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Gemini アプリで Google Workspace 連携が正式版に ─ メール・予定・タスクを “AI ハブ” で一元操作

2025 年 5 月 13 日(米国時間)、Google は Gemini アプリで利用できる「Google Workspace アプリ」(旧称:エクステンション)を正式提供 と発表しました。これまではプレビュー扱いだった Gmail・カレンダー・ドライブ・ドキュメント・タスク・Keep との統合機能が General Availability へ昇格。管理者が Admin コンソールで許可を有効にすると、モバイル/Web 版 Gemini から各サービスを “横断的に呼び出す” 新しい業務体験が始まります。

1. 何ができるのか ― 主要ユースケース 3 例

  • メール要約&即返信: 「最新の請求書メールを要約して返信下書きを作成」と指示すると、Gemini が本文を要約し、敬語テンプレートで返答案を生成。モバイルでも 30 秒で送信準備が完了します。
  • カレンダー調整: チャット欄に「来週火曜 14‑16 時で営業チーム全員空いている枠を探して招待送付」と入力するだけで、Gemini が空き時間を検索し、Google カレンダー招待を一括送信。
  • 資料要約 + タスク生成: Drive 内の提案書を指定すると AI が要点を抜き出し、「次のアクション」をタスク形式で Google Tasks に自動登録。

2. 日本企業・教育機関にとっての利点

  1. 作業時間を月 10 時間以上削減: 社内検証(営業 15 名)では、メール整理とタスク登録に費やす時間が平均 26 % 短縮。
  2. モバイル前提の働き方改革: 外回り営業や教員がスマホから AI と対話し、その場で資料作成や予定変更を完結。
  3. 情報ロスの防止: Gemini チャット履歴が 18 か月保存され、生成した要約は Google ドキュメントに自動貼り付け可能。議事録洩れを防ぎます。

3. 導入ステップ

  1. Admin コンソール → Apps ▸ Gemini settings ▸ Extensions“Allow” を選択。
  2. パイロット部門(5‑10 名)に展開し、メール要約/予定生成の効果を計測。
  3. 情報セキュリティ部と連携し、機密データ入力ルールを整理して全社展開。

海外拠点との英語メール/会議調整にも即応できるため、2025 年度下期の DX 推進計画に盛り込む価値は大きいでしょう。