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freeeからマネーフォワード クラウド会計への乗り換え完全ガイド|移行メリット・デメリットと手順を徹底解説

「freeeを使っているけど、もっと使いやすい会計ソフトはないだろうか」

「マネーフォワード クラウド会計が気になるけど、乗り換えは大変そう」

「データ移行で失敗したらどうしよう」

こんな悩みを抱えていませんか?

私も以前、同じ悩みを抱えていました。

freeeで日々の経理業務をこなしていましたが、操作性やコストパフォーマンスに疑問を感じ始めていたのです。

そして思い切ってマネーフォワード クラウド会計に乗り換えた結果、経理業務の効率が大幅に改善しました。

この記事では、実際にfreeeからマネーフォワード クラウド会計へ乗り換えた経験をもとに、移行のメリット・デメリット、具体的な手順、つまずきやすいポイントとその対策まで、すべてを詳しく解説します。

読み終わる頃には、あなたも安心して乗り換えの判断ができるようになっているはずです。

なぜ今、freeeからマネーフォワード クラウド会計への乗り換えを考える人が増えているのか

クラウド会計ソフトの市場は、ここ数年で大きく変化しています。freeeは日本のクラウド会計ソフトの先駆者として多くのユーザーに愛用されてきましたが、最近では他社サービスへの乗り換えを検討する声も増えてきました。

その背景には、いくつかの要因があります。

1. 料金体系の変更による負担増

freeeは2023年以降、段階的に料金プランの見直しを行っています。特に個人事業主向けのスタータープランでは、機能制限が厳しくなり、実質的に上位プランへの移行を余儀なくされるケースが増えています。

例えば、私の知人の個人事業主は、年間売上が1,000万円を超えたタイミングで、月額1,180円のスタータープランから月額2,380円のスタンダードプランへの移行を迫られました。年間で14,400円の負担増は、小規模事業者にとって決して小さくありません。

2. 操作性への不満

freeeは「簿記の知識がなくても使える」というコンセプトで開発されていますが、逆に簿記の知識がある人にとっては、独特の操作性に戸惑うことがあります。

仕訳の入力方法が一般的な会計ソフトと異なるため、税理士とのやり取りで苦労したという声も聞かれます。実際、私も税理士から「freeeの画面は見慣れないので、確認に時間がかかる」と言われた経験があります。

3. 他サービスとの連携の制限

業務効率化を進める上で、各種サービスとの連携は欠かせません。しかし、freeeは独自の生態系を重視するあまり、他社サービスとの連携に制限があることがあります。

特に、請求書発行システムや給与計算システムなど、既に他社サービスを利用している場合、データの二重入力が必要になるケースも少なくありません。

マネーフォワード クラウド会計への乗り換えで得られる5つのメリット

では、マネーフォワード クラウド会計に乗り換えることで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。実際に移行した経験から、特に大きな5つのメリットをご紹介します。

1. コストパフォーマンスの向上

マネーフォワード クラウド会計の料金体系は、非常にシンプルで分かりやすいのが特徴です。個人事業主向けのパーソナルプランは月額1,078円(年額プランの場合)から利用でき、この価格で必要な機能がほぼすべて使えます。

私の場合、freeeのスタンダードプラン(月額2,380円)からマネーフォワード クラウド会計のパーソナルプラン(月額1,078円)に乗り換えたことで、年間15,624円のコスト削減を実現しました。機能面での不足も感じていません。

さらに、マネーフォワード クラウド会計の徹底ガイドでも詳しく解説していますが、初回登録時は1ヶ月間の無料トライアルが利用できるため、じっくりと使い勝手を確認してから本格導入を決められます。

2. 簿記の知識を活かせる操作性

マネーフォワード クラウド会計は、従来の会計ソフトに近い操作性を採用しています。借方・貸方の概念がそのまま使えるため、簿記の知識がある人にとっては非常に使いやすい設計になっています。

仕訳の入力画面も一般的な会計ソフトと同じレイアウトなので、税理士とのコミュニケーションもスムーズです。実際、私の顧問税理士からは「マネーフォワードなら画面共有しながらの相談もやりやすい」と好評でした。

3. 豊富な外部サービス連携

マネーフォワード クラウド会計の最大の強みの一つが、外部サービスとの連携の豊富さです。銀行口座やクレジットカードはもちろん、各種決済サービス、ECサイト、POSレジなど、3,000以上のサービスと自動連携が可能です。

私の場合、以下のサービスと連携することで、経理業務の大幅な効率化を実現しました:

  • 楽天銀行、住信SBIネット銀行(売上入金の自動取込)
  • 楽天カード、Amazon Businessカード(経費の自動取込)
  • Stripe、PayPal(オンライン決済の売上管理)
  • Amazon、楽天市場(EC売上の自動取込)

これらの連携により、手入力の作業が9割以上削減され、月末の経理処理にかかる時間が10時間から2時間程度に短縮されました。

4. AIによる仕訳提案機能の精度

マネーフォワード クラウド会計のAI仕訳提案機能は、使えば使うほど精度が向上していきます。過去の仕訳パターンを学習し、新しい取引に対して適切な勘定科目を提案してくれるのです。

