手にするだけで旅のスタイルを格上げしてくれる、ステータスカードの世界。
その中でも最高峰に位置する「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(以下、アメックスプラチナ)」と、ホテル特典に特化した「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(以下、ヒルトンアメックスプレミアム)」は、常に比較の対象となります。
「どちらも魅力的な特典ばかりで、自分にとって本当に価値があるのはどちらなのか分からない」。
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、2026年2月時点の最新情報を基に、アメックスプラチナとヒルトンアメックスプレミアムの特典やコストを多角的に徹底比較します。
あなたの旅行スタイルやライフスタイルに本当にフィットするのはどちらのカードなのか、この記事を読めばきっと明確になるはずです。
年会費とステータス維持のコストパフォーマンス
クレジットカードを選ぶ上で、年会費は最も重要な比較ポイントの一つです。しかし、単純な金額だけでなく、その年会費でどのような「価値」が得られるのか、コストパフォーマンスを見極めることが肝心です。
年会費の直接比較
まず、両者の年会費を比較してみましょう。
- アメックスプラチナ: 165,000円(税込)
- ヒルトンアメックスプレミアム: 66,000円(税込)
年会費だけを見ると、アメックスプラチナはヒルトンアメックスプレミアムの2.5倍と、大きな差があります。この価格差を埋めるだけの特典がアメックスプラチナにあるのか、あるいはヒルトンアメックスプレミアムのコストパフォーマンスが優れているのかが、選択の分かれ道となります。
得られるホテルステータスの違いと価値
両カードの価値を測る上で欠かせないのが、付帯するホテル上級会員資格(ステータス)です。
ヒルトンアメックスプレミアムは、その名の通りヒルトン・ポートフォリオに特化しており、カードを持つだけで「ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータス」が無条件で付与されます。通常、このステータスを得るには年間20滞在または40泊が必要なため、その条件を年会費66,000円でクリアできるのは破格と言えるでしょう。主な特典は以下の通りです。
- レイトチェックアウト
- お部屋のアップグレード(空室状況による)
- 同伴者1名を含む朝食無料(一部ホテルを除く)
- 獲得ポイント80%ボーナス
さらに、年間200万円のカード利用を達成すると、最上級の「ダイヤモンドステータス」にアップグレードされます。ダイヤモンドステータスになると、エグゼクティブラウンジへのアクセス権も付与され、ホテル滞在の質が劇的に向上します。
一方、アメックスプラチナは、複数のホテルプログラムのステータスが付帯するのが特徴です。「ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータス」はもちろんのこと、「マリオットボンヴォイ・ゴールドエリート」など、有名ホテルチェーンの上級会員資格を自動的に得ることができます。
独自の視点: ここでの判断基準は、「特定のホテルブランドを深く愛用するか、多くのブランドで広く特典を受けたいか」です。もしあなたが「旅行の際は、ほぼヒルトン系列にしか泊まらない」という明確なスタイルを持っているなら、ヒルトンアメックスプレミアムは最適です。特に年間200万円の利用でダイヤモンドステータスを狙える点は、他のどのカードにもない強力なメリットであり、圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。逆に、様々な国の様々なホテルブランドを渡り歩きたい旅慣れた方にとっては、アメックスプラチナが提供する幅広いホテルステータスが大きな魅力となるでしょう。
無料宿泊特典とポイントプログラムの徹底分析
年会費の元を取る上で最も重要な要素が、無料宿泊特典とポイントの貯まりやすさです。ここでは、どちらのカードがより効率的に「お得」を実感できるのかを分析します。
価値が大きく異なる「ウィークエンド無料宿泊」
ヒルトンアメックスプレミアムの無料宿泊特典は非常に強力です。
