海外旅行先のホテルやカフェで、フリーWi-Fiを何気なく使っていませんか。
実は、公共のWi-Fiはセキュリティが脆弱で、個人情報が盗み見される危険と隣り合わせです。
そんな不安を解消してくれるのが、持ち運び可能な「VPNルーター」。
この記事では、コンパクトで高性能なGL.iNet社の製品に、世界的に評価の高いNordVPNを設定する方法を、初心者の方にも分かりやすく徹底的に解説します。
この記事を読めば、自宅だけでなく、外出先のあらゆる場所で、安全かつ自由なインターネット環境を簡単に構築できるようになります。
なぜ今、持ち運べるVPNルーターが注目されるのか?
近年、リモートワークの普及や海外渡航の機会が増えたことで、どこにいても安全なインターネット接続を確保したいというニーズが高まっています。カフェや空港、ホテルで提供されるフリーWi-Fiは非常に便利ですが、その多くは通信が暗号化されておらず、悪意のある第三者によって通信内容を傍受される「中間者攻撃」のリスクに晒されています。
VPN(Virtual Private Network)は、通信を暗号化して仮想的な専用線を作り出すことで、こうした脅威からあなたのデータを守ります。通常、VPNはスマートフォンやPCに専用アプリをインストールして利用しますが、デバイスごとに設定が必要だったり、そもそもアプリをインストールできないデバイス(例えば、ゲーム機やスマートTVなど)があったりするのが難点でした。
そこで注目されているのが「VPNルーター」です。ルーター自体がVPNに接続するため、そのルーターに接続した全てのデバイスは、自動的にVPNの保護下に置かれます。個別の設定は一切不要。家族のスマホやPC、ゲーム機まで、まとめてセキュリティを強化できるのです。
中でもGL.iNet社の製品は、手のひらサイズで持ち運びやすく、USBから給電できるモデルも多いため、旅行や出張のパートナーとして最適です。さらに、専門知識がなくても直感的に操作できる管理画面を備えており、この記事で紹介するNordVPNのような主要なVPNサービスとの連携も非常に簡単。まさに、手軽さと高機能を両立した、現代のデジタルライフに必須のアイテムと言えるでしょう。
GL.iNetルーターでNordVPNを利用する絶大なメリット
数あるVPNサービスの中から、なぜNordVPNをGL.iNetルーターと組み合わせるのが最適なのでしょうか。そこには、セキュリティ、利便性、エンターテイメント性の全てを高める、いくつかの明確な理由があります。
メリット1:鉄壁のセキュリティをネットワーク全体に適用
NordVPNは、業界最高水準のAES-256ビット暗号化技術を採用しており、そのセキュリティ強度は軍事レベルとも言われます。この強力な暗号化をルーターに設定することで、Wi-Fiに接続する全てのデバイスの通信がまとめて保護されます。これにより、個々のデバイスでVPNをオンにし忘れるといったヒューマンエラーを防ぎ、常に安全な状態を維持できます。特に、個人情報やクレジットカード情報を扱う際には、この上ない安心感を得られるでしょう。
メリット2:VPN非対応デバイスでも地理的制限を回避
NordVPNの大きな魅力の一つが、世界中のサーバーに接続することで、NetflixやYouTubeなどの地域制限(ジオブロック)を回避し、海外のコンテンツを楽しめる点です。しかし、PlayStationやNintendo Switch、Apple TVといったデバイスには、VPNアプリを直接インストールできません。
GL.iNetルーターを使えば、ルーター自体が海外のVPNサーバーに接続するため、そこに繋がったゲーム機やスマートTVでも、何の設定もなしに海外限定の動画配信やサービスを利用可能になります。これは、エンターテイメントの可能性を大きく広げる、非常に強力なメリットです。
メリット3:設定の手間を大幅に削減し、利便性を向上
一度GL.iNetルーターにNordVPNの設定を保存してしまえば、あとはルーターの電源を入れるだけで、自動的にVPN接続が確立されます。旅行先のホテルに着いたら、ルーターをホテルの有線LANポートに繋ぐか、Wi-Fiに中継接続するだけ。あなたのスマホやPCは、いつもの自宅と同じように安全なWi-Fiに自動接続されます。デバイスごとにVPNアプリを起動し、IDとパスワードを入力して…といった面倒な作業から完全に解放されるのです。この手軽さは、一度体験すると元には戻れないほど快適です。
【初心者でも簡単】GL.iNetルーターにNordVPNを設定する全手順
ここからは、実際にGL.iNetルーターにNordVPNを設定する手順を、画像付きで具体的に解説していきます。2026年2月時点の最新の方法です。専門的な知識は不要ですので、ステップバイステップで進めていきましょう。
準備するもの
- GL.iNet社のVPNルーター本体
- NordVPNのアカウント(未契約の方はこちらから)
- 設定作業用のPCまたはスマートフォン
ステップ1: GL.iNetルーターの初期設定
まず、ルーターの電源を入れ、PCまたはスマホで「GL-XXXXX」という名前のWi-Fiに接続します。パスワードはルーター本体に記載されています。接続後、ブラウザを開き、アドレスバーに「192.168.8.1」と入力して管理画面にアクセスします。最初に言語選択画面が表示されるので、「日本語」を選び、任意の管理者パスワードを設定してください。
ステップ2: NordVPNのOpenVPN設定ファイルをダウンロード