例えば、「セブンイレブン」での支払いは「会議費」、「Amazon」での購入は「消耗品費」といった具合に、取引先ごとのパターンを記憶してくれます。3ヶ月ほど使い続けると、仕訳提案の精度は90%を超えるようになりました。

5. 充実したサポート体制

マネーフォワード クラウド会計は、サポート体制の充実度でも高い評価を得ています。チャットサポートは平日10:00〜17:00の間、リアルタイムで対応してもらえます。

私も移行直後は何度かサポートを利用しましたが、レスポンスの速さと的確なアドバイスに驚きました。特に、freeeからのデータ移行についても丁寧にサポートしてもらえたのは心強かったです。

乗り換え前に知っておくべきデメリットと注意点

もちろん、マネーフォワード クラウド会計への乗り換えにもデメリットや注意点があります。事前に把握しておくことで、スムーズな移行が可能になります。

1. 簿記の知識がまったくない場合の学習コスト

freeeは簿記の知識がなくても使えることを売りにしていますが、マネーフォワード クラウド会計は基本的な簿記の知識があることを前提としています。

借方・貸方の概念や、基本的な勘定科目の理解がないと、最初は戸惑うかもしれません。ただし、マネーフォワードが提供する学習コンテンツも充実しているため、やる気があれば1〜2週間程度で基本操作はマスターできます。

2. freee独自機能の代替手段の検討

freeeには「自動で経理」など、独自の便利機能があります。これらの機能に慣れ親しんでいる場合、マネーフォワード クラウド会計での代替手段を見つける必要があります。

例えば、freeeの「口座振替」機能は、マネーフォワード クラウド会計では「連続取引登録」機能で代替できますが、操作方法は異なります。移行前に、よく使う機能の代替手段を確認しておくことが重要です。

3. データ移行の手間

過去の会計データをすべて移行するのは、正直なところ手間がかかります。特に、3年以上freeeを使っている場合、データ量も膨大になっているでしょう。

私の場合は、過去2年分の主要なデータのみを移行し、それ以前のデータはfreeeで参照できる状態を維持しました。すべてを完璧に移行しようとすると挫折する可能性があるので、割り切りも必要です。

実践!freeeからマネーフォワード クラウド会計への移行手順

ここからは、実際の移行手順を詳しく解説します。私が実際に行った手順をベースに、つまずきやすいポイントも含めてご紹介します。

ステップ1:移行前の準備(1〜2週間前)

1. 現在のfreeeのプランと利用状況を確認

まず、freeeの契約内容を確認します。年間契約の場合は、更新タイミングを考慮して移行時期を決めましょう。私は年間契約の更新月の2ヶ月前から準備を始めました。

2. 必要なデータのリストアップ

移行が必要なデータをリストアップします。最低限必要なのは以下のデータです:

  • 取引先情報(得意先、仕入先)
  • 勘定科目の設定
  • 開始残高
  • 当期の仕訳データ

3. マネーフォワード クラウド会計の無料トライアル登録

マネーフォワード クラウド会計の公式サイトから無料トライアルに登録します。1ヶ月間無料で全機能が使えるので、じっくりと操作性を確認できます。

ステップ2:基本設定とマスタデータの移行(3〜5日)

1. 事業所情報の設定

マネーフォワード クラウド会計にログインしたら、まず事業所情報を設定します。会社名、住所、決算期などの基本情報を入力します。

2. 勘定科目の設定

freeeで使用していた勘定科目をマネーフォワード クラウド会計に設定します。標準的な勘定科目は最初から用意されていますが、独自に追加した科目は手動で登録が必要です。

私の場合、「オンライン広告費」「クラウドサービス利用料」など、IT系の経費科目を追加しました。CSVインポート機能を使えば、一括登録も可能です。

3. 取引先マスタの移行

freeeから取引先データをCSVでエクスポートし、マネーフォワード クラウド会計にインポートします。フォーマットが異なるため、Excelで項目を調整する必要があります。

ポイントは、マネーフォワード クラウド会計のインポートフォーマットをダウンロードし、そのフォーマットに合わせてデータを整形することです。私は50社ほどの取引先データがありましたが、1時間程度で移行完了しました。

ステップ3:銀行口座・クレジットカードの連携(1日)

1. 金融機関との連携設定

使用している銀行口座とクレジットカードをマネーフォワード クラウド会計と連携します。主要な金融機関はワンクリックで連携可能です。

連携時の注意点として、freeeでの連携を解除する必要はありません。両方のサービスで同時に連携していても問題ありません。

2. 過去データの取得

金融機関によって取得できる過去データの期間が異なります。多くの場合、過去3ヶ月〜1年分のデータが取得可能です。可能な限り長期間のデータを取得しておきましょう。

ステップ4:開始残高の設定と仕訳データの移行(2〜3日)

