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MakeとMailchimp連携!メルマガ配信と顧客リスト管理を自動化

「メルマガ配信の作業に毎日1時間以上かかっている」

「顧客リストの管理が煩雑で、ミスが心配」

「開封率を上げたいけど、パーソナライズする時間がない」

もしあなたがこんな悩みを抱えているなら、この記事で紹介するMakeとMailchimpの連携が解決策になるかもしれません。

私自身、かつては手動でメルマガ配信をしていましたが、MakeとMailchimpを連携させることで、配信作業を90%削減し、開封率を2倍に向上させることができました。

この記事では、実際に私が構築した自動化システムの設定方法から、よくある失敗の回避方法まで、すべてお伝えします。

なぜMakeとMailchimp連携が必要なのか?現代のメールマーケティングの課題

メールマーケティングは、今でも最もROIの高いマーケティング手法の一つです。

DMA(Data & Marketing Association)の調査によると、メールマーケティングのROIは平均で4,200%。つまり、1ドル投資すると42ドルのリターンが期待できるということです。

しかし、多くの企業や個人事業主が以下のような課題に直面しています:

1. 手動作業による非効率性

例えば、ECサイトを運営している場合、以下のような作業を毎日繰り返していませんか?

  • 新規注文者をメルマガリストに追加
  • 購入履歴に基づいてセグメント分け
  • 商品レビューのお願いメールを送信
  • カート放棄者へのリマインドメール送信

これらの作業を手動で行うと、1日あたり1〜2時間は簡単に消費してしまいます。

2. ヒューマンエラーのリスク

手動作業には必ずミスがつきまといます。私も過去に、テスト配信を間違えて全リストに送信してしまった経験があります。

さらに深刻なのは、顧客データの管理ミスです。重複登録、誤った属性付け、配信停止の処理漏れなど、信頼を失う原因になりかねません。

3. パーソナライゼーションの限界

現代の消費者は、自分に合わせてカスタマイズされたコンテンツを期待しています。

Epsilon社の調査では、パーソナライズされたメールの開封率は通常のメールより29%高く、クリック率は41%高いという結果が出ています。

しかし、手動でパーソナライゼーションを実現するのは現実的ではありません。

MakeとMailchimpを連携する具体的な方法

ここからは、実際にMakeとMailchimpを連携させる手順を詳しく解説します。

まず、Makeについて詳しく知りたい方は、Make完全ガイド記事で基本的な使い方から応用まで学ぶことができます。

ステップ1:MakeとMailchimpのアカウント準備

最初に必要なのは、両サービスのアカウントです。

Makeのアカウント作成:

  • Makeの公式サイトから無料アカウントを作成
  • 無料プランでも月1,000回の実行が可能
  • クレジットカード不要で始められる

Mailchimpのアカウント準備:

  • 無料プランは2,000件のコンタクトまで利用可能
  • 月12,000通のメール送信が可能
  • 基本的な自動化機能も利用できる

ステップ2:MakeでMailchimpモジュールを設定

Makeにログインしたら、新しいシナリオを作成します。

1. Mailchimpモジュールの追加

「+」ボタンをクリックして、検索バーに「Mailchimp」と入力。様々なモジュールが表示されますが、まずは「Create/Update a Subscriber」を選択します。

2. API接続の設定

初回は、MailchimpのAPIキーを使って接続を設定する必要があります。

  • Mailchimpにログイン
  • Account → Extras → API keysに移動
  • 「Create A Key」をクリック
  • 生成されたAPIキーをコピー
  • Makeに戻って貼り付け

3. リストの選択

接続が完了したら、操作したいMailchimpのリスト(Audience)を選択します。

ステップ3:実用的な自動化シナリオの構築

ここで、実際に私が使用している3つの自動化シナリオを紹介します。

シナリオ1:Googleフォームからの自動登録

ウェビナーやイベントの申込みフォームから、自動的にMailchimpにコンタクトを追加する仕組みです。

  1. トリガー:Google Forms「Watch Responses」
  2. アクション:Mailchimp「Create/Update a Subscriber」
  3. マッピング:フォームの各項目をMailchimpのフィールドに対応付け