- カードを継続するだけで「ウィークエンド無料宿泊特典」が1泊分
- 年間300万円以上利用すると、さらにもう1泊追加(合計2泊)
この特典は、金・土・日のいずれかの宿泊に利用でき、一部の除外日を除けば、コンラッドやROKU KYOTOのような最高級ランクのホテルでもスタンダードルームに空きがあれば利用可能です。1泊10万円を超えるようなホテルに無料で宿泊できるチャンスがあるため、これだけで年会費(66,000円)の元が取れてしまうことも少なくありません。
対するアメックスプラチナにも、カード継続時に「フリー・ステイ・ギフト」という無料宿泊特典があります。これは、国内の対象ホテルで利用できる1泊2名分の無料宿泊券です。ただし、対象ホテルはオークラニッコーホテルズやプリンスホテルなど、ヒルトンやマリオット以外のブランドが中心です。
独自の視点: 無料宿泊特典の魅力は、「どこに泊まりたいか」で大きく変わります。「憧れのコンラッド東京に無料で泊まりたい!」という明確な目標があるなら、ヒルトンアメックスプレミアムの特典は非常に価値が高いでしょう。世界中のヒルトン系列で利用できるため、海外旅行での活用も視野に入ります。一方、アメックスプラチナのフリー・ステイ・ギフトは、対象ホテルに魅力を感じるかどうかで評価が分かれます。普段とは違うホテルに泊まるきっかけとして楽しむ、という使い方が主になるかもしれません。
ポイントの貯まり方と使い道の違い
ポイントプログラムは、カードの「普段使い」におけるお得度を左右します。
ヒルトンアメックスプレミアムは、ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイントが貯まります。
- ヒルトン系列での利用: 100円 = 7ポイント
- 日常の利用: 100円 = 3ポイント
特にヒルトン系列での驚異的な還元率が光ります。ホテルでの滞在費やレストランでの食事代をこのカードで支払うだけで、面白いようにポイントが貯まっていきます。貯まったポイントは、もちろんヒルトン系列ホテルの無料宿泊に交換できます。
アメックスプラチナで貯まるのは、メンバーシップ・リワードのポイントです。
- 基本の利用: 100円 = 1ポイント
一見還元率が低いように見えますが、このポイントは航空会社のマイルや提携ホテルのポイントに交換できる汎用性の高さが魅力です。ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイントにも交換可能ですが、交換レートを考慮すると、ヒルトンアメックスプレミアムで直接貯める方が効率的です。
独自の視点: ポイント戦略は明確です。ヒルトン系列のホテルに宿泊する機会が多い方は、間違いなくヒルトンアメックスプレミアムが有利です。例えば、ヒルトン系列で年間30万円利用した場合、ヒルトンアメックスプレミアムなら21,000ポイント貯まるのに対し、アメックスプラチナでは3,000ポイント(相当)です。この差は歴然としています。一方で、ポイントをマイルに交換して特典航空券を狙いたい方や、様々な用途に使いたい方にとっては、アメックスプラチナの汎用性が価値を持つでしょう。
旅行特典と付帯サービスの総合力対決
クレジットカードの価値は、ポイントや無料宿泊だけではありません。旅を豊かにし、万が一の際に安心を与えてくれる付帯サービスも重要な比較対象です。ここでは、両カードの「総合力」を比較します。
空港ラウンジサービスの質と範囲
空港での待ち時間を快適に過ごせるラウンジサービスは、旅好きにとって必須の特典です。
アメックスプラチナは、この分野で他を圧倒しています。世界1,400ヶ所以上の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」のプレステージ会員(通常年会費469米ドル)に、同伴者1名まで無料で登録できます。さらに、アメックスが独自に展開する上質な「センチュリオン・ラウンジ」も利用可能。ラウンジサービスの質と範囲を重視するなら、アメックスプラチナ一択と言っても過言ではありません。
ヒルトンアメックスプレミアムも、国内28空港・海外1空港のラウンジを同伴者1名まで無料で利用できます。国内旅行が中心であれば、これで十分と感じる方も多いでしょう。
コンシェルジュとダイニング特典
