で完全に動的(ダイナミック)に動作します。つまり、ドキュメント内で新しいシートが追加されたり、不要なシートが削除されたり、タブをドラッグして順番が入れ替わったり、シート名が変更されたりすると、即座に自動的に再計算が行われます。そのため、ファイル構成が頻繁に変わる状況でも、データ分析や集計の正確性が常に保たれるのが大きな強みです。

3. 【重要】ご利用にあたっての注意点(引数に関するエラー)

ここで、公式のアップデート情報で特に注意喚起されているポイントをお伝えします。これは、他の表計算ソフトでの関数利用に慣れている方が陥りやすい点です。

Google スプレッドシートの「=SHEETS()」関数(シートの総数を返す関数)は、引数(カッコの中身)を受け付けない仕様となっています。

例えば「特定の範囲のタブだけを数えたい」と考えて、=SHEETS(シート1:シート3) のように特定の範囲や参照をカッコの中に入力してしまうと、計算結果が「エラー」になってしまいます。Google スプレッドシートで「=SHEETS()」を使用する際は、必ずカッコの中は空欄のまま使用するようにしてください。

4. どんな時に便利?ビジネスシーンでの具体的な活用アイデア

では、これらの新関数は日々の業務でどのように活用できるのでしょうか。いくつかのアイデアをご紹介します。

進捗率や提出状況の自動計算

例えば「全50店舗」の売上報告を、1店舗1シートで作成して一つのファイルで管理しているとします。さらに一番左に「全体の集計シート」があります。この時、=SHEETS() 関数を使えば、現在ファイル内にあるシートの総数が瞬時にわかります。これと目標とするシート数(50店舗+集計用1シート)を比較する数式を作れば、「現在何店舗分のシートが提出されているか」を自動で割り出し、ダッシュボードに表示させることができます。

目次シートの作成と管理

多数のシートが存在するファイルにおいて、先頭に「目次シート」を作成することがあります。この時、各シート名の横に「=SHEET(シート名!A1)」のように入力しておけば、そのシートが左から何番目に位置しているかを自動で表示させることができます。後からシートの順番を入れ替えても自動で番号が振り直されるため、手作業で番号を打ち直す手間が省けます。

条件付き書式や複雑な計算式との組み合わせ

「現在のシートが最後のシート(=SHEETS() の結果と同じ番号)である場合のみ、特定の警告メッセージを表示する」といった、関数の組み合わせによる高度な条件分岐も可能になります。関数をネスト(入れ子)させる際の変数のひとつとして、非常に使い勝手の良い要素となります。

5. ご利用の準備と展開スケジュール

今回のアップデートに関して、Google Workspaceの管理者様が管理コンソール側で行うべき特別な設定や操作はありません。エンドユーザーの皆様は、機能が展開され次第、任意のスプレッドシートを開いてセルに「=SHEET()」または「=SHEETS()」と入力するだけで、すぐに利用を開始できます。
詳しい使い方は、Googleの公式ヘルプセンター「Google スプレッドシートの関数リスト」にてご確認いただけます。

展開スケジュール

本機能は、即時リリースドメインおよび計画的リリースドメインの両方において、2026年2月23日より段階的に展開が開始されます。すべてのユーザーの環境で機能が利用できるようになるまで、最大で15日程度かかる場合があります。

対象となるユーザー

この機能は、特定のエディションに限定されません。すべてのGoogle Workspaceをご利用のお客様、および個人のGoogleアカウント(無料版)をご利用のユーザー様が対象となります。どなたでも、この便利な新関数をご活用いただけます。

6. まとめ:データ管理をよりスマートにするGoogle スプレッドシート

本日は、Google スプレッドシートに追加された2つの新しい関数「=SHEET」と「=SHEETS」についてご紹介しました。

一見すると地味な機能追加に思えるかもしれませんが、数百行、数十シートに及ぶ大規模なデータを扱う担当者にとっては、シートの構造自体を関数の計算式に組み込めるようになることは、大きな業務効率化につながります。
特に、シートの追加や並べ替えに連動して自動的に再計算される動的な性質は、ファイル管理の「自動化」をさらに一歩推し進めてくれるでしょう。

Google Workspaceは、こうした細やかな機能の拡充を日々継続することで、皆様のビジネスの生産性向上を支援し続けています。すでにGoogle Workspaceをご利用の方は、ぜひ明日からの業務でこの新しい関数を試してみてください。
また、これから導入を検討されている方は、個人・法人を問わず誰もが直感的に、そして高度なデータ分析まで行えるGoogle スプレッドシートの魅力を、ぜひご自身のビジネスで体感していただければ幸いです。