次に、NordVPNをルーターに設定するための「OVPN設定ファイル」をダウンロードします。
NordVPNの公式サイトにログインし、左側のメニューから「サービス」→「NordVPN」を選び、「手動セットアップ」に進みます。「サービス認証情報」に記載されているユーザー名とパスワードをメモしてください。これはNordVPNのログイン情報とは異なる、手動設定専用のものです。
次に、下にスクロールし、「サーバーリスト」から接続したい国・サーバーを選択します。「接続プロトコル」は「OpenVPN UDP」または「OpenVPN TCP」を選び、「設定をダウンロード」をクリックします。(一般的にUDPの方が高速です)これでOVPN設定ファイルの準備は完了です。
ステップ3: GL.iNet管理画面でNordVPNを設定
GL.iNetの管理画面(192.168.8.1)に戻り、左側のメニューから「VPN」→「OpenVPNクライアント」を選択します。
「新しいOpenVPNクライアントを追加」画面で、「設定」タブをクリックし、「OVPNファイルのアップロード」という項目に、先ほどダウンロードしたOVPNファイルをドラッグ&ドロップします。
ファイルのアップロードが完了すると、説明、ユーザー名、パスワードの入力欄が表示されます。
- 説明: 自分が分かりやすい名前を入力します(例: NordVPN Tokyo)。
- ユーザー名: ステップ2でメモした「サービス認証情報」のユーザー名を入力します。
- パスワード: ステップ2でメモした「サービス認証情報」のパスワードを入力します。
入力後、「追加」ボタンをクリックします。すると、VPNクライアントのリストに追加した設定が表示されるので、「接続」ボタンを押してください。「状態」が「接続済み」になり、緑色のアイコンが点灯すれば設定完了です!これで、このルーターに接続している全てのデバイスはNordVPN経由でインターネットに接続されるようになります。
【応用編】GL.iNetとNordVPNをさらに活用するヒント
基本的な設定は完了しましたが、GL.iNetルーターはさらに高度な使い方も可能です。ここでは、より快適で安全なインターネット環境を構築するための応用テクニックをいくつかご紹介します。
VPNポリシー(VPNの使い分け)を設定する
「特定のデバイスだけVPNを使いたい」「日本のサービスにアクセスする時だけVPNをオフにしたい」といったニーズに応えるのが「VPNポリシー」機能です。
管理画面の「VPN」→「VPNダッシュボード」から設定できます。「VPNポリシーに基づき、VPNの利用をクライアントデバイスやドメインに設定します」をオンにすると、以下の設定が可能になります。
- クライアントデバイスに基づくポリシー: 特定のデバイス(MACアドレスやIPアドレスで指定)だけVPNを経由させる、またはさせない設定ができます。例えば、「ゲーム機は海外サーバーに、仕事用のPCはVPNを使わない」といった使い分けが可能です。
- ドメイン/IPに基づくポリシー: 特定のウェブサイトやIPアドレスにアクセスする場合に、VPNを経由するかどうかを設定できます。例えば、日本の銀行サイトなど、海外IPからのアクセスをブロックしているサイトを「VPNを使用しないドメイン」に登録しておくと、VPN接続中でもスムーズにアクセスできます。
キルスイッチ機能でIPアドレスの漏洩を防ぐ
万が一VPNの接続が切断された際に、インターネット通信自体を遮断してくれるのが「キルスイッチ」機能です。これにより、意図せず自分の本当のIPアドレスが外部に漏れてしまうのを防ぎます。セキュリティを最優先するなら、必ずオンにしておきたい機能です。
設定は「VPN」→「OpenVPNクライアント」のページ上部にある「インターネットキルスイッチを有効にする」のトグルスイッチをオンにするだけで完了です。
おすすめのGL.iNetモデル
GL.iNetには様々なモデルがありますが、2026年現在、特におすすめなのが以下の2機種です。
- Beryl AX (GL-MT3000): Wi-Fi 6に対応し、コンパクトながら非常に高速な通信が可能です。USB-C給電で持ち運びにも最適。旅行や出張が多い方に一押しのモデルです。
- Slate AX (GL-A1300): 手頃な価格でありながら、Wi-Fi 6に対応し、十分なパフォーマンスを持っています。初めてVPNルーターを試す方や、自宅での利用がメインの方におすすめです。
まとめ:GL.iNetとNordVPNで、どこでも安全なインターネットを
この記事では、持ち運び可能なVPNルーターGL.iNet製品に、NordVPNを設定する方法を詳しく解説しました。
手順をまとめると以下の通りです。
- GL.iNetルーターを初期設定する
- NordVPNからOVPN設定ファイルとサービス認証情報を取得する
- GL.iNetの管理画面でOVPNファイルをアップロードし、認証情報を入力する
この3ステップだけで、あなたのネットワーク環境は劇的に安全で、自由なものに変わります。一度設定すれば、あとはルーターをインターネットに繋ぐだけで、接続したデバイス全てが自動的に保護される手軽さは、何物にも代えがたいメリットです。
まだNordVPNを契約していない方は、その多機能さや料金プランについて詳しく解説した以下の完全ガイドをぜひ参考にしてください。あなたに最適なプランがきっと見つかります。
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