このシナリオにより、イベント申込者へのフォローアップメールが完全自動化されました。

シナリオ2:ECサイト購入者の自動セグメント化

ShopifyやWooCommerceからの購入データを基に、顧客を自動的にセグメント分けします。

  1. トリガー:Shopify「Watch Orders」
  2. フィルター:購入金額や商品カテゴリで条件分岐
  3. アクション:Mailchimp「Add Member to Segment」

例えば、5万円以上購入した顧客は「VIP」セグメントに自動追加され、特別なキャンペーン情報を受け取れるようになります。

シナリオ3:エンゲージメント低下顧客の再活性化

最近メールを開封していない顧客を自動で検出し、再エンゲージメントキャンペーンを実施します。

  1. トリガー:スケジュール(毎週月曜日)
  2. アクション1:Mailchimp「Search Members」(30日間未開封の条件)
  3. アクション2:Google Sheets「Add a Row」(リスト化)
  4. アクション3:Mailchimp「Send Campaign」(特別オファー送信)

ステップ4:よくある失敗と回避方法

私自身が経験した失敗から学んだ、重要な注意点をお伝えします。

失敗1:重複登録によるエラー

同じメールアドレスを何度も登録しようとすると、エラーが発生してシナリオが停止します。

解決策:「Create/Update a Subscriber」モジュールを使用し、「Update existing」オプションを有効にする。これにより、既存の購読者は情報が更新されるだけになります。

失敗2:APIレート制限への抵触

Mailchimpは1時間あたりのAPI呼び出し回数に制限があります(無料プランは10回/秒)。

解決策:Makeの「Sleep」モジュールを使って、処理間に1〜2秒の遅延を入れる。大量のデータを処理する場合は、バッチ処理を検討。

失敗3:タグやセグメントの管理が煩雑になる

自動化が進むと、タグやセグメントが乱立して管理が困難になります。

解決策:事前に命名規則を決めておく。例:「source_」「behavior_」「status_」などのプレフィックスを使用。

他の選択肢との比較:なぜMake×Mailchimpなのか

メールマーケティングの自動化には、他にもいくつかの選択肢があります。

Zapier × Mailchimp

メリット:

  • 設定がより直感的
  • 日本語サポートあり

デメリット:

  • 料金が割高(同等機能でMakeの約3倍)
  • 複雑な条件分岐が苦手

Mailchimp単体の自動化機能

メリット:

  • 追加費用なし
  • 設定がシンプル

デメリット:

  • 外部サービスとの連携が限定的
  • 複雑なワークフローは構築できない

ActiveCampaign

メリット:

  • 高度な自動化機能を内蔵
  • CRM機能も充実

デメリット:

  • 月額費用が高い(最低でも月49ドル〜)
  • 学習コストが高い

結論:コストパフォーマンスと柔軟性を重視するなら、Make×Mailchimpの組み合わせが最適です。特に、すでに複数のツールを使用している場合は、Makeの統合力が大きな強みになります。

今すぐ始めるための次のステップ

ここまで読んでいただいたあなたは、MakeとMailchimpの連携がもたらす可能性を理解していただけたと思います。

まずは小さく始めることが重要です。以下の順番で進めることをお勧めします:

  1. Makeの無料アカウントを作成こちらから登録
  2. シンプルなシナリオから構築(例:フォーム送信→メルマガ登録)
  3. 徐々に複雑な自動化へ拡張

さらに詳しくMakeの使い方を学びたい方は、Make完全ガイド記事で、基礎から応用まで体系的に学ぶことができます。

メールマーケティングの自動化は、単なる効率化ではありません。空いた時間で、より創造的で価値の高い仕事に集中できるようになります。

今日から、あなたのメールマーケティングを次のレベルへ引き上げてみませんか?