本記事はGoogle Workspace Updatesブログ( https://workspaceupdates.googleblog.com/ )の記事を元に、日本のGoogle WorkspaceユーザーおよびGoogle Workspaceに興味がある方々に向けて、2026年2月11日に公開された情報を分かりやすく解説したものです。
新しいオフィスへの移転や、大規模な会議室の増設。
Google Meetハードウェアを大量に導入する際、設置作業を外部業者に委託することはよくあります。
しかし、設置が完了するまでの間、誰でも勝手にビデオ会議を始められる状態になっているのはセキュリティ的に不安ではありませんか?
「設置はしてほしいけど、本稼働までは勝手に使われたくない」
そんな管理者のニーズに応える、新しい制御機能が追加されました。
2026年2月11日より、Google Meetハードウェアの**「ビデオ通話機能(Video calling)」そのものをオン/オフできる設定**が導入されます。
これにより、デバイスごとの利用制御や、より安全な導入プロセスを実現できます。
今回は、この新機能の使い方と、導入時の活用シナリオについて解説します。
何が変わるのか?デバイスごとに「通話禁止」が可能に
今回のアップデートにより、管理コンソールのデバイス設定画面に、「ビデオ通話(Video calling)」という新しいスイッチが追加されます。
機能のポイント:
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個別オフ: 管理者は、特定のデバイスに対していつでもビデオ通話機能を無効化できます。
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画面表示: 通話機能がオフになっている端末の画面には、デバイスのシリアル番号や名前、短いURLなどが表示され、会議への参加はできません。
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カレンダー設定の分離: これまでビデオ通話とセットだったカレンダー設定が独立し、個別に管理できるようになりました。
導入時の活用シナリオ:2段階プロセスで安全に
特に大規模な導入や、サードパーティ業者が設置を行う場合に有効なのが、**「新規デバイスのデフォルト設定」**です。
管理者は、新しく登録(エンロール)されるデバイスのビデオ通話機能を、最初から「オフ」にするか「オン」にするかを選べるようになります。
推奨される安全な導入フロー:
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設置(第1段階):
設置業者は「ハードウェアの登録権限」のみを持ち、ビデオ通話機能が「オフ」の状態でデバイスを登録・設置します。この時点では、物理的に設置されても通話はできません。 -
有効化(第2段階):
後日、正規の管理者が「デバイス管理権限」を使って、設置完了を確認した上でビデオ通話機能を「オン」にします。
これにより、セキュリティが確保されていない環境での不正利用を防ぎつつ、スムーズな導入作業を進めることができます。
展開スケジュールと対象ユーザー
展開スケジュール:
2026年2月11日より、即時リリースおよび計画的リリースドメインの両方で段階的に展開が始まっています(最大15日程度)。
対象ユーザー:
Google Meetハードウェアを利用しているすべてのGoogle Workspace顧客。
まとめ:ハードウェア管理をもっと柔軟に
「物理的なデバイス」の管理は、ソフトウェア以上に気を使うものです。
今回の機能追加により、管理者は遠隔からデバイスの「利用開始」をコントロールできるようになり、よりセキュアな運用が可能になります。
新規導入の予定がある管理者の皆様は、ぜひこの設定を活用してみてください。