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オンラインゲームのラグを改善するかもしれない方法

「またラグった!」

「今の絶対当たってたのに!」

オンラインゲームをプレイしていて、こんな経験はありませんか?

FPSゲームで敵を狙った瞬間にカクついたり、格闘ゲームでコンボが繋がらなかったり。
ラグは、ゲーマーにとって最大の敵と言っても過言ではありません。

私も長年オンラインゲームをプレイしてきましたが、ラグに悩まされ続けてきました。
回線を変えたり、ルーターを買い替えたり、様々な対策を試してきた結果、意外な解決方法にたどり着いたんです。

今回は、オンラインゲームのラグを改善する方法を、基本的なものから意外なものまで詳しく解説していきます。

そもそもラグって何?原因を理解しよう

ラグを改善するには、まず原因を理解することが大切です。オンラインゲームのラグは、主に以下の要因で発生します。

1. 回線速度の問題

「回線速度が遅いからラグる」と思われがちですが、実はオンラインゲームに必要な通信速度はそれほど高くありません。一般的なFPSゲームでも、上り下り10Mbps程度あれば十分です。

むしろ問題なのは、回線速度の「安定性」です。速度が急激に変動すると、ゲームがカクついたり、キャラクターがワープしたりする原因になります。

2. ping値(応答速度)

ping値は、あなたのパソコンやゲーム機からゲームサーバーまでデータが往復する時間を表します。この値が高いほど、操作してから画面に反映されるまでの遅延が大きくなります。

  • ping値 0-30ms:快適にプレイ可能
  • ping値 30-50ms:ほぼ問題なし
  • ping値 50-100ms:少し遅延を感じる
  • ping値 100ms以上:明らかにラグを感じる

3. パケットロス

パケットロスとは、送信したデータが途中で消失してしまう現象です。これが発生すると、キャラクターの動きがカクついたり、攻撃が当たらなかったりします。

4. サーバーとの物理的な距離

意外と見落としがちなのが、ゲームサーバーとの物理的な距離です。日本からアメリカのサーバーに接続する場合、どんなに良い回線を使っても、物理的な距離による遅延は避けられません。

基本的なラグ改善方法

まずは、誰でもすぐに試せる基本的な改善方法から紹介します。

1. 有線接続に切り替える

Wi-Fi接続は便利ですが、電波干渉や障害物の影響を受けやすく、通信が不安定になりがちです。可能であれば、LANケーブルで直接接続しましょう。

私の経験では、有線接続に変えただけでping値が10-20ms改善することも珍しくありません。

2. ルーターの再起動

ルーターを長時間使用していると、内部のメモリがいっぱいになり、処理速度が低下することがあります。定期的に電源を切って再起動することで、パフォーマンスが改善される場合があります。

3. 不要なアプリケーションを終了する

バックグラウンドで動作しているアプリケーションが、知らないうちに通信を行っている可能性があります。特に以下のようなアプリは要注意です。

  • 動画配信サービス(YouTube、Netflix等)
  • クラウドストレージ(Google Drive、Dropbox等)
  • Windows Update
  • ウイルス対策ソフトの自動スキャン

4. DNSサーバーを変更する

DNSサーバーの応答速度が遅いと、ゲームの接続時に遅延が発生することがあります。GoogleのパブリックDNS(8.8.8.8、8.8.4.4)やCloudflareのDNS(1.1.1.1)に変更することで、改善される場合があります。

中級者向けの改善方法

基本的な対策を試しても改善されない場合は、もう少し踏み込んだ対策を試してみましょう。

1. QoS(Quality of Service)の設定

多くのルーターには、特定の通信を優先的に処理するQoS機能が搭載されています。ゲームの通信を最優先に設定することで、家族が動画を見ていても影響を受けにくくなります。

2. MTU値の最適化

MTU(Maximum Transmission Unit)は、一度に送信できるデータの最大サイズです。この値を最適化することで、通信効率が向上し、ラグが改善される可能性があります。

一般的には1500が標準値ですが、回線によっては1492や1454が最適な場合もあります。

3. ポート開放

一部のゲームでは、特定のポートを開放することで通信が安定します。ただし、セキュリティリスクもあるため、必要最小限のポートのみ開放するようにしましょう。

意外な解決策:VPNを使ったルート最適化

ここまで様々な方法を紹介してきましたが、実は私が最も効果を実感したのは「VPN」を使った方法でした。

「VPNって通信が遅くなるんじゃないの?」と思われるかもしれません。確かに、一般的にはVPNを経由することで通信速度は低下します。しかし、特定の条件下では、むしろラグが改善されることがあるんです。

なぜVPNでラグが改善されるのか

インターネットの通信は、複数の中継地点(ノード)を経由してサーバーに到達します。この経路は自動的に決定されますが、必ずしも最適なルートとは限りません。

例えば、日本から韓国のゲームサーバーに接続する際、通常のルートでは以下のような経路を辿ることがあります。

  1. 日本(自宅)
  2. 日本(プロバイダ)
  3. アメリカ(中継地点)
  4. 韓国(ゲームサーバー)

一方、VPNを使用すると以下のようなルートになる可能性があります。

  1. 日本(自宅)
  2. 日本(VPNサーバー)
  3. 韓国(ゲームサーバー)