アメックスプラチナの真骨頂とも言えるのが、24時間365日対応の「プラチナ・コンシェルジュ・デスク」です。旅行の手配、レストランの予約、特別なプレゼントの相談まで、まるで優秀な秘書のように様々な要望に応えてくれます。また、対象のレストランでコース料理を2名以上で予約すると1名分が無料になる「2 for 1 ダイニング by招待日和」など、食に関する特典も非常に充実しています。
ヒルトンアメックスプレミアムには、コンシェルジュサービスはありませんが、日本国内および韓国の対象ホテルでの宿泊が25%割引、レストランが最大20%割引になる「ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン(HPCJ)」に初年度年会費無料で入会できる特典があります(通常年会費25,000円)。ヒルトン系列のレストランを頻繁に利用する方には嬉しい特典です。
独自の視点とピラーページへの誘導
これらを総合的に見ると、アメックスプラチナは「旅のあらゆるシーンを最高レベルでサポートするカード」と言えます。世界中を飛び回るジェットセッターや、旅行・食事・イベントなど、あらゆる体験に最高品質を求める方にとって、165,000円の年会費は決して高くない投資でしょう。
一方、ヒルトンアメックスプレミアムは「ヒルトンでの滞在価値を最大化することに特化した、極めてコストパフォーマンスの高いカード」です。豪華なラウンジや手厚いコンシェルジュは不要で、その分、ヒルトンでの宿泊や食事を最大限お得に楽しみたい、という合理的な考え方を持つ方に完璧にマッチします。
ヒルトンアメックスカードが提供する特典や、その真価を最大限に引き出すための活用術については、こちらのヒルトンアメックス完全ガイド記事でより深く、網羅的に解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
【結論】あなたに合うのはどっち?目的別おすすめ診断
これまで様々な角度から比較してきましたが、最終的にどちらのカードを選ぶべきか、あなたの目的別に診断します。
アメックスプラチナがおすすめな人
- 特定のホテルブランドに縛られず、世界中の様々な高級ホテルに泊まりたい方
- 手厚いコンシェルジュサービスを活用し、旅行や会食の手配を任せたい方
- 海外出張・旅行が多く、プライオリティ・パスやセンチュリオン・ラウンジを最大限活用したい方
- ダイニング特典やエンターテイメント特典を使いこなし、日常生活も豊かにしたい方
- 年会費165,000円に見合う価値を見出し、最高のステータスを求める方
アメックスプラチナは、まさにライフスタイルを格上げする一枚です。カードを使いこなすことで、年会費を遥かに上回る体験と価値を得ることができるでしょう。
ヒルトンアメックスプレミアムがおすすめな人
- 旅行の際の宿泊は、コンラッドやLXRなどヒルトン系列が中心の方
- 年間200万円以上のカード利用で、ヒルトンの最上級「ダイヤモンドステータス」を目指したい方
- 年会費を抑えつつ、朝食無料や部屋のアップグレードなど、ホテルの上級会員特典を確実に享受したい方
- 無料宿泊特典を使い、毎年お得にヒルトン系列のホテルに泊まる計画がある方
- ヒルトンでの圧倒的なポイント還元率に魅力を感じる方
ヒルトンアメックスプレミアムは、「ヒルトン愛」が深い方にとって、これ以上ないほど費用対効果の高いカードです。賢く、そして豪華にホテルステイを楽しみたい方に最適な選択です。
まとめ
アメックスプラチナとヒルトンアメックスプレミアム、どちらも非常に魅力的なカードですが、その性格は大きく異なります。
アメックスプラチナは、旅の総合力を極限まで高める「王者のカード」。年会費は高額ですが、それに見合うだけの圧倒的な特典とサービス、そしてステータスを提供してくれます。
対するヒルトンアメックスプレミアムは、ヒルトンに特化することで驚異的なコストパフォーマンスを実現した「賢者のカード」。ヒルトンファンであれば、このカードを持つことで得られる恩恵は計り知れません。
もしあなたがヒルトン系列のホテルでの体験をより豊かなものにしたいと考えているなら、ヒルトンアメックスプレミアムは後悔のない選択となるはずです。特に、カードの継続と利用で得られる無料宿泊特典は、旅の計画を立てる楽しみを何倍にも膨らませてくれるでしょう。
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