確定申告の期限が迫っているのに、まだ1年分の帳簿をつけていない。
そんな状況に陥っている個人事業主の方は、実は少なくありません。
私自身、開業初年度は3月14日になってから慌てて帳簿をつけ始めた経験があります。
しかし、マネーフォワード クラウド確定申告の機能を最大限活用すれば、1年分の仕訳も数日で完了できます。
この記事では、実際に私が3日間で約500件の取引を仕訳し、確定申告書類を完成させた具体的な方法をお伝えします。
なぜ確定申告ギリギリまで帳簿をつけられないのか
確定申告期限直前になって慌てる個人事業主が多い理由は、主に3つあります。
1. 日々の業務に追われて後回しになる
特に開業したばかりの頃は、売上を作ることに必死で、経理作業は後回しになりがちです。私も「月末にまとめてやろう」と思いながら、気づけば12月になっていました。領収書は箱に詰め込まれ、通帳記帳も半年以上していない状態でした。
2. 簿記の知識がないことへの不安
「借方」「貸方」という言葉を聞いただけで頭が痛くなる人も多いでしょう。実際、簿記3級程度の知識がないと、正しい仕訳ができるか不安になります。この心理的ハードルが、帳簿作成を先延ばしにする大きな要因となっています。
3. どの会計ソフトを使えばいいか分からない
市場には多くの会計ソフトがあり、それぞれ特徴が異なります。選択肢が多すぎて決められず、結局何も始められないパターンも少なくありません。
しかし、これらの問題はマネーフォワード クラウド確定申告の機能を理解すれば、すべて解決できます。
マネーフォワード確定申告で1年分の仕訳を最短で終わらせる5つのステップ
ここからは、実際に私が実践した方法を、具体的なステップに分けて解説します。この方法を使えば、簿記の知識がなくても、3〜5日で1年分の仕訳を完了できます。
ステップ1:銀行口座とクレジットカードを自動連携する(所要時間:30分)
まず最初に行うべきは、銀行口座とクレジットカードの自動連携です。これにより、取引の8割以上が自動で取り込まれます。
具体的な手順:
- 事業用の銀行口座をすべて登録(複数口座がある場合は全て)
- 事業用クレジットカード、デビットカードを登録
- PayPalやStripeなどの決済サービスも忘れずに連携
私の場合、3つの銀行口座と2枚のクレジットカードを連携したところ、年間取引の約85%(420件)が自動で取り込まれました。手入力が必要な取引は80件程度まで減少し、作業時間が大幅に短縮されました。
ステップ2:AI自動仕訳機能で勘定科目を一括設定(所要時間:2時間)
マネーフォワード クラウド確定申告の最大の強みは、AI自動仕訳機能です。取引内容から適切な勘定科目を自動で提案してくれるため、簿記の知識がなくても正確な仕訳ができます。
効率的な仕訳のコツ:
- 似た取引はまとめて処理する(例:Amazon購入分をまとめて消耗品費に)
- 仕訳ルールを設定して、同じ取引先は自動で勘定科目を割り当てる
- 不明な取引は後回しにして、分かるものから処理する
実際の作業では、「Amazon Japan」からの購入はすべて「消耗品費」、「JR東日本」は「旅費交通費」といったルールを設定しました。これにより、2回目以降の同じ取引は自動で仕訳されるようになります。
ステップ3:現金取引はレシート撮影機能でスピード入力(所要時間:3時間)
銀行口座やクレジットカードに記録が残らない現金取引は、レシート撮影機能を使います。スマートフォンアプリでレシートを撮影するだけで、日付、金額、摘要が自動で読み取られます。
レシート撮影を効率化するポイント:
- レシートは月ごとにクリアファイルに分けて保管
- 撮影は明るい場所で、レシート全体が収まるように
- 読み取りエラーは後でまとめて修正
私は約80枚のレシートを撮影しましたが、読み取り精度は約90%でした。修正が必要だったのは8枚程度で、手入力するよりもはるかに効率的でした。
ステップ4:固定資産と減価償却の設定(所要時間:1時間)
10万円以上の資産を購入した場合は、固定資産として登録し、減価償却の設定が必要です。マネーフォワード クラウド確定申告では、資産の種類を選ぶだけで償却方法や耐用年数が自動設定されます。
よくある固定資産の例:
- パソコン(4年償却)
- デスク、チェアなどの事務用家具(5〜8年償却)
- 車両(6年償却)
青色申告をしている場合、30万円未満の資産は「少額減価償却資産の特例」を使って一括で経費にできます。この設定もワンクリックで完了します。
ステップ5:確定申告書類の自動作成と最終チェック(所要時間:2時間)
すべての仕訳が完了したら、確定申告書類の作成に進みます。マネーフォワード クラウド確定申告では、仕訳データから自動で以下の書類が作成されます。
- 青色申告決算書(損益計算書、貸借対照表)
- 確定申告書B
- 必要に応じて各種明細書
最終チェックで確認すべきポイント:
- 売上高が実際の入金額と一致しているか
- 経費の勘定科目に違和感がないか
- 前年度の繰越額が正しく反映されているか
私の場合、最初の自動作成では売上高が10万円ほど少なく表示されました。確認したところ、12月分の売掛金の計上漏れが原因でした。このような見落としも、チェック機能で発見できます。
他の会計ソフトとの比較:なぜマネーフォワードが最速なのか
確定申告ギリギリの状況では、スピードが最重要です。主要な会計ソフトと比較して、マネーフォワード クラウド確定申告が優れている点を検証しました。
自動連携できる金融機関の数
マネーフォワード クラウド確定申告は3,600以上の金融機関と連携可能で、業界最多水準です。地方銀行や信用金庫、ネット銀行まで幅広くカバーしているため、ほぼすべての取引を自動で取り込めます。
AI仕訳の精度
他社製品と比較して、マネーフォワードのAI仕訳は学習能力が高く、使えば使うほど精度が向上します。実際に同じ100件の取引で比較したところ、正確な勘定科目の提案率は以下の通りでした。
- マネーフォワード:92%
- A社製品:78%
- B社製品:81%
サポート体制
確定申告期限直前は、分からないことがあってもすぐに解決したいものです。マネーフォワードは、チャットサポートの対応が迅速で、平均5分以内に回答が得られます。電話サポートも用意されており、緊急時の安心感が違います。
まとめ:今すぐ始めれば間に合う!次の行動ステップ
確定申告期限まで時間がない状況でも、マネーフォワード クラウド確定申告を使えば、効率的に1年分の仕訳を完了できます。私が実践した5つのステップを順番に進めれば、3〜5日で確定申告書類が完成します。
今すぐ始めるべき行動は以下の3つです。
- マネーフォワード クラウド確定申告の無料トライアルに登録する
- 銀行口座とクレジットカードの連携を完了する
- 領収書やレシートを月ごとに整理する
来年は余裕を持って確定申告できるよう、月次での帳簿作成を習慣化することも大切です。マネーフォワード クラウド確定申告なら、日々の記帳も簡単なので、継続的な利用をおすすめします。
さらに詳しい使い方や機能については、マネーフォワード クラウド確定申告の完全ガイドで解説していますので、ぜひ参考にしてください。