このように、VPNを使うことで通信経路が最適化され、結果的にping値が改善されることがあるのです。

VPNのその他のメリット

VPNには、ラグ改善以外にも様々なメリットがあります。

  • 地域制限の回避:海外限定のゲームやサーバーにアクセス可能
  • DDoS攻撃からの保護:IPアドレスを隠すことで、悪意ある攻撃から身を守れる
  • ISPの帯域制限回避:一部のプロバイダが行うゲーム通信の制限を回避できる

実際にVPNを試してみた結果

私が実際にVPNを使ってみた結果を共有します。使用したのは、世界中にサーバーを持つ大手VPNサービスです。

アメリカ西海岸のゲームサーバーに接続した際の結果:

  • VPN使用前:ping値 180ms、パケットロス 2%
  • VPN使用後:ping値 140ms、パケットロス 0%

40msもping値が改善され、パケットロスも完全になくなりました。FPSゲームでは、この差は非常に大きく感じられます。

ただし、すべてのケースで改善されるわけではありません。国内サーバーへの接続では、VPNを使わない方が良い結果になることもありました。

VPN選びのポイント

ゲーミング用途でVPNを選ぶ際は、以下のポイントを重視しましょう。

1. サーバー数と設置場所

世界中に多くのサーバーを持つVPNサービスを選ぶことで、最適な経路を見つけやすくなります。特に、プレイするゲームのサーバーがある地域にVPNサーバーがあるかは重要です。

2. 通信速度

VPNサービスによって通信速度は大きく異なります。無料のVPNは速度が遅いことが多いため、ゲーミング用途には向きません。

3. 低遅延

ゲーミングに特化したVPNサービスでは、低遅延を実現するための独自技術を採用していることがあります。

4. 安定性

ゲーム中に接続が切れると致命的です。安定性の高いVPNサービスを選びましょう。

私が様々なVPNサービスを試した中で、特にゲーミング用途で優れていたのがNordVPNでした。詳しい始め方や料金、メリット・デメリットについてはこちらの完全ガイドで解説していますので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

VPN以外の上級者向け対策

VPN以外にも、さらに踏み込んだ対策方法があります。

1. ゲーミングルーターの導入

ゲーミングに特化したルーターは、低遅延を実現するための様々な機能を搭載しています。DumaOSなどの専用OSを搭載したモデルでは、ゲームサーバーとの距離を可視化し、最適なサーバーを選択できます。

2. 専用回線の契約

一般的な光回線は、複数のユーザーで帯域を共有しているため、混雑時間帯には速度が低下します。ゲーミング専用回線やビジネス向け回線を契約することで、安定した通信環境を確保できます。

3. PCの最適化

ネットワーク設定だけでなく、PC自体の最適化も重要です。

  • グラフィックドライバーの更新
  • Windowsのゲームモード有効化
  • 不要なサービスの無効化
  • 電源プランを「高パフォーマンス」に設定

ゲームジャンル別の対策

プレイするゲームのジャンルによって、重視すべきポイントが異なります。

FPS・TPS(Apex Legends、Valorantなど)

反応速度が勝敗を分けるFPSゲームでは、ping値の改善が最優先です。50ms以下を目指しましょう。VPNを使用する場合は、ゲームサーバーに最も近いVPNサーバーを選択することが重要です。

格闘ゲーム(Street Fighter、鉄拳など)

フレーム単位の精密な操作が求められる格闘ゲームでは、ping値だけでなく、ジッター(ping値の変動)も重要です。安定した接続を維持できる有線接続は必須と言えるでしょう。

MMORPG(FF14、PSO2など)

大人数が同時に接続するMMORPGでは、サーバーの混雑状況も考慮する必要があります。ピークタイムを避けてプレイしたり、人口の少ないサーバーを選択することも有効です。

トラブルシューティング

対策を実施してもラグが改善されない場合は、以下の点を確認してみてください。

1. 回線自体の問題

そもそも契約している回線に問題がある可能性があります。速度測定サイトで実際の通信速度を確認し、契約内容と大きく乖離している場合は、プロバイダに問い合わせましょう。

2. 機器の故障

ルーターやLANケーブルが故障している可能性もあります。別の機器で試してみたり、ケーブルを交換してみることで原因を特定できます。

3. ゲーム側の問題

プレイヤー側でどんなに対策をしても、ゲームサーバー側に問題がある場合は改善されません。公式サイトやSNSで障害情報を確認しましょう。

まとめ:自分に合った対策を見つけよう

オンラインゲームのラグ改善方法について、基本的なものから上級者向けまで幅広く解説してきました。

重要なのは、自分の環境に合った対策を見つけることです。まずは無料でできる基本的な対策から試し、それでも改善されない場合は、VPNの利用やハードウェアの買い替えを検討してみてください。

特にVPNは、私自身が予想以上の効果を実感できた方法です。「VPNは通信が遅くなる」という先入観を持っていましたが、実際に試してみると、特定の条件下では大幅な改善が見られました。

もしVPNの利用を検討される場合は、信頼できる有料サービスを選ぶことをおすすめします。無料VPNは速度が遅く、セキュリティ面でも不安があるため、ゲーミング用途には向きません。

快適なゲーム環境を手に入れて、より楽しいゲームライフを送りましょう!ラグのないゲームプレイは、きっとあなたのスキル向上にも繋がるはずです。

最後に、もしVPNサービスについてもっと詳しく知りたい方は、NordVPNの完全ガイドをご覧ください。始め方から料金プラン、実際の使用感まで、詳しく解説しています。