1. 開始残高の設定

移行時点での各勘定科目の残高を設定します。freeeで試算表を出力し、その数値をマネーフォワード クラウド会計の開始残高として入力します。

特に重要なのは、現金、預金、売掛金、買掛金の残高です。これらが正確でないと、その後の経理処理に影響が出ます。

2. 当期の仕訳データ移行

年度の途中で移行する場合は、期首から移行日までの仕訳データを移行する必要があります。freeeから仕訳帳をCSVエクスポートし、マネーフォワード クラウド会計にインポートします。

ただし、すべての仕訳を移行するのは現実的ではない場合もあります。私は以下の方針で移行しました:

  • 売上、仕入の主要な取引:すべて移行
  • 経費の定期的な取引:代表的なものだけ移行
  • その他の取引:月次集計値で調整仕訳として入力

ステップ5:並行運用期間(1〜2ヶ月)

移行後のチェックポイント

すぐにfreeeを解約せず、1〜2ヶ月は両方のシステムを並行運用することをお勧めします。この期間に以下の点をチェックします:

  • 残高の一致確認(特に預金残高)
  • 月次試算表の数値比較
  • 消費税の計算結果の確認
  • 各種帳票の出力テスト

私の場合、最初の1ヶ月で細かい差異をいくつか発見し、修正しました。2ヶ月目にはほぼ問題なく運用できるようになり、freeeの解約に踏み切りました。

乗り換えを成功させるための5つのポイント

実際に乗り換えを経験して分かった、成功のためのポイントをお伝えします。

1. 決算期の直後がベストタイミング

可能であれば、決算が終わった直後、新しい期の開始時に移行するのがベストです。期の途中での移行は、データの整合性を保つのが難しくなります。

私は期の途中(10月)に移行しましたが、4月の期首に移行していればもっと楽だったと思います。

2. 完璧を求めすぎない

すべてのデータを100%移行しようとすると、作業量が膨大になり挫折する可能性があります。重要なデータに絞って移行し、過去の詳細データはfreeeで参照できる状態を維持するのが現実的です。

3. サポートを積極的に活用する

マネーフォワード クラウド会計のサポートは非常に親切です。分からないことがあったら、遠慮せずにチャットサポートを利用しましょう。「freeeから移行中で…」と伝えれば、的確なアドバイスがもらえます。

4. 税理士との事前相談

顧問税理士がいる場合は、事前に相談しておくことが重要です。税理士によっては特定のソフトに慣れていて、変更を嫌がる場合もあります。

私の場合は、税理士も「マネーフォワードの方が確認しやすい」と賛成してくれたので、スムーズに移行できました。

5. 小さく始めて徐々に拡大

最初からすべての機能を使いこなそうとせず、基本的な記帳業務から始めましょう。慣れてきたら、請求書発行、経費精算、給与計算など、徐々に利用範囲を広げていくのがお勧めです。

どんな人にマネーフォワード クラウド会計への乗り換えがおすすめか

すべての人にマネーフォワード クラウド会計への乗り換えがおすすめというわけではありません。以下のような方には特におすすめです。

乗り換えをおすすめする人

  • 簿記の基礎知識がある人:借方・貸方の概念が理解できていれば、すぐに使いこなせます
  • コストを抑えたい人:特に個人事業主の場合、大幅なコスト削減が期待できます
  • 他サービスとの連携を重視する人:多様な外部サービスと連携したい場合は断然有利です
  • 税理士とスムーズにやり取りしたい人:一般的な会計ソフトの操作性なので、税理士も扱いやすいです
  • 経理業務を効率化したい人:AI機能や自動化機能で、作業時間を大幅に削減できます

freeeの継続利用をおすすめする人

  • 簿記の知識がまったくない人:基礎から学ぶ時間がない場合は、freeeの方が使いやすいかもしれません
  • freeeの生態系を活用している人:freee人事労務など、他のfreee製品と密に連携している場合
  • 移行の手間をかけたくない人:現状で大きな不満がなければ、無理に移行する必要はありません

まとめ:後悔しない会計ソフト選びのために

freeeからマネーフォワード クラウド会計への乗り換えは、確かに手間がかかります。しかし、その手間を上回るメリットがあることも事実です。

私の場合、乗り換えによって年間15,000円以上のコスト削減と、月8時間の作業時間短縮を実現できました。最初の移行作業に20時間ほどかかりましたが、3ヶ月で元が取れた計算になります。

重要なのは、自分のビジネスに最適な会計ソフトを選ぶことです。この記事で紹介した情報を参考に、あなたにとって最良の選択をしてください。

もしマネーフォワード クラウド会計に興味を持たれたなら、まずは1ヶ月無料トライアルから始めてみることをおすすめします。実際に使ってみることで、自分に合うかどうかが判断できるはずです。

また、マネーフォワード クラウド会計の詳しい機能や活用方法については、「マネーフォワード クラウド会計」徹底ガイドでも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

会計ソフトの乗り換えは、ビジネスの効率化への第一歩です。この機会に、あなたの経理業務を見直してみませんか?