本記事はGoogle Workspace Updatesブログ( https://workspaceupdates.googleblog.com/ )の記事を元に、日本のGoogle WorkspaceユーザーおよびGoogle Workspaceに興味がある方々に向けて、2026年2月4日に公開された情報を分かりやすく解説したものです。
「相手が英語で話しているけれど、日本語で聞こえたらいいのに…」
グローバルな会議でのそんな夢物語が、ついに現実のものとなりました。
先日、管理者向けの設定公開をお伝えしたGoogle Meetの「音声翻訳(Speech Translation)」機能ですが、2026年1月27日よりアルファ版の制限が解除され、対象プランのGoogle Workspaceユーザーに向けて正式に一般提供(Generally Available)が開始されました。
字幕が出るだけでなく、相手の声が翻訳された音声として聞こえてくる。
しかも、AIが話者の声のトーンやリズムを真似て話すため、まるで本人がその言語を話しているかのような自然な会話が成立します。
今回は、この革新的な機能の詳細と、利用における注意点について解説します。
何が変わるのか?「読む」から「聞く」翻訳へ
これまでの「翻訳字幕」は、画面下に出る文字を読む必要があり、相手の表情や資料から目を離さざるを得ない場面がありました。
「音声翻訳」は、これを根本から変えます。
吹き替え(Dubbing): 発言者の声に重ねる形で、翻訳音声が再生されます。
感情の伝達: AIが話者の声質や抑揚を模倣するため、「誰が話しているか」が分かりやすく、感情のニュアンスも伝わります。
対応言語と制限事項
現時点では、以下の言語ペアでの双方向翻訳に対応しています。
英語 ⇔ スペイン語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、イタリア語
※残念ながら、今回のリリース時点では「日本語」は含まれていません。しかし、今後のアップデートで対応言語は拡大される見込みですので、日本企業での活用にも期待が高まります。
その他の制限:
1会議につき1ペアのみ: 「英語⇔スペイン語」を設定したら、その会議ではそのペアのみが有効です。複数の言語が飛び交う会議にはまだ対応していません。
会議室端末: 会議室にいる人は翻訳音声を聞くことはできますが、自分たちの発言を翻訳させることはできません。
展開スケジュールと対象プラン
展開スケジュール:
即時リリース(Rapid Release)ドメイン: 2026年1月27日より順次展開中。
計画的リリース(Scheduled Release)ドメイン: 2026年2月18日より展開開始。
対象プラン:
Business Standard, Plus
Enterprise Standard, Plus
Frontline Plus
Google AI Pro / Ultra などのアドオン契約
プロモーション:
対象のWorkspace顧客は、少なくとも60日間は高い使用制限(クォータ)でこの機能を試せるプロモーション期間が適用されます。
まとめ:未来の会議を先取りしよう
まずは欧州言語からのスタートですが、音声翻訳技術の実用化は、ビジネスコミュニケーションにおける革命です。
対応言語を使う海外拠点との会議がある場合は、ぜひこの「未来の体験」を試してみてください。
日本語対応の日を心待ちにしましょう!
